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軽乗用車と衝突し男性死亡 磐田の市道
20日午前0時45分ごろ、磐田市鳥之瀬の市道で、同市下万能の会社員男性(56)の軽乗用車と、歩いていた同市西貝塚の無職男性(75)が衝突した。歩いていた男性は頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。磐田署が事故原因を調べている。
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自転車の中学生をひき逃げ、骨折させた疑い 三島署、19歳の男逮捕
三島署は19日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで住所不定、無職の男(19)を逮捕した。 逮捕容疑は同日午後6時20分ごろ、函南町間宮の町道で乗用車を運転中、自転車に乗っていた同町の男子中学生(13)にぶつかってけがを負わせ、そのまま逃走した疑い。中学生は右手首を骨折した。 同署によると、現場は交差点で、出合い頭に衝突したという。
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⚾春季高校野球静岡県大会 あすから39校熱戦 見どころは?
第71回春季高校野球静岡県大会が20日、草薙など5球場で開幕します。予選を勝ち抜いた39校が出場し、夏大会のシード権を目指し戦います。今大会の見どころ、注目校や昨年からの変更点をまとめます。 あなたの静岡新聞では試合結果を随時速報します。
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【牧之原・バス置き去り園児死亡】臨時の運転が招いた異変 23日初公判
牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で2022年9月5日、園児の河本千奈ちゃん=当時(3)=が送迎バスに置き去りにされ、熱中症で死亡した事件で、業務上過失致死の罪に問われた前園長の増田立義被告(74)、元クラス担任(48)の初公判が23日、静岡地裁で開かれる。幼い命が失われた事件の真相について両被告は法廷で何を語るのか―。関係者への取材と同市検証委員会の報告書などを基に当日の状況を時系列で追い、両被告が問われている過失に迫る。 (「届かぬ声」取材班)運転手「不在」、複数回認識か―事件当日の経過 「おれが乗らなきゃいけなくなった」 22年9月5日朝。川崎幼稚園の関係者は、同園の職員室付近で慌て
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ボッチャ杉村「世界のトップへ、完成形は見えている」 迫るパリ・パラ、最高のプレー誓う
「世界のトップオブトップへ、完成形は見えている」。4カ月後に迫ったパリ・パラリンピック開幕に向け、ボッチャ男子(脳性まひBC2)で東京パラ金メダルの杉村英孝(42)=伊東市=が強い意欲を示す。ボールの規定変更、パワーを重視する海外勢の台頭など幾多の試練を乗り越え、「自分は常に挑戦者。パリで最高のパフォーマンスを出す」と誓う。 代表内定を勝ち取った1月の日本選手権は決勝でライバルに敗れたが、「自分の中にあるモノを出しての敗戦。投球フォーム改善の成果が表れてきた」と手応えをつかんだ。 東京大会後、規定の変更で10年以上使い続けてきたマイボールが使えなくなった。新しいボールをなじませるのに2年半。
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卓越したリーダーシップ⚽長谷部誠選手(藤枝市出身)引退 活躍を振り返ります
サッカー元日本代表の長谷部誠選手(40)が17日、今季限りでの現役引退を表明しました。藤枝市出身で、藤枝東高卒業後に浦和レッズへ入団。08年に活躍の場をドイツに移し、ワールドカップ(W杯)には主将として3大会連続で出場。10年と18年には、グループリーグ予選突破に大いに貢献しました。そんな長谷部選手のキャリアの中で垣間見えた人柄と、地元から応援する父親や友人の思いを1ページにまとめます。
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リニア、新野球場、原発…立候補表明の2氏、主な争点巡る違いは? 現時点で差異見えず、論戦に注目【静岡県知事選】
静岡県知事選(5月9日告示、26日投開票)に立候補を表明している前浜松市長の鈴木康友氏(66)が19日、県庁で記者会見を開き、リニア中央新幹線整備や産業、防災など9分野にわたる政策骨子を明らかにした。15日に政策を発表した元副知事の大村慎一氏(60)とともに、出馬表明している新人2氏の政策がほぼ出そろった。主要課題を巡って現時点で両氏の政策や基本姿勢には大差がなく、短期決戦の論戦を通じて主張に違いが現れてくるかが注目される。 全国的な注目を集めるリニア問題について、鈴木氏は「ずっと推進を主張してきた。どう課題を克服し、進めるかだ」と強調。希少植物の移植で種を残す手法を例示し、水資源確保や南ア
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記者コラム「清流」 ピッチ内外の躍進期待
スポーツの試合会場などで販売される飲食物「スタジアムグルメ(通称スタグル)」。アスルクラロ沼津の試合取材前、いつも「今日こそは」と食べたいものをあれこれ考えているが、時間に追われて結局食べられないことが多い。 おでんや大学芋、サバの竜田揚げにご当地菓子パン-。アスルのスタグルには地域の食の魅力が集まっている。マスコットキャラクター「アスルくん」の出店店舗巡りがSNSでもよく話題に上がり、クラブ側の意識も感じる。 今季は開幕以来、ホームでの好調を維持しているアスル。一方で、来場者は2000人に届かない日も多い。「ピッチ内外」での盛り上げを演出し、さらにファン層を拡大できるか。スタグルと勝利を堪
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4月19日公開「陰陽師0」も撮影 「すごいロケ地」裾野とは
山﨑賢人さんが主演を務める4月19日公開の映画「陰陽師0」。平安時代を生きた安倍晴明が陰陽師になる前の物語を映画化したこの作品ですが、実は裾野市でもロケが行われています。映画やテレビドラマ、CMなど映像作品のロケーション撮影を支援するフィルムコミッションが設立10年を迎え、ますます誘致に盛り上がりを見せる裾野。さまざまな作品に登場し続ける「すごいロケ地」の活躍ぶりを1ページにまとめました。
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社説(4月20日)四国で震度6弱 巨大地震の備え確認を
南海トラフ地震の想定震源域となる豊後水道で、マグニチュード(M)6・6の地震が発生した。震源に近い愛媛県愛南町と高知県宿毛市で震度6弱を観測。愛媛、高知、大分の3県で負傷者が出た。現在の震度階級になった1996年以来、四国では初めて震度6弱観測となった。 この地震で、多くの住民が南海トラフ地震を想起しただろう。被害とともに気になるのは巨大地震との関係だ。気象庁は関連に否定的な見方を示し、臨時会合を開いた政府の地震調査委員会も、巨大地震発生の可能性が「平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」と表明した。 とはいえ、南海トラフ震源域でのM6級地震は安易に見過ごせな
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静岡人インタビュー「この人」 故郷の石川県七尾市を支援する 堀田孟さん(浜松市中央区)
能登半島地震の被害を受けた故郷の石川県七尾市を支援するため、浜松の仲間と1月に「のとななお浜松生活支援隊」を結成し、月に1~2回、現地へ物資を届けている。高校卒業後に地元を離れ、浜松市で働きながらリサイクルなどのボランティア活動を30年以上続けてきた。77歳。 ―結成の経緯は。 「地震が発生してすぐ地元にいる弟に連絡し、周囲の人の無事を確認したが、被害の大きさから復興まで長期化すると直感した。東日本大震災などの災害でも支援活動に取り組んできたので、経験を生かし、行政の手が届かないような人を支えようと考えた。友人で不動産業を営む村松幸彦さんが副隊長として協力してくれて、5人ほどのグループで活動
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記者コラム「清流」 空き家利活用のあり方
空き家を改修して移り住んだり、店舗として活用したりする人に出会う機会が増えた。浜松市内にある築50年以上の古民家を訪ねると壁紙や床板、水回りが新たになり、旅館のような雰囲気を演出していた。所有者の30代男性は「費用は新築の半分以下。自前で改修を繰り返し、住みやすい空間としたい」と話す。 日本経済が右肩上がりの時代に建てられた家屋や賃貸住宅が時を経て、地域や子孫が悩む要因となっている。空き家増加を抑制するための新法が昨年施行され、管理や相続への関心は高まると予想される。 市内の不動産業者は「古民家として再販できる家屋は一握りに過ぎない。特に中山間地は厳しい」と明かす。空き家の管理が行き届かず防
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記者コラム「清流」 路地裏の“サクラ”
触れる者すべてを傷つけそうな鋭い目つきの野良猫が近所にすみ着いている。そのふんを何度踏んだことか。元旦もべっとり。正月は靴の臭いが取れるまで洗い続ける羽目になった。 桜の季節になり、無愛想な猫は太り始めた。餌を手にした女性に尋ねると、その猫は繁殖しないよう手術を施された「さくらねこ」だという。その印としてV字に切れ目を入れた耳がサクラの花びらに似るため、そう呼ばれるそうだ。その上で女性は地域と猫のために、餌をあげたり、ふんを拾ったりしてくれていた。 思えば猫の鋭い目も少し丸くなってきた気がする。「殺処分は切ないから…」と優しく見つめる女性の思いに触れ、その猫への見方も変わった。
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大自在(4月20日)静岡県セイブ自動車学校
浜名湖畔にユニークな自動車教習所がある。外国人の運転免許取得支援に力を注ぐ「県セイブ自動車学校」(浜松市中央区)。国内の教習所で初めてポルトガル語での講習を始めた。日系ブラジル人を指導員や事務員として積極雇用する。 プロ野球巨人の元投手水野雄仁さんが出演するテレビCMでも知られる。「おじさん」の一言が印象深い。CMはこれまで何度もリニューアルされた。近々「おばさん」編が始まるそうだ。 社長の早川和幸さん(72)は今春、法政大大学院政策創造研究科で博士号を取得した。研究対象は中小企業の日系ブラジル人の就労状況や雇用意識。社長業の合間を縫い、勉学や調査に励んだ。 日本語、英語の査読論文の学会誌掲
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半世紀展示のサンショウウオ…実は希少種⁉ 32歳研究員の違和感から判明 川根本町の資料館
川根本町の「資料館やまびこ」などで半世紀近く展示されていたサンショウウオの標本が南アルプスなどに生息する希少種「アカイシサンショウウオ」だったことが19日までに、ふじのくに地球環境史ミュージアム(静岡市駿河区)の岡宮久規主任研究員(32)の調査で分かった。「アカイシサンショウウオ」が新種として発表される26年前の1978年に採取された個体で「ヒダサンショウウオ」と紹介されていた。 岡宮主任研究員は「(同種は)分布や生活史に不明な点が多く、貴重な資料になる」と説明した上で、今回のように後に新種として知られる個体が別の既知種として記録されている事例は多いと指摘。「自然資料を長期間、適切に保管する
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裾野の自治会で400万円使途不明 業務上横領などの疑いも
裾野市の千福が丘区自治会で400万円以上が使途不明金となっていることが19日、複数の区関係者への取材で分かった。区費や市の交付金が私的流用された可能性があり、自治会から相談を受けた裾野署は業務上横領などの疑いもあるとみて、調べている。 関係者によると、使途不明金は3月上旬の会計監査で発覚した。区費などを管理する口座残金が改ざんされた疑いがあり、発覚時点で約418万円の行方が分からなくなっていた。2023年4月から24年2月にかけ、数十万円ずつ複数回に分けて引き出されていたという。自治会は3月中旬以降、同署に届け出て関係資料を提出した。 自治会は口座を管理していた女性事務員を出勤停止処分とした
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自民静岡市4支部、大村慎一氏に推薦状交付【静岡県知事選】
自民党の静岡市内4支部と同党市議団は19日、知事選(5月9日告示、26日投開票)に立候補を表明した元副知事の大村慎一氏(60)に推薦状を交付した。市町など地域単位である県内の自民支部で大村氏に推薦状を交付したのは初めて。 党県連が18日、大村氏の推薦を内定したことを受けた対応。4支部のうち清水、由比、蒲原と市議団は19日までの総務会で推薦を決定し、静岡支部は同日、同市葵区で開催した総務会で出席者の満場一致で推薦を決めた。 市議団の役員は大村氏を推薦した理由について「総務省などで豊富な行政経験があり、県域全体の均衡ある発展や国、市町との緊密な連携が期待できる」と説明した。鈴木和彦市議団会長は「
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【浜名湖花博】一番美しい庭園は? アマ26団体が完成度競う
「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)で、フラワーガーデンコンテストの審査が始まった。5月中旬までの数日間にわたり、プロやアマチュアの26団体が会場内に整備した庭園の美しさや完成度などを競う。15日はアマチュアを対象とした部門の審査を行い、グランプリは広岡千恵子さん(藤枝市)のチームの「浜辺のナチュラルガーデン」が輝いた。 テーマは「心安らぐ水辺の風景」。県内の愛好団体や園芸関係の高校、大学10団体が参加した。本県生まれの新品種のマーガレットを3割植栽することや、13・5平方メートル程度の庭園との条件で整備した。審査委員長の世界的庭園デザイナー石原
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キャンプで最高のティータイムを 藤枝のシロマニ、真茶園がコラボ アウトドア用「茶」開発
藤枝市藤枝のキャンプ用品企画・販売やコーヒーの焙煎(ばいせん)などを手がける「shiromani(シロマニ)」と同市茶町の製茶問屋「真茶園」は、コラボ商品としてアウトドア用の茶「shiromani tea」を開発した。19日、シロマニのオンラインと真茶園の店頭で発売した。1袋10グラム入り220円(税込み)。 ほうじ茶と番茶、黒豆をブレンドした。香ばしい黒豆がほうじ茶と番茶の良さを引き立てている。カフェインが少なく、リラックス効果もあり、食事中と寝る前に楽しめる。ほうじ茶は緑茶よりも香りが強く、沸騰した湯でも飲める扱いやすい茶として選んだ。 開発は、茶産地の藤枝で生まれ育ったシロマニの瀧慎太
