熱海土石流 市議会 盛り土の経緯など市側を追及

2021/09/15

9月15日、熱海市議会の9月定例会が開かれ、伊豆山地区で発生した土石流をめぐり盛り土の経緯に関する市への質問が相次ぎました。議会中、涙ぐむ議員の姿も見られました。

 議会の冒頭、喪服を着た市の職員と市議が土石流の犠牲者に黙とうを捧げました。質疑では議員から被害を甚大化したとされる盛り土の危険性について熱海市の認識を問う質問が相次ぎました。
 <熱海市議会 稲村千尋議員>「市が防災措置を指導した日にちとその内容を説明してください」
 <斉藤栄熱海市長>「いかんせん10年以上前の資料であり、資料の探索自体に難渋し、その整理ができる状況に至ってない」
 <熱海市議会 稲村千尋議員>「この盛り土工事が法令違反と認識したのはいつか、どのような指導をされたのか」
 <斉藤栄熱海市長>「法令違反の件につきましては今後の検証によって明らかにしていきたい」
 熱海市は資料を精査中であることや、最優先は被害者支援であることを理由に、行政側の認識や責任について明言は避けました。同様の回答は、午後6時まで約10回を数えます。さらに、議論はいわゆる「第二の盛り土」にも及びました。崩壊した盛り土の南隣の谷筋にある土砂投棄現場で、地元住民が不安を抱いている場所です。
 <熱海市議会 米山秀夫議員>「どのような対応を現所有者に求めていくのか」
 <熱海市 宿崎康彦観光建設部長>「新たに搬入された土砂については、森林法など関係法令に照らして県と相談して対処していく。通報があった6月時点まで土砂の搬入が行われていたと考えている」
 質疑の中では地元の被害に思わず涙ぐむ市議も。
 <熱海市議会 稲村千尋議員>「熱海市も痛い目にあっている。あんな悪いことした人を行政処分しない。『被害者の会』は被害者の会、熱海市は厳しい対応をしていただきたいと思います」
 <稲村千尋議員>「熱海市自らが立ち向かおうとしていない答弁だったので落胆した。市が動かなければダメなんですよ」
 議会でもなかなか明らかにならない盛り土の真相。熱海市は10月中旬をめどに確認できた情報を公表していきたいとしています。

9月15日 SBSテレビ「ORANGE」放送
#オレンジ6

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