J2ジュビロ磐田 上位陣と対戦、J1復帰へ正念場

 J2ジュビロ磐田がJ1復帰に向け重要な局面を迎える。最近5戦負けなしで8位に再浮上。次節11月1日の首位福岡戦、同4日の2位徳島戦と続く上位陣との対戦を制し、望みをつなぐことができるか。

小川航(右)と競り合う磐田の大井=ヤマハ大久保グラウンド
小川航(右)と競り合う磐田の大井=ヤマハ大久保グラウンド

 監督交代と元日本代表MF遠藤の獲得で巻き返しを図った磐田。だが、残り13試合で首位福岡とは勝ち点差18、2位徳島には15と依然として開きがある。前節25日の群馬戦からの3連勝で生き残りを懸けるしかない。
 鈴木監督は今週の練習のテーマに「守備の再確認」を挙げた。「今は相手のミスでボールを奪っている状態。相手がいい攻撃をしてきた中でもグループで奪い、カウンターにつなげたい」と修正点を明確にし、改善に取り組んだ。
 福岡はリーグ最少の20失点、徳島は同2位の21失点。堅守を誇る上位2チームとの対戦で先制点を許せば命取りになる可能性が高い。福岡との前回7月15日の対戦はシュートわずか2本で0―1。徳島には7月25日の対戦で、相手の倍以上となる15本のシュートを放ったが0―2でともに敗れている。
 元日本代表MFで、守備の要として21日の東京V戦まで4試合連続無失点に貢献した今野が右膝を負傷し、長期離脱することになった影響は計り知れない。だが、DF大井は「遠藤さんがゲームを組み立ててくれ、チームのサッカーは変わった。相手に攻められる時間が少なく、ボールを失うことも少なくなっている」と自信を見せる。福岡、徳島を上回る守備力を見せつけるつもりだ。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