駿河湾フェリー49%減 9月輸送人員、台風響く 前年比

 一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーは22日、清水-土肥港間を結ぶ駿河湾フェリーの9月の輸送実績を発表した。旅客数と車両台数を合わせた輸送人員は、台風による天候不順や新型コロナウイルスが影響し、前年同月比で49・0%減の5514人にとどまった。現行の1隻体制となった2009年度以降、9月の輸送人員としては最少を記録した。

駿河湾フェリー
駿河湾フェリー

 台風9号、10号、12号が相次いで襲来したことで、欠航日は延べ9日間に及んだ。このため、運航率は71・3%と前年同月を17・6ポイント下回り、9月としては過去2番目に低かった。
 車両の輸送台数は1698台。内訳をみると、団体利用の貸し切りバスは感染症の影響が色濃く、前年同月比92・3%減の13台に落ち込んだ。一方、個人利用の乗用車は1681台と前年同月比3・4%減だった。乗用車の輸送台数は「シルバーウイーク」といわれた19~22日の4連休だけで全体の半数近い790台に上った。

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