【コロナ時代を生きる】短い夏休み…子どもたちに学びの場を

2,040回視聴•2020/08/21

コロナ時代を生きるです。2020年は新型コロナの影響で、学校の夏休みが軒並み短くなりました。さらに、林間学校といった課外授業も変更を余儀なくされる中、こどもたちに学ぶ場所をなんとか提供しようと奮闘する人たちがいます。

「サメを水族館で見てもらいたい。下には歯が落ちている」
 子供たちが興味津々に見守るのは、深海魚の解体ショーです。
「サメ好きだな。今度生きているサメ観にきて」
 沼津市で開かれた「真夏の深海教室2020」。この日は深海魚専門の漁師が講師を務めました。
<長兼丸・長谷川久志さん>「(Q.なぜヨロイザメというんですか?)なぜヨロイザメというかというと、鎧のように硬いから」
<参加した子ども>「解剖もカエルとかはあるけど、サメのは見たこともないので、すごかったです」
<保護者>「(学校の)課外授業もない、普通の授業しかないので、本物を触れるのはいいかなと思います」
 この教室が開かれたのには、訳がありました。
<ブルーコーナー 石垣幸二社長>「コロナ禍で夏休みがすごく短い。子どもたちや親子は海をどうやって楽しむ、そういう学ぶ場所があるかといったら、なかなかないと思ったので、自分たちで開催して深海の本物を届けたいと思ったので開催することにした」
 子どもたちの学校生活は、新型コロナによって振り回されました。長引いた休校の影響で授業時間を取り戻すため、課外授業などは例年に比べてかなり少なくなりました。夏休みも短くなる中、子供たちに普段できない体験をさせてあげたい。県内ではこんな動きもあります。
<するが企画観光局企画開発部 辻芹華主事>「MANAVIVA(マナビバ)というサイトをオープンしました」
 観光地域づくりのかじ取り役を担う組織「するが企画観光局」では、県中部で開かれる体験学習の仲介をするサービス「マナビバ」を展開しています。
<するが企画観光局企画開発部 辻主事>「学校で野外体験などができる機会が減っていると聞いています。マナビバでは、静岡の豊かな自然や個性豊かな達人たちと一緒にできるプログラムがたくさんありますので、是非子どもたちに体験してほしいと思います」
 静岡市葵区の高山で開かれた「高山アドベンチャー」というプログラムです。
「ここの生えているのは何でしたっけ?」 「マツ、ヒノキ」 「これはスギという木でした」
 案内するのは、富士山ガイドの松村岳史さん。普段の夏ならば、富士山が活躍の場でした。
<ユナイテッド 松村岳史さん>「この森はスギやヒノキが生えていたり、人が植えた森です、高山の森は。富士山の樹海は原生林で、そこは人が植えてない森なんです。でもこういう高山の森は人が作ってきた、一緒に関わって暮らしているところです」
 2020年の夏は、富士山が閉山しているため、里山の散策を通して子どもたちに自然の魅力を伝えています。
「あ!いたいた、カモシカだ」 「かわいかった!」 「見えなかった人のために写真を…」
 子どもたちが遭遇したのは、富士山にも生息しているカモシカです。
<参加した子ども>「(Q.見えた?)見えた。かわいかった。顔が見えた。めちゃかわいかった」
 高山の頂上は、標高は約700メートル。日本一高い山とまではいきませんが、豊かな自然や生き物と触れ合い、子どもたちも充実した時間を過ごせたようでした。
<松村岳史さん>「コロナでいろんな機会がなくなっちゃっていると思うんですけど、実は身近な里山とか、家の裏庭とかに小さい自然はあると思う。誰かと一緒に小さい自然を見つけて共感できるというのが子どもたちにとって一番いいのかなと思う」
<参加した子ども>「いっぱい自然のことが知れたことが楽しかったです。(Q.一番印象に残っていることは?)カモシカが通ったこと」
 たとえ休みが短くても、子どもたちにとっては、間違いなく成長の夏になったはずです。
#オレンジ6 8月20日放送

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