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【牧之原・バス置き去り】園児遺族「本音語って」 前園長ら、23日に初公判
牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で2022年9月、園児の河本千奈ちゃん=当時(3)=が送迎バスに置き去りにされ、熱中症で死亡した事件で、業務上過失致死の罪に問われた前園長の増田立義被告(74)、元クラス担任の被告(48)の公判が23日、静岡地裁で始まる。千奈ちゃんの両親は被害者参加制度を利用して出廷する予定で、父親(39)は両被告に対し「裁判のために用意した言葉ではなく、自分の本音で語ってほしい」と求める。 公の場での発言は増田被告は事件2日後の記者会見以来で、元クラス担任の被告は初めて。全国の園児送迎バスへの安全装置の設置義務化など、社会に大きな影響を与えた事件について両被告が何を語る
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伊豆市長選 21日投票
任期満了に伴う伊豆市長選は21日、投票が行われ、即日開票される。いずれも無所属で、現職菊地豊氏(65)と新人の元市議森良雄氏(80)の争い。5選を目指す菊地氏を森氏が追う展開となっている。 投票は午前7時から午後8時まで(土肥地区は午後7時まで)市内28カ所で行われる。午後9時から同市の修善寺生きいきプラザで開票され、午後10時ごろに大勢が判明する見通し。 13日時点の選挙人名簿登録者数は2万5070人(男1万2081人、女1万2989人)。伊豆市長選立候補者略歴菊地豊(きくち・ゆたか)65 無現 ▽現=市長▽元=防衛省1等陸佐。防衛大卒。本柿木森良雄(もり・よしお)80 無新 ▽現=無職▽
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動物愛護センター整備費、ふるさと納税で募る 静岡県、目標1800万円
静岡県は2025年度に富士市大淵に開所する県動物愛護センター(仮称)について、ふるさと納税の制度を使った「ガバメントクラウドファンディング」で整備費を募っている。目標金額は約1800万円。保護した犬や猫の飼育環境向上、飼い主のいない猫を減らすための不妊去勢を行う手術室の整備に充てる。7月14日まで。 老朽化が進む県動物管理指導センター(浜松市中央区)を移転改築し、保護した犬や猫の展示エリア、マッチングルーム、譲渡室を設ける。敷地面積は2万7000平方メートル。富士山を望むドッグラン(約2100平方メートル)も整備する。 現在の施設は譲渡に向けた長期収容の機能が不足し、処分施設のイメージが強い
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浜松医大が産学官連携でスタートアップ 「医療健康産業集積地に」共同研究や商品化加速
浜松医科大(浜松市中央区)はこのほど、「医療・医学」と「ものづくり」を産学官連携で融合させる同大発のスタートアップ「はままつ共創リエゾン奏(かなで)」を設立した。大学の研究成果や付属病院など医療現場のニーズを、国内外の企業と連携して製品の開発や共同研究、社会実装に結びつける。 資本金1500万円で、同大が出資した。拠点は学内に置き、山本清二学長参与が代表を務める。学内の産学官連携部門は廃止した。これまでは教員らが数年の任期で務めることが多く、研究から社会実装まで5~10年かかるような企画の持続性に問題があったという。 新法人の専門人材が、企業との連携に関する交渉や契約を引き受けることで、産学
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閉館の「あわしまマリンパーク」 運営会社新社長に放送作家・今村クニト氏
2月に閉館した沼津市の離島・淡島にある水族館「あわしまマリンパーク」について、放送作家の今村クニト氏(54)は19日、運営会社「淡島マリンパーク」の株式の大半を取得して新社長に就任したことを明らかにした。 閉館後、一部従業員が再開を目指し、動物を飼育しながら新しいオーナーを探していた。今村氏は同水族館が舞台になった人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」のファンといい、「正直、水族館が守れるなら僕でなくてもいい。でも任せてもらえるなら、地元の皆さんと協力し、世界に誇る宝島にしたい」とコメントした。株式取得額は非公表とした。 同水族館は2019年ごろから名古屋市の保証会社がオーナーとなり、経営
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⚽ジュビロ磐田、福岡の堅守崩せるか 20日に敵地戦【J1見どころ】
J1磐田は20日、敵地で12位福岡と対戦する。前節名古屋に0-1で敗れ、13位に後退した磐田は順位の近い相手を退け、2試合ぶりの白星を目指したい。 福岡は直近3試合が1勝2分けで、わずか1失点のみと堅守を誇る。磐田は退場者を出し10人となった名古屋に攻め込みながらも得点できなかった苦い経験を生かしたい。先発メンバーは名古屋戦がベースになりそう。FWジャーメインは「先に点を取られず先制点を取る」と強調する。 17日のルヴァン杯J2長崎戦でも中央を固めた相手を攻めあぐねた。MF古川は「局面の打開が鍵になる。縦の突破を意識したい」と意気込む。横内監督は「我慢していれば後半にチャンスが来るはず」とに
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函南でひき逃げ 自転車の中学生軽傷
19日午後6時20分ごろ、函南町間宮の路上で自転車に乗っていた同町の男子中学生に黒色っぽい車両が接触し、そのまま逃走した。三島署によると、中学生は右腕を打つ軽傷を負った。現場は十字路で、同署はひき逃げ事件として捜査している。
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⚽清水エスパルス、堅守崩し複数得点を 20日、ホームで仙台戦【J2見どころ】
J2清水は20日、3連勝をかけてホームに仙台を迎える。アウェー2連戦は苦しみながら1点差の試合をものにした。勝負強さを維持し、相手の守備をこじ開けて複数得点を狙いたい。 昨季の対戦は1勝1分け。仙台は第10節終了時点でリーグ最少の失点6と堅守が光る。古巣対決のMF松崎は「多くのチャンスをつくって得点の確率を上げる。先に取られると簡単ではなくなる」と先制点の重要性を強調する。 前節いわき戦で負傷したMF乾の出場は不透明。カップ戦を含め中2~4日の6連戦が始まる。秋葉監督は「総力を結集して戦う。システムの引き出しも持ちながらやっていきたい」とメンバーや布陣を使い分けて勝ち抜く姿勢を示した。
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5月3日、エコパで陸上1万m五輪代表選考会 大会アンバサダーの高瀬さん、萩原さんPR
5月3日にエコパスタジアム(袋井市)で開かれるパリ五輪代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権1万メートル(日本陸上競技連盟主催、静岡新聞社・静岡放送など後援)で、大会アンバサダーを務める五輪2大会連続出場の高瀬慧さん(35)=静岡西高出=と2014年アジア大会1万メートル銅メダルの萩原歩美さん(31)=常葉菊川高出=が19日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館を訪れ、大会をPRした。 男子は日本記録を持つ塩尻和也選手(富士通)や太田智樹選手(トヨタ自動車、浜松日体高出)、女子は東京五輪7位入賞の広中璃梨佳選手(日本郵政グループ)らが出場する予定。優勝した上で、五輪参加標準記録(男子27分0秒00、女
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⚾くふうハヤテ逆転サヨナラ勝ち 9回に猛攻、阪神に5-4 ウエスタン・リーグ
プロ野球2軍ウエスタン・リーグのくふうハヤテは19日、ちゅ~るスタジアム清水で阪神に5-4でサヨナラ勝ちした。 くふうハヤテは4点を追う八回、代打福田の適時打で1点を返すと、九回には無死二、三塁からB・バスケスが適時打を放ち詰め寄った。さらに無死満塁と好機を広げ、代打倉本の2点適時打で追い付き、最後は福田が左中間へはじき返し試合を決めた。◇3回戦=くふうハヤテ2勝1敗(12時30分、ちゅ~るスタジアム清水)阪 神004000000―4000000014x―5くふうハヤテ[勝]藤本11試合1勝2敗[敗]湯浅3試合1敗1S▽二塁打 中川、山田、西川▽盗塁 福島、井坪、福田▽失策 増田▽暴投 茨木
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⚽藤枝MYFC、「裏天王山」で必勝誓う 20日、ホームで徳島戦【J2見どころ】
降格圏の18位まで順位を落としたJ2藤枝が20日、ホームに迎えるのは最下位徳島。MF榎本は「ターニングポイントになるはず。勝ちにこだわる」と〝裏天王山〟で必勝を誓う。 今週は攻撃のスピードアップをテーマに練習してきた。WBシマブクが「3人目の動きを意識し、いいボールが来るのを信じて裏を突いて走りたい」と得点に絡むイメージを膨らませれば、榎本も「前を向いてチャレンジし、シュートで終わらせることが大事」と指摘する。 相手は監督交代や主力選手の退団などチーム内に混乱がありそうだが、ボランチ西矢は「信念を持ち、ぶれずにやるだけ。超攻撃的スタイルを貫き、上に行く」と決意を固める。
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静岡県西部4地点、今年の最高気温 磐田「熊野の長藤」が見頃、半袖姿で観賞も
静岡県内は19日、東シナ海に中心を持つ高気圧に覆われた影響で暖気が流れ込み、日照にも恵まれて気温が上昇した。県内各地で夏日となり、浜松や磐田など県西部の4地点では今年の最高気温を記録した。 磐田市池田の行興寺では国の天然記念物「熊野(ゆや)の長藤」が見頃を迎えた。暖かな日差しの中、帽子をかぶったり半袖姿になったりして、境内に広がる〝藤色のカーテン〟を楽しむ家族連れらの姿が見られた。 各地の気温は、浜松で26・8度、佐久間で26・1度、磐田で25・9度、天竜で25・8度。それぞれ5月下旬から6月下旬並みとなった。静岡地方気象台によると、20日も各地で夏日が続く見込みで、21日以降は低気圧の通過
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産業強化、行財政改革に重点 鈴木康友氏が政策9分野発表 「幸福度日本一に」【県知事選】
静岡県知事選(5月9日告示、26日投開票)に出馬表明している前浜松市長の鈴木康友氏(66)は19日、政策骨子の発表記者会見を県庁で開いた。産業力強化や行財政改革など9項目を重点に掲げ、4期16年の市長時代に実績を挙げた施策を県全域に波及させることで人口減などの課題解決につなげる方針。「オール静岡で幸福度日本一の静岡県を目指す」と決意を語り「2期8年で全力で仕事したい」と期限を切って結果を出す考えを示した。 浜松市は都市部と山間地の双方を抱える「国土縮図型都市」だとし「あらゆる行政課題があった。その経験は全県的に生かせる。自信を持って実現できる」と強調。住民の暮らしやすさや幸福感を数値化した国
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「紅こうじ」静岡県内健康被害50人に 新たに2人確認 小林製薬サプリ
静岡県は19日、小林製薬の「紅こうじ」サプリメントを巡り、県内で健康被害の疑いのある患者が新たに2人確認されたと発表した。県内の患者は計50人になった。
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増井副知事就任「静岡県政発展へ一緒に仕事を」 臨時幹部会議であいさつ
任期満了で副知事を退任した出野勉氏の後任の増井浩二氏(66)が19日、川勝平太知事から辞令を受け、就任した。増井副知事は臨時幹部会議で「静岡県政の発展と県民生活の向上のために一緒に仕事をしよう」とあいさつした。 増井氏は「5年ぶりに戻ってきた。知っている方も多く、心強い」と述べ、「県職員や外部での仕事で得た経験を、新しい仕事に生かしたい」と抱負を語った。知事直轄組織、危機管理部、くらし・環境部(環境局除く)、経済産業部、交通基盤部、がんセンター局などを主に担当する。 森貴志副知事が筆頭副知事として知事不在時の職務を代理し、経営管理部、くらし・環境部観光局、スポーツ・文化観光部、健康福祉部、出
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世界の「こねこ」、磐田に集合だニャン 写真家・岩合光昭さん作品展
世界各地のネコを撮り続ける動物写真家岩合光昭さんの作品展「こねこ」(静岡新聞社・静岡放送後援)が6月23日まで、磐田市立野の香りの博物館で開かれている。子猫の愛らしい姿を現地の景色とともに楽しめる約70点を展示した。 日本やスイス、ジャマイカなど国内外で出合った子猫が大集合。犬とじゃれ合う様子やバナナの葉の上で眠る表情など、世界各地の環境の中で元気に生きる小さな姿を捉えた。「肉球の香り」「おなかの香り」といったネコにまつわる12種類の香りも展示している。 4月21日、5月19日、6月9日の午前10時半から、猫のイラストを記した缶バッジを作るイベントを開く。問い合わせなどは同館<電0538(3
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春季高校野球静岡県大会⚾20日開幕 夏のシードかけ39校激突
第71回春季高校野球県大会が20日、開幕する。予選を勝ち抜いた39校が参加。上位16校に今夏の全国選手権静岡大会のシード権が与えられる。上位2校は東海大会(5月18~21日、岐阜県)に出場する。 20、21日は1、2回戦を行い、東海大翔洋―常葉大菊川、聖隷クリストファー―飛龍、静岡市立―加藤学園などの好カードが予定されている。昨秋優勝の藤枝明誠は韮山―湖西の勝者と21日に対戦する。 注目選手の筆頭は知徳の151キロ右腕小船。昨秋準優勝の浜松開誠館は左腕松井、右腕伊波を軸に投手力がある。予選の上位決定戦で常葉大菊川を完封した磐田東の寺田も評価が高い。日大三島は1年の夏に全国選手権を経験した左腕
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静岡空港発着便のGW予約状況 FDA53・2%、ANA61%
フジドリームエアラインズ(FDA)と全日本空輸(ANA)静岡支店は19日、大型連休期間中(4月27日~5月6日)の静岡空港発着便予約状況を発表した。FDAの予約率は前年比14・6㌽減の53・2%、ANAの予約率は同17・9㌽増の61・0%だった。 FDAの予約数は同19・7%減の6664人。6路線のうち予約率が最も高かったのは鹿児島線(58・4%)で札幌・丘珠線(57・6%)、札幌・新千歳線(55・3%)と続いた。予約率のピークは静岡発が5月3日、静岡着が5月6日となっている。担当者は「日の並びから連休をまとまって取れる人が少なく、予約率が昨年より低下した」と述べた。 札幌・新千歳と那覇の2
