静岡県 観光地が地元民の穴場に?帰省のないお盆で異変

13,476回視聴•2020/08/12

<和田啓記者>「静岡市葵区です。猛烈な暑さで、少し外に出ているだけで汗が止まりません。川辺には涼を求めて人が集まっています」
 高気圧に覆われた8月11日の県内。静岡市駿河区と清水区では36.6度を記録し、3日連続の猛暑日となりました。
<川に来ていた子供たち>「めちゃ暑い!」(Q、水はどうですか?)「あったかい」
<母親>「熱いですね、BBQどころじゃない。でも、子どもたちを遊ばせてあげないとかわいそうなので」
<子どもたち>「(腕が)もうパンみたいになっちゃった。焼けちゃった」 
 新型コロナの影響で、多くの海水浴場やプールが閉鎖となる中、静岡市の安倍川の支流には多くの家族連れが集まりました。
<和田啓記者>「ずらーっと車が並んでいますが、ナンバーを見ますとほとんどが静岡ナンバーで、地元の人が自分の地域に遊びに来ていることがわかります」
 帰省の自粛の影響で、涼を求めたレジャーも地元志向となっています。
<静岡市内から来た人>「コロナ怖いんで、近場で遊べたらいいなと思って」、「県外には行くのは怖いので、地元で遊んで地元でお金使って、地元がにぎわえばいいかな」
 「帰省のないお盆」の影響は、県内の有名スポットの客足にも及んでいます。
<井浪直人記者>「焼津さかなセンターです。この時期多い日には1日30台ほどの観光バスがやってきますが、今年はほとんど(バスが)やってこない夏になっています」
 焼津さかなセンターでは、県外からやってくる観光バスの客に売り上げの多くを依存していましたが、2020年は、それがほぼゼロに。最近は、観光バス用の駐車場に一般車を停めてしまっているほどです。
<井浪記者>「例年であれば多くの人でごった返しているはずなのですが、今日はなんだか人が少ない感じがします」
<マルワ商店 冨山和良さん>「お客さんは少ない。普通の土日よりは多いですけど。あまり儲かっていない」
 お盆に帰省する人が減った影響も大きいようです。
<山もと商店 山本実さん>「例年は万単位の大きな商品を用意していたが、今年は今並んでいるような、2000円から5000円ぐらいのものを用意しておけば足りてしまう」
 このマグロ専門店では、例年1万円以上はする大きくて厚みのあるマグロが売れ筋ですが、2020年は帰省がなく大人数での会食の場が減ったため、値段も大きさも半分以下のものを揃えました。お盆期間の人出としては寂しいさかなセンターですが、逆に、県内(近隣)の客にとっては穴場のスポットになっているようです。
<愛知から来た客>「去年も来たが、その時は人がいたので混んでいるかと覚悟してきた。やっぱりすいてるほうが快適ですよね」、「来やすいです。ゆっくり買い物ができる」
<浜松から来た客>「ズワイカニを買いました。4パック(約1万5千円分)。例年は主人の実家の青森に帰るが、今年はやめたので近場で」
 穴場スポットは、他にも。
<井浪記者>「なんだか人がたくさん集まって、楽しそうに食事をしています。どういった場所なんでしょうか」
<藤田美智枝さん>「ここはミニ海の家。例年は海辺で海の家を開いているが、今年は開けないのでここで開いている。」
 毎年、静波海水浴場で“静波館”という海の家を開いていた藤田さん。新型コロナの影響で海開きがなく、海の家も開けなくなった2020年、海から少し離れたこの場所に、海開きがなくても海に来たい人たちが休める場所を作りました。
<地元民>(Q、どんなところがいいんですか?)「夏の雰囲気を味わえる」、「素晴らしいよね。こういうことやれるってことは」「ここは憩いの場所」、「安心できますよね。外で距離も結構離れている。そういうのも良い」
<水着の女性たち>「浜松です」
 訪れるのは地元の人だけではありません。
 売られている商品の値段も”穴場”の理由となっているそうです。
<藤田美智枝さん>「海の家では組合で値段が決められていますが、こちらでは値段を自由にできるので、全体的に100円ぐらい安くなっています。これからもやっていけたらいいなと思います」
 県内の観光地の在り方をも変える2020年の夏の影響はいつまで続くのでしょうか。
#オレンジ6 8月11日放送

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