教育・子育ての記事一覧
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記者コラム「清流」 はしかの恐ろしさ
麻しん(はしか)の感染が3月に相次ぎ、国内の患者は21人と昨年1年の7割を超えた。「まだ全然少ない」との印象は否めないが、国や行政が注意喚起するということが、はしかの怖さを物語っている。 50代以上は幼少期の罹患(りかん)で一定数が免疫を持っているとされ、医師から「記憶がない人は、まず自分の親に確認して、分からない場合は抗体検査を」と聞いた。高齢の親が半世紀近く前のことを覚えているのか疑問だったが「一生忘れられないはず」という。高熱、いったん収まってまた高熱。ぐったりするわが子の体中に「ヒョウのような」発疹が出現―。考えるだけでも恐ろしい。 ワクチンは1歳と「年長」が定期接種のタイミング
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浜松市、放課後児童会委託 地域の需要捉え 整備を【記者コラム 風紋】
小学生が放課後の時間を過ごす放課後児童会について、浜松市は2024年度から、同一仕様による運営委託化に全面移行した。核家族化、共働き世帯の増加に伴って放課後児童会の需要も高まる中、待機児童を減らし、保護者が子どもを預けられる環境の持続性を担保するのが狙い。現役世代が地域に住み続け、働き続けるためにも、育ち盛りの子どもが安心して過ごせる場の確保は重要だ。 放課後児童会の場合、待機児童につながる需要は年度や地域、子どもが習い事を始める夏休み前後でばらつきがある。待機児童数だけでみれば、同市は20年度の495人から23年度に190人まで減少した。ただ、利用者数の予測を立てにくい点は依然として課題
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前園長「全て私の責任」「先を急いでいた」 牧之原園児置き去り死初公判・被告人質問
牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で2022年9月、園児の河本千奈ちゃん=当時(3)=が送迎バスに置き去りにされ、熱中症で死亡した事件の初公判で、前園長の増田立義被告(74)の被告人質問での主なやりとりは次の通り。 ⇒届かぬ声 子どもの現場は今 保育連載の特設サイト ⇒届かぬ声 子どもの現場は今 保育連載の特設サイト 【弁護側】 -川崎幼稚園ではバスの乗り降りで園児の人数確認をしていたか。 「運転手と補助員で確認していると思っていた」 -事件当時、車内に園児は残っていないと思ったのか。 「補助員がスライドドアをバタンと閉めたので、いないと思った」 -自
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千奈ちゃん「バス来てるよ」車内で声も 前園長は気付かず施錠【牧之原置き去り死初公判】
「ケーキバス、後ろから来てるよ」-。静岡地裁で23日に開かれた牧之原市の送迎バス園児置き去り事件の初公判。検察は冒頭陳述で、河本千奈ちゃんがバスに取り残される直前、別の送迎バスの存在に気付き、車内で声を上げていたことを明らかにした。そのとき車内には千奈ちゃんと運転席の園長だけ。その言葉は園長に向けられていたのだろうか。しかし、増田立義被告(74)はその声に気付くことなく、バスを施錠。増田被告は最後に車内を確認しなかったことについて「補助員がスライドドアを閉めたので、いないと思った」「(私用で)先を急いでいた」などと語った。 ⇒届かぬ声 子どもの現場は今 保育連載の特設サイト &r
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松本さん(飛龍高出)伊勢ケ浜部屋入門へ 「夢は関取、精進」 先輩の翠富士、熱海富士在籍
今春、飛龍高(沼津市)を卒業した富士宮市出身の松本莉音さん(18)が大相撲伊勢ケ浜部屋への入門を決め、同校を訪れた伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)と23日に報告会を開いた。幕内翠富士関、熱海富士関が卒業生の飛龍高から同部屋への入門は6人目。松本さんは「関取という夢を持ち、厳しい稽古に精進したい」と意気込んだ。 松本さんは身長175センチ、体重145キロ。小学4年生から地元のクラブで相撲を始めたという。下から前に出る押し相撲が持ち味で、全国高校総体に個人や団体メンバーで出場した。 松本さんは「関取が多く、稽古が充実している伊勢ケ浜部屋に決めた」と入門の動機を語った。左足首のけがもあり、同校か
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フタバアオイ240株 1年かけて育成へ 西遠女子学園中・高 浜松市
浜松市中央区の西遠女子学園中・高は23日、京都三大祭りの葵祭で使うフタバアオイの苗240株を市民団体「葵の会遠州」から受け取った。生徒会や自然科学部の生徒ら約30人を中心に、同園の庭園で1年かけて育てる。 校内で贈呈式が開かれ、同会の真木仁顧問が代表生徒にフタバアオイの苗を手渡した。生徒たちは日陰の花壇に苗を丁寧に植えた。 同会はフタバアオイを育てるプロジェクトに取り組んでいて、同校が苗を育てるのは3年目。自然科学部の杉山花那部長(16)は「調子をよく見て、力強く育てられたら」と話した。 昨年4月に同会から託され育てた100株は会員が京都の上賀茂神社に運ぶ。
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静岡人インタビュー「この人」 5教科を教えないプロジェクト型学習教室「あむラボ」を運営する 小森史靖さん(静岡市葵区)
小中学生向けのプロジェクト型学習教室「あむラボ」(静岡市駿河区)の代表。2022年10月から始め、法人化を目指し準備している。不登校の児童などが通うフリースクールや、本県発のアイドルグループ「フィッシュボウル」の運営にも関わる。静岡大を休学中。23歳。 -どのような学習教室か。 「子ども一人一人に学生メンターが伴走し、好きなことに夢中になれる環境や社会とつながる体験を提供する。これまでに9人の小中学生が通い、映像制作や作曲、釣り、菓子販売などそれぞれが興味ある企画を数カ月かけて仕上げてきた」 -教室を開設した目的は。 「フリースクールに通う子や親と話す中で、学校の5教科や運動で評価さ
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自転車事故再現 怖さ実感 静岡・中島中でスタントマン招き教室
静岡県交通安全協会静岡南地区支部がこのほど、スタントマンを招いた交通安全教室を静岡市駿河区の中島中で開いた。全校生徒約200人が、自転車が絡む交通事故の再現を目にし、交通ルール順守の大切さを学んだ。 講師を務めたスーパードライバーズ(東京)のスタントマンが、一時不停止の自転車とオートバイが出合い頭に衝突したり、トラックが左折時に自転車を巻き込んだりする事故を再現した。進行役は「誰一人として加害者にも被害者にもならないでほしい」と呼びかけた。交通安全指導員は自転車乗車時のヘルメット着用や県自転車条例で義務化されている保険加入の重要性を訴えた。3年の海野潤さん(14)は「周囲に気をつけて、危機
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遠足にぴったり いなりずし作ったよ 静岡、清水区で親子向け教室
静岡市清水区の市こどもクリエイティブタウンま・あ・るは20日、杏林堂薬局とコラボした親子クッキング講座を開いた。 同薬局の管理栄養士3人が講師を務め、年少から年長児の親子7組が春の遠足やピクニックに合う彩り豊かな「お花のいなり寿司」作りに挑戦した。参加者は親子で協力してご飯を詰めたり、枝豆や卵、ハムなどで飾り付けたりしながら調理を楽しんだ。 調理後には、食べ物が消化される仕組みなどについて絵や模型を使いながら講師が解説した。消化の過程で食べ物が体の中のさまざまな臓器を通る様子を“旅”に例えた説明に、子どもたちは真剣に聞き入った。 (清水支局・大村花)
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小中学校建て替え構想、こども園も一体に 長泉町の企業跡地活用計画 議会臨時会で補正予算案可決
長泉町が老朽化に伴う小中学校の建て替えに中心街にある企業跡地(同町下土狩)を活用する計画で、町がこども園も一体となった事業構想を進めていることが22日、関係者への取材で分かった。子育て支援策の拡充につなげる狙い。跡地に長泉中の新校舎を移転建設し、幼稚園と保育園を再編したこども園を併設する方針を示している。 町議会は同日の臨時会で、企業跡地取得の関連費44億円を追加した特別会計補正予算案を全会一致で可決した。5月下旬までに企業と仮契約を締結し、町議会6月定例会に契約に関する議案を提出する予定。 契約が成立すると、大規模な事業展開となるため、来年度には専門部署の設置を検討している。長泉中の建
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綿の種まき「大きくなあれ」 浜松・中央区で園児、遠州織物理解へ
浜松市中央区の雄踏ちゅうりっぷこども園の年長園児16人が22日、同園で綿の種まきを体験した。 遠州織物のアパレルメーカー「HUIS(ハウス)」(同区)が、久留女木の棚田(浜名区)で取り組む綿花栽培プロジェクトの一環。地場産業への理解を深めてもらおうと、棚田で収穫した綿の種を活用し、織物メーカーの古橋織布(中央区)と企画した。 園児は人さし指で土に穴を開け、長さ1センチ程度の小さな種を植えた。大きく成長することを願い、やさしく土をかぶせた。 9月ごろに実った綿を収穫する。鈴木紗和ちゃん(5)は「種もふわふわしていた。大きくなるのが楽しみ」と笑顔で話した。 (浜松総局・池田悠太郎)
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磐田の認可保育園で新園舎完成 「優しく包み込める園に」
社会福祉法人浜松児童福祉園(浜松市中央区)が建設していた磐田市一言の認可保育園「リーザプレスクール」の新園舎が完成し、20日に竣工(しゅんこう)式が開かれた。関係者約70人が完成を祝った。5月に供用を開始する。 旧豊田南第3保育園として1980年に開設された旧園舎が老朽化したため、敷地内で建て替えた。新園舎は鉄骨2階建てで、延べ床面積は約1100平方メートルと1.4倍になった。定員は3人増の93人とし、地元住民と触れ合う地域交流室や、保護者の悩みなどを聞く相談室を新設した。 竣工式で、寺沢達也園長は「子どもたち、保護者、地域の方々を優しく包み込めるような保育園でありたい」とあいさつした。
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こども食堂に遊び、学びの場 磐田のボランティア団体 ユニットハウス2棟常設 保護者の交流拠点にも
磐田市川袋で「竜洋こども食堂」を運営するボランティア団体「食でつながる心の輪の会」(中村浩之代表)が、敷地内にユニットハウス2棟を常設した。子どもたちの遊びや学びの場として活用するほか、子育て世代が気軽に立ち寄って語り合える居場所づくりを目指す。 静岡県のクラウドファンディング型ふるさと納税制度を利用して整備した。1棟あたり6畳程度の室内に木製玩具やカードゲームなどを用意し、子どもが自由に遊べるスペースを確保した。保護者向けにヘッドスパやハンドスパ、喫茶コーナーを設けて疲れを癒やしてもらい、心の余裕を持って子どもと向き合えるよう支援する。 中村代表はこれまで、里親活動を通じて子どもに対す
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希少植物「しっかり育てる」 浜松湖北高佐久間分校生が植樹
浜松市天竜区佐久間町の浜松湖北高佐久間分校のSNP部(自然保護部)はこのほど、絶滅危惧種のナガボナツハゼなど希少植物の苗木の移植作業を同町の上島キャンプ場で実施した。 ナガボナツハゼはツツジ科の落葉低木で、県西部から愛知県東部にかけてしか生息しない貴重種。浜松市中央区で保護活動に取り組むNPO法人縄文未来が苗木を提供し、同NPOの会員3人と部員10人で移植した。ほかにも希少なハルリンドウやヤマツツジなども一緒に植えた。 同NPOによると、ナガボナツハゼは成育管理が難しく、2年の落合美潮さん(16)は「しっかり育て上げることで高校のPRにつなげたい」と意気込んだ。同校は植物の盗掘の禁止も呼
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「テレビの父」高柳健次郎ってどんな人? 浜松出身、先見した研究で産業発展に貢献【しずおか学 偉人の教え編】
「しずおか学」。今回は、静岡県内ゆかりの人物から今を生きる私たちが受け取る「偉人の教え」。取り上げるのは、電子式(ブラウン管)テレビジョンの実験を世界最初期に成功させた「テレビの父」、浜松市出身の電気工学の研究者・高柳健次郎。 「東京の歌舞伎を浜松の母に見せたい」。高柳が浜松高等工業学校(現静岡大工学部)の助教授となりテレビ研究を始めたのは、1924(大正13)年。今からちょうど100年前のことだ。米国でのラジオ放送開始を知り、音声だけでなく映像も無線で送ることができるはずだと考えた。「10年先、20年先を見据えた研究を」。空想の実現へ、地道に努力を始めた。 当時の世界で研究の主流だった
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障害編 担任に憧れ教員を志望【貧困連鎖からの脱出 伴走型支援の挑戦㉟ 第3部 障害編】
「いい国つくろう、頼朝将軍」。俳優の中村獅童が、鎌倉幕府を開いた源頼朝を演じ、歌って踊り、解説する。テレビの教育番組「歴史にドキリ」。小6の高木明は教室で画面に見入った。 「頼朝が将軍になった年は1192年だ」。担任の小西友則が解説した。 「優しいし、心に響く授業が多かった。学校が大好きになりました」 明は興奮気味に話す。 歯科検診の前には、小西が児童に呼びかけた。 「虫歯は怖い。放っておくと、脳に影響が出て、死に至ることもある」 それ以来、明は熱心に歯を磨くようになった。 「いじめがテーマの道徳の授業も衝撃を受けた」 懐かしく話す明は今も「あんな先生になりたい」と考える。
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柔軟な思考や やり抜く力【未来につなげる幼児教育⑩】
今、中高一貫校は公立にも広がり、小中一貫校も増えています。小学校から高校までの一貫校も受験先として人気が高まっています。 一貫校の教育観は、学校選びに不可欠な視点です。特に伝統ある学校には創立以来の教育理念があり、その土台となる宗教や思想が時代を超えて学校生活に根付いています。例えば小学校から大学院まで擁する慶応義塾の理念には「独立自尊」があります。小学校に当たる慶応義塾横浜初等部は「自分のなすべきことを考え、それを行うこと」を重視した教育を行っています。 その一方、社会では少子高齢化と国際化が進み、価値観が変化する中で、より一層多様性が重要になるでしょう。 学校側は、こうした変化に対
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生え替わり時期 歯磨きしっかり
5~6歳になると乳歯が抜け、永久歯に生え替わっていく。生え始めの永久歯は虫歯になりやすいので、しっかり磨く習慣をつけたい。 虫歯になりやすい奥歯の溝から小刻みに1本ずつ磨いていく。毛先の当たりにくい前歯など、でこぼこしている部分は歯ブラシを縦に当て上下に細かく動かす。6歳ごろに一番奥の乳歯の後ろに生えてくる歯(第1大臼歯)は背が低いため、斜め横から毛先を当てる。 小学3年生ごろまでは、保護者が磨きにくいところを中心に仕上げ磨きをする。子どもの磨き方をほめ、やる気を伸ばすと良い。定期的な検診も忘れずに。
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起立性調節障害のサポート本 神戸の団体作成
自律神経の不調で体調不良や朝起きられないといった症状が出る「起立性調節障害」の子どもたちの親らで運営する「NPO起立性調節障害ピアネットAlice」(神戸市)が、サポートブック「朝、起きられるようになりますか?」を作成した。 小児科医が監修し、思春期に発症しやすく、不登校の要因にもなる障害について、具体的な症状や子どもとの向き合い方、学校との関係の築き方などを紹介。保護者が抱きやすい不安にQ&Aのスタイルで答え、当事者の子どもや親たちの体験談や、相談窓口も掲載している。 ピアネットAliceの公式サイトで販売(1冊1200円)。収益は「起立性調節障害の医療が及びにくい地域での講演会や勉強
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「最強王図鑑」シリーズ 人がつながるきっかけに 熱く議論、児童に人気
トラとライオンはどちらが強いのか。サメとシャチが戦えば-。「最強」を巡る議論は、今も昔も子どもたちの胸を熱くする。迫力あるイラストと実況風の文章でバトルシーンを描き、小学生たちから圧倒的に支持されているのが、Gakkenの児童書「最強王図鑑」シリーズだ。 動物や恐竜、空想上の生き物がトーナメント方式で対戦するのが特徴。シリーズ累計発行部数は400万部を超え、2月に発表された第4回「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」でも「ドラゴン最強王図鑑」が8位に入った。 「親御さんや先生たちからは嫌われていると思っていたので驚きました」。「総選挙」結果発表会で、担当編集者
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国立大法人化20年 競争原理導入 現場は疲弊 交付金激減、研究に危機
文部科学省の内部組織だった国立大が2004年4月に法人化してから20年がたった。競争原理の導入が大きな目的で、予算の使い道などで裁量が広がり、特色ある教育・研究に取り組みやすくなったとも評価される。一方、人件費などに充てる交付金は減額が続き、現場は疲弊。「腰を据えた研究ができない」との批判が絶えない。 国立大は現在、全国に86校ある。本県は静岡大、浜松医科大の2校に加え、国立遺伝学研究所に総合研究大学院大の先端学術院遺伝学コースを置く。「競争的環境の中で世界最高水準の大学を育成する」との政府方針により、03年に国立大学法人法が成立、翌年に新体制がスタートした。教授会中心だった運営は学長を
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物事のつながり考える 明日への環境Lesson 未来を創り出す力③
前回、「バックキャスティング」でビジョンを描くことをお伝えしました。今回はビジョンに到達するために必要なスキルの一つ、「物事のつながりを考えて構造を見る力」についてです。 最初のポイントは、問題の症状への「対症療法」と、症状を起こしている原因へ働きかける「原因療法」を区別するということです。例えば、海岸にごみが散乱していたとします。皆でビーチクリーンを行ってきれいにします。これはとても大事な取り組みですが、放っておくとまたごみだらけになってしまいます。そこで、ビーチクリーンをしながら、ごみを捨てない町にしていくにはどうしたらいいかといったことも考えないといけません。対症療法だけでは、いつま
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浜松医大が産学官連携でスタートアップ 「医療健康産業集積地に」共同研究や商品化加速
浜松医科大(浜松市中央区)はこのほど、「医療・医学」と「ものづくり」を産学官連携で融合させる同大発のスタートアップ「はままつ共創リエゾン奏(かなで)」を設立した。大学の研究成果や付属病院など医療現場のニーズを、国内外の企業と連携して製品の開発や共同研究、社会実装に結びつける。 資本金1500万円で、同大が出資した。拠点は学内に置き、山本清二学長参与が代表を務める。学内の産学官連携部門は廃止した。これまでは教員らが数年の任期で務めることが多く、研究から社会実装まで5~10年かかるような企画の持続性に問題があったという。 新法人の専門人材が、企業との連携に関する交渉や契約を引き受けることで、
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教員給与上乗せ分増額へ 50年ぶり、2.5倍以上 中教審案、残業代への転換見送り
中教審の特別部会は19日、教員確保に向けた処遇改善と働き方改革の素案を提示した。公立学校教員に残業代の代わりに上乗せ支給する月額給与4%相当の「教職調整額」を、約50年ぶりに10%以上に引き上げることが柱。残業代を支払う制度への転換は見送った。小学5、6年で進めている教科担任制の3、4年への拡大や、学級担任への手当の加算も求めた。 文部科学省は来年の通常国会に教員給与特別措置法(給特法)の改正案を提出方針で、引き上げられれば1972年の施行以来となる。現行の2・5倍の10%にした場合、公費負担は約2100億円増える見込み。特別部会は5月中にも議論をまとめる。 教育現場は長時間労働が問題化
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子育て支援金、全世代徴収 少子化対策法案が通過 衆院本会議
児童手当や育児休業給付を拡充する少子化対策関連法案は19日の衆院本会議で、自民、公明両党の賛成多数により可決され、衆院を通過した。財源確保のため、公的医療保険料に上乗せして徴収する「子ども・子育て支援金」を2026年度に創設。現役から高齢者まで幅広い世代に負担を求める。政府は「実質負担はない」としているが、立憲民主、日本維新の会、共産、国民民主といった野党は「説明が不十分」などと批判、反対した。 衆院の審議で、政府は社会保障費の歳出削減の具体策や実質負担ゼロの根拠に踏み込まず、参院でどう説明するかが焦点となる。政府、与党は今国会での成立を目指す。 岸田文雄首相が「次元の異なる」とうたう対
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新入生とゲームや合唱 浜松の庄内学園で「迎える会」
浜松市中央区の小中一貫校「庄内学園」で19日、新入生を迎える会が開かれた。新1年生51人のほかに、村櫛小(同区)からの進学で7年生に加わった23人が学校の仲間たちから歓迎を受けた。 学校側の入学式とは別に、5~6年生でつくる委員会が企画運営する同校の恒例行事。新1年生は最上級の9年生に手を引かれ、上級生らのつくるアーチをくぐって入場した。運営委員は演劇形式で学校の魅力を紹介し、児童生徒全員がクイズゲームや学園歌の合唱を行って、笑顔で交流を楽しんだ。 新1年生全員で「これから仲良くしてください。いろいろなことを教えてください」と声をそろえてあいさつすると、上級生や職員から温かい拍手が送られ
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なくなる学校。地域にできることは?③ 先行地区の自治会長インタビュー【賛否万論】
「なくなる学校。地域にできることは?」と題し、少子化時代の学校統廃合と地域の在り方をテーマにしています。前週までは4月に小学校が統廃合された静岡市葵区の藁科川上流域を取り上げましたが、今週は3小学校(旧中河内小、旧西河内小、旧和田島小)と1中学校(旧両河内中)を統合して2022年度に両河内小中が開設された同市清水区両河内地区の先行事例を紹介します。賛否の意見があった住民をまとめ、スクールバスの運営も担う同地区連合自治会長の中山治己さん(76)のインタビューを掲載します。 (社会部・大橋弘典) 学校統合は地域づくりの“道具” 静岡市清水区両河内地区連合自治会長中山治
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全国学力テスト、202万人参加 静岡県内は6万人 小6と中3対象
小学6年と中学3年の全員を対象にする文部科学省の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)が18日、一斉に行われた。国語と算数・数学の2教科を実施し、国公私立の小中計約2万8千校の約202万人が参加。複数の資料を読み解く出題を重視し、デジタル機器といった身近な題材に引きつけて課題を考察させた。都道府県別平均正答率などの結果は7月末に公表する。 児童生徒の生活や学習の習慣を尋ねるアンケートは今回から学習端末を通じて答える方式を導入。全員に配られている端末が勉強に役立っているかといった質問項目があった。テストは従来通り紙の問題冊子と解答用紙を使用し、2025年度から一部教科で端末を使った新方
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タケノコ掘り進め「うんとこしょ」 年長児が収穫体験 浜松市浜名区・細江保育園
浜松市浜名区細江町の細江保育園の年長園児25人が18日、同町の熊野神社近くの竹やぶでタケノコ掘りを楽しんだ。卒園児を子どもに持つ農家の協力で毎年実施している恒例行事。 子どもたちは、土から顔を出したタケノコを発見すると「見つけた」「大きい」と喜びの声を上げ、スコップを使って土を掘り進めた。くわを入れてもらった後、数人がかりで「うんとこしょ」と引き抜き、収穫した。 タケノコは1本ずつ家に持ち帰り、残りは19日の給食で焼き肉丼に入れて味わうという。前嶋一槻君(5)は「根っこがどっちにあるかのクイズも楽しかった。家ではタケノコスープか、タケノコうどんで食べたい」と笑顔を見せた。
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年長園児、サッカー楽しむ ジュビロ磐田スタッフが指導 磐田市と合同教室
磐田市とサッカーJ1ジュビロ磐田による「幼児合同スポーツ教室」が17日、同市のヤマハ加茂グラウンドで始まった。12月まで全23回、市内の年長園児約千人が、クラブアカデミーのスタッフから指導を受ける。 初回は、豊田北部幼稚園と聖隷こども園こうのとり豊田の園児計約60人が参加した。園児はドリブルやボールの止め方、シュートといった基本動作を練習した後、ミニゲームに挑戦。ボールを夢中で追いかけ、得点を決めると仲間同士で跳びはねて喜び合った。豊田北部幼稚園の鈴木智恵ちゃん(6)は「シュートを打ったら、みんなからすごいと褒めてもらえてうれしかった」と笑顔を見せた。 同事業は、子どもの体力向上や他園と
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外国籍小中生の日本語教室無償に 湖西市、負担軽減と受講促進図る
湖西市は2024年度、湖西国際交流協会(KOKO)に委託する外国籍の小中学生向けの日本語教室「ちきゅうっこひろば」を無償化した。従来は1回300円の参加費を集めていたが、23年度に市日本語教育推進会議から受けた提言を基に、24年度一般会計当初予算の事業費を23年度から64万5千円増額し、参加費を廃止した。経済的負担の軽減と受講促進を図る。 24年度の教室は、同市鷲津の市民活動センターで毎週水曜と金曜、同市新居町の上田町公民館で毎週水曜の放課後に開講する。外国にルーツのある小中学生の希望者が参加し、支援員のサポートを受け読み書きを練習したり、宿題に取り組んだりしている。同センターで24年度
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「滑り台楽しい」 移転の特支伊東分校に新遊具 浜松のスズキ教育文化財団が寄贈
伊東市内3小学校の統合で、旧旭小(同市岡)に移転した静岡県立東部特別支援学校伊東分校の子どもたちに向けこのほど、現地に待望の新遊具が設置された。新たな遊び場の誕生に児童らが喜んでいる。 スズキ教育文化財団(浜松市)の特別支援学校支援事業で分校PTAが寄贈を受けた。同分校は2023年春の伊東小の開校に伴って同年9月、いずれも閉校した西小から旭小に教育の場を移して再スタートした。移転先には子どもたちのための遊具がなく、同支援事業に応募したところ要望がかなった。 設置されたのは屋外複合遊具で、滑り台のほか直立した棒を伝って足場を渡る遊びなどを楽しむことができる。15日に児童にお披露目した。小学
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サッカーボール作って遊び、SDGs学ぼう 静岡県協会、海洋プラ再利用 各地で体験会
静岡県サッカー協会4種委員会は2024年度から、海洋プラスチックごみを再利用した組み立て式のサッカーボール制作体験会を、県内で開く各大会に合わせて行う。対象は幼稚園や保育園などの園児。SDGs(持続可能な開発目標)を遊びながら学び、サッカーに触れ合う機会の創出を図る。 取り組みに使用するのはスポーツメーカーのモルテン(広島市)が開発した「マイフットボールキット」。地元企業に協力を依頼してキットを購入し、兄弟の大会に同行する園児や開催地周辺の子どもらが、スタッフから海洋プラスチックごみ問題について学びながら制作する。ボールは参加した園児らに寄贈する。サッカーに興味を持ってもらい、競技人口増に
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園児のこいのぼりもスイスイ 小山・金時公園と町役場前 5月の「金太郎春まつり」盛り上げ
小山町で5月3日に開かれる「富士山金太郎春まつり」に合わせ、まつり実行委員会は会場となる金時公園と町役場前の鮎沢川に約100匹のこいのぼりを掲示している。同7日まで。 金時公園では、地元のするがおやまこども園、すがぬまこども園の園児たちが色を塗った小さなこいのぼり32匹と、地元企業が寄付した大きなこいのぼりが春風を受けて優雅に空を泳いでいる。11日に両園の年長児がロープに結びつける作業などを手伝った。 鮎沢川では、両岸の間約50メートルに飾られたこいのぼり44匹の影が巨大な魚のように水面に映し出され、来庁者らを楽しませている。 (御殿場支局・塩谷将広)
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溶岩や噴火、実験とゲームで学習 長泉で子ども向けイベント
ながいずみ観光交流協会は13日、溶岩や噴火について学ぶイベント「長泉ジオの日」を長泉町のコミュニティながいずみで開いた。訪れた子どもたちが、実験やゲームを通して地形の成り立ちに理解を深めた。 来場者は、富士山や愛鷹山の溶岩を使い、磁石でくっつける「溶岩釣り」や積み上げて遊ぶ「タワーづくり」を楽しんだ。「富士山の溶岩はごつごつしていて丸っこい」「愛鷹山の溶岩は平たい」などと特徴を話す姿が見られた。斜面をつくった立体模型に、溶岩に見立てたチョコレートを流し、溶岩の流れ方や固まり方を観察した。 伊豆半島ユネスコ世界ジオパーク認定1周年から実施し、今回が6回目。
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「紙の絵本に親しんで」こども園などに30冊贈る 東伊豆LC、町長に手渡す
東伊豆ライオンズクラブ(東伊豆町)はこのほど、東伊豆認定こども園とひがしいず幼稚園に絵本約30冊を贈った。滝沢健二会長らが町役場に岩井茂樹町長を訪ね、絵本を手渡した。 6年目の取り組みで、団体の事業費から約3万円を購入に充てた。滝沢会長は「紙の本に親しむきっかけにしてもらいたい」と期待を寄せ、岩井町長は「子どもたちの教育に大変有意義だ」と感謝した。
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紫式部と源氏物語テーマに力作19点 浜名高書道部が浜松・万葉の森公園で作品展