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自転車マナー模範 富士東高を指定 富士署など
富士署と富士市交通安全対策協議会は17日、2024年度のサイクルマナーアップモデル校に富士東高を指定し、委嘱式を行った。 同署の渡辺淳地域交通官が今年1~3月の自転車事故の発生件数を説明し、高校生が関わる事故が半数を占めていることを指摘した。委嘱状を受け取った中野航さん(3年)は、生徒の約8割が自転車通学していることに触れ「交通ルールで他の模範になる」と誓った。
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安全運転管理推進 三和建設に指定証 伊東署など
伊東署と伊東地区安全運転管理協会は17日、2024年度の安全運転管理推進事業所に対する指定証交付式を同署で開いた。池田忠雄署長が三和建設(伊東市湯川)の石田龍夫社長に証書を手渡した。 同協会の海野祐一会長が指定事業所を示す横断幕を贈った。池田署長は「伊東市の安全のため、事故抑止に協力を」と述べた。石田社長は「1年間事故を起こさず、次の事業所に引き継ぎたい」と応じた。
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50年記念事業や食講座など承認 富士宮ななくさ会 総会
富士宮市食育ボランティアななくさ会は18日、同市の保健センターで総会を開き、50周年記念事業など2024年度事業計画案を承認した。記念事業は11月、講演会などを開く。 事業計画はほかに、食の出前講座や親子料理教室、だしの試飲事業など。渡辺喜美代会長は各地の災害被害に触れ、「会で培ったスキルは避難所生活を支えることができる。ニーズは大きくなる」と話した。
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警察犬の体つき チェック 小山で全国審査会
日本警察犬協会主催の第78回日本チャンピオン決定審査会がこのほど、小山町の須走総合グラウンドで開かれた。全国から同協会登録犬186頭が参加し、体つきのバランスを競った。 審査は犬種や月齢別に実施。審査員は犬の足の角度や耳の形、目の色、歯のかみ合わせ、毛の色などを入念にチェック。歩行の速度が安定しているか、途中の競技用のピストルの音にひるまないかなども確認した。それぞれの結果のバランスを見て、チャンピオンを決めた。
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ピンク、白のツツジ見頃 焼津の柳屋本店本社
焼津市東小川の柳屋本店の本社で、敷地内のツツジの花が見頃を迎えている。 高さ約2メートルに育ったツツジが県道沿いに約60メートルにわたってピンクや白の花をつけている。1989年の社屋改築に伴い定植し、管理を続ける。すでに八分から九分咲きで、鮮やかな色合いが通行人の目を楽しませている。見頃は来週いっぱいまでの見込み。観賞の際は同社の駐車場が利用可能。
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農業など4分野で牧之原市と連携 エムスクエア・ラボ
農業に関する技術開発や商品企画を手がける牧之原市の「エムスクエア・ラボ」と市はこのほど、連携に向けた協定を結んだ。農業、教育、健康、防災の4分野での協力を盛り込んだ。 同社が開発する農業機械を市内の農家で実証実験することや、地元小中学生を対象に会社経営を体験する教育プログラムなどを計画する。市役所榛原庁舎での締結式で、同社の加藤百合子代表取締役と杉本基久雄市長が協定書に署名した。
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「横断歩道は手を上げて」 新入学児に安協焼津地区支部が交通教室
静岡県交通安全協会焼津地区支部は17日、新入学児童向けの交通安全教室を焼津市の港小で実施した。1年生約80人が学校周辺を歩きながらルールを学んだ。 児童は横断歩道の渡り方や車の出入り口での留意事項などを確認。同協会の新任の交通安全指導員から「前後左右を確認したら手を上げて素早く渡ろうね」などと指導を受けた。同市内で2月に下校中の小学生が車にはねられる事故が発生していることも伝え、児童に注意を促した。
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⚽清水エスパルスの菊地 山形へ育成型期限付き移籍
J2清水は19日、DF菊地脩太(20)がJ2山形に育成型期限付き移籍すると発表した。期間は来年1月末まで。静岡市出身の菊地は清水ユースから2022年にトップ昇格した。世代別日本代表の選出経験がある。今季公式戦の出場はなかった。クラブを通じ、「この決断に大きな覚悟と責任を持ち、頑張ってきます」とコメントした。
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顔見知りの女性に暴行の疑い 沼津署、男を逮捕
沼津署は19日、暴行の疑いで三島市清住町、無職の男(64)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前8時ごろ、沼津市内の駐車場で東部地区に住む20代女性の手をつかむなどした疑い。同署によると、土原容疑者と女性は顔見知りだった。
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強盗容疑で逮捕の男、傷害と窃盗で起訴 静岡地検浜松支部
静岡地検浜松支部は19日、強盗の疑いで逮捕、送検された中国籍、磐田市東平松、工員の男(56)を傷害と窃盗の罪に切り替え、静岡地裁浜松支部に起訴した。 起訴状などによると男は3月30日午後9時10分ごろ、同市内の路上を歩いていた20代女性に対して、腹を蹴るとともにショルダーバッグを引っ張って転倒させ、現金約2万6千円や財布が入ったバッグをひったくり、女性の右足に全治約2週間のけがを負わせたとされる。
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投資詐欺で1100万円被害 島田の70代男性
島田市の会社役員の70代男性が19日までに、交流サイト(SNS)を通じて投資名目で現金1100万円をだまし取られたと島田署に届けた。 同署によると、男性は1月下旬、SNS上で投資の勧誘を受け、グループチャットに参加。トレーダーや指南役をかたる人物とやりとりを重ね、3月上旬までに指定された4口座に約5回現金を振り込んだ。「税金を支払わないと利益がなくなる」と言われて不審に思い、同署に相談した。
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公務執行妨害と傷害の疑い 浜松中央署、男を逮捕
浜松中央署は18日、公務執行妨害と傷害の疑いで浜松市中央区中山町、職業不詳の男(29)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後4時ごろ、自宅玄関先で、通報により駆けつけた同署地域課の男性警部補(60)の顔を殴るなどの暴行を加え、職務を妨害した上、軽傷を負わせた疑い。同署によると、近隣住民から「叫び声がする」「けんかをしているようだ」などと通報があった。
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熱海で住宅半焼
19日午後0時40分ごろ、熱海市紅葉ガ丘町の男性(66)方から出火し、木造2階建て住宅を半焼した。けが人や延焼はなかった。熱海署によると、出火当時は無人で、近所の人が110番した。同署などが出火原因を調べている。
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女性を車に監禁した疑い 沼津署が男を逮捕
沼津署は18日、監禁の疑いで沼津市三枚橋竹ノ岬、会社員の男(41)を逮捕した。逮捕容疑は15日午前2時ごろ、東部地区に住む30代女性を車に乗せて約1時間半にわたり沼津市内を連れ回し、車内に監禁した疑い。
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事務所に侵入、金庫盗んだ疑い 下田署、暴力団組員の男逮捕
下田署は19日、建造物侵入と窃盗の疑いで下田市5丁目、指定暴力団稲川会大場一家組員の会社員の男(24)を逮捕した。逮捕容疑は14日午前6時ごろ、静岡県東部の造園会社事務所に侵入し、現金約24万円が入った金庫(1万円相当)を盗んだ疑い。同署によると、事件当時、社員は不在で、同社から15日に相談があり発覚した。
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三島の80代女性 250万円詐取被害 カード2枚も
三島市の80代女性が19日、息子や郵便局員を名乗る男らに現金250万円とキャッシュカード2枚をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、女性は18日午前10時ごろ、男から「会社の郵便物を間違えて送った」「取引先の決算に間に合わない」などという電話を受け、女性宅を訪れた息子の上司のおいを名乗る男に現金とカードを手渡した。
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脅迫容疑で暴力団幹部再逮捕 藤枝署
藤枝署は19日、脅迫の疑いで島田市生まれ、指定暴力団稲川会森田一家幹部、無職の男(45)を再逮捕した。再逮捕容疑は3月下旬、静岡県中部のコンビニエンスストア内で男性に「お前らみんな殺すぞ。殺すぞてめぇら」などと脅迫した疑い。同署によると、北川容疑者は男性と面識がないという。店内の防犯カメラの映像で特定した。牧之原署が3日に同容疑で逮捕していた。
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5月、地元住民企画の松崎観光ツアー 自然、歴史に親しむコース
松崎町の住民有志が5月11、18の両日、町内の歴史や文化に親しむ観光ツアーの企画に向け、モニターツアーを初開催する。見頃を迎える花々や自然を楽しむ3~5時間の山登りコースを体験、参加後にアンケートに回答してもらう。 町や静岡大などが持続可能な地域づくりを進める「2030松崎プロジェクト」の一環で、ツーリズムの推進に取り組むチームが史跡や古道を巡るコースを考案。今回は中心を担う渡辺攻[すすむ]さん(81)らが、高通山のヤマツツジや長九郎山のアマギシャクナゲを満喫するコースを案内する。 集合は両日とも午前9時半で、11日は雲見ふれあい広場、18日は富貴野山宝蔵院駐車場から出発する。中学生以上が対
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裾野・富岡第一小が創立150周年へ横断幕
裾野市の富岡第一小創立150周年記念事業実行委員会は18日、県道に面した学校フェンスに横断幕を設置した。2025年度に迎える節目をPRする。 横断幕は縦1メートル、横5メートルで、「未来の夢を創る子 令和7年度祝創立150周年」と明記した。記念事業の第1弾で、25年度にかけて記念誌発行や式典、記念植樹、航空写真撮影などを計画している。 卒業生でもある湯山芳健実行委員長(80)は「記念事業を通して、学校の生い立ちと子どもたちが頑張っている姿を多くの人に知ってもらいたい」と話した。 同校は明治初期の1875年9月に文部省の認可を受けて開校した。これまでに1万4000人以上の卒業生を送り出している
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富士・吉原祇園祭、今年は6月8~9日 「木遣り道中」復活
富士市の吉原祇園祭実行委員会は19日までに、吉原祇園祭を6月8、9の両日に開催することを決めた。開始を両日とも2時間早め、午前11時から実施する。 拡大した2時間で、8日は、はしご乗りなどを繰り広げる「木遣り(きやり)道中」を新型コロナ禍以来6年ぶりに復活させる。9日は県警音楽隊のパレードを初めて行う。歩行者天国も同11時から始める。 吉原祇園祭は東海一の祇園と称され、個性豊かな山車を引き回される東海道吉原宿の伝統行事。
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油水彩画、手芸品など夫婦の作品展 伊豆
伊豆の国市御門の沢津敏彦さん(84)、迪子さん(79)夫妻の作品展「趣味の旅路 夫婦(みょうと)展」が24日まで、伊豆市柏久保のギャラリースペースCotori(ことり)で開かれている。 敏彦さんは幼い頃から絵を描くことが好きで、75歳になって美術教室に通い始めた。迪子さんは同市柏久保の生まれで、縫製の仕事に就いた後、約30年前から手芸に取り組み始めた。敏彦さんは浮世絵の模写や風景を描いた油水彩画などを約20点、迪子さんはつるし飾り、干支(えと)の動物のタペストリーなど約100点を展示した。迪子さんは「作品の一つ一つに思い入れがある」と話した。 開館は午前10時から午後4時(最終日は午後2時)
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モルック、36チームが熱戦 御殿場でふれあい大会
御殿場市はこのほど、第2回ふれあいモルック大会を同市上小林の高根西ふれあい広場で開いた。 モルックは木製の棒を投げて点数の書かれたピンを倒し、50点ちょうどを目指す競技。市内の36チーム81人が参加し、6ブロックで総当たり戦を繰り広げた。 参加者最高齢の斉藤哲雄さん(95)は、モルック歴約1年。「市内で人気が高まっていて、気持ちよく体を動かせる」と楽しんだ。 高根地区では「高根をモルックの聖地に」を合言葉に住民チームや市が積極的に競技を盛り上げ、全国レベルの大会も開いている。
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交差点事故防止へ 御殿場市対策委が事業計画案承認 横断時発生率、県平均の3倍受け注力
御殿場市交通安全対策委員会は17日、本年度総会を市内で開いた。市内では昨年、横断中の歩行者事故の割合が県平均の約3倍となったことから、交差点関連事故防止を重視した2024年度事業計画案を承認した。 23年に市内で発生した人身交通事故は353件(前年比46件増)、負傷者459人(同74人増)、死者2人(同1人増)。近年の交通事故の減少傾向から一転、増加した。 歩行者事故は43件(同13件増)。特に交差点で発生割合が高く、啓発活動での呼びかけの重点とすることを確認した。顧問の山田祐三御殿場署長は「今年1月から3月の事故件数は前年比で減っている」と述べ、引き続きの協力を求めた。 新任委員への委嘱状
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ごみ中間処理施設の費用負担 沼津市、清水町が基本合意
