盛り土の不動産会社 熱海で農道崩落 宅地開発めぐりトラブル

2021/07/15

今回の土石流で崩落した盛り土。この盛り土をした神奈川県の不動産会社が熱海市内で進めようとした宅地開発をめぐり、道が崩れるなどのトラブルが起きていたことが分かりました。

 <農家>「とにかく早く、車だけでも通れるようにしてもらいたい」
 <熱海市議会 稲村千尋市議>「今回はこちらの農道が不動産会社が持っていた。右側の土地の方にだいぶ崩れてしまった」
 崩れて通れなくなってしまった熱海市上多賀にある農道です。崩落したのは7月3日、まさに伊豆山地区で土石流が発生したのと同じ日です。
 <熱海市議会 稲村千尋市議>「不動産会社がこちらも(土地を)持っていたし、この先も持っていて、この先も開発をしまして」
 熱海市の稲村千尋市議によると、伊豆山の土石流の起点となった場所に盛り土をした不動産会社は、かつて、上多賀の山に宅地開発をしていて、崩れた農道の崖下に当たる土地もこの会社の所有でした。
 <熱海市議会 稲村千尋市議>「この先を開発するにあたって重機がだいぶ行って、農道がだいぶ傷んでいる。ひび割れしている。こういう所から豪雨の際は水がしみ込んで、こちらと同じような崩落をする可能性が大変強い」
 宅地開発の工事は2007年に始まり、中断をはさみながら2010年11月ごろまで続けられ、現在、工事は止まったままです。地元の農家も、この工事を問題視していました。
 <農家>「農道なので舗装も薄くできていると思う。ダンプなども走っていたので(道路に)ひびが入っている」
 崩落した農道のほかに道はなく、10軒ほどの農家がその先の農園に車で行けなくなっています。
 <農家>「今の時期はみかんの消毒の時期なので、どうしてもやりたいけど、こういう状態では」「人が行かないので、行く度にイノシシに会う。(イノシシを)罠をかけて捕まえても、その処理が車が入らないとできない」
 <熱海市議会 稲村千尋市議>「開発をした会社は最後まで工事をしていただかないと、地域の皆さんに大変苦労をかける。不便をかける」
 熱海市は近日中に復旧工事を始め7月下旬から8月上旬には工事を完了する予定だということです。

7月15日 SBSテレビ「ORANGE」放送
#オレンジ6

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