浜名高書道部による書道展が、万葉の森公園(浜松市浜名区)の資料館で開かれている。大河ドラマ「光る君へ」にちなみ、紫式部と源氏物語をテーマにした作品19点が並ぶ。5月6日まで。 平安時代の書物を再現しようと、和歌を散らし書きで表現した作品や、源氏物語に登場する和歌から着想して書いた言葉、詩など独創的な作品が並ぶ。象形文字のような柔らかい文字から力強い太字まで書体はさまざま。出品した生徒の解説も紹介している。 入場無料。月曜休館で、祝日の場合は火曜休館。書道部は同展に合わせて4月29日、書道パフォーマンスを同公園で披露する。2回開催で、午後1時半と午後2時15分。
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「農業のことを勉強して」 JAみっかび、浜松市浜名区の4小学校にジュースと教材寄贈
浜松市浜名区三ケ日町のJAみっかびはこのほど、町内の4小学校に「三ケ日みかん」のストレートジュースと食農教育の教材2種類を寄贈した。 寄贈したのは漫画などで農業が学べる家の光協会発行の雑誌「ちゃぐりん」と、5年生の社会科の補助教材。平山小では森田泰行専務が5年生の代表児童に教材を手渡し「農業のことを勉強して、理解してください」と呼びかけた。
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ホテル売店内にミキハウスショップ開設 浜松・中央区のウェルシーズン浜名湖
浜松市中央区舘山寺町のホテルウェルシーズン浜名湖はこのほど、売店内に子供服ブランド「ミキハウス」のショップを開設した。 子供用の作務衣(さむえ)、甚平、Tシャツ、帽子やベビースキンケアグッズなど約30種類を販売している。ホテル限定の商品もそろえた。 同ホテルは未就学児向けの遊び場を館内に設けるなど、子連れ客向けのサービスを拡充している。
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アマモ増やして豊かな海に 舞阪小児童、巨大水槽に浜名湖海水注ぐ 浜松・中央区「ウォット」
浜松市中央区の浜名湖体験学習施設「ウォット」の中庭で海草「アマモ」の育成が始まるのを前にこのほど、舞阪小5年生約70人が施設を訪れ、巨大な水槽に浜名湖の海水を注いだ。一般社団法人静岡UP(静岡市)の「浜名湖ワンダーレイク・プロジェクト」の一環。 地元漁師の徳増隆二さんや静岡大農学部の笹浪知宏教授らも参加した。徳増さんが「アマモを増やすことで漁業が復活するかもしれない。一緒に頑張ってアマモを増やそう」と呼びかけ、児童らは最大4・3トンの水が入る巨大水槽にバケツリレー形式で次々と海水を注いだ。 今後は水槽に苗を入れて育て、来館者の観察開始は5月ごろを予定している。 アマモは「海のゆりかご」
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春野に伝わる民話を一冊に 静岡文化芸術大生ら、高齢者から84話採録
静岡文化芸術大(浜松市中央区)伝承文学ゼミの二本松康宏教授と学生4人がこのほど、市役所に中野祐介市長を訪ね、同市天竜区春野町に伝わる民話をまとめた書籍「春野のむかし語り」(三弥井書店)の刊行を報告した。 文化政策学部4年の4人は昨年5月から今年2月までに気田、砂川、大時、胡桃平地区で計23回にわたり、地元の高齢者から集団・個別採録を実施し、昔話や伝説、世間話、言い伝えの計84話を掲載した。 同ゼミは2014年度から北遠地域で民話の採録調査を実施し、1年間の成果として年度ごとに書籍を刊行している。書籍はA5判で173ページ。価格は1200円(税別)。
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実用的な「生活日本語」覚えます 浜松市で全国自治体初の講座、6カ国20人受講
浜松市は本年度、日常生活で使う実用的な言葉を学ぶ「生活日本語」の教育プログラムをスタートした。文部科学省の採択を受けた全国の自治体で初の試み。15日に同市中央区の市外国人学習支援センターで開講式を行った。 「浜松版生活日本語コース」と銘打ったプログラムは、1年間で計600時間の講座を行う。生徒たちは週4回通学し、買い物や仕事、通院、子育てといった局面で必要となる言葉を学ぶ。同市在住・在勤で、中長期的に日本に滞在する外国人が主な対象。市から委託を受けた浜松国際交流協会が運営に当たる。 本年度はフィリピン、ベトナム、ウクライナ、ブラジル、ペルー、中国の6カ国20人が受講する。生徒たちは開講式
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思春期の娘と父の関係 大人へ変化、理解し接して【親子の相談室】
問い 中学2年の娘を持つ父親です。中学生になった頃から、私が話しかけてもまともに返事をせず、不機嫌な顔をしたり、無視したりします。母親とは学校や友達のことなど、話をしているようです。思春期の女の子は父親を毛嫌いすることもあるとは聞いていましたが、父親としてどのように接するのがよいのでしょうか。 答え 娘さんが幼い頃には、抱っこをせがんだり、手をつないだりして甘えてきたのでしょう。それが思春期になって、父子の距離感が感じられるようになったのですね。特にお母さんとは仲よく会話している姿を見ると、お父さんとしては寂しく感じられることでしょう。 娘さんは思春期で身体も心も子どもから大人に変化して
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理科の授業を深く、面白く 先生同士でアイデア 藤枝のサークル
全国的に教員不足が深刻化する中、藤枝市を中心に活動する理科教育サークルの教員が、理科教育の質の向上と教員のコミュニティー拡大を目的に、授業の実践例や教材などを紹介し合う取り組みに励んでいる。静岡県内外の小中学校の教員らが所属し、子どもたちに理科の楽しさを伝えようと試行錯誤を重ねながら、若手教員や大学生らにも仕事の魅力を発信する。 サークル名は「SCIENTIA(スキエンティア)」。サイエンス(科学)の語源となったラテン語で「知識」を意味するという。2015年1月、発起人の藤枝市立青島中の高橋政宏教諭(41)ら4人が立ち上げた。「理科で人とつながる」サークルを目指し、毎月1回、平日夜に同市
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生活苦 夫婦げんか絶えず【貧困連鎖からの脱出 伴走型支援の挑戦㉞ 第3部 障害編】
小学校の教室に、入学したばかりの幼い高木明が座っていた。担任が黒板に大きく文字を書く。 「よく見えないな」 そう思ったことを20代の今も明は覚えている。生まれつきの弱視について母の景子が学校に伝えており、すぐ一番前の席にしてもらえた。 自宅に帰ると、一軒家の自分の部屋にかばんを置き、祖父母が買ってくれた学習机に向かった。 幼い明には分からなかったが、父の晃司の借金は膨らみ、返済に窮していた。休日は父に連れられてパチンコ店によく行った、と明が話す。 「店の隅で、携帯ゲーム機で遊んでいました。二つ上の兄と一緒のこともありました」 たばこの煙が舞う中、父は無心に台に向かった。夕方、帰宅
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「おばあちゃん 助けよう!」 芳川北小(浜松)の4人 力合わせ行動 「小さな親切」実行章を受章
浜松市内で倒れ、動けなくなっていた高齢女性を助けようと力を合わせて行動したとして、「小さな親切」運動県本部は10日、芳川北小(同市中央区)の6年生4人に「小さな親切」実行章を贈った。 受章したのは荒岡大夢君(11)、粟野尊陽君(11)、百々将太朗君(11)、松永海和君(11)。2月2日午後5時ごろ、4人は歩行中の女性が転倒したのを目撃。女性はつまずいて頭を電柱に打ち付けて出血していたという。自宅が最も近かった粟野君が毛布を取りに戻り、全員で救急隊の現場誘導も担った。その後、女性は病院に搬送され、命に別条はなかった。 同校で贈呈式が行われ、同本部名塚地区の堀池理絵支部長が実行章を手渡した。
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なくなる学校。地域にできることは?② 保護者インタビュー【賛否万論】
少子化によって中山間地を中心に公立小中学校の統廃合が加速する中で、地域の核だった学校と地域の在り方が問われています。「なくなる学校。地域にできることは?」と題した今回のテーマ。前週は静岡市葵区藁科川上流域の学校統廃合の動きを整理し、住民の葛藤や本音を紹介しました。今週は統合された旧清沢小で閉校時にPTA会長を務めた和田絹子さん(42)にこれまでの経緯や思い、今後の課題について聞きました。 (社会部・大橋弘典) 新学校核にUターン促進を 旧清沢小PTA会長だった和田絹子さん 旧清沢小PTA会長だった和田絹子さん 旧清沢小の保護者が中藁科小との統合に向けて市教委に働きかけた経緯は。 「
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秀英、Z会が小学生模試 6月、受験無料 顧客獲得・教材開発へ連携
秀英予備校は6月9日、Z会(三島市)と共同で、小学4~6年生を対象にした受験無料の模試「公開実力テスト」を、静岡など計10道県の秀英予備校の拠点校舎で開催する。両社の連携は初めて。少子化などで業界の競争が激化する中、顧客獲得と教材開発に向け、互いの強みを生かす。 Z会が問題を作成し、秀英予備校が模試の運営、採点、データ分析を担う。 秀英予備校は全国に校舎を展開するが、近年は少子化などで生徒の獲得に苦戦し、一部校舎の移転・閉鎖が続く。難関大への高い合格実績を持つZ会と連携して全国での知名度向上を図り、各校舎の生徒数増加を目指す。 Z会は長年のノウハウを生かした良問を提供し、非会員に教材作
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ランドセル 環境と体に配慮 植物素材や布製 来春商戦に
早くも来春の1年生を対象としたランドセル商戦が始まっている。環境問題を踏まえた素材を使った商品のほか、体への負担を減らす機能や軽さと丈夫さを備えた布製が注目されている。 アップサイクル セイバン(兵庫県たつの市)は、2月、パイナップルの葉が主原料のビーガンレザーと呼ばれる素材を使った「パイナセル」の販売を始めた。 廃棄予定だった葉を活用した“アップサイクル”製品。担当者は「子どもたちの未来のために環境に配慮した商品を目指した」と説明する。革製造で排出される二酸化炭素(CO2)の量は牛革の40分の1、人工皮革の5分の1という。 植物由来の素材は他にもあるが、耐
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小中再編9年制 川根本町に「光の森学園」開校 静岡県内2例目
静岡県内2例目となる9年制の義務教育学校「光の森学園」が10日、川根本町に開校した。同町北部地域の本川根小と本川根中を再編した。児童・生徒が新たな学びやの〝誕生〟を祝った。 開校式には薗田靖邦町長や同町議員らが出席し、祝いの言葉を贈った。薗田町長は「校名には一人一人が光り輝いてほしいという思いが込められている。自信を持って活躍してくれることを期待したい」とあいさつした。 同校9年で初代生徒会長を務める橋本煌心さん(15)は「これまで関わりが少なかった小学生年代ともうまくコミュニケーションをとって、まとめていきたい」と抱負を語った。 旧本川根小校歌の校名部分を変更した新しい校歌も披露され
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保育士一斉退職問題 「意思疎通が不足」 掛川市長、会見で指摘
掛川市千羽の千羽すぴか保育園で保育士の大半が一斉退職した問題で、掛川市の久保田崇市長は10日の定例記者会見で「園の経営者と職員、保護者とのコミュニケーションが不足していた」と指摘した。市は園が4月以降も基準を満たす保育士数を確保できているとした上で、引き続き運営状況を確認するとしている。 久保田市長は「民間の園が教育や経営でユニークな方針を打ち立てていくこと自体は否定すべきものでなく、素晴らしい」との認識を示した。一方で「準備期間を置かずに急にやろうとすると保育士や保護者が不安に思い、ついていけなくなるのは当然のこと」と述べ、段階を踏んだ意思疎通を求めた。 市こども希望課によると、問題を
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懲戒3人、教職員処分「自覚を」 浜松市教委、校長会議
浜松市教育委員会は10日、市立中に勤務していた男性教職員3人を懲戒処分としたことに関し、臨時の校長会議を中央区の市教育会館で開いた。宮崎正教育長が市立学校長ら約170人に綱紀粛正を求めた。 宮崎教育長は「子どもたちや保護者、地域の皆さまの信頼を損なう事態。学校教育への影響を懸念している。自校の職員一人一人に教育公務員として自覚を持たせて」と訓示した。 市教委は、市内の入浴施設で2月、男性客を盗撮した20代教諭と、勤務先の生徒と2023年6~11月、キスなどの不適切行為を行った臨時的任用職員の20代教諭を懲戒免職とし、担任する男子生徒に23年9月、体罰を加えた30代教諭を停職1カ月とした。
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静岡県立大が入学式 新入生「知識だけでなく対応力つけたい」
静岡県立大は9日、入学式を静岡市駿河区のグランシップで開いた。5学部や短期大学部、大学院の新入生計901人が期待を胸に新たな一歩を踏み出した。 今井康之学長は式辞で、人工知能(AI)や経済学などの分野が学者や専門家中心の議論になっている傾向に触れ、「市民が学問を理解し活用できるようにすることこそが大学の目的。有意義な学生生活を期待している」と激励した。 新入生を代表して、看護学部の藤田未夢さん(18)は「専門的な知識を信じるだけでなく地元についての知識や多くの物事に柔軟に対応する力を身につけたい」と述べ、「今日の決意を忘れず日々精進する」と力強く誓った。
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島田第一小で統合式、市内最大の児童数に 旧5校出身児童ら門出祝う
島田市の伊太、相賀、神座、伊久美の北部4小学校と島田第一小の統合式が8日、島田第一小で開かれた。新たに完成した体育館で2~6年生が学校の門出を祝った。 山中史章教育長が旧5校出身の6年生5人に新校旗を手渡し、「今日は特別な日。五つの学校が統合したことが分かる校旗の下、楽しい学校生活を送ってほしい」とあいさつした。島田第一小出身の6年中野友斗君(11)は「にぎやかになりそうでとても楽しみ。早くみんなと仲良くなりたい」と笑顔を見せた。 旧5校の児童から文言やイメージを募り、策定委員会が新しく3番を作り替えた校歌も披露された。 児童数の増加に対応した新校舎は昨年11月末に完成した。鉄筋コンク
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共同親権改正法案 子どもの意見募集 ひとり親支援団体 静岡市
離婚後の親権制度を見直し、父母双方が合意できた場合に「共同親権」を認める民法改正案を巡り、静岡市のひとり親家庭の支援団体「シングルペアレント101」がホームページで、ひとり親家庭の子の声を集める活動を行っている。 改正案そのものへの賛否も含め、共同親権制度に対する意見を求めている。法案では共同親権が認められた両親の間で、子どもの教育や医療などをめぐり意見が一致しない場合は裁判所に申し立てる。田中志保代表は「受験であれば志望校の急な変更も想定されるが、裁判所は時限に間に合う対応ができるか。制度によって子どもの思いが置き去りにされないか懸念している」とし、「直接声を聞きたい。法案への賛否がどち
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「教養や専門知識、身に付ける」 静岡産業大が入学式
静岡産業大は8日、入学式を静岡市駿河区のグランシップで開いた。藤枝、磐田両キャンパスの新入生計377人が希望を胸に、新たな一歩を踏み出した。 新入生を代表し、経営学部の鈴木麻朝さん(18)が「先生方のご指導を基に、教養や専門知識、豊かな人間性をバランス良く身に付けていきたい」と宣誓した。同学部3年の長屋泉希さん(20)は「この学校にはやりたいことに自由に挑戦できる環境がある。自分の好奇心に素直になって」と歓迎の辞を述べた。 堀川知広学長は「教職員は、皆さんが明るい未来を描くことができるよう精いっぱい応援する。個性を磨き、自分の進むべき道が見つけられることを願っている」と新入生を激励した。
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学校防犯リーダーに海野さん 袋井市教委
袋井市教委はこのほど、2024年度の市スクールガードリーダーを元警察官の海野純さん(77)=同市広岡=に委嘱した。 海野さんは06年から19期連続でスクールガードリーダーを務める。任期は1年間。登下校時のパトロールや児童生徒、教員を対象にした防犯訓練、各学校で組織する学校安全ボランティアの養成などに取り組む。 市教育会館で委嘱式が行われ、鈴木一吉教育長は「4月は慣れない自転車通学を始める生徒もおり、より事故への注意が必要になる。専門的な視点での助言をこれからもお願いしたい」とあいさつ。海野さんは「子どもたちを犯罪や事故から防ぐために、警察や教員と協力しながら活動していく」と意気込んだ。
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「最後の1年生」9人、元気に入学式 25年度統合の裾野・向田小
裾野市の向田小で8日、入学式が開かれた。少子化に伴い、2025年4月に隣の東小と統合するため、向田小として最後の新入生となる36期生9人が小学校生活をスタートさせた。 新1年生は6年生や地域住民らの拍手に迎えられ、少し緊張した表情で入場。代表児童が教科書と黄色い帽子を受け取り、松本律子校長は「向田小最後の1年をとっても楽しいものにするため、毎日元気に通ってきてください」と呼びかけた。2年生12人が動画で学校生活を紹介し、歓迎の言葉を贈った。 統合に向け、両校の児童は授業や学校行事を通して交流するという。規模の大きい東小を存続校とし、向田小跡地には高台にある東中が移転する。 (東部総局・
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楽しい思い出 つくって ねむの木学園(掛川) 始業式 本年度から英語授業も
女優の故宮城まり子さんが創設した国内初の肢体不自由児のための養護施設として知られる「ねむの木学園」(掛川市上垂木)で8日、始業式が行われた。約70人が出席し、全員で「アメージング・グレース」を合唱して新学期のスタートを切った。 学園を度々訪れている米グラミー賞受賞アーティストのスキップ・マーティンさんも同席した。梅津健一学校長は、マーティンさんを講師に迎えて月1回、音楽を通した英語の授業を展開することを明らかにした上で「大きな病気やけがをせず、元気に過ごしてほしい」とあいさつした。 社会福祉法人ねむの木福祉会の熊谷三樹雄理事長は「つらいことや悲しいことの記憶は薄れても、楽しい思い出は何十
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493人 新たな一歩 静岡理工科大 入学式 袋井市
静岡理工科大(袋井市豊沢)でこのほど、入学式が行われ、編入生を含む学部生と大学院生計493人が新たな一歩を踏み出した。 理工学部建築学科の大石育実さん(18)が「学生生活が実りあるものとなるように努力し続けることを誓う」と宣誓した。木村雅和学長は「大きな出会いと学び、経験が待っている。自分自身で考え、判断し、行動に移すことに挑戦してほしい」と語り掛けた。
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いじめ心身の“傷”見逃さない 浜松の防止学会、初セミナー
法律、医療、教育など幅広い分野の専門家がいじめ対策の質の向上を目指す「子どもいじめ防止学会」(事務局・浜松市中央区)が3月、特別セミナーを開いた。昨春の学会設立以来初のイベント。「いじめ防止対策推進法」施行から10年が過ぎたが、認知件数は増え、子どもの生命・財産に重大な被害が生じたり不登校につながったりする「重大事態」も止まらない。見えてきた課題や対策について、同学会の野村武司代表理事らがオンラインで講演した。 同法では、重大事態の疑いがあるときは学校などの下に組織を設けて事実関係の調査を行うと定めている。 重大事態の調査経験が豊富な弁護士の野村さんは「第三者組織を設けてのいじめ調査は
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【未来につなげる幼児教育⑧】より高い社会性に向けて
子どもは、見る・聞く・話す・考える力が発達すると多くの情報を吸収し、コミュニケーション力が高まります。5歳くらいからは、より社会性が身に付く小学校入学に向け、身の回りの整理などの生活力が付き、活動する範囲も広がります。 また、指示されたことを適切に理解する力や、必要と思ったことを行う自主性、判断力なども高まります。コミュニケーションの機会が増えると、行動力も相乗的に伸びていきます。 伸芽会では50年以上にわたり、5歳児の2泊3日の合宿を行っています。親元を離れ、現地で子ども同士のグループを作り、いろいろな活動に取り組みます。 この合宿では、私たちが重視する「発見・達成・発表」という三つ
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「チーム担任制」静岡市内2小学校で本年度試行 多様な視点、教員の負担軽減にも
静岡市内の小学校で、学級担任を固定せず、複数の教員が学級内での児童の指導や事務的作業を担う「チーム担任制」の試行が始まっている。市教委は本年度、竜南、東源台の2校を研究校に指定。多様な視点で対応することで、子供の良さや変化に気付く機会を増やすだけでなく、教員の負担軽減にもつなげる。 チーム担任制は多面的な情報収集ができるほか、教員それぞれの得意分野を生かした仕事ができ教育活動の質の向上や負担の分散も期待される。子供や保護者側には話しやすい先生を見つけられるといった利点があり、全国で拡大。県内でも私立中・高を中心に取り組みが進められている。 静岡市内では昨年度、城北小が独自に試行した。興
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通学時間、科目選択は自由 フレックス制高校「ふじのくに国際」島田に開校、初の入学式
通学時間帯や科目選択の自由度が高いフレックスハイスクール「静岡県立ふじのくに国際高」の開校・入学式が5日、島田市金谷根岸町の同校で開かれた。志太榛原、小笠地区などから92人が入学し、新たな一歩を踏み出した。 池上重弘県教育長が開校あいさつで「自分の時間を有効に活用して興味のあることに積極的にチャレンジして」と述べた。眺野大輔校長は、同高が教育の軸と位置付ける総合的な探究の時間「クロスボーダー(越境)」を紹介。「教科や常識の枠を超え、自分の可能性を切り開いてほしい」とエールを送った。 海外への進学を視野に入れ、独自の英語学習の時間をつくりやすい点に魅力を感じて入学したという袴田英昌さん(1
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ぴっかぴか1年生「いっぱい遊んでお勉強」 静岡県内の小学校など入学・始業式
沼津市や浜松市など静岡県内の小中学校で5日、入学式や始業式が開かれた。小学校では、真新しいランドセルを背負った新1年生が保護者と手をつないで校門をくぐり、学校生活のスタートを切った。 沼津市大岡の大岡小では新入児童3クラスの78人が、緊張した面持ちで式に臨んだ。高島信子校長は「みんなでいっぱい遊んで、いっぱいお勉強しましょう」と呼びかけた。代表児童の秋本くる実さん、有馬若菜さん、青木優翔君が、高島校長から教科書と交通安全グッズを受け取った。各クラスでは担任教諭が一人ずつ名前を呼び、子どもたちは元気な声で「はい」と返事をした。 静岡市では8日に開かれる。
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静岡文化芸術大で入学式「学び合い、目標への一歩を」
静岡文化芸術大(浜松市中央区)は5日、入学式を同大で行った。文化政策、デザイン両学部生342人と大学院生16人が学生生活の第一歩を踏み出した。 新入生を代表して文化政策学部芸術文化学科の鈴木仁子さん(18)=三島市出身=が「志す分野はそれぞれ異なるが、多彩な文化や背景を持つ仲間と学び合い、理解を深めることでかけがえのない価値のあるものを築くことができると思う。ここでの学びや経験が目標への一歩となることを願う」と述べた。 横山俊夫学長は「学内、図書館、浜松をはじめとする遠州地域の三つを〝勉強部屋〟にして学びを深めてほしい」と呼びかけた。 来賓の川勝平太知事は祝辞で「学生生活がすばらしく充
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なくなる学校。地域にできることは?① 静岡市の事例から【賛否万論】
少子化が進み、県内でも中山間地を中心に小中学校の統廃合が加速しています。小規模な学校は個別対応がしやすいなどメリットもありますが、一定規模を下回ると集団教育が難しいなどデメリットが大きくなるとされ、統廃合は避けられない状況になりつつあります。一方で学校がなくなると地域が衰退する懸念は住民に根強くあります。今週から、少子化の中で学校と地域はどうあるべきかをテーマとして取り上げます。初回は学校統廃合が進む静岡市の藁科川上流域の事例を基に地域住民の葛藤と本音を紹介します。(社会部・大橋弘典) <メモ>静岡市教委によると、2024年4月に旧清沢小、旧水見色小を中藁科小に統合したのは第1段階。第2段
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静岡県内の公立小中学校 過去10年に50校閉校 中山間地で加速、今後は市街地にも
児童生徒数の減少に伴い、過去10年間に閉校した静岡県内の公立小中学校が50校に上ることが4日までの静岡新聞社の独自集計で分かった。子どもの数に応じた教育効果を考えて適正な規模に学校を統廃合する動きが中山間地を中心に進んだ。一方で小中学校は住民のつながりを生み出す機能もあり、学校のなくなった地域はコミュニティーの維持が課題になっている。県内の少子化は中山間地に限らず進んでいて、学校統廃合の動きは今後10年間で市街地に波及する見通しだ。 県教委と静岡、浜松両市教委に取材し、2014~23年度末の小中学校の閉校数を取りまとめた。13年度末までの10年間に統廃合された小中学校は37校だったのに対し
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静岡大、新入生2748人が入学式 「自らの可能性広げる」代表宣誓
静岡大は4日、2024年度入学式を静岡市駿河区のグランシップで開いた。学部生2041人、大学院生707人の計2748人が、新たな学生生活をスタートさせた。 昨年までは感染対策で午前と午後の2部制で行っていたが、今年は学生を分けずに式典を行った。新入生を代表して、教育学部の新谷陸さん(18)=焼津中央高出身=が宣誓。「多様な視点から物事を考え、自らの可能性を広げ、明るい未来を切り開く人材になりたい」と話した。 日詰一幸学長は式辞で「大学は関心や目的によって学ぶ内容を決められる。静大を新たな挑戦の場として、能動的で柔軟性を持って学生生活を送ってほしい」と期待を込めた。
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「子育ての町」長泉 出生率に陰り 地価上昇で転出増、ハードとソフト両面で事業拡充
「子育ての町」のイメージを打ち出している長泉町で近年、1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す「合計特殊出生率」と出生数が、ともに減少傾向にある。国や静岡県との比較では依然高水準だが、2023年度からハードとソフトの両面で事業を拡充し、24年度は新たな施策を採用。「長泉方式」と呼ばれる独自策を充実させる。 県によると、22年の合計特殊出生率は全国1・26に対し、県1・33。町の独自調査では、12年の1・99から減少傾向が続き、22年には1・54と歯止めがかかる兆候はみられない。出生数も21年に1998年以来の400人割れをしてからは減少の一途だ。 町は、他市町に先駆けて実施した幼児教育・保
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新入生代表「未来へ知識 身につける」静岡英和学院大・短期大学部
静岡英和学院大と同大短期大学部は3日、静岡市駿河区の同大で入学式を行った。計226人が学生生活の一歩を踏み出した。 新入生は編入を含め大学に140人、短期大学部に86人。永山ルツ子学長は「AI(人工知能)などで生活や働き方はこれから大きく変化する。皆さんには変化について行けるように技術や知識を身につけ、社会で活躍する人材になってほしい」と呼びかけた。 大学の新入生を代表し、教員免許取得を目指すという人間社会学部の藤井耀さん(18)=裾野市=は「新たな仲間たちと高めあい、未来のために知識を身につけたい」と宣誓した。 式典は短期大学部を午前、大学を午後に分けて実施した。
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福祉型大学校「明光学館大学」 静岡市に開校、初の入学式
特別支援学校高等部を卒業した障害のある人などが社会で必要なスキルを身に付ける福祉型大学校「明光学館大学」が1日、静岡市葵区の複合型福祉施設「レキシア鷹匠」に開校し、初の入学式が行われた。 寺田亮一学長はあいさつで、茶人の千利休の和歌「その道に 入らんと思う 心こそ わが身ながらの 師匠なりけれ」を紹介。「決意しなければ何も始まらない」と入学生2人にエールを送り、入学許可証を手渡した。 同校は社会福祉法人「明光会」が運営する。学校教育法で定める学校ではなく、障害者総合支援法の福祉事業を活用した4年制の学びの場。まちを歩いて生活に必要な能力を体得したりする自立訓練を2年、企業実習などに取り組
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不登校者へ聞き取り調査 浜松の連絡会 市教委に結果提出
浜松市フリースクール等民間施設連絡会は深刻化する不登校問題の対策を探るため、不登校の生徒や保護者に対する聞き取り調査を行い、結果を市教委に提出した。このほど、市役所でメンバーの大山浩司さんと西村美佳孝さんが記者会見し、内容を説明した。今後公表する方針だという。 連絡会加盟の4組織が取り組み、匿名で37人分の意見をまとめた。発達障害や体調不良といった要因、学校教員の無理解な言動で植え付けられた恐怖心など学校に行けなくなった背景が語られていて、市が開設している「まなびの教室」に対しても「学校の雰囲気に似ていて怖い」といった意見が目立つ。 フリースクールを運営する大山さんは会見で「学校に行けな
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新一年生の安全祈り ランドセルに思い込める 静岡市駿河区の泉秀寺