沼津市は19日の市議会民生病院委員会で、新清掃プラント隣接地に建設を計画するごみの新中間処理施設について、可燃ごみ処理を受託する清水町との間で、費用負担に関して基本合意したと明らかにした。 11日に結んだ基本合意書によると、沼津市は新施設供用開始後も引き続き、清水町の可燃ごみの焼却を受託する。費用負担については焼却施設とリサイクル施設を一体で建設する新施設の建設費のうち、焼却施設部分の2割を均等割、4割を人口割、4割を実績割として負担。運営管理費は全額を実績割とする。 両市町は6月に事務委託に関する規約を議案としてそれぞれ議会に提出し、議決後に協定を結ぶ方針。
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下校中の見守り、児童の声でお願い 富士宮市、毎月20日同報無線
富士宮市は2024年度から、市が「こども安全の日」と定める毎月20日に同報無線で下校の見守りを市民に呼びかける。市内の小学校が持ち回りで児童の声を録音し、午後2時に放送する。 初回は北山小の女子児童が務め、「地域の皆さん、これからも私たちの見守りをよろしくお願いします」などと訴える。 市は20日がこども安全の日であることの周知を図るため、当事者となる児童に協力を求めた。下校の時間帯に合わせて放送し、児童生徒の犯罪被害防止を図る。市市民生活課の渡辺良正課長は「放送が子どもたちの様子を気にかけるきっかけになれば」と話した。
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空手や自転車でパリ五輪機運醸成 御殿場の推進協が総会
スポーツを核としたまちづくりを図る御殿場市の官民組織「スポーツタウン御殿場推進協議会」はこのほど、2024年度総会を市役所で開き、空手や自転車の大型イベントを含む本年度事業計画を決めた。 12月に3年連続となる高校年代の空手大会「空手道マウントフジジュニアチャンピオンシップ」を開く。「空手のまち」の周知に加え、イタリア代表との国際交流を継続する。自転車部門では、富士山1周サイクリングなどの企画の拠点として通年の誘客を図る。トップアスリートとの交流会やパラスポーツ体験会なども予定し、裾野を広げる。 7~8月のパリ五輪・パラリンピックでは競歩、サッカー、パラ馬術などで同市ゆかりのアスリートが出場
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出産前後の家族、動画に 長泉の産婦人科がサービス 産後1カ月の健診時にプレゼント
長泉町の産婦人科医院「清稜クリニック」が、出産した母親らに出産前後の赤ちゃんや家族の姿をまとめた動画のプレゼントを始めた。子どもの成長の節目や子育てに行き詰まった時などに視聴し、出産時のわくわく感や喜びを思い返して家族の愛着を深めてほしいと願う。 松山市の動画制作会社のサービスを取り入れた。母親らが選んだ赤ちゃんや家族の画像17枚と赤ちゃんへのメッセージ、産声などを動画にまとめ、産後1カ月健診時にDVDを贈る。 出産記念アルバムや動画は赤ちゃんが生まれた後の場面が多くなりがちだが、同院は「新しい家族を迎えるうれしさを記録してほしい」と、妊娠初期からの画像を残すよう勧める。 独自に活用している
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三島駅南口再開発 建設工事に着手 地元会社含むJV
三島市の三島駅南口東街区の再開発事業者であるミサワホームなど4社は19日、建物の建設工事について15日に着手したと発表した。東急建設(東京)と同市の小野建設、山本建設で構成する共同企業体(JV)が施工する。 再開発事業は昨年12月に権利変換計画が認可され、1月末に解体工事が始まっていた。定期借地事業区域を含めた約1・3ヘクタールに6棟が建設予定で、医療施設や分譲マンションが入る24階の高層棟と7階建ての駐車場棟の建設を先行して行う。完成は2027年度を予定する。
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市民の幸福度向上へ提言 三島市、課長職が研修成果報告
三島市は18日、市民のウェルビーイング(幸福感)向上を目指し、課長職を対象に行った人材育成プログラム「OASIS(オアシス)」の成果発表会を市役所で開いた。3班が注力したい政策領域をそれぞれ選び、市民の幸福度や生活満足度を高めるための実践方法を豊岡武士市長らに提言した。 研修は一般社団法人「スマートシティ・インスティテュート」(東京都)の南雲岳彦専務理事を講師に迎え、実施した。15人が昨年末から5回の研修を重ね、幸福感や暮らしやすさを数値化・可視化した指標を基にした政策立案の手法を学び、実践した。 三島市が注力すべき政策領域に「公共空間」を選んだ班は、三島で暮らす働き世代の幸福度や生活満足度
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長泉町、小中校建て替えの土地取得で44億円計上へ 22日臨時会
長泉町は19日までに、老朽化に伴う町立小中学校の建て替え計画に中心街にある同町下土狩の企業跡地を活用するため、土地を取得する方針を決めた。22日の臨時議会で、関連経費44億円を盛り込んだ特別会計補正予算案を提出する。 土地取得を巡ってはこれまで、町議会が活用法や購入金額など妥当性を協議する調査特別委員会を開き、「取得すべき」との見解で一致。15日の臨時会で、積極的な対応を求める決議書を全会一致で可決した。これを受け、町は取得を目指し、暫定的な予算を確保する方針。 取得を目指す土地は、長泉中西側の不二精機製造所跡地(約2万5千平方メートル)で、町の中心街では唯一の広大なスペース。町は今後、長泉
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沼津市の放課後児童クラブ 民間委託で時間延長、負担増の見通し
沼津市は19日の市議会民生病院委員会で、2025年度から計画する放課後児童クラブの専門業者への民間委託について、開所時間を延長する一方、1カ月当たりの保護者負担金は1500円程度増加する見通しを示した。 同市の放課後児童クラブは自治会などでつくる組織が運営を担い、保護者は月額約7500円を負担している。民間委託により、現在午後6時までの開所時間を30分延長するとともに、土曜日に毎週開所するなど利便性向上を図る。市は延長による費用増などで、負担金は月額9千円程度に増加すると説明した。
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高品質の新茶に期待 菊川で初取引
菊川市和田のJA遠州夢咲茶業振興センター「サエリア」で19日、新茶初取引が行われた。3月の冷え込みを受けて前年よりも4日遅い幕開け。生産者と茶商、行政関係者約140人が式典に出席し、新茶シーズンの到来を祝った。 持ち込まれた荷は1工場2口で計32・8キロ。「やぶきた」と「おおいわせ」が上場した。売り手と買い手が価格交渉を行い、取引が成立すると手をたたく「手合わせ」の音を響かせた。最高値は、茶業関係者にとって良い一番茶期になるよう願いを込めた3万7410(みんなよい)円だった。 同JAによると、2、3月の降水量は十分で、気象災害はなかったという。取引に先立ち行われた式典で河原崎友二組合長は「日
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ざざんざ織のストールや財布展示 浜松・中央区のアトリエ、21日まで
浜松市中央区の織物工房「あかね屋」による「浜松で生まれた絹の手織物 ざざんざ織展」が19日、同区肴町の三米アトリエで始まった。21日まで。 ざざんざ織は、絹糸をより合わせた「玉糸」を素材にしていて、静岡県の郷土工芸品に指定されている。ネクタイやストールなどの服飾品のほか、革製品の表面に織物を貼り合わせた財布や印鑑ケースといった約300点が並ぶ。出展品の販売もしている。 工房を主催する平松幹雄さん(58)によると、玉糸の太さに変化があるため、でこぼこ感のある柔らかな手触りが特徴という。「丁寧な手仕事で仕上げている。手に取り、織物の魅力を知ってもらえたら」と呼びかけている。
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半僧坊大権現の木彫像 浜名区・方広寺に奉納 秘仏の「お前立ち」に
浜松市中央区の彫刻家池谷雅之さん(69)が、同市浜名区引佐町の方広寺の秘仏「半僧坊大権現」の木彫像を制作し、17日に同寺に奉納した。普段公開していない秘仏の厨子(ずし)の前に安置し、その姿を礼拝者にしのばせるお前立ちとして活用される。 木彫像は、台座を含む高さ60センチ、横幅32センチ、奥行き20センチ。カヤの木の一木造りで、水彩絵の具で色を付けている。秘仏が描かれた版画などを参考に、約半年かけて制作したという。同寺によると、半僧坊大権現の開帳は15年に一度で、次回は2028年の予定。 池谷さんは「永久に歴史に残る作品が作れたのは誉れなこと。普段はお目にかかれない姿をイメージしてもらえたら」
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浜松・天竜区で二胡演奏会 ジブリ映画主題歌など披露 しなやかさと哀調帯び
浜松市天竜区二俣町の商業施設「森のマルシェきころ」でこのほど、中国の弦楽器二胡(にこ)の演奏会が開かれた。市内などで二胡の演奏活動を展開するNancy+(なんしぃ)さんと、演奏者でつくるユニット「響(HIBIKI)」がしなやかさや哀調を帯びたしらべを披露した。 響は西洋音楽などの楽曲をピアノ伴奏に合わせて演奏し、Nancy+さんはジブリ映画の主題歌などを奏でた。同会場で7月15日、再度演奏会を開く予定。Nancy+さんは「二胡の音色を聴いた経験が少ない人に、魅力を知ってもらうための活動を続けたい」と話す。
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消防団活動発信へ学生広報隊創設 浜松・中央区で辞令交付式
浜松市消防団はこのほど、2024年度創設の学生広報隊の辞令書交付式を中央区の市消防局で行った。 隊員は市内の大学、専門学校に在籍するか市内に住む学生の27人。式では浅野哲司団長から辞令書を受け取り「立派な団員になり、周囲の学生にも団員に加わるよう呼びかけて」と訓示を受けた。 市内の専門学校に通う大畑藍さん(19)=浜名区=は「住んでいる街のためにと思って入隊した。消防団の活動は周りではあまり知られていないと思うので、理解してもらえるようにしたい」と話した。 同隊は主に若年層に消防団活動を啓発する。27日は浜名湖花博2024が開催中の浜名湖ガーデンパーク(中央区)で広報イベントに加わる。
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ジュビロカラー帽!かぶって応援を サーラグループ、磐田市に寄贈
サーラコーポレーションなど42社でつくるサーラグループは18日、サッカーJ1ジュビロ磐田のホームゲーム小学生一斉観戦事業に合わせ、応援用帽子4000個を磐田市に贈った。 帽子はチームカラーのサックスブルーを基調に、チームエンブレムや同グループのロゴマークをデザインした。5月25日のジュビロ磐田-湘南ベルマーレを観戦する市内の小学5、6年生と引率者に配布。児童らはそろいの帽子でバックスタンドをサックスブルーに染めて一体感を演出し、選手の背中を後押しする。 市役所で開かれた贈呈式で、同グループやチームの運営会社ジュビロの関係者が出席。サーラコーポレーションの仲野哲央執行役員が、草地博昭市長に帽子
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日本酒に酔って、まつりに酔って ダニー&ダラー、花の舞酒造とコラボ【浜松まつり】
地元の浜松市に根ざしたアパレル製品や食料品を手がける「ダニー&ダラー」(中央区)はこのほど、花の舞酒造(浜名区)とコラボした日本酒「本醸造ダニー&ダラー浜松まつり」を発売した。5月3日開幕の浜松まつりに向け、商品のPRを強化する。 ラベルは同市出身画家フルパチーノさんがデザインした。まつりの「初子のお祝い」と「エネルギッシュな凧(たこ)揚げ」を、クロヒョウとタコで表現するなど独創的な絵柄とした。 遠州弁を社名に生かしたダニー&ダラーの戸田大亮代表(40)は「若い人や海外の人に向け、浜松まつりのアピールにつながれば」と話す。1.8リットル税込み2100円。リカーパーク高木酒店(中央区)などで販
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浜名区の庚申寺で27、28日にマルシェ 飲食や物販20店舗出店
浜松市浜名区宮口の庚申(こうしん)寺は27、28の両日、市内の飲食店や物販が集まるイベント「庚申寺マルシェ」を境内で開く。同寺の仲山裕紀住職(38)は「宮口のにぎわいや、寺への関心が広がるきっかけにしたい」と期待する。 ギョーザ、焼き鳥、デザートなどさまざまな飲食物が楽しめるほか、アクセサリーの販売や占いなど多彩な約20店舗が集まる。 若者離れが進む寺のPRや地域のにぎわいづくりにつなげようと昨年からイベントを始めた。「花の舞酒造」(同区)など地元企業と協力して運営している。 時間は午前10時~午後2時。駐車場は同寺駐車場とJAとぴあ浜松麁玉支店に設ける。5月以降もイベントを開催する予定で、
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次世代システム 下水処理に導入 豊橋技科大などと合意 湖西市が実証実験
湖西市は19日、小規模自治体の下水処理場に導入できる次世代型メタン発酵システムの実証実験を行うため、豊橋技術科学大(愛知県豊橋市)と同大発のベンチャー「豊橋バイオマスソリューションズ」と基本合意書を締結した。下水汚泥や浄化槽汚泥、家畜の排せつ物を混ぜて効率的に発酵させ、メタンガスを含むバイオガスを発生させる。将来的には発電などに活用し、地域の資源循環や脱炭素社会の実現を目指す。 市役所で締結式を行い、影山剛士市長と同大の若原昭浩副学長、同社の熱田洋一社長が合意書に署名した。2024年度は湖西浄化センター(湖西市吉美)に実験用の設備を置き、原料の濃度を上げて効率よく発酵する方法や、発酵を阻害す
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交通事故防止 徹底を 県警など 推進事業所に説明 静岡
静岡県警と県安全運転管理協会は19日、本年度の「安全運転管理推進事業所」対象の説明会を静岡市駿河区で行った。県内28の各地区で交通安全活動を先導する48事業所の安全運転管理者ら約100人が、講話や活動事例発表を通じて事故防止対策の徹底を決意した。 県警の鈴木淳一交通企画課長は「推進事業所の役割は極めて大きい。地区だけでなく、県民のけん引役として力を発揮してほしい」と期待した。長倉隆一理事官は県内外で起きた死亡事故の事例などを紹介し「交通事故は道路にいる限り突如当事者になり得る。事業所、個人としても自己防衛はしっかり取って」と述べた。その上で、運転手が違法行為をした際、安全運転管理者の命令や容
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アスリートを食で支援 「袋井スポーツ飯」6献立を認定 合宿誘致に活用
