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東京五輪パラ、開催まで1年「コロナは…」 収束不安視85% 都市ボランティアアンケート

 日本財団ボランティアサポートセンター(東京都港区)は22日、東京五輪・パラリンピックの都市ボランティアを対象にしたアンケートの結果を公表した。来年に延期された大会のボランティア活動をするにあたり、新型コロナウイルスの収束状況に不安を感じている人は約85%に上った。
 調査は6月16日~7月15日にインターネットで行い、静岡県や宮城県など4県2市の都市ボランティア2198人から回答を得た。
 来年のコロナの収束状況に「大いに不安」は51・5%、「やや不安」は34・7%だった。活動中や事前研修での感染リスクにも約6割が不安を抱いていることが分かった。
 延期により「ボランティア活動ができない可能性が高い」と回答した人は8・7%、「活動できる可能性は高いが日程の再調整が必要」は38・4%で、4割超が延期に伴う影響があるとした。
 モチベーションの維持については、不安を感じていない人は5割、不安がある人は3割いた。
 調査結果を受けて同センターは「心理的な不安を解消するためには情報提供が大事」とし、各自治体の感染症対策の取り組みや研修の再開、当日の活動などについて積極的に情報提供していくとした。非接触型の研修プログラムの開発にも取り組む。
 都市ボランティアは自治体が募集し、交通案内や競技会場近くの誘導を担う。

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