静岡市駿河区の泉秀寺は31日、新入学児童の交通安全や健やかな成長を願う「ランドセル祈祷(きとう)」を同寺で行った。市内の新1年生13人と保護者が参列し、事故や病気のない新生活を祈願した。 新年度から使う色とりどりの真新しいランドセルを前に市川博道住職が読経し、子どもたちは緊張した表情で手を合わせた。市川住職は「大般若」の経典を児童一人一人の頭の上に置き、健康と学業成就を願った。 長田西小の新1年生となる伊藤大悟君(6)は「ランドセルを背負って学校に通うのが楽しみ。縄跳びと算数を頑張りたい」と笑顔を見せた。
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過酷な通学路 裸足や下駄 雨には唐傘【近現代 学校制服考⑪】
明治時代から昭和戦前期まで、駅に近い場所にある学校ならともかく、山間部のような陸の孤島に存在する学校に通うのは大変であった。バスも自動車もなく、往復はひたすら歩くしかない。今回は現在では想像を絶する過酷な通学路を歩いた女学生たちの体験記を紹介する。 熊本県の玉名高等女学校(以下高女と略称、現・玉名高校・付属中)では、大正元(1912)年に①約4キロ以上8キロ以内の通学者が43人②約8キロ以上12キロ以内の通学者が5人、同4(15)年に①57人②20人、同6(17)年に①67人②21人いた。彼女たちは毎日この距離を歩くのである。同5(16)年に卒業した生徒は「履物は下駄[げた]ばきで特に米富
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目に病気、父は浪費で借金【貧困連鎖からの脱出 伴走型支援の挑戦㉝ 第3部 障害編】
「医学が進歩して、はっきり見えるように手術できたら、とずっと願っています」。遠くを見るような目をして20代の高木明が語る。埼玉県内の駅前の喫茶店。弱視の視覚障害があり、近づかないと文字が読めない。 生まれて間もない頃を母の景子が振り返る。 「瞳が何か光る気がして病院へ行くと、病気があります、と。頭が真っ白になりました。まさかうちの子が、どうなるのって不安でした」 景子は「小さい頃は靴下をはかせるのも私で、常に付いていた」と、今も心配そうに明を見た。 「幼稚園に入ると、団体の中でみんなとやっていけるか、と思うし。小学校ではちゃんと勉強についていけるかって…」 そんな懸念
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「オンライン居場所」で体験、学び 困窮家庭の子、ネット環境課題
経済的に苦しい家庭の子どもは、体験や学びの機会が限られる傾向がある。そうした機会を提供する「オンライン居場所」について、学習支援のNPO法人キッズドア(東京都中央区)がニーズや課題に関する報告をまとめた。 昨年9~10月、キッズドアから食料支援などを受けている全国の困窮家庭の保護者916人と、学習支援などを利用している高校生世代の140人にアンケート調査を実施。参加したい企画や期待する効果について尋ねると、保護者は「学習支援」(43%)が最も多く、高校生は「おしゃべり・社交」(34%)が1位だった。 これを受け、昨年11月から今年1月にかけ親子を対象に、料理を学ぶ、「推し」を語り合うなど
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大切な人失った子どものケア 自然な感情表現 尊重して 無理な励ましや干渉 逆効果 高橋聡美さん(中央大客員研究員)
災害や事件、事故などで大切な人を失った後に抱くグリーフ(悲嘆)。悲しみに包まれた子どもに寄り添うには「グリーフケア」に対する基本的な理解が必要だ。中央大の高橋聡美客員研究員は「グリーフの表現は悲しみや愛惜、怒りなどさまざま。子どもの主体性を尊重することが大切で、無理な励ましや干渉は逆効果です」と語る。 死別を体験した子どもの反応は、100人いたら100通りあります。イライラして攻撃的になったり、葬儀ではしゃいでしまったりする子もいれば、気力をなくしてふさぎ込んでしまう子もいます。いずれも心のバランスを保つための反応で、問題行動や病気と捉えず、見守ってください。 何事もなかったように落ち
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【未来につなげる幼児教育⑦】思考力が高まる4歳
前回説明した「話す力」が身に付き表現する意欲が出てくると、次は相手からの情報や自分の欲求について考える機会が多くなり、思考力が格段に高まってきます。4歳くらいから想像力が豊かになるとされ、思考力の土台となるからです。 おままごとなどのごっこ遊びでいろんな人を演じ、動物や大好きなキャラクターのまねをしたがります。人との関わり方は、それまで親や1人の友達など目の前の人との二者関係から、親以外の家族や複数の人との三者関係に広がるとも言われます。 関わる相手が増えてくると、体験の幅が広がり、それを基に自分の気持ちをどう相手に伝えるかや相手の思いをどう受け止めるか、思考をまとめるようになるのです。
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被災地の子ども支援とは NPOカタリバ 能登で活動
発生からあすで3カ月となる能登半島地震。現地で子どもの居場所作りや学習支援に取り組む認定NPO法人カタリバ(東京都)は、2011年の東日本大震災以降、地震や豪雨水害などさまざまな被災地に入り、県内では21年の熱海土石流災害でも遊び場を設け、子どもたちに寄り添い続けた。能登や熱海、長年の支援活動から見えてきた、被災した子どもたちを取り巻く課題とは。 どの被災地でも、避難所の設営当初は簡素な仕切りしかなく、隣の人の会話が聞こえるほどの距離感。自宅や家族を失った人もいる。大人も極限の精神状態になる中で、子どもが大きな声を出すと、ほかの避難者から直接怒られたり、「黙らせろ」と保護者が言われるのを
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【牧之原・園児バス置き去り検証報告書】7項目の提言 筆頭に「保育者の資質向上」
牧之原市の園児送迎バス置き去り事件の検証委員会が29日に同市に提出した報告書は、7項目ある提言の最初に「保育者の資質・専門性の向上」を挙げた。委員長の永倉みゆき県立大短期大学部教授は「保育や幼児教育は、ただ預かる、一日を無事に過ごすということではない。子どもの未来を育てているという意識が(川崎幼稚園は)薄かった」として、園児と向き合う保育者側の意識が再発防止の根幹を成すと主張した。 「事件については申し訳ないという説明をしていたが、自身や園に課題があったとの認識はなかったように感じた」ー。永倉委員長は、川崎幼稚園の前園長(74)に聞き取り調査をした際の印象をこう振り返った。教育、保育に対す
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牧之原・園児置き去り事件検証委が報告書「安全管理意識が欠落」 バス運転の前園長ら批判
2022年9月、牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で園児が送迎バスに置き去りにされて亡くなった事件の検証委員会は29日、再発防止策などをまとめた検証報告書を市に提出した。報告書は事件当日にバスを運転し園児を車内に取り残した前園長(74)を「安全管理意識が欠落」、所在確認をしなかった元クラス担任(48)らを「園児の安全や成長に向き合う者としての責務を怠った」と批判。提言で、バスの運行に限らず、日常の教育、保育の取り組みから安全の質を高めていく必要性を訴えた。市は今後、報告書をホームページで公開する。 ⇒【検証委報告書・7項目の提言】 ⇒【検証委報告書・7項目の提言
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若者の平和活動、意義強調 高校生大使がメンバー募集 静岡県庁
高校生平和大使静岡派遣委員会は28日、県庁で記者会見し、4月1日から始まる第27代高校生平和大使と2024年長崎派遣代表メンバーの募集を呼びかけた。23年8月に国連欧州本部を訪問した高校生らも出席し、若者世代が平和活動を行う意義を強調した。 第26代高校生平和大使の中野愛子さん(16)=静岡雙葉高1年=は、昨年8月にスイスのジュネーブにある国連欧州本部で、焼津港所属のマグロ漁船「第五福竜丸」が被ばくした「ビキニ事件」についてスピーチしたことを報告。「被ばく者の高齢化が進む中、私たちの世代が過去を知り、行動を起こすことの大切さを感じた」と力を込めた。23年長崎派遣代表の東井上遥華さん(17)
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静岡空港の利用促進、学生目線で提案 日大国際関係学部生
富士山静岡空港株式会社(牧之原市)と産学連携協定を結ぶ日本大国際関係学部の学生による活動報告会がこのほど、三島市の日本大三島駅北口校舎で開かれた。 観光施策を学ぶ宍戸学ゼミの学生10人が参加。本年度実施したアンケートやモニターツアーを通じた空港の利用促進策を同社幹部に提案した。県内在住の10代、20代に同空港を知るきっかけを尋ねたアンケートでは、インスタグラムで認知した人が10%未満と低かったと報告し、メディアやSNSでの露出を増やすよう提案した。若者は手軽に見られるショート動画を情報収集の手段として多用しているとし、TikTok(ティックトック)アカウントの開設も求めた。 学生たちは「
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長泉町3小中学校 建て替えへ初会合 調査特別委
長泉町の3町立小中学校の校舎老朽化による建て替えで、町が中心街の企業跡地を取得する意向に対し、妥当性を協議する町議会調査特別委員会(委員長・植松英樹町議)は29日、非公開で初会合を開いた。 出席議員らによると、副町長と関係部課長を招き、これまでの経緯と購入費用、取得のメリットなどについて説明を受けたという。4月中旬をめどに議会として報告書をまとめる方針。 町が取得を目指すのは、長泉中の西側に位置する不二精機製造所の跡地(約2万5千平方メートル)で、町の中心街で唯一の広大な用地。議会の全3会派が「教育施設整備のために利活用を」との趣旨の要望を町に提出していた。不二精機製造所は2022年、芝
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不登校でも「学校」に行かせるべき?/宿題や家庭学習どう取り組ませる? 半期の振り返り 記者座談会㊦【賛否万論】
前回に続いて、これまで約半年間の「賛否万論」で取り上げたテーマを振り返ります。今回は「不登校でも『学校』に行かせるべき?」と「個別最適な学びへ宿題や家庭学習どう取り組ませる?」。取材に関わった記者3人が有識者やキュレーター、読者の皆さんの意見や取材を通して浮かび上がった課題や思いを座談会形式でまとめました。(社会部・大橋弘典、薬袋貴信、大須賀伸江) テーマ「不登校でも『学校』に行かせるべき?」(2023年11月24日~24年2月2日) #1関連記事 広がる「受け皿」選択肢 フリースクール・自己肯定感高める 私立通信制高校・通学で独自教育も #2インタビュー 一斉教育の限界が
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中学教諭2人を免職 浜松市教委 計3人懲戒処分
浜松市教委は28日、いずれも市立中に勤務する男性教諭3人の懲戒処分を発表した。入浴施設で男性を盗撮した20代教諭と、勤務先の生徒と不適切な行為を行った臨時的任用職員の20代教諭をそれぞれ免職、担任する男子生徒に体罰を行った30代教諭を停職1カ月とした。 20代教諭は2月24日、市内入浴施設の浴場で男性客をスマートフォンで盗撮していたところを従業員に見つかり、浜松中央署の事情聴取を受けた。市教委の聴取に、2023年8月から複数の入浴施設で10回程度にわたって同様の盗撮行為を行ったことを認めた。同署が捜査中で、教諭は「男性に興味があった」と話しているという。 生徒と不適切な行為を行っていた2
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放課後子ども教室、学童と一体運営 4月統合の静岡・中藁科小 下校バス待つ児童に「居場所」
静岡市は新年度、旧清沢小と旧水見色小を統合する中藁科小(同市葵区)で、地域ボランティアによる「放課後子ども教室」を放課後児童クラブ(学童)と一体運営させる方針を固めた。柔軟な運用によって、学校統合で生じる下校時のバス待ち時間に全児童の居場所を確保し、子どもを見守る体制を整える。市によると、一体運営は静岡県内初。 旧清沢小と旧水見色小の児童は路線バスで通学するが、バス運行は学校の日課に合わせられないため、学校の日課が終わってから帰宅用の路線バス到着時刻までの待ち時間の安全確保が課題だった。また、統合後は学区が広がるため児童が帰宅後に子どもだけで遊びに出かけるのも難しくなる。市は一体運営がこれ
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保育士一斉退職、掛川の保育園で説明会 保護者「納得できる回答なかった」
掛川市千羽の千羽すぴか保育園で保育士の大半が一斉退職する問題で、園は28日夜、保護者説明会を開いた。保護者からは「納得できる回答はなかった」「安心して子どもを預けられる園にしてほしい」などの声が聞かれた。 説明会は非公開で、約2時間半に及んだ。出席した保護者によると、園を運営する社会福祉法人ゆにわ会の増田多朗理事長が経緯を説明し、一斉退職の理由の一つに園が進める改革方針との意見の食い違いを挙げたという。保護者の1人は「理念の説明が多かった」と受け止めた。「方針が合わないだけで多くの職員が辞めるのか疑問」と話す保護者もいた。 園が保護者に状況を通知したのは3月15日。保護者の間には不安や戸
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焼津の私立幼稚園 不適切保育疑い「マタハラも」 園は否定
教諭の大半が3月末で一斉退職する私立焼津中央幼稚園(焼津市西小川)で、一部の教諭による不適切保育の疑いや園幹部によるハラスメント行為などの実態が28日までに複数の関係者への取材で分かった。同園側は否定している。 園に子どもを通わせている保護者によると、教諭の1人が言うことを聞かない園児を物置部屋に閉じ込めるような行為が複数回あったという。被害にあった園児は登園しなくなり、そのまま園を離れたという。子どもはその様子を目撃していて、「しばらくその教諭を怖がっていた」と保護者は証言する。 また、別の保護者によると、妊娠に伴い受け持つクラスを交代する女性教諭に対し、園の幹部が保護者たちのいる前で
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川根本町教育長人事不同意「子どもたちに申し訳ない」 町議が経緯など説明
川根本町議会3月定例会で新教育長の人事案が不同意となった議決を巡り町民有志らは27日夜、「教育長人事について行政・議員にたずねる会」を同町山村開発センターで開催した。町民約35人が参加し、議員に説明を求めた。 野口直次議員と佐々木直也議員が出席し、経緯や思いを語った。野口議員は「子どもたちや保護者の方に申し訳ない。町と議会で意見が違っても、よりよい方向に進めるよう歩み寄っていきたい」と述べた。佐々木議員は「(教育長の不在が)子どもたちに直ちに影響する心配は少ないと思うが、長期化すると町全体として教育の指針が失われる可能性がある」と危機感を示した。 参加者からは「なぜ事前に話し合いがなかっ
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地域課題解決へ産学連携 静岡英和学院大が参加 都内で会見
ソフトバンクと全国の大学や専門学校など16校による社会貢献を目的とした産学連携プロジェクトが28日、発足した。「デジタル教育・リスキリング(学び直し)」「ダイバーシティー(多様性)」「環境」を主要テーマに位置づけ、地域課題の解決に向けた研究や人材育成を推進する。静岡県内からは静岡英和学院大(静岡市駿河区)が参加した。永山ルツ子学長が関係者と都内で記者会見した。 同大とソフトバンクは2021年度から、デジタル格差解消を目指す富士市での高齢者向けスマートフォン教室に協力し、学生が講師や補助役を務めている。こうした実績がプロジェクトへの加入につながった。 永山学長はスマホ教室について「大学と学
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賀茂4高校 サテライト制に 静岡県内初 28年度前後導入想定 「本校」下田と「キャンパス」
静岡県教委は27日、賀茂地域の高校4校(分校含む)について、複数校舎を活用し1校として機能させる「サテライト制」を導入すると明らかにした。これまで賀茂における同制度導入は示唆していたが、本校とサテライト化する学校の役割を明確にし、対象となる学校にも踏み込んだ。県教委によると、2028年度前後の本格的な展開を想定する。県外では事例があるが、同制度の導入は本県初という。 県立高再編案を盛り込んだ第3次長期計画(18~28年度)再検討へ設置した地域協議会の最終会合を県下田総合庁舎で開き、説明した。4校は下田(下田市)と稲取(東伊豆町)、松崎(松崎町)、下田高南伊豆分校(南伊豆町)。下田を本校と
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農業理解促進へ 静岡県・静岡市教委に教材 JAバンク静岡
JAバンク静岡は27日までに、食と農業、環境のつながりを図解した補助教材「農業とわたしたちのくらし」約3万4千冊を県教委と静岡、浜松両市教委に寄贈した。 次世代を担う子どもたちに農業の現状を正しく理解してもらおうと2008年から寄贈を続けている。県内の小学5年生に配布する。今年はQRコードを資料に付け、動画も見られるようにした。 県庁でこのほど開かれた贈呈式で、県信用農業協同組合連合会の梶毅経営管理委員会会長が池上重弘教育長に目録を手渡した。
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浜松地域遺産に82件 市教委が認定
浜松市は26日、地域に親しまれた歴史や文化、自然などの地域資源を顕彰する「浜松地域遺産」として、市教委が2023年度に9分類82件を認定したと発表した。 分類別(計15分類)では史跡が41件と最多で、有形民俗文化財が16件、美術工芸品が15件と続いた。主な認定文化財は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が休憩したという中央区大人見町の「腰掛岩」(伝承地)、三方原合戦の際に武田信玄の隊列が三方ケ原から刑部方面に下った道筋の一つである浜名区細江町の「祝田(ほうだ)坂」(史跡)など。同町の春の風物詩「姫様道中」で歌われる「細江小唄」は記憶遺産として2件目の認定となった。 制度を導入した16年度か
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焼津の私立幼稚園 教諭大半が退職意向 職員補充で運営継続
焼津市西小川の私立焼津中央幼稚園で教諭の大半が3月末で一斉退職することが26日、関係者への取材で分かった。教諭ら15人のうち、13人が退職する意向を示しているという。園は新規採用などで運営を継続する見込み。 関係者によると、2月下旬ごろに市と静岡県は10人超の教諭が辞意を固めている状況を把握。園に事実確認したところ、「人員を確保しているため、新年度以降の運営に支障はない」との回答だったという。 園は3月下旬、保護者向けの説明会を実施した。関係者によると、大量退職の原因として園側は、職員や保護者とのコミュニケーション不足を挙げたという。新年度の態勢については9人を補充する見通しを示した上で
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【ウェブ限定】内申点、中学校ごとに公平?寄せられたご意見【NEXT特捜隊】
受験生の父親みつるさん(浜松市、50代)から「高校入試で大きなハードルとなる内申点。付け方は中学ごとに公平なのでしょうか?」と投稿を受け、NEXT特捜隊は内申点の仕組みを紹介した( ▶関連記事 内申点、中学校ごとに公平? 浜松市の保護者から疑問)。また、LINEで内申点についてご意見を募ったところ、疑問・もやもや、肯定的なご意見が寄せられた。一部を紹介する。 内申点に疑問あり 地区によって評価が違う/教員間で不統一/絶対評価は入試に不向き… ◆地区により異なる観点別評価(藤枝市、教育関係の女性、40代) 観点別評価は地区によって違う。例えば「ABB」をある地区では「5
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静岡県立大の理事長・学長に就任する 今井康之さん【時の人】
静岡県立大の薬学部で20年以上にわたり学生を指導し、研究をけん引してきた。「手抜きせず、突き詰めて取り組む学生が多いと自負している」。新学長として力を注ぎたいことは、その学生のための研究、教育、学習の環境整備だ。「まずはしっかり研究できる教員をそろえたい。大学院生を増やし、県内産業に貢献できる研究人材を蓄積したい」。本県は好立地のわりに研究人材の数が少ないとされ、国が地方の国公立大の研究力を高めようと企画するプロジェクトにも「挑戦したい」と意気込む。 薬学の道を志したのは東京大の在学時。薬学部を見学した際に「生き物の性質を知る」学問に触れ、関心を持った。専門分野は免疫学や糖鎖生物学。県立大
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25年4月こども園移行 磐田市立東部幼稚園、新園舎起工式
民営化に合わせて幼保連携型認定こども園に移行する磐田市立東部幼稚園(同市東貝塚)で25日、新園舎「(仮称)認定こども園ハローうさぎ山」の起工式が開かれた。移管先の社会福祉法人愛光会(浜松市中央区)や工事関係者ら約30人が出席し、工事の安全を祈った。 近隣の鎌田神明宮の神職が祝詞を読み上げた後、代表者がくわ入れに臨み、玉串をささげた。式典で同法人の鈴木孝理事長は「需要が高まっている放課後児童クラブも併設する。隣接する東部小とのつながりを深めるなど、小学生との交流を常時行っていく」とあいさつした。 新たなこども園は鉄骨造り一部2階建てで、延べ床面積は約1800平方メートル。市によると、東部幼
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静岡県内公立高入試再募集 全日制59人が合格
静岡県教委は25日、県内公立高の2024年度入学者選抜再募集の合格者を発表した。全日制は再募集を実施した43校51科のうち、25校28科に63人が受験し、59人が合格した。実質倍率は1・07倍。 学年制の定時制は10校10科で受験があり、18人のうち9人が合格した。単位制の定時制は4校4科を15人が受験し、13人が合格した。
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小笠地区の県立高の在り方、構想案了承 静岡県教委と地域協 菊川で最終会合
静岡県教委は25日、小笠地区の県立高の在り方を検討する地域協議会の最終会合を菊川市役所で開いた。掛川と菊川、御前崎の3市の行政と教育、産業界の関係者が出席し、事務局が示した全体構想案を了承した。 構想案は「自律・主体性」「多様性」「持続可能性」の3点を重視して地域に貢献できる人材を育成する内容。多様なコース設定で適性や進路目標に対応した学びの選択を可能とする理想像を掲げた。学校の魅力化を進める一方で、生徒数が減り教育活動の維持が困難になると想定される場合には、近隣の志太榛原と磐周の両地区を含めた広域で新たな発想を取り入れた再検討に当たるとした。 委員からは方向性や課題認識に目立った異論は
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命に向き合う仕事の魅力知って 静岡の看護専門学校でオープンキャンパス
静岡市駿河区の静岡看護専門学校は25日、同校でオープンキャンパスを開いた。高校生ら約50人が参加し、実習室の見学などを通して看護師の仕事への理解を深めた。 説明会で瀧泉副校長が「市内の医療機関など連携先が多く、豊富な経験を積むことができる」と同校の魅力を紹介し、「看護は人々の暮らしと命に向き合うやりがいのある仕事。看護の仕事や魅力を知ってもらうきっかけになれば」と呼びかけた。 施設の見学では、呼吸や心臓の鼓動の変化など体の異常を再現できる機能を搭載した人形を観察したり、赤ちゃんの人形を用いた沐浴(もくよく)の実習について学んだりした。 看護師を進路に考えているという静岡城北高2年の熊崎
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特別支援学校卒業生の自分探しの場に 静岡市駿河区に福祉型大学校が完成
4月に静岡市駿河区馬渕に開校する福祉型大学校「カレッジまどか」で24日、校舎の竣工(しゅんこう)式が開かれた。 福祉型大学校は、特別支援学校高等部を卒業した障害者などが入学対象。同校には静岡県内の20人が入学する予定で、認知機能強化や性教育などのカリキュラムを経て社会生活に適応する能力を身につける。 式典で国分聡子学長は「障害のある子どもたちの青年期の教育には時間をかけるべきだ。彼らが『自分を探せる』居場所にしたい」とあいさつした。来賓で参加した難波喬司市長は「スタッフは特別支援学校などで指導経験が豊富。誰もが学べる福祉の街づくりに向け市も注目している」と期待を込めた。 完成した校舎は
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公立中学校にエレベーター整備 静岡市「インクルーシブ教育」推進 進路選択の拡大に期待
障害の有無にかかわらずともに学ぶ「インクルーシブ教育」の推進に向け、静岡市は4月から、同市葵区の城内中校舎にエレベーターを設ける工事を始める。供用開始は12月の予定。葵・駿河の両区から通いやすい立地の同校に設置することで、車椅子の利用など校内での移動に配慮が必要な生徒の進路選択が広がることが期待される。 同市の公立中学校でエレベーターを設けているのは清水区の清水飯田中と由比中のみ。そのため障害があっても通常の学級で学習できる子供が中学に進む際、特別支援学校を選ぶケースが少なくなく、友達と同じ学校に進学することが難しかった。同市の公立小学校は全区の計7校にエレベーターを設けている。 清水
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静岡・水見色小131年 最後の校歌 住民企画で閉校式典
3月末で131年の歴史に幕を閉じる静岡市葵区の水見色小で23日、地域住民が企画した閉校式典が行われた。在校生4人をはじめ保護者や卒業生ら約300人が出席。全員で校歌を斉唱した後、「ありがとう水見色小」と校舎に呼びかけて別れを告げた。 同校は4月から清沢小とともに中藁科小に統合されるため、卒業生や保護者らでつくる実行委員会が教職員と連携して閉校式典の準備を進めてきた。 「最後の校歌斉唱」では在校生と卒業生ら地域住民が一体となり、母校での記憶を振り返りながら体育館に大きな声を響かせた。涙ぐむ住民の姿も見られた。佐藤雅一実行委員長(63)は「保護者と学校が一つになって歩んできた」とあいさつし、
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学びと知、胸に1400人巣立ち 静岡大静岡キャンパス卒業式
静岡大は23日、静岡キャンパスの卒業式を静岡市駿河区のグランシップで開いた。人文社会科学部など5学部と大学院の約1400人が巣立った。 日詰一幸学長は代表者に学位記を手渡し、「一人一人に生まれ持った多彩な才能がある。自らの豊かな才能のもと、学んだ知を生かして社会で大きく羽ばたいてほしい」とエールを送った。 卒業生を代表して教育学部の為実薫[ためざねゆき]さん(22)は、新型コロナウイルス禍により入学直後から続いた自粛生活や教育実習の経験を振り返り「他者と学びを深める楽しさを知った。相手に誠実な言葉を紡ぐことができるよう努力し続ける」と決意を語った。 あいにくの天気だったが、卒業生らは室
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小山町須走に公営塾開設 民間と連携 子育て支援の一環
小山町は21日、こども・子育て支援の一環として同町須走に公営塾を開設した。初日は小中学生16人が訪れ、最新のAIタブレットを用いた授業に臨んだ。 公営塾は小学4年生から中学3年生が対象。町が学習塾などを全国展開する明光ネットワークジャパンと連携し、水曜日を除く平日の4日間に開く。小学生は算数、基礎学力の2テーマを、中学生は数学、英語の2科目を1週間に2コマ(1コマ80分)まで学ぶことができる。最新のAIタブレットが個別の学力や理解度に合わせて出題する。受講中は町の会計年度任用職員が見守る。 人口減少が著しく、塾開設の要望の声が大きいという須走地区に設置した。同日現在、町内全域で61人が申
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つながり合う「自己」認める(蔭山昌弘/スクールカウンセラー)【思春期の心 支える力 年度末に寄せて㊦】
十数年前、私の次男が事故で亡くなりました。19歳でした。 悲しみと苦しみを抱え、京都・太秦にある広隆寺の弥勒菩薩[みろくぼさつ]を訪ねて祈った時、弥勒菩薩の「自分の苦しみを救ってほしいと祈って、なぜ、亡くなった子どもの魂を救ってほしいと祈らないのだ」という声が聞こえてきました。ハッと気づいて「自分の苦しみしか考えられずに申し訳ありませんでした。どうか子どもの魂を救ってください」と祈ると、左手を伸ばしてきて「よこしなさい私のところへ。私が受けとめてやる」と。もちろん幻聴ですが。激しく泣き崩れてしまいました。この時のことは2006年の著書「四十九日」(静岡新聞社)につづったのですが、弥勒菩薩が
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「生活の中に少しの負荷を」体力向上へ 静岡県教委が研修会
静岡県教委は3月上旬、子どもの体力向上をテーマにした研修会を静岡市葵区のもくせい会館で開いた。新型コロナ禍を経て低下した子どもの体力がコロナ前の水準まで戻らず、教員の働き方改革により部活動時間も短くなる中、いかに対策するか。県内市町教委の体育担当指導主事ら約40人に、熊本大の末永祐介准教授が基調講演した。 末永さんは、全国体力テストの点数が低下傾向にあると説明。長期的に子どもの体力を向上させるには、子ども自身が「運動を楽しい」「運動をしてみたい」と感じることが大切だと強調した。 スポーツを中心とした体力向上の取り組みは、運動したくない子どもにはハードルが高く、多忙化する学校現場での導入も
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優秀な成績たたえ45個人2団体表彰 牧之原市教委など
牧之原市教育委員会表彰と山崎こども教育賞の2023年度表彰式がこのほど、牧之原市の相良総合センター「い~ら」で開かれ、45個人、2団体が表彰された。 スポーツや教育の各分野で功績を残したほか、校内の生徒会活動などで模範となった児童や生徒らが受賞した。 主な受賞者は次の通り。 【少年少女ノーベル賞】田中勘九朗(榛原中3)岸端ひよら(清流館高1)
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地域住民 登下校見守り拡大 教育委員会の66・1% 23年文科省調査