袋井市は19日、市内でスポーツをするアスリートを食でサポートする「袋井スポーツ飯」の第1弾に、市内5事業所の6メニューを認定したと発表した。各事業所で販売している。 袋井スポーツ飯は、スポーツに励む選手を支援するため栄養バランスと量に配慮した食事メニュー。昨年12月にメニューの募集を開始し、市内在住の公認スポーツ栄養士が監修した後に認定した。今後、スポーツ合宿の誘致やプロスポーツチームとの連携事業などに活用して広くPRし、スポーツツーリズムの魅力向上や地域の活力創出を狙う。 第1弾に認定されたのは、タンパク質豊富な「スポーツどまん中弁当」や疲労回復に適した「ローストポーク弁当」、けがの回復・
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新入生とゲームや合唱 浜松の庄内学園で「迎える会」
浜松市中央区の小中一貫校「庄内学園」で19日、新入生を迎える会が開かれた。新1年生51人のほかに、村櫛小(同区)からの進学で7年生に加わった23人が学校の仲間たちから歓迎を受けた。 学校側の入学式とは別に、5~6年生でつくる委員会が企画運営する同校の恒例行事。新1年生は最上級の9年生に手を引かれ、上級生らのつくるアーチをくぐって入場した。運営委員は演劇形式で学校の魅力を紹介し、児童生徒全員がクイズゲームや学園歌の合唱を行って、笑顔で交流を楽しんだ。 新1年生全員で「これから仲良くしてください。いろいろなことを教えてください」と声をそろえてあいさつすると、上級生や職員から温かい拍手が送られた。
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戦争遺跡を後世に 浜松市遺族会が冊子発行
浜松市遺族会は18日、冊子「浜松戦争遺跡 後世に残したい無言の語り部たち」を発行したと市役所で報告した。大石功会長(79)が戦争遺跡の保存や活用の必要性を中野祐介市長に伝えた。 冊子はA4判32ページ。市内に残る戦争の被害を受けた場所、石碑などを写真や地図付きで紹介している。1945年6月の浜松大空襲で焼け残ったプラタナスの木はJR浜松駅付近と浜松城公園(中央区)、市緑化推進センター(同区)に移植され、「市民の木」として親しまれていると解説。航空自衛隊浜松基地(同区)にある浜松陸軍飛行学校「陸軍爆撃隊発祥之地」碑については、建立に同市出身でホンダ創業者の本田宗一郎が関わっていると説明した。2
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災害時の口腔ケア支援 焼津市と市歯科医師会が協定
焼津市は19日、市歯科医師会と災害時の健康支援活動に関する協定を締結した。 市役所で行われた締結式で、中野弘道市長と上野暢一会長が協定書を取り交わした。口腔(こうくう)ケアが不十分だと誤嚥(ごえん)性肺炎のリスクが高まることは過去の大規模地震時の事例から指摘されていて、中野市長は「災害時の歯と口の健康は重要な課題の一つ」と強調。上野会長は「災害関連死を招かないようにしっかり準備したい」と述べた。 大規模災害の発生で避難生活が長期化した際、市の要請に応じて同会の歯科医師や歯科衛生士が避難所などで市民に巡回診療や口腔ケアを行う。ケアに必要な用品の供給も同会が担う。
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マイクロドローン、藤枝北高に120機 駿河区のスクールが寄贈
ドローンの免許取得などを支援するスクール「ソラテックスタジオ」(静岡市駿河区)は19日、ドローンの利用促進を図る取り組みの一環として、藤枝北高に手のひらサイズのマイクロドローン120機を寄贈した。 同スクールのインストラクター広林智史さん(31)が、情報科学系列の3年生にマイクロドローンを手渡した。安全な操作方法や使用時に順守する法律なども説明。代表生徒は実際に操縦し、苦戦しながらも徐々にコツをつかんで巧みに操った。 マイクロドローンは課題研究で活用する。操縦を試した関口麻輝さん(18)は「意外と簡易的だった。課題研究で予定する空撮に役立てたい」と話した。
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徳川慶喜と静岡の関りに迫る 5月18日、葵区で講演会
NPO法人静岡ユネスコ協会は5月18日午後2時から、徳川慶喜と静岡の関わりをテーマにした講演会を静岡市葵区のアイセル21で開く。 「徳川慶喜 静岡の30年」(静岡新聞社刊)の著書がある元県立高教諭の前林孝一良さんが講師を務める。明治初期の30年間を同市で過ごした慶喜の経歴を振り返り、狩猟や写真撮影などに興じた当時の生活を紹介する。入場無料。定員300人。申し込みが必要。 問い合わせ、申し込みは同協会の柴田さん<電090(7957)0591>へ。
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死亡事故ゼロ200日の葵区を交通優良市町表彰 静岡県対策協
静岡市葵区は17日、交通死亡事故ゼロ連続200日を達成したとして県交通安全対策協議会から交通安全優良市町の表彰を受けた。200日達成は3月28日付。 同区役所で開かれた伝達式で、良知伸昭区長が県くらし交通安全課の入戸野明課長から表彰状を受け取った。良知区長は「大変うれしい。不幸な交通事故を1件でも減らすことができるよう、今後も精いっぱい取り組んでいく」と決意を述べた。静岡中央署の笹田尚志交通官は「警察だけで死亡事故ゼロを達成できるわけではない。引き続き皆さんの協力を得ながら、交通事故防止に努めていきたい」と話した。 表彰制度は1991年に創設され、同区の表彰は今回で9回目。
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響く手合わせ 島田・金谷で新茶初取引 形状や水色よく
金谷地域の新茶初取引が19日、島田市のJA大井川五和支店で行われた。生産者や茶商ら関係者が新茶シーズンの幕開けを祝った。 わせ品種の「山の息吹」がごく少量上場し、1キロ当たり8888円で取引された。買い手側は荒茶の形状や色、香気などを吟味し、取引が成立すると威勢よく手合わせした。茶商の一人は「形状や水色がよい」と評価した。 初取引に先立ち、開所式が行われた。同JAの板谷隆輝常務理事は「茶価の低迷など状況は厳しいが、品質を第一に生産者と歩んでいきたい」とあいさつした。 (島田支局・寺田将人)
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焼津市、水産庁選出の「海業」推進モデル地区に
焼津市は19日、海や漁村の地域資源を活用して地域のにぎわい創出を図る取り組み「海業(うみぎょう)」を推進するモデル地区に全国10自治体の一つとして選ばれたと発表した。県内では唯一。 水産庁は3月に「海業の推進に取り組む地区」として全国54自治体を公表。その中から「実証的に海業の計画策定に取り組む地区」を絞り込んだ。 水産庁の支援で海業推進に向けた専門的な助言を受けることが可能になり、市は漁港での民間活力による施設整備、訪日外国客の受け入れを見据えたモニターツアーの実施などを計画する方針。
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安全な自転車利用へ 島田署が島田樟誠高をモデル校に指定
島田署は19日、高校生の自転車事故防止対策として島田樟誠高を本年度の「自転車マナーアップモデル校」に指定した。同校生徒は通学時に住民らの見本となるようマナーを守った行動を心がける。 同校で交付式が行われ、同署の武田功交通課長が同校3年の鈴木源理交通安全委員長(17)に、指定証を手渡した。鈴木さんは「交通事故のない学校生活を送っていきたい」と意気込んだ。 交通安全協会島田地区支部による自転車の交通安全教室も実施された。全校生徒が聴講し、左側走行や原則車道を走行することなどルールを確認した。
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響く手合わせ 島田で新茶初取引 最高値1万2000円
島田地域の新茶初取引式が19日、島田市中河町のJA大井川島田支店で行われた。生産者や茶商ら約200人が集まり、今期の茶の活発な取引に期待を込めた。 初取引は生育が早かった昨年より4日遅く、例年並みとなった。初倉と湯日から、つゆひかり、さえみどり、やぶきたの3口90キロが持ち込まれた。買い手側は、荒茶の形状や色を吟味。鐘の音で取引が始まると、スムーズに進行し、各所で成立を告げる「手合わせ」の音が響いた。平均単価は8311円で、最高値は1万2千円だった。 湯日第一茶農協の古沢義晴組合長(65)は「4月に入って一気に暖かくなったことで、色の良いお茶に仕上がった」と喜びを口にした。(島田支局・白鳥壱
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がん教育を大人にも/ワクチン接種推奨 静岡市が対策計画見直し
静岡市は、市全体でがん対策を推進するための「がん対策推進計画」(2021~26年度)の中間見直しを行った。子どもだけでなく大人を対象としたがん教育の推進を明記し、概要版として作成したリーフレットには計画の内容のほか予防と早期発見の重要性、罹患(りかん)後の支援体制などの説明を盛り込んだ。 大人へのがん対策の啓発に向け、市立静岡病院の医師ががんの予防に効果的な生活習慣や罹患した場合のがんとの向き合い方を説明する動画も2本公開する。 予防項目には感染症対策を追加した。子宮頸(けい)がんはワクチンで予防できるとしてヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を推奨。接種率を現状の36・0%から5
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安全な自転車利用へ 清水署、静岡サレジオ高をモデル校に指定
清水署は本年度の自転車マナーアップモデル校に、静岡市清水区の静岡サレジオ高を指定した。19日、同校で指定書交付式を開いた。 生徒約500人が参加した交付式で増田明香地域交通官は「交通安全は一生続く課題。事故に遭わない・起こさないためにどうすればいいかなど、交通安全に自ら取り組んでほしい」と呼びかけた。生徒会長の多田羅さくらさん(3年)が「生徒一同自転車利用者として交通事故防止に努めるとともに、安全で正しい自転車利用を推進する」と宣誓した。 指定期間中は、同署と生徒らによる年3回のマナーアップキャンペーン実施や交通安全運動出陣式での協力などを予定している。
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言葉選びの大切さ強調 藤枝東高創立100周年記念で矢沢さん(静岡新聞NIEコーディネーター)講演
藤枝東高は19日、創立100周年記念講演会を同校で開いた。卒業生で静岡新聞NIEコーディネーターの矢沢和宏さん(65)が、1年生約290人に言葉の力について紹介した。 矢沢さんは言葉の持つ三つの働きを「思考や想像・創造の源」「自己分析・理解の源」「自分と仲間を高める源」と説明。「言葉によって学校生活も人生も変わる。自分の言葉を応援団にして」と呼びかけた。言葉を磨く手段として新聞記事の見出し付けや本紙1面コラム「大自在」を紹介したほか、プラス思考を体現する言葉選びの大切さも強調した。 原田音生さん(15)は「部活と勉強の両立が不安だが、プラスの言葉を使い苦しくても踏ん張って、いろいろなことに挑
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中南米原産・キバナイペー たわわに花咲かせる 駿河区西脇
静岡市駿河区西脇の浜川沿いの遊歩道などで19日、街路樹として植えられた中南米原産の花木「キバナイペー」が見頃を迎えた。色鮮やかなカナリアイエローの花を枝先にたわわに咲かせ、散歩に訪れた人たちを喜ばせている。 近所に住む郡司倫世さん(80)によると、地区の緑化を目的に15年ほど前から植栽を進め、現在では約40本を栽培している。花は今月10日ごろから咲き始め、今が満開の状態。今後も高気温が予想されるため、来週前半には散り始めてしまいそうという。 キバナイペーはノウゼンカズラ科の高木落葉樹で、ブラジルでは春を呼ぶ花として国民に広く親しまれている。
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野党系4者、鈴木康友氏推薦・支援へ団結確認【静岡県知事選】
5月9日告示、26日投開票の静岡県知事選で、前浜松市長の鈴木康友氏(66)を推薦、支援する連合静岡、立憲民主、国民民主の両党県連、県議会第2会派ふじのくに県民クラブの野党系4者は19日、静岡市駿河区で会合を開き、4者が一致団結して知事選に臨むことを再確認した。 4者は18日までに組織としての推薦、支援を決めた。20日に総合選対本部を立ち上げ、今後の遊説日程の調整や人員配置などの具体的な支援態勢を検討する。 会合後の記者会見で、連合静岡の角山雅典会長は「リニアの問題を含め、静岡県のイメージが今、全国的に下がっている。県政を立て直してほしい」と鈴木氏に期待した。 自民党県連が元副知事の大村慎一氏
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自然公園整備で協力協定 グラウンドワーク三島と加和太建設、静岡県
環境保全に取り組むNPO法人グラウンドワーク三島と加和太建設(三島市)、静岡県の3者は19日、ふじのくに生物多様性地域戦略推進パートナーシップ協定を締結した。同NPOが行う自然公園整備などに必要な人材や資材を同社が提供し、県は両者の活動をPRする。 同社は5年ほど前から同NPOの活動を支援してきたが、パートナーシップ制度を活用することで、社会貢献活動の情報発信にも力を入れる。同NPOは三島市を中心に自然公園の整備や森づくり、環境調査に取り組んでいて、同社は資材や機材を提供したり、従業員が作業に参加したりして活動を支援する。 県庁で行われた締結式でNPOの小松幸子理事長、河田亮一社長、池ケ谷弘
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国民民主、鈴木康友氏の推薦決定【静岡県知事選】
国民民主党は19日、持ち回りの両院議員総会で静岡県知事選に無所属で出馬表明した前浜松市長の鈴木康友氏(66)の推薦を決めた。18日に県連から上申があった。 知事選では、立憲民主党県連が鈴木氏への推薦を決定していて、23日に党本部が正式に決める見通し。一方、元副知事大村慎一氏(60)の推薦を内定した自民党県連は22日の総務会などを経て、党本部に上申する。 国民民主党の榛葉賀津也幹事長(参院静岡選挙区)は19日の記者会見で「まさに与野党ガチンコの知事選になった」と語った。
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コンゴ訓練機構にスズキが機材寄付 自動車整備士養成
スズキは19日までに、アフリカ・コンゴの国立職業訓練機構(INPP)に、四輪や部品など自動車整備士養成に必要な機材を寄付した。 贈ったのはジムニーの中古車3台やエンジン5基、スペア部品など計590点。国際協力機構(JICA)とINPPが2011年から進める技術協力プロジェクトを支援する。 18日、コンゴの首都キンシャサにあるINPP本部で寄贈式が行われ、スズキやコンゴ大臣、INPP幹部らが出席した。 スズキによると、22年度のアフリカのスズキ車販売台数はインドなどからの輸出を中心に約11万台と過去最高だった。このうちコンゴは100台程度と少ないが、鈴木俊宏社長は「自動車の普及に伴って整備士に
