静岡県知事選2021  課題検証 「コロナ対策」どう見る

2021/06/10

知事選の主な争点、県政の課題についてシリーズでお伝えします。県民は、様々な立ち場で新型コロナに向き合っていますが、どんなことを県政、そして知事に望んでいるでしょうか。

 <浜松学院大学3年 渥美三四朗さん>「もう大人数で遊ぶことはない。誘おうとすると誰かしらが必ず『コロナだから』というのが頭に入ってしまうので、結局提案するだけでおしまいになってしまう」
 教員を目指して浜松学院大学で学んでいる2人の学生です。仲間で集まろうにも、勉強にまい進しようにも思うようにならないこの1年だったといいます。
 <浜松学院大学3年 菅野寛栄さん>「授業の中でわからないことがあっても対面だとすぐ質問できるけれどオンラインだと声をかけづらく少し不自由でした」
 普段、友達同士で県の行政について話すことはないといいますが、「若者に目を向けた政治」を求めていました。
 <浜松学院大学 渥美三四朗さん>「青春というかけがえのないものを犠牲にしている大学生、高校生。若者がコロナを広めているというような言われ方をしているが、若者も新型コロナが収束してほしいと考えているので、もう少し若者に対する風当たりを優しくしてほしい」
 「学費の減免」を願う切実な声も。
 <浜松学院大学3年 菅野寛栄さん>「一番大きいのは学費。親がコロナで職を失い、どうにもならなくなって大学を辞めてしまう人を2、3人知っている」
 県西部は大型連休以降、感染が急拡大しました。医療機関や重症化しやすい高齢者がいる施設は緊張の度合いを高めていますが、それでも高齢者施設で新たなクラスターが起きました。高齢者医療の専門家は「医療の効率化」を求めすぎる危うさを指摘します。
 <県老人保健施設協会 小出幸夫会長>「このパンデミックが始まる前に、公立病院の統合削減、保健所の削減、PCR検査を行っている衛生研究所の人員・予算の削減が行われてきた。何も起きていない時はいいが、有事の時には裏目に出てしまう」
 県には公的病院・研究機関の充実、ワクチン接種の加速などを求めたいといいます。小出さんはコロナ禍の今、知事には実行力に加え、「3つの資質」が必要と話します。
 <県老人保健施設協会 小出幸夫会長>「困難を突破する情熱やスピード感。(新型コロナの)出口戦略を見える化して県民に示す発信力」
 飲食店などからは経済政策を求める声があります。経済を回しながら行動の自粛も促すという矛盾が生じる今、バランス感覚も必要です。感染対策について候補2人の政策です。川勝さんは、検査体制の強化とワクチンの接種の加速を掲げ、県の大規模接種会場を県内4か所に設置し、接種のチームを派遣する方針です。また、接種を担う医療従事者などへの休業補償を国に求めていくとしています。岩井さんはワクチンの接種を最優先で行うことが最も重要だと話し、国や市・町と連携して進めていくことを強調しています。速やかな接種を実現するため民間のノウハウを活用し、マンパワーなど医療資源の確保を訴えます。

6月10日 SBSテレビ「ORANGE」放送
#オレンジ6

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