小中高校などを設置する教育委員会の66・1%が、登下校時の見守り活動を主に地域住民らに任せていることが、2023年の文部科学省の働き方改革調査で分かった。22年から5・1ポイント上昇。文科省は学校の労働環境改善に向け、授業以外の業務を保護者や地域と連携するよう求める通知を出すなどしており、現場の取り組みが進んだとみている。 調査は全国に約1800ある都道府県と市区町村の教育委員会に23年10月時点の状況を尋ねた。 給食費や教材費などの徴収・管理について、保護者が自治体に直接納めるなどして教員が関与しない方法を採用しているのは45・3%(昨年比8・8ポイント増)だった。授業準備について、教
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中学教科書デジタル拡充 25年度使用、QRコード掲載97% 文科省検定
文部科学省は22日、2025年度から中学校で使用される教科書の検定結果を公表した。合格した10教科100点のうち97点が2次元コード(QRコード)を掲載。1年英語では21年度から使われている現行版より平均で1・7倍増の83・3カ所になるなど、デジタル教材への対応が拡充された。現行の学習指導要領に対応した2回目の検定で、前回同様に知識を活用した話し合いや探究など、生徒の主体的な学習が重視された。 1人1台の学習端末配備を受けた動きで、学校現場が学びの充実にどう生かすかが課題となる。 QRコードを読み取ると、英語の音声や理科の星の観察動画など、教科書では表現しにくい多様な教材が利用できる。
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生成AI、進む授業実践 学ぶ楽しさ、新たな視点も 文科省、指針改定を検討【スクランブル】
対話型人工知能(AI)「チャットGPT」で知られる生成AIの学校での利用が徐々に広がっている。教師は考える力を奪うといった問題点にも注意しながら、学ぶ楽しさや新たな視点に気付くためのツールとして役立てている。文部科学省は全国52のモデル校で蓄積した課題や効果を踏まえ、学校向けの指針を改定する方針だ。 2月上旬、茨城県つくば市立学園の森義務教育学校。中学2年に当たる8年生の生徒がマイク付きのヘッドホンを着け、パソコン端末の生成AIを相手に英語のディベートに取り組んでいた。 ある女子生徒の議題は「アウトドア派かインドア派か」。「ハイキングはきついけれど、良い気持ちになるよ」と話すAIに対し、
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【表層深層】広がる学び 問われる教員力 中学教科書 デジタル拡充 端末1人1台で日常化
来春から中学生が使う教科書では、2次元コード(QRコード)の接続先のデジタル教材が大幅に充実した。1人1台のデジタル端末配備が完了し、タブレットを使った学びが日常化したことに対応した。教科書会社が工夫を凝らし、動画や音声で習熟度に合わせた指導も可能だ。子どもの学びの幅は広がりそうだが、教員の教える力量が問われることにもなる。 2月下旬、茨城県守谷市立けやき台中の2年生の英語授業。千田照子教諭(47)が冒頭「デジタル教科書で本文を読む練習をしましょう」と呼びかけると、生徒は自分のタブレットにつないだイヤホンを、慣れた様子で装着した。 ある男子は本文の読み上げ音声の再生スピードを遅くして何
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川根本町議会、教育長人事不同意 義務教育学校開校、対立の代償大きく
川根本町議会は22日、3月定例会の最終本会議を開いた。新教育長に同町のコミュニティスクールディレクター兼推進委員を務める石原一則氏(62)=同町崎平=を任命する人事案について、反対多数(賛成4、反対6、無効1)で不同意とした。 任期満了に伴う山下斉教育長(63)の3月末で退任に伴い、旧中川根第一小校長を務めた石原氏に白羽の矢が立ったが、町は再考を迫られる結果となった。4月以降は当面の間、教育長不在となる。 薗田靖邦町長は「議会と話し合い、早急に適任者を選定したい」と述べた。反対した中原緑議員は「(4月から開校する)義務教育学校を主導してきた山下氏を開校前に交代させる必要はない」と理由を語
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ウクライナ避難「学び」に影 浜松出身・清水さん、隣国で支援 「多角的援助が必要」
東欧の地で、ウクライナから避難した子どもたちの教育支援に奮闘する浜松市出身の女性がいる。国際的な非政府組織(NGO)「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」に所属する清水奈々子さん(31)は現在、同国に隣接するルーマニアで駐在員として活動する。清水さんがこのほどリモート取材に応じ、ロシアとの戦争が長期化する中、「子どもの学習に影を落としている。まだ多くの支援が必要」と訴えた。 ウクライナとの国境の南にある都市コンスタンツァでは、戦地から逃げてきた子どもらを公立校で受け入れている。清水さんは首都ブカレストを拠点にしつつ学校に顔を出し、放課後学習に関する手配や心のケアに必要な人材確保などの調整役
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子どもの意見を施策に反映 静岡県が聴取本格化 24年度、「こども計画」策定 仕組み構築へ
静岡県は2024年度、子どもや若者の意見を施策に反映させる取り組みを本格的に始める。昨年4月施行のこども基本法が義務づけているためで、対面やオンライン、アンケートなどさまざまな手法を駆使して当事者の声を聴く。ただ、対象範囲や意見集約の方法、率直な意見をどう引き出すかなど課題も多く、24年度末に策定する「県こども計画(仮称)」をモデルに意見聴取の仕組みをつくる。 少子化対策や子ども・子育て支援を総合的に進める庁内組織「ふじさんっこ応援推進本部」の会合をこのほど開き、全庁を挙げて子どもの意見聴取、反映に取り組む方針を確認した。副本部長の瀬崎浩二健康福祉部理事(少子化対策担当)は「どのような手法
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保育士一斉退職の掛川の保育園 「来週中に保護者説明会」
掛川市千羽の千羽すぴか保育園で保育士の大半が一斉退職する見通しになった問題で、不安の高まりを受けて園が保護者説明会を開くことが22日、関係者への取材で分かった。園が同日までに「来週中に説明会を行う」とするメールを保護者宛てに送信した。 市は同日、転園・退園の申請受け付けを締め切った。手続きを済ませたのは計15人で、前日から6人増えた。市内保育施設に追加の受け入れの可否を照会した結果、複数の施設から前向きな回答が得られたとして、転園希望者とのマッチングを急ぐ。 市は同日、園に職員を派遣して市の相談窓口を案内する文書を送迎の保護者に配布した。窓口には園運営に対する戸惑いのほか、園からの情報提
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勤務手当不正受給など 教諭3人を懲戒処分 静岡県教委
静岡県教委は22日、部活動指導の勤務手当などを不正受給した富士宮市の富岳館高の男性教諭(54)を減給10分の1(4カ月)とするなど、教諭3人の懲戒処分を発表した。 男性教諭は2023年4月から24年1月までの間、部活動指導の実績がない47日分の勤務手当を虚偽申請した。5日分については活動時間を過大に申請し、計13万8600円を受け取った。部活動の遠征に行っていない4日分の旅費9200円も不正に受け取っていた。県教委は「機械的に実績を入力していた」「部活動に出ていないと思われたくなかった」との弁明を聞いた上で、故意による不正受給と判断した。 島田三小の男性教諭(45)は、児童7人から彫刻刀
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静岡市の通学補助の不適切交付 要綱の改廃、周知徹底へ 職員処分も検討
静岡市は22日、小中学生への遠距離通学補助金が不適切に交付されていた問題の再発防止策を公表した。担当職員が改ざんした要綱を添付した伝票が承認されていたことを問題視し、職員や市民に対する要綱の改廃情報の周知徹底などに取り組むとした。検証結果を踏まえ、市教育委員会は関係職員の処分を検討する。 市コンプライアンス推進課によると、2022年度、小中学校の統廃合で児童2人に補助上限を超えて通学費の自己負担が生じることになった。児童生徒支援課の職員は、全額補助できるよう要綱を改ざんして補助金交付に関する文書を作成。起案通りに決裁され、問題発覚まで保護者に補助金が支払われた。 22年度の内部統制評価報
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沼津市独自の英語中学生テスト2年目 対話力向上へ課題点検 苦手意識は改善傾向
沼津市の市立中全18校で、生徒が外国語指導助手(ALT)とオンラインで対話する市独自の英語テスト「パフォーマンステスト」の取り組みが2年目を迎えた。市教委は生徒や教員対象のアンケートを3月までに実施。読み書きだけでなく、実践的なコミュニケーション力を伸ばすため、評価基準の平準化など課題の洗い出しを進める。 テストは昨年秋から今春に行った。金岡中で昨年末に実施したテストでは、2年生がパソコンで作成した沼津の魅力を紹介する資料を示しながら、画面に映るALTに英語で発表し、質問に答えた。市教委学校教育課の内村宗靖指導主事は「事前に調べたフレーズをそのまま使うのではなく、中学生やALTに伝わる表現
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書棚オーナーの推し満載 富士に“図書館”オープン 交流の場に
富士市の富士本町商店街に22日、本を通じた交流スペース「ワンダー図書館」がオープンした。箱のように区切った書棚のオーナーが好きな本をそろえ、個性豊かな書籍の世界を来館者に提供する。 オーナーが自由に使う56の棚には、文芸書や実用書、絵本、漫画など個人の趣向が詰まった本が並ぶ。音楽や子育てなどテーマが感じられる棚が多く、特定の作家を推すオーナーもいる。来館者へのメッセージや関連する小物を添えるなどの工夫も見られる。 同館は空き店舗を活用した起業をサポートする市の事業で採用された。館内では読み聞かせやワークショップなどオーナー主催のイベントも想定し、地域活性や交流の促進につなげる。金指祐樹館
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通学時事故防止へ 市教委に横断旗 島田地区安管協
島田地区安全運転管理協会は22日、春の全国交通安全運動(4月6~15日)を前に、横断旗26本を島田市教委に寄贈した。 岡本広一会長らが市役所を訪れ、山中史章教育長に横断旗を手渡した。市内13小学校に2本ずつ配布する。児童の登下校時の事故防止に役立ててもらうことが目的で、贈呈は今年で21回目。 同協会は川根本町を通じ、町内2校にも横断旗計4本を贈る。
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合同部活 導入検討へ 函南町教委 町内2中学で
函南町教育委員会は22日の町総合教育会議で、町内2中学校による合同部活動の導入を検討する方針を示した。地域のスポーツ団体や文化団体などの関係者と部活動の地域連携や地域移行について検討する協議会を2024年度にも設置し、実現の可能性を模索する。 少子化による生徒数の減少に伴い部活動加入者も減り、交流機会や部活動の教育的意義が損なわれる可能性を考慮した。平日は既存の活動を実施し、休日を中心に両校の生徒が一緒に活動することを想定する。 生徒にとっては、練習や大会参加の機会が確保され、他校との交流も可能になる。一つの部活動に複数の顧問が配置できるため、教員の負担軽減も期待される。生徒の専門的な技術習
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中学校制服の値段が高い 静岡県内の現状は?【NEXT特捜隊】
読者から寄せられた疑問に応える静岡新聞社「NEXT特捜隊」に、2人の子どもを育てる浜松市中央区の母親(46)から公立中学校の制服に関する質問が届いた。女性は「登校時しか制服を着ておらず、値段も高い」といい、「制服の価格について調べてほしい」と依頼を寄せた。材料費高騰などで物価が上昇する中、学用品をそろえる保護者の私費負担の増加も深刻だ。静岡県内の現状について取材した。(デジタル編集部・金沢元気) 【▶静岡新聞社NEXT特捜隊 LINE友達になる】 静岡県内の公立中学校の制服は、男子が詰め襟の学生服にズボン、女子がセーラー服にスカートが一般的だ。複数の制服販売店によると、価格は各学校で異な
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半期の振り返り 記者座談会㊤【賛否万論】
「賛否万論」でこれまで約半年間に取り上げたテーマについて、取材に関わった記者3人が2週にわたって振り返ります。有識者やキュレーター、読者の皆さんの意見や取材を通して浮かび上がった課題や思いを座談会形式でまとめました。今回のテーマは「生成AIを学校現場で使うのはあり?」と「スマホ・ネットの家庭内ルールどうしてる?」です。(社会部・大橋弘典、薬袋貴信、大須賀伸江) テーマ「生成AIを学校現場で使うのはあり?」(2023年8月25日~10月6日) #1インタビュー 仕組みは“ものまねマシン” 静岡大情報学部准教授 狩野芳伸さん #2インタビュー 学習目的を考えるこ
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保育士一斉退職の掛川の保育園 9人が転退園を申請 保護者に戸惑いと不安
掛川市千羽の千羽すぴか保育園で保育士の大半が一斉退職する見通しになった問題で、これまでに園児9人の保護者が転園・退園の申請を済ませたことが21日、市への取材で分かった。同日に相談のため来庁した保護者は6人。市は22日まで申請を受け付ける。 保護者には、情報がないことに対する戸惑いや不安が広がった。保護者の1人は「一斉退職の原因や経営方針の転換について園から何の説明もなく、相当混乱している。子どもを通わせ続けるかどうかを検討するための判断材料がない」と話した。別の保護者によると、園に保護者説明会の開催を要望したが、聞き入れてもらえなかったという。 市は当初、転園希望の締め切りを19日に設定
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清水東校長に井島秀樹氏、ふじのくに国際は眺野大輔氏 静岡県教委が人事異動発表
静岡県教委は21日、2024年度の人事異動を発表した。定年が60歳から65歳まで段階的に引き上げられるため今年の定年退職者はゼロで、異動対象者は前年度より412人減の4345人となった。性別にかかわらず働きやすい環境づくりを目指し、女性の管理職登用を進めた。発令は4月1日。 教職員人事異動 ▶特設サイト「静岡県教職員異動」で教職員の人事名簿をご覧いただけます ▶有料購読者限定サイト21日午後3時までに登録していただいた「あなたの静岡新聞」有料会員の方は便利な検索機能付きサイトで人事名簿をご覧いただけます(※有料会員向けメールで配布したユーザー名とパスワードが必要です) 高校長級は清水東
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雄踏小校長に高橋宏典氏 浜松市教委人事異動
浜松市教委は21日、2024年度の定期人事異動を発表した。退職者を含む異動総数は833人。女性の管理職の割合を高めたほか、小学校教員を幼稚園長に登用するなど幼小連携にも配慮した。 教職員人事異動 ▶特設サイト「静岡県教職員異動」で教職員の人事名簿をご覧いただけます ▶有料購読者限定サイト21日午後3時までに登録していただいた「あなたの静岡新聞」有料会員の方は便利な検索機能付きサイトで人事名簿をご覧いただけます(※有料会員向けメールで配布したユーザー名とパスワードが必要です) 小学校は17校で校長が交代する。雄踏小は高橋宏典和地小校長が就任する。気賀小は石野政史井伊谷小校長を起用し、蒲小
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中田小校長に早川泉学校教育課長 静岡市教委が人事異動発表
静岡市教委は21日、2024年度の定期人事異動を発表した。全体では837人が異動し、校長級は77人と23年度から3人減となった。定年引き上げに伴い、退職者数は同101人減少した。 教職員人事異動 ▶特設サイト「静岡県教職員異動」で教職員の人事名簿をご覧いただけます ▶有料購読者限定サイト21日午後3時までに登録していただいた「あなたの静岡新聞」有料会員の方は便利な検索機能付きサイトで人事名簿をご覧いただけます(※有料会員向けメールで配布したユーザー名とパスワードが必要です) 校長級では、早川泉学校教育課長が中田小校長に就く。寺尾祥訓特別支援教育センター所長が千代田小、南條美穂麻機小校長
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「る・く・る」開館20周年 科学の楽しさ「体験」で学ぶ 企画展もスタート
静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るは20日、開館20周年の記念式典を同館で開いた。これまでの歩みを振り返る企画展のオープニングイベントも併せて行い、関係者や市民ら約120人が節目を祝うとともに、施設のさらなる発展を願った。 清水昭博館長は「開館から20年間、体験型の科学館として『なぜ』から『分かった』につながる科学の楽しさを提供してきた」と振り返った。難波喬司市長は「来館をきっかけに科学に興味を持ってもらい、科学者を目指す子どもたちが増えれば」と期待を込めた。式典では、難波市長と市民2人による振り子を使った記念実験も行われた。 小学5、6年時に同館の通年科学教室に通い、4月から中学生にな
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最後の校歌 ありがとう田子小 150年の歴史に幕 思い出胸に 未来へ“航海” 西伊豆町
西伊豆町の田子小で19日、閉校式が行われ、児童や地元の住民約150人が思い出の詰まった学びやに別れを告げた。児童らが見守る中、山本憶久校長が鈴木秀輝教育長に校旗を返還し、約150年の長きにわたる歴史に幕を下ろした。 保護者と住民の代表者が小学生時代のエピソードを披露し、全員で最後の校歌を響かせた。山本校長は船のかじを模した校章について、社会という大海に飛び込む子どもへの願いが込められていると紹介した上で、「勇気、意志、深い知恵を持った人へと成長してほしい」と激励した。 同日の卒業式では、10人が母校から船出をした。6年の石川煌君は「いろいろな教室に思い出が残っている。母校がなくなるのは寂
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掛川の保育園、保育士大半が退職へ 19人のうち15人 新規採用で運営継続
掛川市千羽の千羽すぴか保育園で、保育士の大半が3月末で一斉退職する見通しになったことが19日、関係者への取材で分かった。正規と非正規の保育士ら19人のうち15人が退職する意向を示しているとみられ、同園は新規採用で運営を継続する見込み。市は「安全で安心な保育環境が提供できているかどうかを注視していく」としている。 関係者によると、園の運営方針が現場の理解を得られなかったことや、管理職との意見の隔たりなどが理由。市は2月末に10人超の保育士が辞意を固めている状況を把握し、3月12日に指導監査を実施した。市幹部は「採用予定者が決まっていて、4月以降の態勢も基準を満たしていることを確認した。現段階
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静岡大入試後期日程 生物と化学で出題ミス
静岡大は19日、今月12日に実施した理学部、工学部、農学部の一般選抜入試(後期日程)の生物と化学の試験で出題ミスがあったと発表した。 化学では「どのような反応が起きているか簡潔に答えよ」と説明を求めた設問で、解答欄に「理由」と記したため誤解を招いた。同科目は3学部で計200人が受験した。 生物は、森林生態系に関する問題文で、考察に必要な条件文を付けずに出題したため「解答できない可能性が生じた」(同大入試課)という。理学部、農学部で計92人が受験した。 化学は受験者からの問い合わせで、生物は終了後、作成者以外の教員からの指摘で、それぞれの誤りを発見した。 出題ミスのあった問題に関しては
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静岡県内公立高再募集 全日制0・09倍
静岡県内公立高の2024年度入学者選抜の再募集が19日、締め切られた。県教委によると、全日制は43校51科688人の募集に対し、25校28科63人が志願した。志願倍率は0・09倍(前年度0・07倍)。 学年制定時制は13校13科318人の募集に10校10科18人が志願し、倍率は前年度と同じ0・06倍。 単位制定時制は70人を募集した4校4科に15人が志願し、倍率は0・21倍(同0・06倍)だった。 再募集は21日に面接などを行い、25日に合格者を発表する。
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たくさんの思い出 さようなら学び舎 静岡市葵区の2校 清沢小・水見色小 明治以来の歴史に幕
本年度末で閉校し4月から静岡市葵区の中藁科小に統合される同区の清沢小と水見色小は18日、閉校式をそれぞれの学校で行った。両校とも難波喬司市長や赤堀文宣教育長らが出席。児童や保護者、地域住民が見守る中、校旗が返還され長年の歴史に幕を下ろした。 清沢小は1872(明治5)年に開校し、約4300人以上が巣立った。18人となった全校児童に向け、内山真路校長は「なりたい自分に向かってチャレンジしてきた皆さんは、新しい学校でもさまざまな場面で大活躍すると信じている」とエールを送った。清沢地区自治会連合会の前田万正会長は「これからも人生の節目で清沢小や清沢地区を思い出してくれたらうれしい」と話した。5、
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門出の日、歌や言葉で感謝 静岡県内小中学校で卒業式
静岡県内の多くの小中学校で18日午前、卒業式が開かれた。新型コロナウイルスの法的位置付けが5類に移行して初めてで、久しぶりに下級生を参列させた学校も。卒業生は恩師や友達、保護者への感謝を言葉や歌に込め、学びやを巣立った。 本年度末で閉校し静岡市葵区の水見色小、中藁科小と統合される清沢小(同区)では、最後の卒業生として6年生8人が在校生や保護者、地域住民らに見守られながら送り出された。 華やかなはかまに身を包んだ卒業生は、一人一人ステージ上で「中学校で頑張ること」を述べた後、内山真路校長から卒業証書を受け取った。内山校長は「皆さんならなりたい自分にきっとなれるはず。清沢小で学んだことを誇り
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発達障害は診断名ではない 「言葉が独り歩き、親たち不安に」 小児科医/成田奈緒子さん
文部科学省の2022年の調査によると、公立小中学校の通常学級に、発達障害のある児童生徒は8・8%在籍していると推定されている。しかし、「『発達障害』と間違われる子どもたち」などの著書がある小児科医の成田奈緒子さんは「発達障害という言葉が独り歩きして、親や教育関係者の不安を高めている」と指摘する。 医学的に「発達障害」という診断名はありません。発達障害とは「自閉スペクトラム症(ASD)」「注意欠陥多動性障害(ADHD)」「学習障害(LD)」などの総称で、脳の発達に関わる生まれ持った機能障害を意味します。 文科省の調査結果だけを見ると、発達障害の可能性がある子どもは、06~19年の13年で
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学習塾、面接官役に生成AI 向き合い方、現場で模索
対話型人工知能(AI)「チャットGPT」で知られる生成AIが教育現場に導入されつつある。学習塾ではAIが入試の面接官役になったり、英会話の相手役になったりして生徒と受け答えする。一方、大学では学生のリポート作成などの利用をどこまで認めるか、判断が分かれる。 「友だちと過ごす中であなた自身が特に大切だと思ったことは?」。タブレットの画面に面接官役の生成AIが投げかけた質問が映し出される。東京都江東区の中学2年、梅原孝太朗さん(14)は「協調性が大事」と回答を入力した。東京・日本橋の「三井塾」は2023年10月から教育ベンチャーのみんがく(東京)が手がける生成AIソフトウエアを実験的に取り入
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【第4章】 学びの保障㊦ 残された課題、届かぬ支援「平等」切望【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
寺田歩生[あゆみ]さんの挑戦がきっかけとなって、静岡県内の県立高で導入された病気療養する高校生への遠隔授業。制度化されて2年目の2023年度には利用件数16件と全国最多レベルとなった。 当初、遠隔授業が出席扱いと認められず留年を余儀なくされた歩生さん。「同じようなつらい思いをする生徒を出さないで」という母有希子さん(54)の願いは、着実に実を結んでいる。ただ、課題がないわけではない。 「出席扱いにはならない」。県中部の県立高に長女るいさん(仮名)が通う母親は昨年、学校側からそう言われた。消化器系の難病を患い、頭痛や体調不良で毎日登校することができなくなった。進級できない可能性が出てくるこ
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「聞く力」から社会性、共感力(飯田道郎/伸芽会教育研究所所長)【未来につなげる幼児教育⑤】
前回の「見る力」に続き、今回は「聞く力」について考えます。 母親が妊娠中に音楽などを聞かせる胎教については、その効果がさまざまな研究で実証されており、おなかの中で聞く力も育まれます。 ところが保護者は、子どもが1歳ごろから話し始めるまで聞く力をなかなか実感できません。 赤ちゃんは言葉を発しないだけ。多くの言葉を耳から獲得しているので、話し始めると相手の反応も分かり、聞く・話す力がどんどん伸びていきます。 2歳くらいになると周囲の音を注意して聞くようになり、常識が身に付き、注意力も高まります。指示されることが理解できるようになります。保育園・幼稚園などでの年齢の近い子どもとの遊び、けん
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「児童会館」からの出発 新モデル掲げ、ビル内に【科学を楽しむ 静岡る・く・る20年㊤】
全国に先駆けた「ハンズ・オン(体験型)」展示や、地方館としては珍しい活発な科学コミュニケーター活動で知られる静岡科学館「る・く・る」が21日、2004年の開館から20年を迎える。誕生の経緯を振り返り、地域社会の科学リテラシーを高める取り組みを検証する。 開館の7年前、1997年に策定された基本構想・基本計画に、監修者の一人でノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈さん(99)は、新しい科学館に求められることとして、次の言葉を寄せた。「サイエンスの本質を一般市民によくわかってもらえる、そして実践に繋がる展示であり、運営であり、事業展開です」(同計画から抜粋) 基本計画は「科学館の新しいモデル」を掲
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福岡でウズラ卵窒息事故 静岡県内、提供中止や注意喚起
福岡県の小学1年生の児童が給食を喉に詰まらせて死亡した事故を受け、静岡県内の学校給食でも、原因になったとみられるウズラの卵の使用を控えるなどの影響が広がっている。 文部科学省は2月末、指導手引書を改めて確認し、事故防止を徹底するよう都道府県教育委員会などに通知。これを受けて県教委も市町教委に文書で指導を求めた。 静岡市や長泉町などは当面の間、公立小中学校でウズラの卵の提供を休止した。静岡市はカットしていないミニトマトの提供も取りやめた。いずれの自治体も状況を見ながら対応を検討していくという。 浜松市や沼津市は、食材を適当な大きさに切ってよくかんで食べることや早食いをしないといったポイン
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静岡県西部初のバカロレア認定 聖隷クリストファー小・こども園(浜松市中央区)
浜松市中央区の聖隷クリストファー小と聖隷クリストファー大付属クリストファーこども園が今春、世界的な教育プログラム「国際バカロレア(IB)」の認定施設となった。静岡県西部では初。両施設は、IBの初等教育プログラム(PYP)を実施する。 同小では学習指導要領の教科の授業に、「私たちは誰なのか」「世界はどのような仕組みになっているのか」「この地球を共有するということ」といったPYPの定める教科横断的なテーマを組み込む。PYPには授業の使用言語の規定はないが、同小では外国語、図工、音楽など学年に応じて複数の授業を英語で行う。 両小・園は2022年にIB候補となり、これまでも探究型の教育を展開して
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「行為」でなく「存在」肯定(蔭山昌弘/スクールカウンセラー)【思春期の心 支える力 年度末に寄せて㊤】
不登校の子どもが「僕なんて生きていても何の役にも立たない。この世にいない方がいいんだ」と言って、カウンセリングに来ました。 私たちはその人が何を行ったのかという「行為」によって人を評価しがちです。業績をあげる人や社会に貢献した人などを「立派な人だ」と褒めます。一方で、例えばずっと家に引きこもっていたり病気で寝たきり状態だったりして「社会的業績や貢献」をあげられずにいる人たちを、「役に立たない存在」と見てしまうのではないでしょうか。だから、不登校の子どもの「この世にいない方がいいんだ」の声が絞り出されるように思うのです。 小学生に、どんな時に自分を好きになるか聞いてみました。「勉強ができた
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入試間際「大学に行きたい」【貧困連鎖からの脱出 伴走型支援の挑戦㉛第3部 障害編】
木枯らしが吹く11月後半、高3の高木明と母の景子が埼玉県内の大学を訪れた。2019年も残りわずか。一般の塾に通えない子のための無料塾が教室を間借りし、中高生に勉強を教えていた。 3年生は入試に向けて追い込みの時期だ。明も大学進学希望だが、母子家庭で生活保護を受ける高木家には学費がない。進路を決めきれず、受験勉強も進まなかった。 出迎えた島崎一郎は、埼玉県が始めた生活困窮者支援事業「アスポート」の学習支援教室で現場責任者を務めていた。 「僕は四年制大学に行きたいんです」。明が懸命に訴える。隣に座る景子は「就職してほしい」と考えていた。島崎も「遅すぎる」と思いながら、そうは言えず「一緒に考
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中学の部活、西伊豆町と松崎町が共同運営検討 26年度開始目標