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スズキのキャリイ 安全性能が向上 仕様変更、値上げ
スズキは19日、軽トラック「キャリイ」シリーズを一部仕様変更して発売した。先進安全機能「スズキセーフティサポート」を特装車を除いて標準装備し、踏み間違いによる事故を防ぐ後方誤発進抑制機能にブレーキ制御を追加した。 キャリイとスーパーキャリイは、5MT車にアイドリングストップシステムを搭載して燃費性能を向上させ、車体色に「デニムブルーメタリック」を新たに設定した。特装車の一部にはタイヤの空転を防ぐデフロック機構を加えた。機能装備充実に原材料価格高騰を反映し、車両価格は約8~19%値上げした。 シリーズの年間目標販売台数は6万5千台。メーカー希望小売価格はキャリイが111万7600~152万46
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ヤマハの車内音響システム AI活用し最適化 25年に市場投入へ
ヤマハは、車載オーディオ事業の強化に向け、人工知能(AI)を活用して車内の音響を最適化する「Music(ミュージック)AI」をこのほど開発し、2025年に市場投入する。開発中のハイエンド(高級)アンプに搭載し、量産態勢に入る。 従来の技術では対応できなかった音響システムを、AIによって迅速に調整できるようにした。新技術は全スピーカーからの音波がどの座席でも快適な音質に導く「キャビン」、躍動感や透明感などを楽曲の個性に合わせて調整する「ミュージック」、ユーザーの趣向を発見する「パーソン」の三つで構成し、車種別や聞き手の特徴を学習する。 ユーザーがタッチパネルで操作し、楽曲内で高音や低音に変化さ
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大型車後付け部品開発 磐田の兼子鉄工所、第1弾はトラック専用ステップ 経営安定化へ技術生かす
輸送機器部品製造の兼子鉄工所(磐田市、兼子達治社長)は、独自の大型車両向けアフターパーツ(後付け部品)の開発に乗り出している。第1弾として、トラックの荷台に安全に昇り降りするためのステップを製品化した。下請けの仕事で培った金属加工技術を生かした新事業として自社製品の製造販売を展開し、経営・雇用の安定化につなげる。 同社は四輪・二輪車、船外機向けのさまざまな部品製造を手がけている。ただ、こうした下請けの取引は景気に左右されやすく不安定なのが経営課題だった。兼子社長は「下請けは完全に受け身。受注が減ったからと言って従業員をくびにできない。仕事量を平準化するために自社製品を作りたかった」と話す。
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国内養蚕業再興、活性化へ 静岡の農業法人・鈴生 九州大発ベンチャーと連携
農業法人の鈴生(静岡市葵区)と、九州大発ベンチャー企業のKAICO(カイコ、福岡市)は19日、養蚕業の連携事業に取り組むと発表した。鈴生が開発したスマート型施設でカイコを育て、カイコ社が研究する経口ワクチンや飼料添加物への活用を目指す。絹糸以外の利用方法を確立して、国内養蚕業の再興と地域活性化につなげる。 養蚕施設は、太陽光発電と両立するソーラーシェアリングによる年間飼育が可能な小型モジュール型。カイコの餌のクワ生産が盛んな松崎町の協力農家で、2025年にも試験栽培を始め、将来的な全国展開を目指す。伊豆半島や西部地域を中心に、製糸業が主要産業だった本県から養蚕復興の第一歩を踏み出す。 カイコ
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静岡県、収益力向上へ中小企業対象補助金 25日から応募受け付け
静岡県は25日、中小企業向けに新たに創設した「収益力向上事業費補助金」の応募受け付けを開始する。物価高騰による経営環境の変化に対応し、独自の技術やサービスの展開を目指す企業を支援する。 付加価値や生産性の向上につながる新規取り組みなどについて2~3年間の事業計画を策定し、申請する。計画策定から実施後のフォローアップまで金融機関や商工団体の伴走支援を受けることが条件。経営革新計画の承認の有無は問わない。補助額は上限500万円で、対象経費(税抜き)の2分の1以内。問い合わせは県経営支援課<電054(221)2526>へ。
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ケニア視察団がヤマハ本社訪問
日本の教育現場を視察するため来日中のケニア視察団が19日、浜松市中央区のヤマハ本社を訪れ、山浦敦社長と会談した後、企業ミュージアム「イノベーションロード」を見学した。 ケニアは教育カリキュラムの改訂を進めていて、音楽の授業で楽器を演奏する「器楽教育」の導入を視野に入れる。 ケニア国民議会教育委員会のメリ・ジュリウス・キビウォ委員長は「日本は人生を楽しむために小さいころから音楽に親しんでいる」と日本の音楽教育に興味を示した。ヤマハの取り組みについては「音楽文化の向上に貢献している」と評価した。
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高純度「セリサイト」化粧品、浜松に商機 産出地・愛知の販売会社、アクセス生かし拡販へ
浜松市に隣接する愛知県東栄町の化粧品販売会社「もと」(大岡千紘代表)が、全国で唯一採れる同町の天然素材「セリサイト」(絹雲母)を使った化粧品を開発した。三遠南信自動車道の開通などアクセスの利点を生かし、浜松市をはじめとする県西部で販路拡大を目指す。 セリサイトは鉱物の一種。粉末状に加工した際の滑らかな感触と透明感が特徴で、ファンデーションやおしろいの原料に使用される。東栄町産のセリサイトは海外産よりも純度が高く、きめ細やかなパウダーに仕上がるという。 主な商品はファンデーションやフェースパウダー、メーキャップクリームの3種類。いずれも、セリサイトをふんだんに使った自然な肌触りが特徴と言い、「
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東京青果市場案内(JA静岡経済連東京事務所調べ)サラダ商材に引き合い
東京都中央卸売市場では、天候回復を受け野菜全般に入荷が増加傾向となった。気温上昇でサラダ商材、薬味関係の荷動きが良くなる見込み。 【セロリ】サラダ商材として発注量が増加し、量販店の売り場も広がってきている。相場は強含み。 【ワサビ】入荷量は横ばい。先週後半から豊洲市場に入荷が集中したため、相場は下げ。 【タケノコ】福岡県産の入荷はピークを越え、来週前半までの見通し。鹿児島県産、熊本県産はほぼ終了。量販店の売り場にはボイル物が増えてきた。相場は弱含み。 【豆類】スナップエンドウと砂糖エンドウは、入荷量が少なく相場は強もちあい。絹さやは出荷産地が増加。相場はもちあい。 【果実類】果実全般に入荷量
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陸上日本選手権、1万に太田智(浜松日体高出)ら 5月3日、エコパ
日本陸連は19日、パリ五輪代表選考会を兼ねる日本選手権1万メートル(5月3日、静岡・エコパスタジアム)のエントリー選手を発表し、男子は昨年12月の前回大会で27分9秒80の日本新記録を樹立して優勝した塩尻和也(富士通)、前日本記録保持者の相沢晃(旭化成)、前回2位の太田智樹=浜松日体高出=、鈴木芽吹=熱海泉中出=、田沢廉(いずれもトヨタ自動車)らが名を連ねた。マラソン五輪代表の赤崎暁(九電工)のほか、大川歩夢(プレス工業、伊豆中央高出)、太田直希(ヤクルト、浜松日体高出)も登録した。 女子は昨夏の世界選手権7位入賞で4連覇が懸かる広中璃梨佳(日本郵政グループ)、前回2位の高島由香(資生堂)、
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レスリング山本(飛龍高出)、五輪アジア予選初戦で敗れる パリ切符持ち越し
【ビシケク共同】レスリングのパリ五輪アジア予選は19日、ビシケクで開幕して男子フリースタイル6階級が行われ、65キロ級の清岡幸大郎(三恵海運)、86キロ級の石黒隼士(自衛隊)が五輪代表の懸かる準決勝に進んだ。清岡は2試合に勝ち、石黒は初戦を不戦勝で勝ち上がった。 日本勢は準決勝に勝って上位2人に与えられる五輪出場枠を獲得すれば、代表に決まる。決勝は実施しない。97キロ級の吉田アラシ(日大)は準々決勝、125キロ級の山本泰輝(自衛隊、飛龍高出)は初戦で敗れ、今大会での出場枠を逃した。5月の世界最終予選(イスタンブール)に回る。 アジア予選は21日までで、日本勢は男子グレコローマンスタイルにも4
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静岡ブルーレヴズ、プレーオフ消滅 東京SGと引き分け ラグビー・リーグワン1部
ラグビーのNTTリーグワン1部第14節第1日は19日、東京・秩父宮ラグビー場で1試合が行われ、静岡は東京SGと31-31で引き分けた。静岡は6勝2分け6敗となり、上位4チームによるプレーオフ進出の可能性がなくなった。東京SGは10勝1分け3敗 先制した静岡は前半に2トライを許し、7-14で折り返した。後半は3トライを奪ってリードしたが、31-28で迎えた終盤にPGで追い付かれた。東京SG(50) 31(14―7 17―24)31 静岡(33)終盤追い付かれる 静岡は2試合連続の引き分けで上位4チームに入れないことが決まり、プレーオフ進出の可能性がなくなった。藤井監督は「勝ちたかったけど、しょ
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卓球シングルスW杯 平野(沼津市出身)は4強ならず
卓球のシングルスのワールドカップ(W杯)は19日、マカオで準々決勝が行われ、女子は張本美和(木下グループ)がアドリアナ・ディアス(プエルトリコ)に4-1、男子は張本智和(智和企画)がスウェーデン選手に4-2で勝ってともに4強入りした。 女子の早田ひな(日本生命)は、世界ランキング2位の王曼〓(中国)に1-4、平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は東京五輪女王の陳夢(中国)に0-4で敗れた。 男子の戸上隼輔(井村屋グループ)は馬竜(中国)に2-4で屈した。 平野は18日の決勝トーナメント1回戦で田志希(韓国)に4-3で競り勝っていた。 (共同) ※〓は日の下に立
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小林製薬紅こうじサプリ原料 未想定物質さらに複数 国の分析で検出
小林製薬(大阪市)の「紅こうじ」サプリメントを巡る健康被害の問題で、厚生労働省と国立医薬品食品衛生研究所(国衛研)は19日、製品原料のサンプル分析の現状を説明し、既に判明している青カビ由来の「プベルル酸」の他に未想定の物質を複数検出したと明らかにした。関係者によると、新たな検出は少なくとも2物質。厚労省と国衛研が特定を進める。 厚労省によると、健康被害の情報があるのは昨年6~8月に製造された原料ロットが中心で、理化学検査機器を使って物質を検出。質量分析やデータベース検索を実施するほか、化学構造を調べて物質特定を進め、紅こうじ菌がつくる物質か、カビ由来か、混入した可能性はあるのか、といった発生
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ホスト元同僚 大学生へのわいせつ性否認 静岡地裁初公判
2023年、静岡市葵区のホストクラブで働いていた男子大学生=当時(23)=に対する強制わいせつの罪に問われた元同僚の被告(30)の初公判が19日、静岡地裁(谷田部峻裁判官)であり、被告は「事実は認めるがわいせつ性はない」と起訴内容を一部否認した。 検察官は冒頭陳述で、男子大学生は悲鳴を上げるなどして下半身へのわいせつ行為を嫌がったが、被告や他の同僚は「行為を止めなかった」と指摘した。被告は「当日は酔っていて記憶がない」とした上で、わいせつ行為は店内で横行していた「いたずらの延長線」だと主張した。 起訴状によると、被告は23年5月1日午後7時41分ごろから55分ごろまでの間、当時のホストクラブ
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伊東市 相次ぎ書類を誤送付
伊東市は19日、市の業務に関連して書類の誤送付が3件相次いで発生したことを明らかにした。いずれも3月に発送した書類で、それぞれ本来の受け手とは別人に送っていた。 市によると、3月15日に1人の市税関連の個人情報を記載した還付通知書を別人の通知に混入して送付した。住所や氏名、還付金額などが記されていた。21日には対象の2人に宛てた「国民健康保険限度額適用・標準負担額減額認定証」を、それぞれ誤った対象者に対して送った。 さらに28日には住民票の写しなどの郵送請求に関連し、市が送り元に返送する必要があった「職務上請求書」1通を別人宛ての送付物に混入して送った。 いずれも誤送付先から連絡を受け、発覚
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掛川市、55人分 アドレス漏えい メール誤送信
掛川市は19日、市が主催する茶摘みイベントの申し込み者55人への連絡で、メール誤送信に伴う情報漏えいがあったと発表した。全ての受信者のメールアドレスが表示される方式で一斉送信したという。 市お茶振興課によると、同日午前8時45分ごろ、職員が誤送信した。約30分後に受信者の1人から「他人のアドレスが見えるようになっている」と電話があり、発覚した。漏えいした情報はメールアドレスだけで、名前などの記載はなかったという。 市は受信者に謝罪すると同時に、メールの削除を依頼した。久保田崇市長は「二度とこのようなことが起こらないよう再発防止に努める」とコメントした。
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静岡県内インフル患者、前週から半減 4月8~14日、コロナも減
静岡県は19日、定点医療機関から直近1週間(8~14日)に報告されたインフルエンザの患者数が1医療機関当たり2・94人になったと発表した。前週の5・99人から半減した。1日当たりの推定患者数は420人。地区別では東部4・2人、中部1・93人、西部2・51人。新型コロナウイルスも定点当たりの患者数が3・52人で、前週の4・45人より減少した。1日当たりの推定患者数は440人。地区別では東部4・98人、中部2・64人、西部2・74人。
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伊東市出張所 職員が鍵紛失
伊東市は19日、市内の出張所と生涯学習センターを開け閉めするために出張所職員が管理している鍵3点とセキュリティーカードキー1点を紛失したと発表した。 市によると、出張所職員が3月29日の業務終了後に出入り口を施錠する際、紛失した4点を所持していなかったため、自宅などを確認した。発見できなかったことから、伊東署に遺失届を出した。 施設のシリンダーの付け替え対応に当たり、カードキーは無効化した。市は出勤時の鍵の所在確認を日課とするなど対応を徹底するとしている。
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浜松・西山町の女性殺害10年 浜松中央署が情報提供呼びかけ
現在の浜松市中央区西山町で、無職曽根栄子さん=当時(79)=が自宅で殺害された事件は21日、発生から10年を迎える。浜松中央署捜査本部は19日、現場周辺で情報提供を呼びかける街頭広報を行った。 2014年4月21日午後7時ごろ、台所で血を流して倒れている曽根さんを帰宅した家族が発見した。死因は首を刺されたことによる失血死だった。捜査本部はこれまでに延べ4万6千人を投入して捜査を続けているが、犯人の特定には至っていない。 広報活動には浜松中央、浜松西の両署や県警捜査1課の警察官約20人が参加し、通行する車のドライバーらにチラシ入りポケットティッシュを配った。捜査本部によると、これまで計88件の
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掛川市緑地誤売却 市長と2副市長を減給処分 前市長は市に寄付
掛川市が行政財産の緑地を市内不動産業者に誤売却した問題で、久保田崇市長は19日、自身を減給10分の2(3カ月)、高柳泉と石川紀子の両副市長を減給10分の1(3カ月)にする処分を科すと明らかにした。市議会6月定例会に関連議案を提出する。 同日の市議会全員協議会で説明した。久保田市長は「行為が起こった時点では現執行部ではなかったが、将来に対して再発防止の責任を有する」と理由を述べた。問題が浮上した当時の松井三郎前市長から市に200万円を寄付する申し出があったことも明かし「当時の市長の職にあった者として、少なからず管理監督責任は生ずるのではないかと判断した」とする松井前市長の手紙を読み上げた。 誤
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静岡大、職員賃金未払いで是正勧告受ける 250人に5900万円支払う
静岡大は19日、職員への賃金の未払いがあったなどとして静岡労働基準監督署から是正勧告を受け、250人に計約5900万円を支払ったことを明らかにした。 静大によると、2023年10月に静岡労基署の立ち入り調査があり、時間外労働の未払いなどを指摘された。過去1年間をさかのぼって見直した結果、24年3月と4月に対象職員250人に総額約5900万円の支払いを済ませたという。 静大は「労働時間の管理徹底や時間外労働の縮減、職場環境の改善に努めていく」などとコメントした。
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タンクローリー77台が検査不適合 静岡県、23年度立ち入り結果
石油や火薬などの危険物を運搬する車両の事故防止策などを検討する静岡県危険物運搬車両事故防止等対策協議会(滝明会長)が19日、県庁で開かれた。県や県警、国土交通省、中日本高速道路など構成機関の担当者計約20人が出席し、立ち入り検査の結果や事故防止訓練の予定を説明した。 県は2023年度に実施したタンクローリーの立ち入り検査結果を公表。128カ所で計456台を検査し、77台(前年比1台増)の不適合車両が見つかったという。中でも定期点検にかかる義務違反が33台と顕著だった。担当者は「設備に不備があると事故の可能性が高まり、事故発生時には被害が拡大する恐れがある」として、定期点検実施の徹底を呼びかけ
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富士山マイカー規制、24年夏は開山全期間 富士宮口、須走口
静岡県は19日、富士山5合目につながる富士宮口の富士山スカイラインと、須走口のふじあざみラインのマイカー規制を開山期間中の全日で実施すると発表した。地元自治体や山小屋関係者などでつくる各協議会が決めた。 規制は、本県側の開山日の7月10日から9月10日までの連続63日間。山梨県側の富士スバルラインの規制は後日決定する。規制期間中、各5合目に向かう際は乗り換え駐車場にマイカーを止めて有料のシャトルバスやタクシーを使う。
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【幸せのカタチ “若者たち”の10年㊥】社会で子ども支える環境づくり 心の空白、里子と乗り越え
春の訪れを感じさせるような暖かな日差しが降り注いだ3月上旬。富士山の麓で、富士児童相談所管内の里親組織「ふじ虹の会」が主催する交流イベントの「芋煮会」が開かれた。里親家族に加えて児童養護施設の職員なども集まって大鍋を囲み、和やかな雰囲気に包まれた場の中心には、以前と変わらず坂間多加志(44)=富士市=の姿があった。 多加志は2008年、妻の美夏とともに里親となり、障害や虐待経験を抱えた子どもたちを育て始めた。11年にはふじ虹の会を設立。里親同士の交流のみならず、関係機関との連携を深めて地域全体で子どもを支えていく環境づくりに力を注いだ。 当時は30家庭ほどだった会員は、今は50家庭までに増加
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茶況(4月19日)芽合い重視の取引 静岡市中県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は、磐田の荷口が増え、初倉、清水小島から初荷があった。さえみどりなどのわせ品種が中心。芽合い重視で商談に臨む買い手が多く、棒などが混じる荷は厳しく値押しされた。やぶきたの良品は足早に取引が成立する傾向が連日続いている。清水小島の手摘みの上級品で30000円台の取引があった。◇ 静岡市中の県産一茶は、相良と坂部から初荷が届いた。磐田は5000円台~3000円台で軟調気味。相良はやぶきたの上物で7000円台後半の取引があった。初荷は各産地、おおむね前年同額でスタートしている。◇静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円)▽成立 16,904キロ(県内2,109キロ、県外14,795キロ
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袋井市「スポーツ飯」に6品認定 選手支援へ、栄養と量を専門家監修 合宿誘致に活用
袋井市は19日、市内でスポーツをするアスリートを食でサポートする「袋井スポーツ飯」の第1弾に、市内5事業所の6メニューを認定したと発表した。各事業所で販売している。 袋井スポーツ飯は、スポーツに励む選手を支援するため栄養バランスと量に配慮した食事メニュー。昨年12月にメニューの募集を開始し、市内在住の公認スポーツ栄養士が監修した後に認定した。今後、スポーツ合宿の誘致やプロスポーツチームとの連携事業などに活用して広くPRし、スポーツツーリズムの魅力向上や地域の活力創出を狙う。 第1弾に認定されたのは、タンパク質豊富な「スポーツどまん中弁当」や疲労回復に適した「ローストポーク弁当」、けがの回復・
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小ぶりな盆栽にツツジやカエデ 愛好家が展示 21日まで浜松市浜名区
静岡県西部の盆栽愛好家による作品展「秋葉路小品盆栽連合展」(実行委主催)が19日、浜松市浜名区のJAとぴあ浜松浜北営農緑花木センターで始まった。21日まで。 20~90代の愛好家18人が小ぶりな盆栽を中心に一人1席ずつを出品した。ツツジやカエデなどの風情ある作品が会場を彩る。 実行委の市川博昭事務局長は「手のひらサイズの作品から大自然を感じてほしい」と話した。
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デジタル茶況(4月19日)早場所の品種物で荷口増加 静岡市中・静岡茶市場 県産一茶
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、早場所を中心に工場の顔ぶれが増え、茶商の関心が高まり始めた。産地は磐田、初倉、坂部、相良など。わせ品種の荷が多い。初倉や磐田で稼働を重ねている工場の荷は、前日から500~1000円下げて商談が成立した。 市中では、引き続き県内物のやぶきたを求める声が強い。JA職員は「市況を見る限り、芽合い重視の仕入れ姿勢が強い。適期を見極めるよう農家に呼びかけている」と話す。 島田、金谷、川根 島田地域の初取引が行われ、初倉と湯日から3口90キロが上場した。平均単価は8311円、最高値は1万2千円。出回り量は限られたが、品質は良好でスムーズな取引となった。 榛原、相良 市内
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菊川で新茶初取引、手合わせ威勢よく やぶきた、おおいわせが上場
菊川市和田のJA遠州夢咲茶業振興センター「サエリア」で19日、新茶初取引が行われた。3月の冷え込みを受けて前年よりも4日遅い幕開け。生産者と茶商、行政関係者約130人が式典に出席し、新茶シーズンの到来を祝った。 持ち込まれた荷は1工場2口32・8キロ。「やぶきた」と「おおいわせ」が上場した。売り手と買い手が価格交渉を行い、取引が成立すると手をたたく「手合わせ」の音を響かせた。 同JAによると、2、3月の降水量は十分で、気象災害はなかったという。取引に先立ち行われた式典で河原崎友二組合長は「日増しに茶園の緑がのり始めて、生育も良好で最高の品質が期待できる。明るい茶業にしていきましょう」とあいさ
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島田地域で新茶初取引 初倉、湯日から90キロ
島田地域の新茶初取引式が19日、島田市中河町のJA大井川島田支店で行われた。生産者や茶商ら約200人が集まり、今期の茶の活発な取引に期待を込めた。 初取引は生育が早かった昨年より4日遅く、例年並みとなった。初倉と湯日から、つゆひかり、さえみどり、やぶきたの3口90キロが持ち込まれた。買い手側は、荒茶の形状や色を吟味。鐘の音で取引が始まると、スムーズに進行し、各所で成立を告げる「手合わせ」の音が響いた。平均単価は8311円で、最高値は1万2千円だった。 湯日第一茶農協の古沢義晴組合長(65)は「4月に入って一気に暖かくなったことで、色の良いお茶に仕上がった」と喜びを口にした。
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金谷地域で新茶初取引 わせ「山の息吹」ごく少量上場
金谷地域の新茶初取引が19日、島田市のJA大井川五和支店で行われた。生産者や茶商ら関係者が新茶シーズンの幕開けを祝った。 わせ品種の「山の息吹」がごく少量上場し、1キロ当たり8888円で取引された。買い手側は荒茶の形状や色、香気などを吟味し、取引が成立すると威勢よく手合わせした。茶商の一人は「形状や水色がよい」と評価した。 初取引に先立ち、開所式が行われた。同JAの板谷隆輝常務理事は「茶価の低迷など状況は厳しいが、品質を第一に生産者と歩んでいきたい」とあいさつした。
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静岡県警、山岳遭難防止へ啓発強化 地図や防寒着、照明、計画書提出「十分準備を」
静岡県警は大型連休中(27日~5月6日)の山岳遭難を防ごうと、南アルプスを中心に登山者への啓発活動を強化している。春山は汗ばむほどの陽気の後、天候の急変で気温が真冬並みに下がる場合があり、2千メートル以上など標高が高くなれば積雪や凍結で冬山装備も必要になる。山岳遭難救助隊員が実地訓練を重ねて発生に備えると同時に、SNSなどを通じて「十分な装備品の携行を」と呼びかける。 昨年の連休中の県内事故は5件(重軽傷者計3人)。前年同期比で大きな増減はなかったが、今年は新型コロナウイルスの5類移行も影響し、南アを中心に登山者の増加は予想される。 県警は、地図やアプリの活用▽レインウエアや防寒着の携行▽ヘ
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静岡市舞台に映画、市民巻き込み 監督山本起也さん、故郷で製作「地域見つめ直す機会に」
静岡市出身の映画監督山本起也[たつや]さん(58)が、地元静岡で映画の製作を進めている。これまで市井の人の暮らしを追ったドキュメンタリーや過疎化する地域を舞台にした劇映画を手がけてきた。「地域を見つめ直し、それぞれの生活を豊かにするきっかけに」と、市民を巻き込みながら準備している。 熊本県天草市で撮影し、2021年に公開した「のさりの島」では、構想段階から約5年間現地に通って地元住民との関係を築いた。公開後に自主上映会やロケ地を巡るスタンプラリー、観光ツアーなど住民主体の取り組みが拡大。「狙ってできるものではないが、映画製作が、人口減少が問題となっている地域のコミュニティーを再び接着させられ
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愛媛、高知震度6弱 南海トラフ「変化見られず」 政府地震本部臨時会
政府の地震調査研究推進本部地震調査委員会(委員長・平田直東京大名誉教授)は18日、17日深夜に発生した豊後水道を震源とするマグニチュード(M)6・6の地震を受けて都内で臨時会を開いた。平田委員長は会合後の記者会見で、南海トラフ巨大地震との関連について「地震後の地殻変動に有意な変化は見られず、発生の可能性が平時と比べ高まったとは考えていない」との見解を示した。 同委によると、地震発生後に近傍のひずみ計の観測データや低周波地震活動に有意な変化はみられなかった。平田委員長は「南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくないことに変わりはない。普段からの対策が重要」とした。 (東京支社・武田愛一郎)
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記者コラム「清流」 忍者の資質
「忍者って陽キャなのか?」。忍者研究の第一人者として知られる三重大の山田雄司教授の講演会を取材した。テーマは「現代に活かす忍術」。現代社会で忍術をどのように活用するのか、興味を引かれた。 山田教授によると、忍者の主な役割は情報収集。姿を変えたり、池を渡ったりするのは忍術の末端に過ぎないといい、抱いていたイメージを覆された。忍術書では真に大事な資質として、コミュニケーション術や状況に応じた対応能力、人との付き合い方などが挙げられているという。 「これ、新聞記者の仕事に似てますよね」。教授の言葉にはっとした。記者として働き始めて9年目。日々の仕事に追われ、素養を磨くことをおろそかにしていた。優秀
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静岡人インタビュー「この人」 ジビエ産業振興で地域活性化に挑む 高林麻里さん(浜松市天竜区)