西伊豆、松崎の両町は中学校部活動について、両町の生徒が参加する「合同部活動」の設置を検討していることが15日までの両町教委への取材で分かった。少子化で部活動の維持が困難になる中、「部活改革」と銘打って生徒が多様なスポーツや文化活動ができる環境整備を図る。2024年度に両町で設ける「部活改革協議会」で地域の実情に合わせた運営方法を模索し、26年度からの開始を目指す。 複数の自治体が部活動の運営を目指す試みは、全国的にも珍しいとみられる。公立中学校の部活動の「地域移行」が進む中、指導者不足の解消や部活動の維持ができなくなる事態を避けようと、隣接する両町で連携して部活動の機会提供に取り組むことを
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339人が巣立ち 静岡文化芸術大で卒業式 浜松市中央区
静岡文化芸術大は15日、卒業式を浜松市中央区の同大で行った。文化政策学部とデザイン学部、大学院の計339人が新たな一歩を踏み出した。 学生らは鮮やかな振り袖やスーツ姿で出席し、各学科、研究科の代表者計6人が壇上で卒業証書や学位記を受け取った。横山俊夫学長は「国内外各地の文化やデザイン、歴史に向き合って学びを重ねてほしい。おおらかな羽ばたきを祈る」と呼びかけた。 卒業生を代表し、デザイン学科の鷲見渚さんが「ものづくりの楽しさ、人とのつながりの大切さを学べた」と謝辞を述べた。同級生らに向けて「みんなのおかげで楽しい生活を送れました」と大きな声で伝えると、拍手が起こった。
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個別最適な学びへ 宿題や家庭学習どう取り組ませる?⑥ しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
宿題や家庭学習など放課後の学びについて考察してきた「賛否万論」。前回は、子どもたちが個別に「学び」を深める機会として地域と連携した放課後の使い方に対する肯定的な意見が聞こえてきました。一方、子どもたちの自発的な学びが進まない一因として、学校から与えられる学習内容の多さや学んだことを発表する場が足りないという指摘もありました。個別最適な学びの推進には、環境整備だけでなく、教育現場や保護者の考え方をアップデートすることも重要だと考えられます。今回もキュレーターと読者から寄せられた意見を紹介します。 思い伝える練習の機会に 読者 ワタナベさん(静岡市駿河区)40歳 宿題を「自分の思いを伝える練
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受験生1万8000人笑顔咲く 静岡県内公立高で合格発表、今年からウェブのみ
静岡県内公立高で14日、2024年度入学者選抜の合格者発表が一斉に行われた。全日制と定時制の93校で1万8187人が合格した。今年から各校で合格者番号を張り出す発表方法が変更され、正午以降にウェブサイトで合格者番号一覧を表示する形で発表された。 併設する中等部からの入学予定者を除く全日制90校の合格者数は1万7382人。受験者数の1万8631人を合格者数で割った実質倍率は1・07倍だった。 合格発表は、特設ウェブサイトで同日正午に各校の合格者番号一覧を表示した。高校教育課によると、磐田北高では午後0時40分ごろに表示される遅れがあった。発表前に、一覧に合格者1人の番号がないことに気づき、
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全日制43校が再募集 静岡県内公立高校 25日合格発表
静岡県教委は14日、県内公立高の2024年度入学者選抜について、再募集実施校を発表した。定員割れに伴う再募集は全日制が43校51科、学年制の定時制が13校13科、単位制の定時制が4校4科で行う。 再募集の定員は全日制が688人。定時制は、学年制と単位制を合わせて388人。再募集の願書受け付けは18日から19日午後2時まで。21日に面接などを行い、25日に合格者を発表する。 ※画像タップで拡大してご覧になれます
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体罰・暴言排除へ宣言 静岡県教委、高体連など5団体共同
静岡県教委と静岡県の高体連、高野連、高文連、中体連の5団体は13日、生徒に対する部活動での体罰や暴言をなくすための共同宣言を発表した。各団体の課題や適切な指導方針を共有した上で、宣言では「生徒の良き支援者になろう」と教育現場に呼びかけた。 宣言のタイトルは「No!ハラスメント Be!サポーターズ」。生徒の主体性や自律性を尊重するとし、「体罰・不適切な言動といったハラスメントは断固として排除しなければならない」と明記した。 5団体は2023年7月に初めての会合を実施し、共同宣言を作成することを決めた。13日までに部活動の競技や特性ごとの問題意識を共有し、各団体が重点的に取り組む内容もまとめ
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留学生受け入れ増へ「助言役」配置、高校後押し 静岡県教委 生徒の異文化理解期待
静岡県教委は2024年度、静岡県立高校の海外留学生の受け入れ体制整備に向けた取り組みとして、新たに「国際交流アドバイザー」を教育政策課に配置する。低調が続く各校の外国人留学生受け入れをサポートし、生徒が日常的に外国人生徒と触れ合う機会の創出を目指す。 外国人留学生の受け入れの効果として「普段の学校生活の中で生徒が異文化理解、視野を広げることにつながる」(県教委担当者)との期待があるが、県内公立高での実績は少ない。教育政策課によると、新型コロナウイルス禍前の19年度は、県内公立高の227人が短期留学(3カ月未満)をした一方、海外からの留学(1カ月以上)を受け入れたのは9校11人にとどまった。
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子ども古着3000着超回収 ユニクロ「服のチカラ」最優秀賞 浜松視覚特別支援学校小6年の鈴木君 活動を報告
静岡県立浜松視覚特別支援学校(浜松市中央区)の鈴木真尋君(小学部6年)=袋井市=がこのほど、衣料品店「ユニクロ」が主催する「服のチカラプロジェクトアワード」の小学校の部で最優秀賞を受賞し、13日、袋井市役所を訪ねて大場規之市長に報告した。 プロジェクトは、ユニクロを展開するファーストリテイリングの社員から出張授業を受けた子どもたちが、校内や地域で着られなくなった子ども服を回収し、難民キャンプなどに寄贈する取り組み。2023年度は全国で小学校から高校まで、約740校が参加した。 鈴木君は同級生の市川幸生君=浜松市=と協力し、23年5月から服を集め始め、校外で学習会を開催するなどして活動の輪
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水球日本代表「大学でも」 U―17アジア選手権V貢献 大神さん(掛川西高)に卒業証書
水球のU-17(17歳以下)アジアエージグループ選手権がこのほど、フィリピンで開かれ、日本代表が優勝した。県勢として唯一選出されていた掛川西高の大神幸真さん(17)=磐田市立野=は13日、同校を訪れ、卒業証書を受け取るとともに、喜びと今後の目標を語った。 決勝では体格で勝るイランを相手にカウンター攻撃を効果的に仕掛け、接戦を制した。ゴールキーパーの大神さんは「プレーだけでなく、声かけも意識してチームの精神的支えにもなれた」と振り返った。大会で卒業式に出られなかった大神さんは校長室で、広住諭校長から卒業証書を受け取った。広住校長は「今後、これまで見たことがない世界やもの、人に出会うと思う。チ
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清水中生考案 特産「緑米」の大福 町内和菓子店が試作、商品化へ
清水町の清水中3年生が考案した町の特産品緑米の大福「ゆうスイーツ」の試食会が12日、同校で開かれた。生徒らは同町の和菓子店「和菓子のまめすけ」が試作した大福を味わい、地元の新たな売りになればと願った。 生徒は昨秋、地域活性化などを目指して町職員に新たな取り組みとして「ゆうスイーツ」を提言。「まめすけ」が趣旨に賛同し、試作品を手がけた。 約210人の生徒らが口にし、細川漣さん(15)は「皮が厚めで、あんこの甘さは控えめ。甘いのが苦手な人でも食べられる」とほおばった。レシピを考案した渡部結衣さん(15)は緑米のしょっぱい風味を特徴に挙げ、「自分で作った試作品に比べて、生地の粗さがなく、すご
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学び誇りに日々の精進誓う 静岡県立工科短期大学校、105人卒業-沼津
静岡県立工科短期大学校は13日、卒業式を沼津市のプラサヴェルデで開いた。静岡と沼津両キャンパスの学生105人が、ものづくりの現場などで活躍すると誓った。 卒業生は一人ずつ名前を呼ばれ、壇上で卒業証書を受け取った。機械・制御技術科の佐野颯さんが「本校で学んだことを誇りに今後も日々精進する」と謝辞を述べた。 メーカーに就職する学生が多く、進学者を含めた進路内定率は100%。柳下福蔵校長は「人との出会いを大切に。希望を語れる人生を送られることを願う」と呼びかけた。 沼津技術専門校と清水技術専門校を再編し2021年4月に開校した。6学科を持ち、ものづくりの現場のリーダーとなる人材を育成する。
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毎朝旗振り15年 仲村さん引退へ 浜松・富塚小児童、感謝の手紙
浜松市中央区富塚町の通学路で毎朝の「旗振り」を15年間続けた富塚中学区青少年健全育成会の仲村年弘さん(83)が15日で引退する。13日に富塚小の児童たちが手紙をまとめ、仲村さんに贈呈した。優しい声かけで慕われてきた仲村さんは「みんな事故なく過ごせたことが何よりうれしい」と充実感をにじませた。 富塚中や富塚小の周辺は幹線道路が交差し、朝は生活道路まで混雑する。仲村さんは孫が富塚小に入学するのを機に、学校そばの横断歩道で事故を防ごうと自主的に旗振りを始めた。車道に飛び出す児童、減速しない車など当初はヒヤリとする場面が多かったが、旗振りを続けるうちにマナーが改善していった。 あいさつも欠かさず
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浜松医大卒業式、225人巣立ち 「命の尊さを感じ、今後も日々学び精進」
浜松医科大の卒業式が13日、浜松市中央区のアクトシティ浜松で行われた。医学科119人、看護学科60人、大学院46人が医療の担い手として巣立った。 卒業生に学位記を手渡した今野弘之学長は「今後も研さんを積みつつ、世界や未来に思いをめぐらせ、誰もが幸せに生きる権利があると信じられる医療人であってほしい」と激励。医学科卒業生の阿部夏美さん(24)は「解剖学実習では献体に触れ、命の尊さを感じた。今後も日々学び精進していく」と謝辞を述べた。 今年の卒業式は、感染症対策で昨年度まで設けていたマスク着用や家族の出席人数に関する制限を廃止した。
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静岡県内公立校 高校長級19人が役職定年 小中学校は147人
静岡県教委と静岡、浜松両市教委は12日までに、2023年度末の役職定年者をまとめた。校長級の役職定年者は高校などが19人、特別支援学校6人。小学校は91人、中学は56人の計147人が役職定年を迎える。教職員異動は21日に発表される。 31年度までに65歳まで段階的に行われる定年引き上げに伴い、管理職の上限を60歳と定める「役職定年」が23年度から適用される。校長や副校長、教頭などの管理職は役職定年後、原則的に教諭として勤務する。 高校長級で役職定年を迎えるのは松崎、静岡中央を含め3校で計8年間校長を務めた県高校長協会副会長の寺島明彦・清水東。吉原隆・静岡商、山崎仁資・浜名、野村賢一・磐田
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地域住民へ感謝 合唱とメッセージ 23年度末で閉校 島田・伊太小
本年度末で閉校する島田市伊太の伊太小は、お世話になった地域住民を招き感謝の会を開催した。全校生徒49人が、メッセージカードや歌をプレゼントをした。 通学の見守りや読み聞かせ、花壇の整備などで子どもを支えた地域住民14人が参加。写真とメッセージで思い出を振り返ったカードを児童から受け取った。「新しい学校に行っても伊太小らしく元気に頑張ってほしい」など一人一人が児童にエールを送った。 児童は「ありがとうの花」を合唱し感謝を伝えた。同校6年の藤村蓮君は「地域の方のおかげで楽しく学校生活を送れた。これからも感謝の気持ちを忘れず頑張っていきたい」と話した。 伊久美、伊太、相賀、神座と第一の計5小
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静岡県教委の人材育成基金に100万円寄付 県信用金庫協会
静岡県信用金庫協会は12日、県教委の「ふじのくにグローバル人材育成基金」に100万円を寄付した。 しずおか焼津信用金庫理事長を務める同協会の田形和幸会長が県庁を訪れ、池上重弘教育長に目録を手渡した。田形会長は新型コロナウイルスの影響が緩和され、海外渡航が増加している状況に触れて「若いうちに海外を見る機会を与えてあげたい」と寄付金の活用を期待した。2016年の基金創設以降、同協会からの寄付金は計500万円になった。 同基金は個人や団体からの寄付金で運営し、高校生や教員の海外留学や海外研修に充てる。23年度は約80人が活用する予定。
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島田の魅力、アメリカで伝えて 学生親善使節を激励 20日からリッチモンド派遣
米国リッチモンド市に派遣される島田市学生親善使節が12日、同市役所を訪れ染谷絹代市長に意気込みを語った。 市国際交流協会の事業で、中高生の語学力向上や国際感覚を養うことが目的。島田市在住の中高生8人と引率する教諭らが、同市姉妹都市のリッチモンド市の高校や博物館などを訪問する。派遣期間は20~30日。 島田中3年の井田奏汰さんは「将来アメリカで働きたいので頑張りたい」と意気込んだ。染谷市長は「島田の良いところをリッチモンドの方に伝えてほしい」と話した。
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高校の探究学習 静岡県教委と常葉大、教育連携で協定
静岡県教委と常葉大は12日、高校の探究学習の教育連携に向けた協定を締結した。大学教員や学生による継続的な授業支援に取り組み、新年度には同大草薙キャンパス(静岡市駿河区)で高校生の学習発表会を合同開催する。 高校の探究学習が2022年度に始まったことを受け、常葉大は地域貢献の一環として、各学部の教員を高校に派遣する講座の一覧表を作成するなどしてきた。協定を結ぶことで、専門分野を持つ大学教員や学生が高校生と一緒にフィールドワークをしたり、助言したりできる。定期的な交流によって高校生が学びを深めるほか、大学生にとっても指導手法の研究などの点でメリットを見込む。新年度は学習発表会を目玉とし、合同で
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静岡ガス、知育玩具のサブスク開始 1800種類以上から貸し出し
静岡ガスは、子供の思考力や判断力を養う知育玩具の定額配送サービスを開始した。子供の年齢や興味関心に合わせた数種類の玩具を各家庭に届ける。 対象年齢は0~6歳。知育玩具のサブスクリプションサービスを展開するトラーナ(東京)と業務提携し、1800種類以上の中から指先を使ったり音を聞いたりする多彩な玩具を貸し出す。随時行うアンケートで子供の好みや希望を聞き取り、2カ月ごとに交換することで飽きずに楽しみながら成長する子供の遊びを後押しする。 静岡ガスは当面、新築希望の顧客を中心に同サービスを提案し、いずれはショールームやウェブサイトで紹介、受け付けも予定する。担当者は「便利なガス機器の使用で家事
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端末活用し学習障害児指導 焼津市教委が論文表彰式 桐原教諭(小川小)優秀賞
焼津市教育委員会は11日、教職員教育論文表彰式を市役所で開いた。優秀賞には、クラスを離れた学びの場「通級指導教室」で端末を活用した学習障害(LD)児童への指導を実践した桐原亜希子教諭(小川小)の論文が選ばれた。 桐原教諭は年々増加傾向にあるLD児童への従来型の指導に行き詰まりを感じ、市内学校で導入されている端末で使える表やイラスト、音声機能といったオリジナルの教材を作った。それぞれのつまずきに応じた教材を提供することで、これまで以上に個人レベルの指導が可能となり、読み書きの力や学習意欲の向上につながったという。 式では、羽田明夫教育長が桐原教諭と奨励賞を受賞した4人に表彰状を手渡した。桐
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不登校児の居場所づくり 討論 23日、静岡市清水区でシンポ
静岡市社会福祉協議会は23日午後1時から、不登校の子が集える「子どもの居場所づくり」をテーマにしたシンポジウムを同市清水区のはーとぴあ清水で開く。 市社協が取り組んだ居場所づくりに関する調査研究事業について報告するほか、不登校の問題に詳しい常葉大の太田正義准教授やスクールソーシャルワーカーらがパネル討論する。定員300人。参加無料。 問い合わせ、申し込みは市社協清水区地域福祉推進センター<電054(371)0291>へ。
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浜松のJA3団体、新小学5年に教材本 市教委訪ね、贈呈
JAみっかび、JA遠州中央、JAとぴあ浜松はこのほど、浜松市内の新小学5年生に教材本「農業とわたしたちのくらし」を贈呈した。みっかびの森田泰行代表理事専務、遠州中央の彦坂拓司常務理事、とぴあの藤原治常務理事が中央区の市教育委員会で宮崎正教育長に目録を贈った。 教材本はJAバンクアグリ・エコサポート基金の発行でA4判27ページ。図表や写真も使い、農作物の生産、流通を解説している。2024年度版はタブレット端末による学習を想定し、ワークシートを読み込むQRコードを記載した。 同様の教材本の贈呈は恒例の取り組みで、今回は約1万1千部を用意した。森田代表理事専務は「次世代を担う子どもに安心安全な
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元シャンソンの中川さん 浜松で小学生にバスケ指導 2006年アジア大会代表
県バスケットボール協会は10日、バスケットボール女子Wリーグのシャンソン化粧品などで活躍し、2006年ドーハ・アジア競技大会に日本代表として出場した中川聴乃さんを招いたバスケ教室を浜松市中央区の浜松アリーナで開いた。 ミニバスケットボールに親しんでいる小学生約50人が、中川さんからドリブルやシュートといった基本的な技術を教わり、試合形式のゲームにも挑戦した。 バスケ教室は9、10の両日に同所であったシャンソン化粧品の試合に合わせた普及イベント「バスケットボールキッズフェスティバルIN浜松アリーナ」の一環。
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都が25歳以下の初産女性支援へ 悩み相談できる環境不可欠 孤立防ぎ寄り添う
東京都は2024年度、25歳以下の初産女性を妊娠中から支援する事業を本格的にスタートさせる方向だ。制度設計に携わった東京都医学総合研究所・社会健康医学研究センターの西田淳志センター長は「若い母親には、悩みを相談できる環境が不可欠」と話す。 近年の研究で、人間の脳が完成するには25歳ごろまで時間がかかるということが分かってきました。それまでは肉体的に成熟していても「思春期」と位置づけられ、出産や子育てに際して、より手厚い支援が必要になると考えられています。 こうした若い世代が無事に子どもを育てていけるように、人類は長く「集団での子育て」という戦略を取ってきました。ある海外の狩猟採集民族を
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離婚後、子を大学進学させるには ひとり親向け貸付金の利用を
問 先月離婚し、高校1年の子と暮らす母親です。高校卒業後は大学まで進学させたいと思いますが、養育費を元夫からもらえておらず、大学に通わせるとなると金銭的に厳しい状況です。活用できる支援制度は何かありますか。 答 ひとり親家庭には、子どもが18歳に達した最初の3月31日までの間、児童扶養手当が支給されます(所得制限あり)。支給は2カ月に1回で、金額は所得の状況に応じて全国一律で決まっています。申請や受給の方法といった具体的なことは、お住まいの市町担当課に相談してください。 大学に進学するにはお金がかかりますが、ひとり親家庭に向けた各種貸付金制度があります。母子父子寡婦福祉資金貸付金の制度で
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藤井王将「楽しんで将棋続けて」 掛川で小中学生に指導対局
将棋の第73期王将戦で3連覇を果たし、祝賀行事に出席するため掛川市を訪問中の藤井聡太王将(21)が9日、同市の大日本報徳社で地元の小中学生を対象に指導対局を行った。多面指しで9人と対局し「一手一手をしっかり考えて指しているのが伝わってきてうれしく思った。楽しんで将棋を続けてほしい」と呼びかけた。 同市では王将戦第6局が行われる予定だったが、第4局で防衛が決まったため対局がなくなった。指導対局では掛川で対局があった場合の初手見学に申し込んで当選した9人が、藤井王将と阿久津主税八段(41)に挑んだ。 将棋歴1年の掛川中央小2年の栃木すみれさん(8)は「大駒を取られないようアドバイスしてくれた
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全国へ「納得いく演奏を」 浜松・富塚中吹奏楽部 市教委で抱負
浜松市中央区の富塚中吹奏楽部の5人が、20日に群馬県で開かれる全日本アンサンブルコンテストに東海地区代表として出場する。8日、同区の市教委で宮崎正教育長に報告した。 2年の山田真桜子さんと吉田大雅さん、1年の辛嶋連さん、中島亮さん、林俊太さんが、マリンバや太鼓など打楽器五重奏で「ザ・ウェーブ」を演奏する。136組による県西部大会で1位、49組による県大会で4位に入り、26組が出場した東海大会で全国出場枠の上位2組に入った。 山田さんは「全国を目指す熱い気持ちで、改善点を言い合いながら練習してきた。結果より納得いく演奏ができるよう頑張りたい」と意気込んだ。全国大会は中学生部門に同校を含めて
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浜松特支高 26年度に分校 浜松江之島高に開設 静岡県教委
静岡県教委は7日の県議会文教警察委員会で、県立浜松特別支援学校の高等部の分校を県立浜松江之島高(浜松市中央区)校内に設置することを報告した。開校は2026年4月の予定。 特別支援教育課によると、浜松地域にある浜松、浜北の両特別支援学校の在籍生徒数が増加し、校舎が手狭になっていた。浜松江之島高の空き教室を改修し、分校として活用することで、両校生徒の交流や共同活動を推進する。 分校に通うのは知的障害の生徒で、3学年合わせて48人程度。1学年2学級。浜松、湖西市を通学範囲とする。24年度に設計、25年度に改修工事を行う。
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静岡県内国公立大が合格発表 受験生、自分の番号に家族と笑顔
静岡県内の国公立大の一般入試前期日程の合格発表が6日、各大学で行われた。静岡大、県立大、静岡文芸大、県立農林環境専門職大が実施し、学内掲示やホームページ上で、合格者の受験番号を公開した。 静岡市駿河区の県立大では午前10時、雨の中で受験生や家族15人ほどが集まり、緊張した面持ちで発表を待った。張り出された一覧に自分の受験番号を見つけると、付き添いの親と喜びあった。 国際関係学部に合格した榛原高3年の平井愛梨さん(18)=焼津市=は「受験勉強はつらかったけれど、長く希望していた学部に入学できる」と目を潤ませた。経営情報学部に合格した御殿場南高3年の小林咲哉さん(18)=富士市=は「自分の番
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県立の夜間中学 三島教室の入学者追加募集 静岡県教委
静岡県教委は、県内唯一の夜間中学「県立ふじのくに中学校」の2024年度入学について、三島教室の入学希望者の追加募集を行う。願書受け付けは18~21日。 23年7月に行った募集では、磐田本校と三島教室を合わせて10人の入学が内定した。20人程度とする募集人数に対し空きがあったため、24年2月にも追加募集を行った。入学希望者説明会は3月16日に三島教室で開く。
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卒園前「お茶どうぞ」 園児、学んだ作法披露 浜松市中央区のこども園
浜松市中央区下江町の「ハローこども園」で6日、年長園児が卒園式(16日)を前に、友だちや保護者へ茶を振る舞って交流する「お別れ茶会」が開かれた。園児らが1年間で学んだ礼儀作法を披露した。 年長園児23人は日本文化に触れる機会として、茶道裏千家「淡交会」の講師らから作法を学んできた。茶会では保護者が見守る中、子どもたち同士で「お茶をどうぞ」「ちょうだいいたします」と礼儀正しくあいさつをして、和菓子と抹茶を味わった。最後は園児がたてた茶を保護者に振る舞い、感謝を伝えた。
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【時評】清水南高に「演劇専攻」 インプット増やし 世界へ(宮城聰/SPAC芸術総監督)
いよいよ4月、清水南高芸術科の「演劇専攻」がスタートします。 静岡が「演劇におけるウィーン」を目指す上では、世界レベルの演劇団体がここにあるというだけでは十分でなく、優れた演劇教育機関が必要だと僕は考えてきました。その道が始まるわけです。 もちろん、SPACが今日のように世界で知られるようになるまでに25年を要したことから考えても、この演劇専攻が他国から若者を集めるようになるまでには時間がかかるでしょう。しかし、一流の芸術団体が直接指導に関わる高校はめったにありません。清水南高演劇専攻は実技の授業時間が日本一豊富なだけでなく、その多くをSPACの劇場施設で学ぶことができます。 若いク
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“15の春”緊張を力に 勝負 静岡県内公立高入試 スタート
静岡県内の公立高93校で5日、2024年度入学者選抜が一斉に始まった。全日制と定時制合わせて約1万9500人の受験生が学力検査に臨んだ。 午前に国語と数学、英語、午後に社会と理科の試験を実施した。6日は面接や学校裁量枠の実技検査を行う。県教委によると、志願倍率の平均は全日制1・06倍、学年制定時制0・53倍、単位制定時制0・90倍。 合格発表は14日正午以降。県教委は今回から各校での合格者番号一覧の掲示を取りやめ、ウェブサイトでの発表のみにする。 浜松市中央区の同市立高(定員360人)は、約470人が受験した。受験生たちは、試験官から計算・通信機能のある時計は持ち込めないことなどの注意
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なぜ?不思議!楽しい科学 る・く・るフェスティバル 静岡市駿河区
静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るで3日、市民ボランティアが企画から運営まで手がける「おもしろ科学フェスティバル」が開かれた。多くの家族連れが工作やサイエンスショーを通して、不思議な現象を楽しみながら科学について学んだ。 目の錯覚やゴムの力を利用したおもちゃ作りの工作コーナーなど7ブースを設けた。クイズを交えて進行したサイエンスショーでは、ボランティアの杉村紀代美さん(73)=焼津市=が空気の力で車体が床に浮く乗り物「ホバークラフト」を手作りし実演した。浮いた車に乗った三島市の坂野源弥ちゃん(4)は「クイズが当たって面白かった。またやりたい」と笑顔を見せた。 イベントは「る・く・るナビゲ
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授乳相談 利用券配布 湖西市、24年度
湖西市は2024年度、市内在住の産婦に対する産後ケア事業の一環として、新たに授乳相談の利用券を配布する。産後約2カ月の産婦を対象に、市立湖西病院の助産師外来か在宅助産師の訪問を利用できるようにする予定。5日の市議会3月定例会一般質問への答弁で説明した。 産婦側の自己負担額は、市立湖西病院の助産師外来の利用が千円、在宅助産師の訪問が2千円を想定。利用券は妊娠8カ月のアンケートに合わせ、対象者に1人1枚配布する。母子のショートステイやデイサービスへの補助などを行う従来からの産後ケア事業を含め、24年度一般会計当初予算案に関連事業費246万円を計上した。鈴木祥浩こども未来部長は「従来からの産後ケ
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部活地域移行、段階的に 休日28年度、平日31年度 沼津市教委
沼津市教育委員会は4日、中学校の部活動について、休日は2028年度、平日は31年度を目標に、地域移行を段階的に進める方針案を市議会文教産業委員会で示した。目標年度を示すことで、活動の受け皿になる団体や指導者の準備を加速させる。 学識経験者や教育関係者で組織した改革検討協議会で案をまとめた。方針案によると、地域移行後のクラブ活動の名称は「ヌマカツ」。民間、または地域移行されたクラブで本格的に競技に取り組む「競技志向」と、平日は学校単位、休日は他校と合同のクラブで活動する「生涯志向(エンジョイ)」の2区分を設ける。生涯志向は、スポーツ、文化芸術の掛け持ちや複数種目の選択もできる。 クラブ活動
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「ツーブロックOK」「防寒着、Pコートじゃなくても」 私たちで決める!校則 静岡県立高校8割超が見直し
静岡県内の全日制の県立高校の84・1%が2022年度中に校則を改正したことが3日までに、静岡県教委への取材で分かった。理不尽な「ブラック校則」の社会問題化を背景に、文部科学省や県教委が同年度に是正を促したことなどを受け、各校で校則の見直しが進んだことが浮き彫りになった。生徒が主体となって服装や髪形などの改善策を提案する動きも出ている。識者は校則の見直しそのものにも教育効果があると指摘する。 「新たな規則を提案します」ー。伊豆中央高(伊豆の国市)の生徒会が22年11月に学校側に提出した提言書。従来の校則で「髪形はツーブロック禁止」「防寒着は黒か紺色のPコートかセーターのみ」と定めた部分の変更
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大学共通テスト2025年再編 科目変更、時間延長…「年間で計画的な学習を」