浜松市天竜区春野町杉で2022年から、野生鳥獣肉(ジビエ)加工施設「ジビエ工房ジミート」を営む。異業種との連携を盛んにし、産業の裾野拡大や地域活性化に挑む。44歳。 -ジビエに関心を持ったきっかけは。 「地域の食材を扱う料理店をめぐる団体の活動で、ジビエの魅力を知った。耕作放棄地の増加などを要因にシカの生息圏は広がっており、農家に及ぼす食害の深刻さを痛感した。担い手の高齢化などで閉鎖を余儀なくされた工場を再開させ、食肉の需要を広げることで森林環境保全に貢献できればと考えた」 -活動に賛同してくれる事業者が増えた。 「地域で活動する猟師の理解を得て、シカの個体の提供を受けている。販売面では、シ
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記者コラム「清流」 若手漁師の活躍に注目
食卓に並ぶなじみの海産物、いつまで安定供給できるか。沼津市静浦地区で長らく漁業を支えてきたベテラン漁師によれば、今の担い手は全盛期の5分の1程度かもしれないという。 自然を相手にする仕事は想像以上に難しい。4月、シラス漁に同行した。朝5時半ごろ多比港を出発、魚群探知機や漁師の感性を頼りに海を駆け回るも、この日は運に見放された。それでも約10年前に始めた養殖ワカメの収穫を実施。当時の青壮年部の「次世代の漁師のため」という思いが着実につながれていた。 今の時代は需要に合わせて漁業を多様化するのが主流。「魚が減っている」と言われる中、同地区の若手漁師は釣船、ワカメ、シラス、ナマコなど多岐にわたって
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社説(4月19日)災害用トイレ車両 県内市町に配備促進を
能登半島地震で被災した石川県の奥能登地域で、富士市と西伊豆町が導入した「トイレトレーラー」など、全国の自治体が派遣した災害用トイレ車両が活動している。被災地での悲惨なトイレ事情は詳しく伝えられることはあまりないが、深刻な問題だ。 地震発生から3カ月以上を経ても上下水道が復旧していない被災地が多い。排せつが不自由だと日常生活に支障があるだけでなく、健康にも影響する。災害関連死を防止する意味でも被災者の排せつ支援は極めて重要だ。 災害用トイレ車両にはトラックや商用車を改造した自走式の「トイレカー」もある。大規模災害が頻発して関連死の防止が重視される中、全国でトイレ車両を整備する自治体が増えてきた
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記者コラム「清流」 ブームの先に
コロナ禍をきっかけに注目されたアウトドア。キャンプを筆頭に、屋外で密を避けられるとして一躍人気となった。一方で昨年あたりから行動制限の緩和で競合するレジャーに人が流れ、「ブームは曲がり角を迎えた」との声を聞くようになった。 静岡県内でも、首都圏や中京圏からのアクセスの良さを生かしてキャンプ場の新規開設が相次いだ。異業種の企業がアウトドア関連のギア製造に参入する動きも広がった。ブームが去れば、厳しい競争が待っていると身構える事業者もいる。 この数年で多様なニーズに応えるアクティビティーと製品が充実し、アウトドアの裾野自体は大きく拡大したとも感じる。今後も質の高いサービスや他にない個性を磨き、愛
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大自在(4月19日)長谷部誠選手
「整う」は、手でそろえる行動を表す「トト(取々・手々)」と「ナフ(行う)」が合わさった言葉という。即興なぞかけの芸人は「整いました」と決め台詞。「ととのう」はサウナ愛好者が使うなどして2021年「新語・流行語大賞」の候補にもなった。 国語辞典や古語辞典には「ととのう」「ととのえる」の語釈や用例が並ぶ。なじみ深い言葉だが、その状態になるには、時に、額に心に汗もかかなければならないようだ。 「心を整える。」。08年からドイツで活躍し、今季限りでの現役引退を表明したサッカー元日本代表主将で藤枝市出身の長谷部誠選手(40)の著書である。ワールドカップ南アフリカ大会後の11年に刊行され150万部のベ
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コラム窓辺 新茶の季節に思うこと(久保田香里/静岡理工科大法人本部広報部長)
先日、静岡茶市場の新茶初取引の場に行ってきました。市場開設以来、一番早い日とのことで、活気ある雰囲気を拝見できました。 私は子どもの頃から日本茶が大好きです。祖母からは「お米とお茶はいいものを選びなさい。その二つがおいしければおかずは工夫でどうにでもなる」と言われて育ちました。その教えに忠実に、朝はまず家族分のお茶をできるだけおいしく入れることから始まります。 15年ほど前、茶葉の消費低迷に対し、デザイン学生がアイデア提案するプロジェクトに数年間取り組みました。そのとき、とても印象に残ったシーンがあります。茶業関係者の「ペットボトルに押されてしまって」という説明を聞き、学生たちは「ペットボト
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専門家「防災対策見直し、臨時情報再確認を」 愛媛、高知で震度6弱
17日深夜に発生し高知県などで震度6弱を観測した地震。震源が南海トラフ地震の想定震源域内だったとして関連を心配する声がある中、専門家は「南海トラフ地震臨時情報」の再確認や、防災対策の見直しを呼びかける。 気象庁の南海トラフ地震に関する評価検討会の委員で東京大地震研究所の古村孝志教授は、今回の地震について「プレート内部で発生し、プレート境界地震とはメカニズムが違う」と説明。臨時情報については「地震の規模が大きいほど、南海トラフ地震との関連を検討する必要がある」ものの、今回はマグニチュード(M)6・6で調査の基準(M6・8)には達しなかった。その上で「臨時情報が発表される基準やどう行動するのかを
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静岡県知事選、与野党対決の構図に 自民が大村氏の推薦内定、立民は鈴木氏
5月9日告示、26日投開票の静岡県知事選で、自民党県連は18日、元副知事大村慎一氏(60)の推薦を内定した。立憲民主党県連は前浜松市長鈴木康友氏(66)の推薦を決め、与野党対決の構図が固まった。早期の衆院解散・総選挙が取り沙汰される中、前哨戦の様相を帯びる可能性もある。 川勝平太知事の辞任に伴う超短期決戦となる中、両氏はともに、主要政党や政治団体に推薦を依頼するなど「オール静岡」の態勢構築を目指した。与野党相乗りを模索する動きもあったが、実現には至らなかった。 川勝知事と対立してきた自民県連は独自候補擁立を見送り、両氏に対する政策ヒアリングなどを踏まえて推薦候補を一本化した。22日の総務会な
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PFAS、大気で拡散か 土壌と結合で長期残留 静岡・清水区
発がん性との関連が報告されている有機フッ素化合物(PFAS、読みはピーファス)が、静岡市清水区三保の化学工場から2~3キロも離れた飲用の井戸水からも高濃度で検出されている実態が明らかになった。この工場は2013年までPFASの一種PFOA(ピーフォア)を使用していたことが明らかになっている。自然界で極めて分解されにくいため〝永遠の化学物質〟と呼ばれるPFAS。拡散の原因について行政関係者は首をひねるが、静岡新聞社が入手した内部資料からは工場の煙突から放出されたPFOAが大気により散らばった可能性が浮上。1970年代後半まで工場敷地内の穴にPFOAを“投棄”していたことが
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なくなる学校。地域にできることは?③ 先行地区の自治会長インタビュー【賛否万論】
「なくなる学校。地域にできることは?」と題し、少子化時代の学校統廃合と地域の在り方をテーマにしています。前週までは4月に小学校が統廃合された静岡市葵区の藁科川上流域を取り上げましたが、今週は3小学校(旧中河内小、旧西河内小、旧和田島小)と1中学校(旧両河内中)を統合して2022年度に両河内小中が開設された同市清水区両河内地区の先行事例を紹介します。賛否の意見があった住民をまとめ、スクールバスの運営も担う同地区連合自治会長の中山治己さん(76)のインタビューを掲載します。 (社会部・大橋弘典)学校統合は地域づくりの“道具” 静岡市清水区両河内地区連合自治会長中山治己さん
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自民県連、大村氏支援一本化 政策見極め重視、‘’一枚岩‘’見通せず【静岡県知事選】
5月9日告示、26日投開票の静岡県知事選で、自民党県連は18日、元副知事大村慎一氏(60)の推薦を内定し、支援先の一本化にこぎ着けた。2人の候補者がともに「オール静岡」を掲げる中、政策を見極めるプロセスを重視。所属県議による独自の県民アンケートの結果も加味して判断した。ただ、前浜松市長鈴木康友氏(66)を推す声はなおくすぶり、一枚岩で戦えるかは見通せない。 議員総会と役員会後に取材に応じた増田享大幹事長は、大村氏の推薦内定に至った理由について、全県的な視点で県政課題を認識している点や対話を重視する姿勢、危機管理・防災に対する元総務官僚としての知見などを挙げた。各県議による5千人規模のアンケー
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⚽フランクフルト時代「助けられた」 清水エスパルスの乾、引退表明の長谷部に感謝
サッカードイツ1部リーグ、アイントラハト・フランクフルトに所属する元日本代表主将の長谷部誠(藤枝東高出)が今季限りでの現役引退を表明したことを受け、代表などで一緒にプレーしたJ2清水の乾貴士が18日、クラブハウスで取材に応じ、「偉大な選手がやめるのはすごく残念。あれだけずっと海外でやっていて尊敬しかない」と長年の活躍をねぎらった。 乾はフランクフルトで長谷部とともにプレーした。ドイツ語が堪能な長谷部が通訳をしたり、食事に連れて行ってもらったりしたことがあったそうで、「お兄ちゃん的存在で、かなり助けられた」と感謝した。 印象に残っている試合はともに先発した2018年ロシアワールドカップ初戦のコ
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静岡県内の4月景気判断、2年1カ月ぶり下方修正 日銀支店、車認証不正など要因
日銀静岡支店が18日発表した4月の県内金融経済動向は、全体の景気判断を「一部に弱めの動きもみられるが、緩やかに回復している」とし、3月の「緩やかに回復している」から引き下げた。下方修正は2022年3月以来、2年1カ月ぶり。自動車関連メーカーによる認証不正の影響で一部製造業の受注が落ち込み、海外経済の停滞も下押し要因になった。 生産動向は、3月の「幾分持ち直している」から「一時的な下押し圧力を受けて、持ち直しの動きが足踏みしている」へと11カ月ぶりに下方修正した。1月の鉱工業生産指数が前月比8・0%減に悪化するなど自動車業界の認証不正の影響は大きく、自動車・同部品の評価を引き下げた。長引く中国
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全国学力テスト、202万人参加 静岡県内は6万人 小6と中3対象
小学6年と中学3年の全員を対象にする文部科学省の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)が18日、一斉に行われた。国語と算数・数学の2教科を実施し、国公私立の小中計約2万8千校の約202万人が参加。複数の資料を読み解く出題を重視し、デジタル機器といった身近な題材に引きつけて課題を考察させた。都道府県別平均正答率などの結果は7月末に公表する。 児童生徒の生活や学習の習慣を尋ねるアンケートは今回から学習端末を通じて答える方式を導入。全員に配られている端末が勉強に役立っているかといった質問項目があった。テストは従来通り紙の問題冊子と解答用紙を使用し、2025年度から一部教科で端末を使った新方式
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沼津発「ゲーミングラーメン」 誠恵高eスポーツ部と2店舗開発へ 食材で疲労回復効果狙う
沼津市の誠恵高eスポーツ部と市内の2店の人気ラーメン店が、ゲーム中の集中力を高めるオリジナルの「ゲーミングラーメン」の商品化を進めている。競技中にパソコンにこぼさないよう汁の少ないまぜそばとし、疲労回復などの効果があるとされる食材を盛り込む。今夏には冷凍での一般販売も目指す。 ラーメンは「麺百式」店主で、ゲーム好きの佐藤貴彦さん(44)が企画した。競技者は集中力を高めるため、カフェインの多く入った飲料を飲むことが多く、「自然の食材で効果が出せないか」と「真卓朗商店」の亀山卓朗さん(50)に相談。亀山さんが高麗人参などを加えたメニューを提供した経験を生かし、開発した。 17日は同校でeスポーツ
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清水区PFAS検出問題 飲用井戸から指針の7倍超 工場の2~3キロ圏に拡散か
静岡市清水区三保の化学工場周辺の地下水から高濃度の有機フッ素化合物(PFAS、読みはピーファス)が検出されている問題で、半径2~3キロ圏内の飲用の井戸からも最高で国の指針値の7・2倍となる1リットル当たり360㌨グラムのPFASが市の調査で検出されたことが18日までに明らかになった。静岡新聞社の情報公開請求で分かった。 公開された資料によると、市は昨年11月、希望する市民に対し、PFASの一種で、すでに国が製造・輸入を禁止したPFOA(ピーフォア)とPFOS(ピーフォス)について井戸水の調査を呼びかけ、68件の希望があった。このうち、飲用にしていたのは約1割の7件。市の聞き取りに対し調査希望
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【静岡県知事選】立民県連も鈴木氏推薦 野党系4者でサポートへ
立憲民主党静岡県連は18日、静岡市駿河区で臨時幹事会を開き、知事選に立候補を表明している前浜松市長の鈴木康友氏(66)の推薦を決めた。22日に党本部に上申し、23日に正式決定する見通し。連合静岡、国民民主党県連、県議会第2会派ふじのくに県民クラブを合わせた野党系4者で鈴木氏の選挙戦をサポートする。 幹事会は非公開。立候補予定者の鈴木氏と元副知事の大村慎一氏(60)からリニア中央新幹線整備や浜岡原発の再稼働などに対する考え方を聞き取った上で、推薦候補者を選定した。 源馬謙太郎県連代表は幹事会終了後の取材に「鈴木氏は市政運営や国会議員としての経験が豊富。大村氏も素晴らしいが、議会運営の経験がない
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富士山5合目への県道3ルート 26日に冬季閉鎖解除
静岡県は18日、富士山5合目に通じる県道3ルートの冬季閉鎖(全面通行止め)を26日午前11時に解除すると発表した。除雪作業が完了する見通しが立ったため。 対象は富士宮口の富士山スカイライン(全長13キロ)、御殿場口の富士公園太郎坊線(同1・7キロ)、須走口のふじあざみライン(同11・5キロ)。富士山スカイラインは夜間に路面が凍結する恐れがあるため、当面は午後5時から翌日午前8時まで通行止めにする。 3ルートとも5合目より上の登山道は積雪で危険なため冬季閉鎖を継続する。