多くの大学の入試で利用される大学入学共通テストは2025年から、教科に「情報」が加わるほか、科目変更や試験時間の延長などがあり、様変わりする。静岡、愛知を中心に展開する佐鳴予備校の静岡駅前校(静岡市葵区)高等部で指導する三木喜裕教室長は、志望校の受験に必要な科目と配点を確認した上で「年間で計画的に学習を進める必要がある」と指摘する。 教科・科目の再編は、22年度に新学習指導要領が実施されたことに伴う措置。これまでの6教科30科目から7教科21科目に変わる。いずれもグラフや資料を多用し、学習知識を実用的に使いこなす力が試される。 大学入試センターによると、共通テストの受験者は少子化などに
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プラモデル組み立てに真剣 静岡市の無料体験に子供200人超 地元産業知る機会に
プラモデル工作を通じて子供たちに作る喜びを知ってもらおうと、静岡市は2日、同市清水区のエスパルスドリームプラザで「ミナト★ホビーフェス」を開いた。市内に多いプラモデルメーカーの製品を無料で作ることができ、200人以上の子供たちが集まった。 3回目の開催。市産業振興課によると、プラモデルメーカーの本社は同市の葵区や駿河区に多いが、「清水区内の子供たちにプラモデルが市を代表する産業であることを知ってほしい」との思いから同区で開催した。船や車などさまざまなプラモデルのパーツを自由に組み合わせる「オリジナルビルド」のコーナーも人気を集めた。 蒲原東小3年の望月絢菜さん(9)は「普段はバドミントン
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富士宮西高、最優秀賞 「SDGs Quest みらい甲子園」
持続可能な開発目標(SDGs)について高校生が課題解決に向けたアイデアを発表する「SDGs Quest みらい甲子園」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送共催)の県大会ファイナルセレモニーが2日、静岡市清水区の清水テルサで開かれた。最優秀賞には富士宮西高の「チームTMG」が選ばれた。 3回目の開催となった今回は、県内84チーム、計333人が参加した。最終審査を経た12チームがファイナルに進出し、代表者がチーム紹介とアクションプランの内容の説明を壇上で行った。審査の結果、最優秀賞、優秀賞、二つの企業の名を冠した賞を受賞する計4チームを選んだ。 チームTMGは、「富士宮の鶏卵産出額が全国1位に
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オペレッタ40年の伝統に幕 島田・伊久美小 閉校前最後の発表会
本年度末で閉校する島田市伊久美の伊久美小は2日、約40年間受け継がれてきたオペレッタの発表会を同校体育館で開いた。全校児童30人が「こころのふるさと伊久美小」と題した創作歌劇を保護者や地域住民らに披露した。 高学年を中心に台本や演技を考え、同校周辺の自然や生き物、茶の歴史、郷土の偉人などを取り上げた。菩提山や伊久美川を舞台に、伊久美村出身で宇治茶製法を地元に広めた坂本藤吉翁らにふんして登場し、地域への感謝の思いを歌や演技で表現した。児童が歌詞を考えたオリジナルソングも披露した。歌を通じて学校の文化や思い出を振り返り、保護者らの涙を誘った。 6年榊原佳音さんは「役になりきって最後のオペレッ
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浜松医大、中学生が取材 医療現場を理解 「記事」執筆へ
浜松医科大と静岡新聞社は2日、同大で働く医師らを取材して記事を執筆する中学生向けワークショップ「職業図鑑ワークショップ 浜松医大をバズらせろ!!」(全4回)の初回を浜松市中央区の同大で開いた。浜松、磐田両市の生徒6人が参加し、同大のキャンパスを歩きながら医療現場の基礎知識を学んだ。 同大の次世代創造医工情報教育センターの教員らが講師を務めた。生徒は自己紹介をした後、教育や研究など同大の取り組みに理解を深めたり、キャンパスツアーで学生生活をのぞき見したりした。 ツアーでは学生が講義を受ける講義実習棟や猿、ネズミなど動物を扱う動物実験棟を訪れた。実際に白衣に着替え、担当者からモニターを使っ
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性犯罪歴を確認「日本版DBS」制度 子どもの権利中心に議論を 事業者は初犯防ぐ研修必要
子どもと接する仕事に就く人の性犯罪歴の有無を確認する「日本版DBS」制度の創設を巡る議論が進む。保育やシッター事業などを手がけ、早くから制度を提言する認定NPO法人フローレンスの赤坂緑代表理事は「子どもの権利を中心に据え考えるべきだ」と語る。 2017年から日本版DBSの創設を訴えてきましたが、社会の議論が高まったのは20年。男性ベビーシッターによる男児へのわいせつ事件がきっかけでした。「育児に人の手を借りてもよい」と、シッター文化が社会に受け入れられ始めた頃だったので衝撃を受け、署名活動を行いました。昨年は大手学習塾で講師による盗撮事件もあり、議論が活発化しました。 12歳以下の子ども
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読み手に届く新聞を コンクール入賞常連校の富士東高 流行や時事問題、等身大の視点で
富士東高新聞部(富士市)は静岡県高校新聞コンクールの上位入賞常連校。「読み手に届く新聞」をモットーに、コロナ禍でのマスク事情や「推し活」など、高校生が気になる話題を追いかけて取材に励んでいる。 部員は2年生と1年生計10人。放課後の部室には、毎日のように多くの部員が集まってくる。新聞づくりの活動時間以外でも情報のアンテナを張り、何げないおしゃべりが取材のネタにつながることもある。部員らは「仲間と一緒に街へ出て取材するのが楽しい」「自分で考えて動けることが新聞部の魅力」と口をそろえる。 主な活動は年3回発行し全校生徒に配る「富士東高校新聞」の制作だ。企画会議では、1人当たり四つのアイデアを
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ひとり親支援「ままよろ」 熊本・芦北町で事業開始
静岡市を拠点にひとり親の生活向上を目的に事業を行う企業「ままよろ」(石光社長)はこのほど、熊本県芦北町でシングルマザーに在宅でできる仕事を紹介する事業を開始した。スキルアップのための教育プログラムも無料で提供する。 事業所新設に向けて同町と立地協定を締結した。今後、同町と連携して住まいなどを含め、シングルマザーが子育てしやすい環境づくりにも取り組むという。同社が自治体と協定を結ぶのは初めてで、石社長は「芦北町との連携事例をつくり、今後、静岡県内の自治体とも一緒にシングルマザーや子どもたちへの支援をしていければ」と意欲を示す。 同社は人手不足の企業からオンライン業務などを受託し、同社に登録
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能力を測る五つの尺度(飯田道郎/伸芽会教育研究所所長)【未来につなげる幼児教育③】
幼児の能力がどの程度育っているかを測るには、まず発達段階という物差しを知る必要があります。これは何歳くらいでどんな能力が発揮できるかという目安です。 例えば1歳では歩き始めたり言葉を覚えたり、3歳では自立心や自分をコントロールする力が身に付くとされています。文部科学省は、幼児期の終わりまでに育ってほしい資質や能力を「10の姿」として示し、「協同性」「思考力の芽生え」「言葉による伝え合い」などを挙げています。 幼児期には、五感を使って具体的に物に触れる体験を通じて、知識や抽象・論理的な思考につなげていくという積み上げが必要です。これは日々の生活の中で「学ぶ」ということ。生活や遊びの中にこそ
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フリースクール実態調査へ 滋賀
滋賀県は、不登校の子どもへの支援を目的とした「しがの学びと居場所の保障プラン」の一環で、2024年度からフリースクールを利用する家庭の実態調査をし、応じてくれた家庭に対し協力金を支払う方針を県首長会議で市や町に提案した。 県によると、アンケートに協力した家庭に月5000円程度の協力金を4月から1年間、市町を通じて支払う予定。プランには不登校の子ども支援として、スクールカウンセラーの配置促進なども盛り込まれている。 フリースクールを巡っては、昨年10月、滋賀県東近江市の小椋正清市長が首長会議で不登校対策を議論中に「文部科学省がフリースクールを認めてしまったことにがくぜんとしている」などと持
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リアルな体験、社会に関心 10代が接客やごみ拾い、募金活動
中学生が地域の仕事やボランティアを体験できる社団法人「10代と社会をつなぐプロジェクト」(東京都日野市)。代表理事の佐藤裕貴さんは「今の子はネットやゲームでバーチャルな経験は多いが、リアルな体験はそうでもない。活動を通じて、貧困やごみなど身近にある問題を考え、主体的に社会課題に取り組むようになってほしい」と語る。 同市で昨年12月、中学2年生のメンバー9人が集まった。佐藤さんが事前にホワイトボードに書いた「貧困」「子ども」「環境」といったテーマを基に、中学生に「どんな課題があるか」と問うと、「いじめ」「少子高齢化」「海洋プラスチック」などが挙がった。続いて今後やりたい活動について話し合った
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炭化米 室町中期の兵糧か 「戦国の波 垣間見える」 磐田・社山城跡から出土 市教委調査
磐田市指定史跡の社山(やしろやま)城跡(同市社山)で40年以上前に炭化した状態で見つかった米が室町中期の1436~77年の兵糧だった可能性が高いことが1日までに、市教委文化財課の調査で分かった。社山城が16世紀の室町後期や戦国時代に戦乱の舞台になったとする記録はあったが、15世紀代の資料が確認されたのは炭化米が初めて。兵糧が戦火で焼かれたとみられ、同課は「記録よりも早くから城が戦乱に巻き込まれていたことを裏付けている」としている。 社山城は標高約130メートルの丘陵地に建っていた山城で、築城時期は不明。現存する文献では、1501~03年に今川氏と斯波氏の遠江守護職を巡る抗争の舞台になった
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こども家庭センター 4月から各区に設置 静岡市議会
橋本陸夫子ども未来局長は、4月に葵、駿河、清水の各区の福祉事務所に「こども家庭センター」を設置する方針を示し、妊娠期から子育て期にかけて、児童虐待防止につながる支援業務に切れ目なく取り組むと説明した。山梨氏への答弁。 児童福祉法が改正され、母子保健機能と児童福祉機能を統合したこども家庭センターの設置が自治体に努力義務化されたことを踏まえた対応。各区の福祉事務所の子育て支援課内に家庭児童相談係を再編する形で設置し、福祉や精神の専門職員を2人ずつ増員する。 妊娠期から虐待リスクを把握するために母子保健を所管する保健福祉センターとの連携を強化するほか、子育てに困難を抱える親子のサポートプランを
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静岡県内高校で卒業式 金谷高12人最後の巣立ち 令和の「二十四の瞳」に祝福
静岡県内の多くの高校で1日、卒業式が行われた。卒業生は恩師や保護者、後輩に見守られながら、思い出の学びやを巣立った。 県教委によると、公立の全日制全91校が式を設定。本年度末で閉校する島田市の県立金谷高も最後の卒業式を行い、午後には閉校式を開く。同校の校舎は4月に開校する単位制定時制の県立ふじのくに国際高が活用する。 金谷高では卒業生12人が式典に臨み、保護者や地域住民の祝福を受けた。山田正訓校長は「コロナ禍でかけがえのない日々を過ごした皆さんは令和の『二十四の瞳』。一人一人に課題解決の力が身に付いたことを実感している」と式辞を述べた。卒業生を代表し、武井夏美さんが「私たちはこれからそれ
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内申点、中学校ごとに公平? 浜松市の保護者から疑問【NEXT特捜隊】
「高校入試で大きなハードルとなる調査書の内申点。付け方は中学校ごとに公平なのでしょうか」。浜松市の受験生の父親みつるさん(50代)から、読者の疑問に応える静岡新聞社「NEXT特捜隊」に投稿が寄せられた。そもそも内申点はどのように決まるのか。公平と言えるのか。 【▶静岡新聞社NEXT特捜隊 LINE友達になる】 内申点とは、中学が高校へ送る調査書に記載される9教科の評定の合計を指す。評定は各教科とも「1」~「5」の数字で示され「5」が最高評価だ。基本的には通信簿と同じ数字が記載され、静岡県では中学3年の1、2学期の学習状況が反映される。 入試での評定の活用方法は都道府県により異なる。静岡県
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静岡県内公立高入試、志願変更締め切り 磐田南理数2・18 掛川西理数2・10【令和6年度・志願状況一覧あり】
2024年度の県内公立高入学者選抜の志願変更が28日に締め切られた。県教委のまとめによると、志願変更をしたのは221人で、志願者数の1・13%(前年度比0・02㌽減)だった。全日制課程の志願倍率は1・06倍で、志願変更後も変化はなかった。 志願変更があったのは、分校を含む93校中78校。221人の内訳は高校の変更をしたのが144人、同一校での大学科の変更が26人、小学科の変更が51人。 全日制で志願者の増加数が多かったのは静岡農生物・流通の9人、科学技術電気工学、焼津中央普通の7人。減少数が多かったのは科学技術ロボット工学の10人、静岡農環境科学、掛川西普通などの5人だった。 全日制で
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Uターン就職促進前倒し ふじのくにパスポート 高校1年次に配布へ
増田始己経済産業部長は若者のUターン就職促進策として、静岡県内企業やふるさとの魅力を発信する専用サイトにつながる「ふじのくにパスポート」の配布時期を高校3年次から高校1年次に前倒しする方針を示した。早い時期から県内を就職先として意識してもらい、若者の地元定着を促す。塚本氏への答弁。 県はこれまで、県外進学者が本県とのつながりを維持するために、専用サイトのQRコード付きのカードを高校卒業時に配布していた。しかし、しずおか産学就職連絡会のまとめによると、2023年春卒業の県内出身大学生のうち、県外進学者のUターン就職率は34%(前年比2ポイント減)で低迷が続いている。 増田部長は「多くの学生
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舞阪幼稚園24年度も休園 浜松市、園児不在で
浜松市は28日の中央区協議会西地域分科会で、2023年4月から園児不在で休園となった市立舞阪幼稚園を、24年度も休園とすると報告した。 同園は築40年以上で老朽化が進んでいる。市の説明によると、23年5月に舞阪地区自治会連合会から、同園と舞阪第1、第2保育園の統合による認定こども園化の要望書が提出された。市は要望を踏まえ、同自治連と協議の上で舞阪幼稚園の24年度の園児募集を見送った。 市幼児教育・保育課は、舞阪幼稚園の今後のあり方について同自治連などと協議を続ける方針を示した。
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中学校部活指導員 新年度8人に倍増 沼津市教委
沼津市教委は2024年度、中学校の部活動で専門的な実技指導や教員不在時の大会引率などを担う「部活動指導員」を、前年度の2倍の8人に増やすと明らかにした。代表質問で梶泰久氏(市民クラブ)への答弁。 教員の負担軽減を目的に配置され、本年度は女子バレーボール、剣道、卓球、女子バスケットボールで教員経験者ら4人が担った。新年度は中学校の活動状況を調査した上で、これまでの運動部だけでなく、初めて文化部にも配置する。
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助教にパワハラ 静岡県立大の60代女性教授戒告処分
静岡県立大を運営する県公立大学法人は27日、教員に対してパワーハラスメントを行ったとして、看護学部の60代の女性教授を戒告処分にしたと発表した。 同大によると、女性教授は2021年8月から9月までの間、同学部に所属していた助教=当時=に対して、指導法をめぐり学生らの面前で叱責(しっせき)をしたり、打ち合わせ時間を曖昧に「午後いっぱいあけておくように」とし、助教が研究室から出られなくなったりする不当な指示をしたという。助教が学内のハラスメント防止対策委員会に被害救済を申し立て、同委員会が調査の結果、パワハラと認定した。 尾池和夫学長は「個人の人権を侵害する行為で決して容認できない。被害に遭
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高校入試 共通枠の学校裁量拡大 学力、調査書の比重は各校で 静岡県議会定例会
池上重弘教育長は高校入試について、学力検査と調査書(内申書)の比重を学校ごとに決められる共通枠の裁量を拡大する方針を示した。高校の特色化につなげる狙いで、早ければ2026年度に実施する入試からの適用を目指す。田内氏への答弁。 現在の全日制の一般選抜は、学力検査と面接、調査書の結果で選抜する「共通枠」と、各高校が独自に重視する観点を定める「学校裁量枠」がある。県教委はこれまで共通枠のうち合格者の65~85%は、学力検査と調査書の9教科評定(内申点)で選抜すると定めていた。残りの合格者は調査書と面接、全選抜資料の総合的評価の2段階で選抜していた。 共通枠で学力検査を重視するか、調査書と面接を
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3/1000でトマト食育表彰 なかいず認定こども園 親子での学び”評価 伊豆市
伊豆市のなかいず認定こども園が、食品メーカーのカゴメ主催のトマトを使った食育事業「りりこわくわくプログラム」で、全国約千校・園の中から特に優秀な取り組みをした3校・園の一つとして表彰された。年長児による園内外での栽培に加え、収穫後に自宅に持ち帰って親子で食育を行ったことなどが評価された。26日、オンライン授賞式が園内で開かれた。 同園は昨年度もプログラムに参加した。その様子を見ていた本年度の年長児がトマトに興味を持って図鑑で調べるなどしていたことから、連続参加を決めた。昨年5月に栽培を始め、体験を忘れないようにするために紙に書き記した。6月にトマトが病気になった際は原因と対処法を調べ、病害
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大学生が授業や部活動補助「学校体験」 静岡県教委、24年度から仲介 教員確保と意欲向上へ
静岡県教委は2024年度から、小中学校の授業や部活動を補助する「学校体験活動」を希望する大学生に、補助を望む学校を紹介するマッチング事業を始める。県教委が関与することで、幅広い活動内容を学生に提供できるようになる。学校体験活動が活性化することで、教職を目指す学生の意欲向上と教員確保につなげる狙い。 マッチング事業は、教員養成課程を持つ県内12大学の学生が対象となる。活動内容は部活動のほか、外国人児童の学習支援や、情報通信技術(ICT)を活用した授業運営、体育祭の運営、放課後の学習の補助などを想定する。 県内の小中高、特別支援学校に対し、学生に補助してもらいたい活動内容や期間、募集人数、必
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ユネスコ科学教室最終回 記念に木の実植えよう 浜松の児童60人に修了証書
浜松市中央区の浜松科学館で24日、2023年度のユネスコ科学教室の最終回が開かれた。全9回を受講した市内の小学5、6年生約60人が、これまでの学びの集大成として木の実を鉢に植える〝記念植樹〟に取り組んだ。 トチノキやオニグルミなど、同市を中心に県内で採取した10種類以上の実を用意。子どもたちはお気に入りを選んで1粒ずつ鉢に植え、各家庭に持ち帰った。閉講式では浜松ユネスコ協会の加藤泰弘副会長が修了証書を手渡した。全講座に参加した18人には皆勤賞も贈った。 皆勤賞の佐藤小6年の中塚美友さん(12)は「どんどん科学が好きになり、講座の日が待ち遠しくなっていた。終わってしまうのはさみしいけど、学
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3月、ヤングケアラーの支援考えるシンポ
独立型社会福祉士事務所「子どもと家族の相談室 寺子屋お~ぷん・どあ」(川口正義代表、静岡市清水区)は3月10日正午から、「子どもの貧困」について考えるシンポジウムをオンラインで開く。 大人に代わって日常的に家事や家族の世話を担う「ヤングケアラー」の子どもたちの支援を考える。障害のある妹のケアを経験した静岡きょうだい会代表の沖侑香里さんが基調講演し、行政、福祉関係者を交えたパネル討論をする。 希望者は応募サイト<https://kokc.jp/e/terakoya25>から同月9日までに申し込む。問い合わせはメール<terakoya.open.door@gmail.com>へ。
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スカートも寝押し ひだ増えても変わらぬ「儀式」【近現代 学校制服考⑩】
前回、女子生徒たちが袴[はかま]の寝押しをしていたことについて書いたが、それはスカートになっても変わらなかった。セーラー服を着る生徒は、下に穿[は]くスカートのひだはきちんと整列していないとみっともないと感じた。彼女たちの多くが寝る前に布団の下にスカートを敷き、しわがつかないように伸ばしていたのである。 昭和5(1930)年4月に埼玉県の深谷実科高等女学校(昭和15〔40〕年に深谷高等女学校〔以下高女と略称〕、現・深谷第一高校)へ入学した生徒は「大変なのは、はかまの手入れである。はかまのひだが丸くなっているのは、ものぐさ者であると見られた。そこで、ひだがきちんとついているようにしつけで止め
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不妊治療で働き方変えた人39% 仕事との両立困難、退職が最多
不妊治療を受けている人や治療経験のある人のうち、仕事との両立が難しく、働き方を変えた人は39%に上ることが、支援活動をするNPO法人「Fine」(東京)のアンケートで分かった。これらの人に「どのように働き方を変えたか」を尋ねると、退職が最も多かった。 頻繁に通院する必要があり心身の負担が大きいほか、上司らに相談しづらいと感じる人も多い。職場のサポート体制の構築が課題と言えそうだ。 アンケートは2023年6~8月、治療経験がある人を対象にインターネット上で実施。約千人が回答した。 働き方を変えた人の対応は、最多の退職が39%。次いで転職16%、休職14%、異動9%だった。退職した人の大半
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静岡県内公立高 志願倍率最高は磐田南理数2・23 全日制平均1・06 定員割れ52校69科
静岡県内の公立高は21日、2024年度入学者選抜の願書受け付けを締め切った。県教委のまとめによると、全日制90校162科(分校を含む)の志願倍率は1・06倍で、前年度から0・02ポイント上昇した。 併設中等部からの入学予定者を除く募集定員1万7699人に対する志願者数は1万8702人で、前年度から582人減った。定員割れは52校69科。志願倍率の最高は磐田南理数の2・23倍。掛川西理数の2・10倍、浜松南理数の1・90倍、沼津東理数の1・85倍が続いた。 24年度に開校する単位制定時制のふじのくに国際の志願倍率は0・72倍。保護者の県内への転居を必要としない全国募集を23年度から始めた伊
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フィリピンのALTと英語で交流 韮山中でオンライン授業
伊豆の国市立韮山中で21日、フィリピンの複数の外国語指導助手(ALT)とオンラインでつないで英会話を学ぶ授業が行われた。2年生約160人が外国人とコミュニケーションする楽しさを学んだ。 2、3人のグループに分かれた生徒は、ALTからの出身や誕生日、年齢を尋ねる質問に英語で答えた。「誕生日に何をもらったか」「どれくらい英語を勉強しているか」といった英会話にも挑戦した。発音が聞き取れない時には生徒同士で助け合って、身ぶり手ぶりを交えて応じた。 井沢咲耶さん(14)は「聞き取るのが難しかったが、英語でうまく伝えられた時にはほっとした」と話した。 同市が英語教育の充実の一環で企画した。今後長岡
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第二小、千本小統合 第二中と一貫校を 第二地区連合自治会 沼津市教委に提言書
沼津市の第二中校区の小中学校再編を巡り、第二地区連合自治会は20日、第二小と千本小を統合し、第二中との小中一貫校を設置するよう求める提言書を市教委に提出した。29日に市が開く「学校の未来を考える会」で、別案の要望書を既に出した千本地区連合自治会とともに、各校の保護者や住民代表に説明する。 第二地区連合自治会の望月照五会長らが市役所を訪れ、教育企画課に要望書を提出した。提言書には一貫校は施設隣接型とし、市内全域から児童生徒を集める小規模特認校への指定、第二小跡地を防災・地域活性化拠点として利活用することなどを盛り込んだ。望月会長は「津波浸水域に位置する第二小や液状化の恐れがある第一中ではなく
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「伊豆中学校」校章決定へ 開校準備委 答申
伊豆市の新中学校開校準備委員会は21日までに、2025年度に開校する新中学校「伊豆中学校」の校章最終案について、鈴木洋一教育長に答申した。校章は統合する修善寺、中伊豆、天城の3中学をそれぞれ三角形で表現し、伊豆半島に見立てるなどして仕上げた。答申を受け、26日の教育委員会で審議、決定する。 校章作成委員会によると、デザインは3中学を示す三角形の重なりが鋭い思考や感性をイメージしている。同市の鳥であるキジの尾羽を曲線的に描くことで協調性も表現しているという。 校章案は昨夏公募し、市内の小中学生、同市の伊豆総合高生、一般から計247点が寄せられ、18点が1次審査を通過した。作品を参考に同委員
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教育課題に多様な意見 静岡市で市民フォーラム
静岡市内の元教員や現職教員、市民有志でつくる「静岡の未来を拓く会」の市民フォーラム(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、同市駿河区で開かれた。約80人が参加し、教育関連の課題について、多様な立場から意見交換した。 同会内の各部会の代表者が「共生社会の構築」や「主体的な学び」などをテーマに1年間議論してきた内容を報告し、問題提起を行った。参加者からは教員の多忙さを指摘する声や、教育転換に向けた新たな概念「エージェンシー」を研究課題に含めるよう提案する意見が上がった。不登校の子や障害児の保護者からも、実体験から学校の対応やインクルーシブ教育の充実を求める意見が寄せられた。 ゲストとして参加
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子どもに多様な体験を 慶応大教授、静岡でセミナー
秀英予備校(静岡市葵区)はこのほど、教育セミナーを同区で開いた。慶応大の中室牧子教授が講師を務め、科学的根拠で教育を分析する重要性や、「やればできる」と実感できる「自己効力感」の養成が子どもの成長に必要と説いた。 オンラインも含め小中高生の保護者ら約400人が参加した。中室教授は、諸外国の調査結果から将来の収入を高める要素にリーダーシップの発揮やスポーツ経験を挙げ、「勉強だけでない多様な体験が子どもの成長に有効」と話した。 同等の学力を持つ生徒同士が異なる学校に進学した場合、学校内順位が高い生徒の方が大学進学率などが高くなった事例も紹介。相対評価だけで子どもの能力を把握することは困難と指
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国公立大2次試験は4・3倍 確定志願倍率 静岡大は4・2倍、浜松医科大5・0倍
文部科学省は20日、今年の国公立大2次試験の確定志願者数が昨年比80人増の42万3260人だったと発表した。募集人員に対する倍率は昨年と変わらず4・3倍。前期日程は25日から始まる。 国立大(82大学397学部)の志願者は29万9715人で、倍率は3・9倍。公立大(93大学214学部)は12万3545人の5・5倍だった。 静岡大は4・2倍、浜松医科大は5・0倍、県立大は5・5倍、静岡文化芸術大は5・0倍、県立農林環境専門職大は1・8倍だった。 学部系統別の倍率は、人文・社会系4・4倍、理工系4・1倍、農・水産系4・1倍、医・歯系4・8倍、薬・看護系4・9倍、教員養成系3・5倍などとなっ
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東大、27年秋に新課程創設へ 文理融合型で5年制
東京大が2027年秋に、文理融合型の新しい教育課程「カレッジ・オブ・デザイン」を設ける方針であることが19日、東大関係者への取材で分かった。学部4年間と大学院修士の1年間を合わせた5年制で、定員の半数は留学生とする。気候変動など地球規模の社会課題を解決できる世界水準の人材育成を目指す。 新課程の学生は既存の学部や大学院の講義も選択でき、文学や医学など理系・文系の枠にとらわれず興味に応じて学べる。定員は1学年100人程度で、うち半数は留学生を想定。秋入学とし、授業は英語で実施する。 入試は、既存の試験とは異なる方法を検討し、より多様な人材を受け入れる仕組みを目指す。24年度中に入試概要を定
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三島北高の制服着用「リカちゃん」 創立125周年記念、同窓会が企画 予約受付開始
三島北高(三島市)の同窓会「紫苑会」が2026年に創立125周年を迎えるのを記念し、同校の制服を着用した「リカちゃん」の制作を企画した。25年3月に完成予定で、予約受け付けが始まった。 同窓会の総合サポート会社「サラト」(兵庫県)が、発売元のタカラトミー(東京都)に製作委託する「制服オリジナルリカちゃん」シリーズ。静岡県内では3校目の採用。今年5月に開く紫苑会の総会準備委員が「同窓生にも在校生にも母校に親しみを持ち、記憶に残してほしい」と発案した。 2004年まで使用し、胸元のリボンが特徴の旧制服と、ジャケット仕様でボタンが特徴の新制服の着せ替えが可能。同校の制服の象徴でもあるセーラー襟
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給食のみそ汁に金属片混入 静岡市内の中学校、生徒にけがなし
静岡市教育委員会は19日、同市葵区の竜爪中で同日提供された給食のみそ汁の中に縦約7ミリ、横約10ミリの金属片が混入していたと発表した。1年の生徒がみそ汁を食べようとした際に気づいたという。生徒にけがはなかった。 市教委によると、みそ汁は市営中吉田学校給食センター内で業務委託した民間事業者が調理した。同校以外の市立中学3校にも同じ献立を提供していて、異物混入は確認されなかった。混入経路などについて同センターや竜爪中が調査している。
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4歳児、言葉が舌足らず 舌の大きさ、歯並びが影響【歯の診察室】
問 4歳8カ月の男児についてです。赤ちゃんの時から言葉は早い方で語彙[ごい]も多く、知能的には問題がないのですが、「舌足らず」で何を言っているのか分からないことが多くあります。成長すれば治ると思っていましたが、変わりません。例えば「空[そら]」が「虎[とら]」に聞こえます。何か治療法はありますか。 答 言葉を話すためにはまず、音を作り出す唇や舌、顎、喉の器官に、脳から指令を送ります。指令を受け取ると、肺から息を出して喉仏にある声帯を震わせて声を作り、最後に舌の形を変えたり、口を動かしたりすることで音を作ります。この過程を構音または発音と呼びます。 構音機能は5歳を過ぎると徐々に完成し、サ
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静岡県内公立高の願書受け付け開始 21日正午締め切り 24年度入試
静岡県内の公立高で19日、2024年度入学者選抜の願書受け付けが始まった。締め切りは21日正午。県教委は同日午後5時ごろに志願状況を発表する。志願変更の受け付けは27日から28日正午まで。 県教委によると、一般選抜を実施するのは全日制が分校を含む90校(募集定員1万8010人)、学年制定時制は15校(同600人)、単位制定時制が4校(同593人)。 全日制の試験は3月5日に学力検査、6日に面接や実技などを行う。合格者発表は14日正午以降。試験当日に風邪や新型コロナウイルスなどの体調不良で受験できなかった生徒を対象とする追検査は11日。再募集の試験は21日、合格者発表は25日に行う。 ▶
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牧之原市内の小中再編へ説明会 市教委、整備方針示す
牧之原市教委は17日、1月に策定した小中学校再編計画に関する学校施設整備基本構想・基本計画の周知を図る市民説明会を同市の相良総合センター「い~ら」で開いた。パネル討論などを通じ、新たな学校の整備方針を集まった住民や教員ら245人に示した。 市は市内に10校ある小中学校を小中一貫校(義務教育学校)として2校に再編する方針。計画では学校施設の整備計画や設計に関わる考え方を明記し、距離に応じた通学手段も盛り込んだ。榛原地域の開校年度は2030年度、相良地域は33年度を目標とし、両校を合わせた概算事業費は約205億円を見込む。 橋本勝教育長や教員、保護者を交えたパネル討論では学校のコンセプトや地
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マーケティング知識生かすには 商業科教諭ら教育研究発表 静岡市駿河区
静岡県内の商業科教諭らが専門部会での発表を通じて研さんを重ねる「県商業教育研究大会」(同研究会主催)が17日、静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開かれた。 マーケティング・ビジネス経済分野では浜松商業高の岩下大祐教諭が、名古屋商科大と連携した本年度の活動を報告した。生徒の主体的な学習への教員側の取り組み姿勢や、マーケティング知識を生かす議論の進め方などを説明した。会長の吉原隆静岡商業高校長は「AIの進化や多様化の波に乗り遅れないよう、情報のアップデートを図り、地域を担う人材を育成してほしい」と呼びかけた。 日大国際関係学部の宍戸学教授は「『観光ビジネス教育』の現状と課題」と題
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子ども守る意識高めて 被害者遺族が熱海で講演 大阪・池田小無差別殺傷事件
2001年に大阪府池田市の大阪教育大付属池田小で発生した無差別殺傷事件の被害者遺族、本郷紀宏さん(59)の講演会が19日、熱海市のMOA美術館で開かれた。当時7歳の長女優希さんを亡くした本郷さんは「学校や地域で子どもの安全を守る意識の向上が大切になる。悲劇を二度と起こさない社会づくりを」と呼びかけた。 児童8人が殺害され、教職員を含む15人が重軽傷を負った池田小の事件について、本郷さんは「社会全体に衝撃を与え、学校の安全神話を崩壊させた」と指摘した。いつも通りに学校に向かった娘の命が理不尽に奪われた事件当日の様子を振り返り、「苦しみ、悲しみは永遠に続く。安全管理を徹底していれば被害を防げた
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高校生の留学機運再燃 2024年度から静岡県教委が支援拡充
昨年5月に新型コロナウイルスの感染症法の位置付けが5類に移行し留学機運が高まる中、静岡県教委などは2024年度から高校生の留学支援を拡充する。産学官連携組織を立ち上げ多彩なプログラムを用意。円安により負担が増す留学費用を補助し、グローバル人材の育成に力を入れる。 文部科学省の隔年調査では、高校在学中に留学した生徒は17年度に全国で4万6千人を超え過去最多に。コロナ禍で急減したが、5類移行を経てこれまで以上に増加するとみられる。文科省の留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」の広報担当者によると、昨年大使館などが主催した留学説明会の来場者数は最高水準になった。「親世代は、学生時代に
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時論(2月18日)部活は「オン」「オフ」どっちだ
「欧州ではスポーツをするのがオフ(休息)の時間ですよね。でも、日本ではスポーツをしない時間をオフと言っています」。追手門学院大の有山篤利教授(スポーツ社会学)の講義における学生の発言だという。「スポーツを地域のエンジンにする作戦会議」(晃洋書房)から引いた。 スポーツはそもそも、英国で上流階級の娯楽として生まれたとされ、欧州では豊かな休息を過ごす活動として親しまれてきた。 学生の言葉は、学校の運動部など日本の現状を如実に表していると言えよう。選手は大会の結果が要求され、指導者はそれによって資質が評価される。余暇の楽しみを求めるはずが、常に「オン」の緊張状態になってはいないか。 2018
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親も自分を認め、褒める(蔭山昌弘/スクールカウンセラー)【思春期の心 支える力 受験⑥】
前回、「子どもが見た親の姿」を書きました。仮に親自身が周囲からどう思われるかを気にして子どもに勉強を強いていると気づいたとしても、まずはありのままの自分を否定せず認めてしまうことです。自覚した上で子どもに接するのと、無自覚で接するのとでは対応が全く異なります。 今日、親、とりわけ母親は大変な状況に置かれて生活しています。女性が働くことの大変さに加えて、子どものいる家庭では、家事育児の大半を引き受けます。仕事に疲れて家に戻って、一休みする間もなく、家事や夕食の準備に追われ、その上さらに子どもの世話をするわけですから、心身ともに疲労困憊[こんぱい]です。子どもが不登校になってしまったと相談に見
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「小1問題」どう解決(飯田道郎/伸芽会教育研究所所長)【未来につなげる幼児教育①】
幼児教育の現実の一例に「小1プロブレム」があります。 小学校に上がったばかりで授業中に歩き回ったり騒いだりする子が増えているという問題です。原因として、全市町村の教育委員会を対象とした東京学芸大学の調査では「家庭におけるしつけが十分でない」「児童に自分をコントロールする力が身に付いていない」「児童の自己中心的傾向が強い」が多かった他、「幼稚園、保育所が幼児を自由にさせ過ぎる」という点も挙がっています。 以前、幼稚園の教育指針である幼稚園教育要領と、保育園運営の軸となる保育所保育指針の内容は異なっていました。2018年に二つの方針が改訂され、未就学児は幼稚園、保育園、認定こども園のどこに
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背骨の曲がり放置しないで 思春期特発性側彎症 装具で進行抑止
背骨が大きく湾曲してしまう側彎[そくわん]症。小児期に発症し、多くはねじれを伴う3次元の変形となる。紀元前から知られていたが、原因の多くはいまだに不明。いち早く見つけ、装具で進行を抑えることが重要になる。 側彎症は奇形椎骨が原因の先天性のほか、脊髄空洞症などの病気でも起きるが、80%は原因不明の特発性。さらにその80~90%を10歳以降に発症する思春期特発性側彎症(AIS)が占める。 ほとんどが女児で、学童の有病率は約2%。「クラスに1人はいる計算で、決してまれな病気ではない」と福島県立医大会津医療センター整形外科の白土修教授は語る。 早期発見のため1978年に学校検診が法制化され、患
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心と音一つに演奏 裾野で吹奏楽合同発表会
裾野市と市教育委員会、裾野ライオンズクラブは17日、裾野吹奏楽合同発表会を市民文化センターで開いた。小中学校5校の音楽クラブと吹奏楽部が、日頃の練習成果を披露した。 持ち時間は1校15~20分。冒頭に「みんなで明るく楽しく練習しています」「新しい仲間も加わり、学年の垣根を超えて活動しています」などと紹介した後、顧問教諭の指揮に合わせ、美しい音色を響かせた。心を一つにしてディスニーメドレー、アニメソング、宝島などの曲を奏で、アンコールにも応えた。 コロナ禍前まで、市民文化センター大ホールで「裾野吹奏楽フェスティバル」として開いていた。スプリンクラーによる浸水被害と改修工事のため、大ホールが
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児童手当、高校生まで拡充 支援金創設で新たな負担 少子化対策法案決定
政府は16日、少子化対策関連法案を閣議決定し、衆院に提出した。児童手当の対象を高校生の年代まで拡充。子育て中に受け取れる育児休業給付も引き上げる。2024年度から順次実施する。財源確保のため「子ども・子育て支援金」を26年4月に創設する。公的医療保険料に上乗せして徴収するため、新たな負担が生じることになる。 子どもの出生数は22年に初の80万人割れとなるなど少子化は深刻化している。岸田文雄首相は23年1月に「異次元の少子化対策」に取り組むと表明、司令塔となるこども家庭庁も発足させた。今回の対策で少子化傾向を反転させられるかどうか真価が問われる。 支援金は財源確保策の一つで、徴収総額を26
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静岡県内私立高39校で合格発表 2024年度入試
静岡県内の全日制私立高39校で16日、2024年度入試の合格発表が行われた。各校は6、7の両日に学力検査や面接を実施した。 県私学協会によると、16日正午までに再募集Aを実施するとした学校は、御殿場西、誠恵、静岡英和女学院、常葉大付属常葉、静岡学園、磐田東、浜松学芸、西遠女子学園、オイスカ浜松国際の9校。20、21日に願書を受け付け、22日に試験を行う。再募集Bの願書受け付けは3月18日以降に行い、試験は学校ごとの日程で実施する。詳細は各校や同協会のウェブサイトで公表している。 ▶静岡県内 公立高校入試 2024年度(日程・募集計画・志願倍率) ▶2024年度 静岡県内 私立・公立
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浜松市教委に玩具教材寄贈 県ことばと心を育む会
言葉の発達の遅れなどがある子の保護者らでつくる「県ことばと心を育む会」は15日、上部団体の全国ことばを育む会が米国の玩具メーカーから贈られた玩具教材の一部を浜松市教育委員会に寄贈した。 同市中央区の市教委で贈呈式が行われ、外山明美副会長が宮崎正教育長に玩具教材と目録を手渡した。外山副会長は息子が市内の通級指導教室(ことばの教室)に通っていて「先生方の丁寧な指導に感謝している。玩具教材を、児童と教員たちの信頼がより深まるよう活用してほしい」と話した。 ことばの教室は言葉の発達の遅れ、吃音などに心配がある子に個別指導する教室。市内で幼稚園児向けが10校24教室、小学生向けが9校15教室あり、計約
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トラやゾウとふれ合い!? 浜松視覚特支に「さわれる動物園」 本物そっくりぬいぐるみ「ふわっふわ」
本物そっくりのぬいぐるみに触れて動物の顔や毛並みなどの特徴を体感できる「さわれるどうぶつえん」が15日、浜松市中央区の静岡県立浜松視覚特別支援学校で開園した。全国の盲学校で2校目で、県内では初めて。 「盲学校にトラ・ライオンにさわれる動物園を作ろうプロジェクト」に取り組む埼玉県の田中博さんが同校に33体を寄贈した。小学部から高等部の児童生徒約10人が、顔や足をなでるようにして動物とのふれ合いを楽しんだ。 同日の寄贈式には田中さんが出席。約7年間にわたって点訳ボランティアに携わる中で、全盲の男性から「犬というものがどういうものなのか分からない」と言われ、ショックを受けたことがきっかけでプロ
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新中学校名は「南伊豆中」に 26年に統合予定 南伊豆町教委
南伊豆町教委は15日、中学校の統合準備委を町役場で開き、2026年度に町内2校が統合して発足する新中学校の名称を「南伊豆中」に決めた。総合教育会議や町議会の議論を経て正式決定する。 町内の児童生徒と保護者らから23年12月に自由記述で募った。南伊豆中は356票のうち半数超の186票。投票理由には「町唯一の中学校になるから」「シンプルで分かりやすい」などが上がった。統合場所の現在の校名「南伊豆東中」が15票、「菜の花中」が13票で続いた。 委員からは「多数決で決めるわけではないが、圧倒的(な得票)で一般の町民も推しているということの表れ」などの声が上がり、新名称に否定的な意見は出なかった。
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天竜区の浦川小、浦川幼稚園 閉校、閉園へ準備会 2月発足へ 浜松市
浜松市天竜区佐久間町の浦川小、浦川幼稚園の2024年度末の閉校、閉園に向けた準備会が今月末までに発足する。記念式典の準備や学校施設の有効的な活用方法などを話し合う。 準備会は住民、同小の学校運営協議会、PTAなどで構成する。通学バスの運行計画の作成や記念式典、記念誌の発行を準備する。 同小は浦川地区の避難所に指定されていて、エアコンなど空調設備の管理が必須となる。民間企業による校舎やグラウンドの利活用など、閉校後のさまざまな展開を見据えて校舎の在り方を議論する。佐久間地区自治会連合会浦川支部の井辺志久支部長(70)は「浦川の子供たちが楽しく学校へ通えるように支えながら、将来の浦川を考えて
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バーチャルスクール開設 義務教育課2人増員 静岡県教委組織改編案
静岡県教委は13日、2024年度の事務局体制の見直し案を発表した。増加する不登校児童生徒の支援策として、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用した「バーチャルスクール」の開設のため、義務教育課を2人増員し、33人体制とする。 専門性を持った教員が不足する小規模高校の指導充実を目的に、遠隔授業配信センターを設置するため、高校教育課を1人増やす。 新県立中央図書館の27年度後半の開館に向け、23年度に拡充した新図書館整備課にさらに1人加える。
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1000冊読破 児童生徒を認定 焼津市教委「読書マスター」に5人
焼津市教育委員会はこのほど、図書館で本を千冊以上借りて読破した小学生を「スーパー読書マスター」に認定し、認定証授与式を焼津小泉八雲記念館(同市三ケ名)で行った。 焼津、大井川の両図書館は2015年度から、市内の小学生に読書手帳「やいっちょ」を配布している。手帳1冊に図書館で借りて読んだ本100冊を記録できる。 新たに岡本和佳奈さん(大井川南小6)、鷺坂和さん(豊田小3)、早川夏央さん(焼津西小5)、村松龍弥さん(豊田小5)ら5人の児童生徒が手帳10冊分を記録で埋めた。 式で増井太郎教育部長は一人一人に認定証を手渡した。小学校在籍時に記録達成した大富中1年の田中誠刀さん(13)は将来小説
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新設小中一貫校 中藁科小児童が市教委に校舎案を提案 静岡市葵区
静岡市立中藁科小(葵区)の児童はこのほど、2028年度に藁科中の敷地内に新設される施設一体型小中一貫校の校舎のアイデアを考え、同校で市教委の担当者に提案した。 総合学習の授業を使って準備してきた3、4年の児童約20人が5グループに分かれ、ユニバーサルデザインの観点から考えたアイデアをそれぞれ発表。玄関について取り上げたグループは、腰を痛めていたり車椅子を利用していたりする児童生徒に配慮し、使用しづらい靴箱の一番下の段は靴を入れるのではなく、ボールなどを入れる備品収納箱として活用することを提案した。 4年の小林快斗君(10)は「学校に訪れる高齢者のことも想定して考えた。どんな新しい校舎にな
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シッター割引券、70万枚発行へ 23年度から1・8倍増
加藤鮎子こども政策担当相は13日の記者会見で、ベビーシッターを利用した際の費用を一部補助する割引券に関し、2024年度は約70万枚発行する方針を表明した。23年度は当初39万枚を予定していたが、昨年10月に申請が予定数に達して上限を撤廃した経緯があり、23年度の約1・8倍(当初予算ベース)へ上積みした。仕事と育児の両立を目指す世帯のニーズに対応する狙い。 厚生年金を適用される事業所が従業員の意向を踏まえ申し込み、従業員に交付する。子ども1人を預ける場合、1日に最大4400円の補助を受けられる。共働き世帯の増加に伴い、利用希望が増えている。
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「月経痛」追試対象広がる 各地の公立高入試、理解進む
今月以降に本格化する公立高校の入試で、月経痛や月経随伴症状で欠席した生徒に追試験を認める動きが広がっている。社会全体の理解が進み、昨年12月に文部科学省が各地の教育委員会に対応を要請する通知を出したことが影響している。専門家は「申告しやすい環境整備も必要になる」と訴える。 長野県や大阪府は今年1月、インフルエンザなどの感染症に限っていた追試の要件に、月経随伴症状などによる体調不良を加えた。自然災害や試験会場に向かう途中の事件・事故も併せて追加。長野県教委担当者は「さまざまな生徒が公平に受験できるようにした」と話す。 千葉県も、在籍中学の校長の証明があれば「月経随伴症状による体調不良」を対
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教員団体が市教委へ金品 名古屋、校長人事推薦時
名古屋市教育委員会は11日記者会見し、教員の人事を担当する教職員課が毎年、市内の校長会など複数の教員団体から1団体当たり5千~3万円程度の現金や商品券を受け取っていたと明らかにした。受け取った総額は年200万円超で、団体側は小中学校の校長らに推薦する教員名簿を提出する際などに渡していたという。市教委は、20年以上前からの慣習だったとしている。担当者は「金品の授受が人事に影響は与えていないと考えるが、疑惑を招く行為であるのは事実」と謝罪した。 名簿は校長、教頭、教務主任に推薦する内容。2023年度は名簿を出した86団体のうち、少なくとも半数が提出と同時か、その後に金品を渡していた。 市教委
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保育士の性暴力 一元管理導入へ 施設側、採用時確認義務
政府は4月1日から、子どもへの性暴力やわいせつ行為で国家資格の登録を取り消された経験のある保育士について、氏名や生年月日などの記録を一元管理するデータベースを導入する。国家資格となった2003年以降の記録を掲載する。子どもの安全確保に向け、保育所などが採用する際、確認を義務付ける。性暴力は心身に重大な影響を与えるため、復職を厳格化する。 これまで取り消し記録を確認する制度はなかったが、被害防止対策の一環で22年に成立した改正児童福祉法に盛り込まれた。こども家庭庁は取り消し記録を少なくとも40年間掲載する方針。記録のある人の採用に関し「過去の勤務先への確認など慎重な判断が必要」としている。
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小学校高学年の授業数、1日6こま「充実せず」77% ベテラン教員が回答
小学校高学年の授業数について、週6日制の1990年代と、週5日制で1日6こまが一般的になった現在の双方を知るベテラン教員に尋ねたところ、77%が週当たりの総数は同じでも現在の方が「子どもの学習が充実しない」と考えているとの調査結果を東京学芸大の大森直樹教授(教育史)が公表した。大森教授は「授業数が多すぎて子どもの生活や学習に合っていない」と述べ、削減が必要だと説明した。 標準の授業数は、教育の機会均等や質の確保のために学校教育法施行規則で定められていて、学習指導要領ではこれを下回らないよう求めている。同要領改定に合わせて約10年ごとに見直されていて、小学校6年間の総数は80年度~2001
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中山間地域の学び舎 静岡の清沢小、151年の歴史に幕 「清沢っこ」が感謝
2023年度末で閉校する静岡市葵区の清沢小で10日、「清沢小ありがとうの会」(実行委主催)が開かれた。同市の中山間地域「オクシズ」の学びやで伸び伸びと育った「清沢っこ」たちが、同校151年の歴史を振り返り、感謝を伝えた。 式典では、全校児童18人と地元合唱団が校歌を披露し、卒業生や歴代の教職員からのメッセージ動画も上映された。会場は笑い声や拍手に包まれ、時折、目頭を押さえて思い出に浸る卒業生もいた。同校の存在を忘れないように作った記念碑が除幕された。 保護者や地元住民ら参加者全員で校庭から約150個の風船を飛ばし、学校に感謝と別れを告げた。 6年の森暖之介君(12)は「6年間、最高の仲
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「口出し」の裏にある苦悩(蔭山昌弘/スクールカウンセラー)【思春期の心 支える力 受験⑤】
不登校の生徒がカウンセリングで次のように言いました。「母親は口を開けば、勉強はいいの? と、まるで私の成績が母親の成績でもあるかのようです。私の成績がいいと母親の鼻が高くなり、成績が落ちると当たりがきつくなるんです。だから親のために勉強を強いられているみたいです」と。 このような思いを子どもに抱かせてしまう状態を、私は「『子育て通信簿』にとらわれる」と呼んでいます。子どものためにと思って「勉強しなさい」と言うのですが、その言葉の裏に、母親自身が、自分のプライドや、夫や祖父母の目を気にする思いなどが潜んでいる場合があります。生徒は敏感に感じ取って「お母さんは自分のために私に勉強しなさいって言
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療育手帳とは どんなもの? 生活や就職支援受けやすく(静岡県西部児童相談所)【親子の相談室】
問 6歳の息子の発達がゆっくりに感じ、保育園の先生に相談する中で、療育手帳という福祉制度があると聞きました。今の時点でそういったものが必要なのか、ためらいもありますが、本人のためになるなら申請を考えたいとも思います。療育手帳はどのようなものなのでしょうか? 答 息子さんの将来への不安を感じていらっしゃるのですね。療育手帳は知的障害のある方が相談や福祉サービスを受けやすくするための制度です。障害の程度によりA(重度)とB(中軽度)の2区分があり、受けられるサービスが一部異なります。 療育手帳を取得すると、申請により所得税や住民税などの控除、交通機関や有料道路の料金割引などが受けられま
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主体的学びテーマ、17日にフォーラム 静岡市駿河区で教員らの団体
静岡市内の元校長や現職教員らでつくる「静岡の未来を拓く会」は17日午後2時から4時まで、市民フォーラム「共に創ろう!子どもの未来」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市駿河区のグランシップで開く。 フォーラムでは「共生社会」や「主体的学び」をテーマに、代表の会員が基調講演や提案をして参加者と意見交換する。難波喬司静岡市長をゲストに迎える。 同会は山下由修さん(大里中元校長)と寺谷正博さん(番町小元校長)が2022年に設立した。現職教員や保護者、支援団体の関係者など会員の顔ぶれは多様で、教育課題を毎月議論している。 ホームページで17日の参加者を募集している。問い合わせは事務局<電090(9
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子どもが自由に遊ぶ機会を 過度な保護 権利侵害にも
子どもの遊び場を巡る状況が変わりつつある。「安全重視」のあまり遊びを制限する動きも。IPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)日本支部代表で神戸女子大教授の梶木典子さんは「大人の過度な保護は子どもに対する権利侵害となる可能性がある」と語る。 子どもの遊ぶ権利は日本も1994年に批准した「子どもの権利条約」の第31条に明記されています。遊びは「無駄なもの」と捉えられ、生死にダイレクトに関わる他の権利より後回しにされがちですが、IPAでは「子どもにとって遊びは食事と同じくらい大事」だと強調しています。 子どもは遊びを通してコミュニケーション能力や社会性を発達させ、秘密基地作りや冒険遊びなど「
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目指せトリマーや飼育員 児童が仕事体験 浜松市中央区
浜松市中央区の専門学校ルネサンス・ペット・アカデミーは10日、小学生対象に動物の仕事体験イベントを開いた。主に静岡県西部の児童30人が、トリマーや飼育員の業務を学びながら動物との触れ合いを楽しんだ。 参加者は犬の散髪やしつけを学ぶペットコースと、動物や魚に餌を与える飼育員コースに分かれて体験した。犬の模型の散髪では、教員から「ハサミは親指だけを動かすのがポイント」とアドバイスを受けた。カメレオンやハリネズミなどの動物を抱いたり、犬をしつけたりして、命の大切さを学んだ。 動物愛護に関わる仕事に興味を持つ和田東小3年の大庭聡真君(9)は「モルモットに餌をあげるのは難しかったけど楽しかった」と
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校則見直しに子ども意見を 権利尊重の法改正提言
若者の声を政治に反映させるため活動する一般社団法人「日本若者協議会」は23日までに、教育基本法などを改正して子どもの権利尊重を明記するよう求める提言をまとめた。教員向け手引書「生徒指導提要」で校則見直しの際に子どもの意見を聞くよう推奨されているのに、学校で徹底されていない現状を問題視している。 文部科学省は2022年、手引書を12年ぶりに改訂した。社会変化などを踏まえ、適切に意義を説明できない校則については、児童生徒らの意見を聞いて見直すのが望ましいとした。 提言は「理不尽な校則が残っている」と指摘。欧州などでは学校に対し、子どもの意見表明権の保障が法的に義務付けられており「文科省による
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ぬくもり欲しかった 愛し方わからなかった父【貧困連鎖からの脱出 伴走型支援の挑戦(27)第2部 ネグレクト編】
「もう、全部投げ出して実家に帰りたい。お父さんに会いたい!」。定時制高校で最終学年の4年の夏前、木下理奈はおばの純子と言い争った末、出ていくと宣言した。卒業したいし、本当はいたかったが、やけになってつい言ってしまった。 「じゃあ、帰ればいい。切符は買ってあげる」 売り言葉に買い言葉で純子が言った。翌日、駅のホームで見送られ、東北新幹線に乗った。携帯電話で父の達也に「おばさんに追い出された」と話すと、達也は言った。 「やっぱりか」 東北地方の実家に戻ると、兄夫婦と折り合いが悪い達也は「思った通りだ」と口にした。 しかし、達也は娘との同居を嫌がった。理奈は父にこんな言葉を繰り返し聞かさ
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技能や芸術好成績 高校生に知事褒賞 県教委
静岡県教委は8日、2023年度に技能や芸術で優れた成績を収めた県内の高校生6人に知事褒賞を授与すると発表した。 受賞者は、日本学校農業クラブ全国大会農業情報処理競技会最優秀の山下粋武さん(磐田農3年)、農業技術検定2級を取得した立見真帆さん(田方農3年)、全国高校生押し花コンテスト文部科学大臣賞を受賞した島田紗椰さん(同)、全商9種目1級に合格した山田真生さん(静岡商3年)、国際テューバユーフォニアムカンファレンス国際ソロコンペティションヤングアーチスト部門で優勝した岩本隼輝さん(清水南3年)、全国高校生大作書道展文部科学大臣賞を受けた木村智祐さん(沼津西3年)。 職業教育や芸術、スポーツな
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沼津市教委「山口源新人賞」 3年分の受賞者表彰 施さん、五日市さん、三宅さん
沼津市教育委員会はこのほど、「山口源新人賞」の授賞式を市庄司美術館で開いた。コロナ禍による中断を経て、3年分の受賞者を表彰。施瑞文さん(第38回)、五日市諒子さん(第39回)、三宅葵さん(第40回)が選ばれた。 頼重秀一市長が表彰状を手渡した。3人は「学生時代と比べて作品と向き合える時間が減ったが、自分の中の意識と対峙(たいじ)し続けたい」などと、今後の意気込みを話した。 同新人賞は日本版画協会展の公募作品から選出する。 歴代受賞作を展示 沼津市庄司美術館 沼津市ゆかりの版画家山口源を顕彰して創設された「山口源新人賞」の歴代の受賞作を集めた作品展が3月9日まで、沼津市庄司美術館で開かれている
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宿題や家庭学習どう取り組ませる? ①静岡県内学校、独自の施策【賛否万論】
「宿題やった?」「勉強しなさい」-。子どもたちを自主的に机に向かわせ学習習慣を定着させることはいつの時代も保護者の悩みの種です。児童生徒へ情報端末が付与され、探究学習の取り組みなどが活発化する現代は、保護者世代が経験した教育環境と大きく異なり、宿題の内容や家庭学習のあり方、放課後の過ごし方も変わってきています。今回の賛否万論は、文部科学省が学習指導要領でうたう「個別最適な学び」の実現に向け、宿題や家庭学習などの“放課後の学び”に対し独自の施策に取り組む県内の学校を紹介します。あなたは子どもたちにとってどんな“放課後の学び”が理想だと思いますか?
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静岡市立小の土下座問題 全小中120校に不適切指導の根絶通知 市教委
静岡市清水区の市立小で担任の女性教諭が、宿題を忘れた児童3人に対して、土下座させていた問題で、市教委(赤堀文宣教育長)は8日、市立小中学校全120校の校長に対して「教職員による不適切な指導の根絶について(通知)」と題した文書を送付した、と明らかにした。問題のあった学校では今月4日に緊急保護者会が開かれ、校長や担任が謝罪した。 問題が起きたのは1月下旬の帰りの会で、担任が計算ドリルを未提出だった児童8人程度に向かって「提出期限を延ばしてほしいなら、土下座でもしてお願いしにおいで」と発言した。このうち男子児童2人と女子児童1人が他の児童がいる前で正座をして土下座をしたという。 市教委が各校長
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自公が少子化対策法案了承 政府、16日に閣議決定へ
自民党は8日の「こども・若者」輝く未来創造本部などの合同会議で、児童手当拡充を柱とする少子化対策関連法案を了承した。財源確保のため、公的医療保険料に上乗せして徴収する「子ども・子育て支援金」制度の創設も関連法案に盛り込まれている。公明党も会合を開き、了承した。政府は16日に閣議決定し、今国会での成立を目指す。 児童手当は①所得制限を撤廃②支給対象を高校生年代まで拡大③第3子は3万円に倍増-とし、2024年10月分から適用する。 支援金制度は、公的医療保険の加入者らを対象に26年4月から開始。徴収総額は26年度に約6千億円、27年度に約8千億円、28年度に約1兆円と順次引き上げる。当初の2
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静岡県教委 不祥事根絶へコンプラ委 初動対応書や法律周知
静岡県教委は8日、教職員の不祥事根絶の取り組みについて、学識経験者や弁護士、PTA関係者らが助言、提言する県教職員コンプライアンス委員会を県庁で開いた。性暴力事件や体罰などの懲戒処分が後を絶たない現状を踏まえ、県教委は2024年度の重点対策として、不祥事に対する初動マニュアルの作成や「教員による児童生徒性暴力防止法」の周知強化などに取り組む方針を示した。 県教委は23年度、研修などを通じて教職員の不祥事根絶に向けた研修などに力を入れてきたが、24年1月末時点ですでに22年度を上回る18件の懲戒処分が出ている。わいせつ行為や盗撮に関し、管理職が県教委や警察に連絡していなかったケースもあった。
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函南の自由ケ丘幼稚園 待機児童解消へこども園化方針
函南町子ども・子育て会議が7日、町役場で開かれた。町が自由ケ丘幼稚園(同町平井)を幼保連携型こども園に移行する方針を示し、了承された。 同町は保育所や認定こども園の待機児童が2023年4月1日時点で5人と県内市町で唯一「待機児童ゼロ」が達成できなかった。町によると2025年度からは保育認定に関わる保護者の就労時間の特例がなくなり、3歳未満の子どもの入園希望が増えると予想される。同幼稚園のこども園化によって受け皿を確保し、待機児童の解消を目指す。 こども園化には同幼稚園の施設改修が必要で、町は関連経費として2024年度当初予算案に1500万円を計上した。24年度中に設計業務を実施し、前倒し
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焼津市、子育て世帯に新築住宅費用補助 24年度から制度新設
焼津市は2024年度、子育て世帯が新築住宅取得にかかる費用についての補助制度を新設する。主に40歳以下の世代が市内に住み続ける環境を整えることで、転入者が転出者を上回る「社会増」の促進を図る。7日までに関係者の取材で分かった。 制度は未就学児がいる世帯▽子どもがいない夫婦ともに40歳以下の世帯▽中学生以下の子どもがいる世帯―が対象。新築住宅を建てる場合の「土地と建物」「市土地区画整理組合が販売する一般保留地と建物」のいずれかの取得費用の一部を、一世帯あたり50万~100万円補助する。22年4月以降に転入し、賃貸物件から新築に住まいを移す世帯も対象に入る。 関係者によると、22年の社会増の
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安全の在り方保育者に提言 牧之原バス置き去り検証委 「再発」はなぜ 議論大詰め【届かぬ声 子どもの現場は今】
2022年9月に牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で園児が送迎バスに置き去りにされ熱中症で亡くなった事件の検証委員会は、最終報告に向け大詰めの協議に入った。委員が同園の「廃園」に言及するなど議論の過程で厳しい意見が出たが、検証委の権限上、報告書では直接的な表現は見送る方針を固めた。ただ、安全意識に欠けていた組織風土を強く批判する姿勢は変わらず、報告書では経営トップや園長の管理体制、保育者の資質など根本的な在り方を全ての保育関係者に問うとみられる。 「多くの問題を明らかにできた。園への辛辣(しんらつ)な批判も相次いだ」。1月下旬、同市内で6回目の会合を終えた委員は一定の手応えを口にした。
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全新入学児童に交通安全下敷き 静岡県教委へ 市川財団
静岡市駿河区の一般財団法人市川交通安全財団(市川聡康理事長)は7日、人気アニメ「ちびまる子ちゃん」のキャラクターをデザインした交通安全下敷き2万9500枚を静岡県教委に寄贈した。4月に小学生になる県内の新入学児童全員に届けられる。 寄贈は今回で44回目(累計寄贈数は約190万7千枚)。当初はオリジナルのイラストで展開し、1988年から「ドラえもん」のデザインとなった。91年から現在までは「ちびまる子ちゃん」を採用している。寄贈した下敷きのデザインは、横断歩道を友達と手を上げて渡るまるちゃんが「信号が青でも左右の安全を確かめて渡ろうね」と呼びかけるイラストなどが描かれている。 県庁で開いた
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掛川・原谷小 改修 教室数9から13に 市教委が案
掛川市教育委員会は7日の市議会全員協議会で、2024年度中に実施する原谷小(同市本郷)の改修案を示した。25年4月の原田小(同市原里)の編入を見据えた対応。パソコン室と学童保育所を普通教室に改修し、現在の9教室から13教室に増やす。 市教委によると、児童数は原谷小220人、原田小55人。改修で校舎内の普通教室と図工室など特別教室を再配置する。原田小児童を対象にしたスクールバスの運行ルートやPTA組織に関する検討も進める。 両小学校がある原野谷中校区は28年4月の開校を目指して、小中学校が同一校舎に入る施設一体型の一貫校整備に向けた準備が進んでいる。原田小では児童減少で25年度に複式学級が発生
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静岡県内私立高入試始まる 平均志願倍率は2・34倍
静岡県内の全日制私立高39校で6日、2024年度の入学試験が一斉に始まった。併設または付属中からの内部進学者を含む志願者数は2万7294人で、平均志願倍率は2・34倍。各校では初日に学力検査などを行った。合格発表は16日。 沼津市の加藤学園暁秀高では、3コース210人の定員に対し432人が出願。大雪の影響が想定されたが、開始時間は予定通りで実施した。交通機関の乱れを予想して早めに会場入りした受験生も。午前8時50分の開始のチャイムとともに国語の問題に取りかかった。同校では6日に5教科の試験を実施し、6、7日の両日に分けて面接を行う。 各校は、体調不良や大雪の影響などを理由に本試験を受けら
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リサイクルの工程 解説の児童書寄贈 富士宮市教委に製紙会社
富士宮市のマスコー製紙は5日、同社の事業が掲載された児童書「リサイクルで地球を救う 追跡!ごみの大変身」21冊を市教育委員会に寄贈した。市内全小学校に6日に届けられる。 書籍は、牛乳パックがトイレットペーパーに生まれ変わるまでの工程を写真付きで解説している。 増田明彦社長らが市役所を訪れ、池谷真徳教育長に書籍を手渡した。池谷教育長は「学校でもなじみ深い製品が題材で、児童は生活と結びつけて学習できるだろう」と謝意を示した。
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藤枝順心高生が模擬投票 教諭を候補者に見立て選挙体験、制度や現状学ぶ
藤枝市選挙管理委員会は5日、選挙出前授業を同市の藤枝順心高で行った。3年生約110人が選挙の仕組みを学び、模擬投票を体験した。 市選管の担当者が同市で行った過去5年間の国、地方の選挙や選挙を実施する理由、選挙権、若者の投票率が低い現状などを説明した。期日前と不在者の各投票制度や5月の同市長選、市議補選にも触れ、積極的に自分の考えを投票する大切さを強調した。 模擬投票では候補者と見立てた同校教諭2人が「若者の投票率向上」を争点に政策を発表。生徒は実際の選挙で使われる投票箱などを使って投票した。杉本耀来羽さん(18)は「流れを知っているとスムーズに投票できるから良い機会だった。若者の投票率が
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思い出の子ども服 ひな人形の衣装に 静岡の工房「左京」2月下旬から受注開始
静岡市葵区の人形工房「左京」は2月下旬から、子供が幼少期に着ていたベビー服やお食い初めの晴れ着など、家庭に眠る思い出深い子供服をひな人形の衣装に加工するサービス「きおくひとえ」の受注を開始する。少子化の影響で人形業界の市場規模が縮小する中、伝統文化の継続や衣類の廃棄削減にもつながる利点をPRする。 再利用のアイデアを提案したのは東京都内のマーケティング会社に勤務する青沼克哉さん(34)=浜松市中央区出身=。昨年5月、「思い出の詰まった子供服を活用し、ひな人形を作れないか」と思い、依頼に共感してもらえそうな同世代の人形職人を探す中で、左京の望月琢矢専務(32)のSNSアカウントを見つけ、メ
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幼児の絵、パンにしました 「ドーナッツうさぎ」「きょうりゅうのたまご」杏林堂が販売
杏林堂薬局(浜松市中央区)は1日、静岡県内の幼児が「みんなが食べたいパン」をテーマに描いた絵を基に作った4種類のパンの販売を始めた。和田店(中央区)など、パン工房ナチュールのある15店舗で2月末まで並ぶ。 商品化したのは、ふんわり生地のドーナツにチョコをトッピングした栗田あん珠ちゃん(鴨江幼稚園)の「ドーナッツうさぎパン」、抹茶チョコで模様を表現した中山力斗ちゃん(袋井あそび保育園)の「きょうりゅうのたまごパン」、イチゴを使ったビスケット生地で花をかたどった松本栞和ちゃん(さなる幼稚園)の「ピンクのチューリップパン」、クロワッサンにあんこを挟んだ古田丈一朗ちゃん(あそびこども園浜松)の「お
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大学生の19%「子どもはほしくない」 大幅増加、物価高影響か
大学や大学院を2025年に卒業する見込みの学生のうち、5人に1人に相当する19・2%が「子どもはほしくない」と考えていることが、就職情報サイトを運営するマイナビ(東京)の調査で3日、分かった。24年卒の前回調査の13・1%から大幅に増加した。回答者は学生生活で物価高の影響を大きく受けた世代で、調査担当者は「経済面への不安が人生観に影響を与えている可能性がある」とした。 ほしくないと回答したのは女子が23・5%と、男子の12・1%を大きく上回った。育児休業の取得が仕事に影響する不安や、家庭での育児の分担の男女差などが要因とみられる。複数回答で男女に理由を尋ねたところ「うまく育てられる自信がな
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1日1時間超、体動かそう 厚労省、子どもの活動目安 「ゲームで座りっ放し」減らして
子どもは息が少し上がる程度の身体活動を1日60分以上、強めの運動を週3日以上行う。ゲームやスマホでの座りっ放しは減らす-。厚生労働省検討会はこのほど、「健康づくりのための身体活動・運動ガイド」をまとめた。 ガイドは成人に対しては1日60分以上、高齢者には同40分以上の身体活動などを推奨。子どもについては、世界保健機関(WHO)指針を紹介する形で、目安を示した。 それによると、歩行や家事などの身体活動と運動が心身に良い影響を与えることが、近年の研究で明らかになっている。強めの有酸素運動は持久力を上げ、ジャンプなど筋肉に負担をかける活動は筋力を高める。身体活動は他にも血圧や代謝、認知機能や
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試験前こそ睡眠しっかり 中高生8~10時間推奨
テストや受験日が近くなると深夜まで勉強がちだが、睡眠を減らすとマイナスの影響の方が大きいようだ。パラマウントベッド睡眠研究所(東京都江東区)の木暮貴政所長は「睡眠が短いと、試験当日に風邪を引いてしまったり、試験中に眠気に襲われたりと悪影響の方が大きい」と指摘する。 厚生労働省は昨年12月、適切な睡眠を取るための指針改定を議論する検討会で、米国睡眠医学会が中学・高校生には8~10時間の睡眠時間を推奨しているとして、日本も同じレベルの睡眠時間を確保するのが望ましいと報告した。 ただし、総務省の調査(2021年)によると、15~19歳の平日の平均睡眠時間は7時間32分にとどまり、8時間に満たな
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教員の休職深刻化 過剰な業務に心が疲弊 文科省、抜本解決示せず
「心の病」による教員の休職が深刻化していることが2022年度の文部科学省調査で明らかになった。近年は新型コロナウイルス予防や新たな教育課題への対応を迫られる場面が増え、過剰な業務が要因とも指摘される。同省が推進する学校の働き方改革は不十分。メンタルヘルス(心の健康)を保つ有効な対策は、まだ示せていない。 「帰宅すると何も手に付かず、週末は起き上がれなかった」 関東地方の公立小に勤める50代教諭は昨春、積み重なる業務に苦悩していた。学年全体の運営方針、給食のコロナ防止策、校外学習に向けた外部調整-。ベテランとして責任があると焦った。若手ばかりで気軽に相談できる同年代が少ないため、孤立した
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外国人定員枠設定、公立高2割止まり 今春入試、指導体制不安… 対応に地域差
全国の2024年春の公立高校入試で、外国人生徒へ特別選抜による定員枠を設ける学校が2割にとどまることが3日、共同通信の調べで分かった。文部科学省は各教育委員会に定員枠の設定を求めているが、入学後の指導体制の不安などから地域や学校によって対応に差があり、狭き門となっている。近年、外国籍の子どもは増加しており、専門家は「高校進学でつまずくと、正規雇用に苦労する傾向が強い。きめ細かい支援が必要だ」と指摘する。 各都道府県教委などによると、外国人生徒向けの定員を設けるのは、全日制と定時制の延べ計約3880校のうち25都道府県にある約750校。ただ定員については「若干名」から具体的な募集人数を示す学
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学校行事を紙面化、表現力磨く 浜松・春野中、ワークシートで読解力も向上
浜松市天竜区春野町の春野中はNIE実践指定校となり2年目の本年度、学校行事を振り返る新聞の作成に取り組んだ。生徒たちは写真と記事で1枚の紙を埋める作業を通じ、体験や感想を生き生きと表現する力の向上につなげている。 「見出しは短く、インパクトがあるようにしないと」「写真はここに貼ろうかな」-。2年生が総合学習の時間を活用し、11月に開かれた学習発表会「黎明[れいめい]祭」の様子をつづっていく。2時間ほどすると、一点物の新聞をほぼ完成させる生徒の姿もみられた。 昨年4月以降、職場体験や陶芸体験などの学校行事を振り返る機会として新聞作りを重ねてきた。「春野の魅力新しく発見」「とても緊張した
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生き方は千人千通り(蔭山昌弘/スクールカウンセラー)【思春期の心 支える力 受験④】
一流企業と言われる会社で頑張って働いていた教え子が、うつ病と診断されました。妻子のある40代です。「ある日突然会社に行けなくなってしまい、医者に診てもらったのですが、うつ病と言われ入院しました。自分は高校も大学も会社も一流と言われるところに頑張って入ったのですが、会社の中での出世争いに心が折れてしまったみたいです。今は、家族と一緒に心の休まる毎日を送りたいと思うようになりました」と退院後に話してくれました。 一流大学、一流企業に進むことによって「幸せ」が得られると考える風潮はまだ強く残っています。だから親はわが子を小学生の時から学習塾に通わせ、少しでも偏差値の高い学校に行かせたいと思うので
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不要な子ども礼服 地域で有効活用 無料でレンタル 家計負担軽減へ 掛川・城北地区まちづくり協
掛川市の城北地区まちづくり協議会が、入学式や卒業式などで使う小学生用フォーマル服の貸し出し事業を始めた。小中学生の保護者から着用機会がなくなった服を集め、セレモニーで必要な地区住民に無料でレンタルする。資源の有効活用に加え、貧困家庭をサポートする狙いもある。 事業は同協議会女性部が発案した。利用日の3~5日前に貸し出し、着用10日後までにクリーニングを済ませて返却する仕組み。地区の小中学校で2023年秋から、参観会などの機会を利用して保護者に賛同を求めてきた。すでに男女計約30着のフォーマル服とドレス、リボンなどが集まり、城北小校区の住民に利用を呼びかけている。 小学校の式典に限らず、
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静大3.8倍、静岡県立大5.2倍 国公立大2次試験、出願最終日の志願倍率【2024年・静岡県内一覧表PDFあり】
文部科学省は、国公立大2次試験の出願最終日となった2日、午前10時現在の志願状況を発表した。志願者数は前年同時点より2877人多い38万9962人で、募集人員に対する倍率は同じ3・9倍だった。確定した志願者数と倍率は20日に発表する。 静岡県内の国公立2次試験の倍率と志願者数は、静岡大3・8倍(5882人)、浜松医科大4・8倍(624人)、県立大5・2倍(2295人)、静岡文化芸術大4・8倍(1183人)、県立農林環境専門職大1・7倍(20人)。 静岡文化芸術大デザイン学部の前期は4・4倍で公立大前期の中で10位、県立大看護学部の後期は35・8倍で同後期の中で1位だった。 静岡県内の国
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「人のため思い研究」 ノーベル賞受賞 大村博士 伊東で講演
2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大特別栄誉教授の大村智博士(88)がこのほど、伊東市観光会館で開かれた市文化講演会(市教委主催)で講話した。伊東ゆかりの細菌学者・北里柴三郎博士(1853~1931年)や自身の研究について、約850人の聴衆に伝えた。 大村博士は、伊東市川奈のゴルフ場周辺で採取した土から見つかった微生物を元に、寄生虫感染症の特効薬を開発した。講演では山梨に生まれ、研究者として歩み始めるまでの人との関わりなどを紹介。「薬で人のためになるようなものを見つけたいと、絶えず思いながら研究を続けた」と心境を語った。 北里博士は伊東町(現伊東市)に別荘を構え、地域の発展
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はごろも教育研究奨励賞 受賞団体、個人 71件決定
公益財団法人はごろも教育研究奨励会(後藤康雄理事長)はこのほど、優れた教育研究を行い、顕著な実績を挙げた学校や教職員に贈る第38回はごろも教育研究奨励賞の受賞団体、個人を決定した。166件の応募から学校賞11件、グループ賞11件、個人賞49件の計71件を選んだ。 受賞団体、個人は次の通り。 【学校賞】稲取高、磐田南高、静岡北特別支援学校、静岡大付属幼稚園、伊豆熊坂こども園、御殿場南小、静岡松野小、浜松気賀小、伊東門野中、静岡長田西中、浜松佐鳴台中 【グループ賞】金谷高、磐田東中・高、聖隷クリストファー中・高、清水特別支援学校、静岡大付属幼稚園、下田稲生沢小、函南桑村小、浜松与進北小、静
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不登校でも学びを メタバースで支援 静岡県教委が24年度 授業視聴システム構築/アバターで交流空間も
静岡県教委は2024年度、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用した不登校児童生徒の支援策に着手する方針を固めた。不登校の子どもが増加傾向にある中、フリースクールなど学校以外の施設にも通えていない小中学生に多様な教育の機会を提供する。24年度当初予算案に関連費用として約2千万円を計上する。1日までの関係者への取材で分かった。 不登校は全国同様、県内でも年々増加していて、社会課題として対応が求められている。県教委が特に問題と位置付けているのが、学校以外の学びの場にもつながっていない子どもの多さ。県内では不登校の小中学生のうち約3割が、フリースクール、市町が設置する教育支援センターのい
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児童に土下座させる 宿題忘れ 静岡・庵原小の教諭
静岡市清水区の市立清水庵原小(佐野記透校長)の女性教諭が、宿題を忘れた児童3人に対して、他の児童がいる教室内で土下座させていたことが1日、関係者への取材で分かった。 関係者によると、児童3人は宿題を期限までにできなかったため、担任の女性教諭から呼び出され、期限を延ばす見返りとして土下座をするよう求められた。一連の出来事を間近で見ていた他の児童が保護者に相談するなどして分かった。土下座した児童や見ていた他の児童に対する心のケアを続けているという。 同校では2月上旬に従来から予定した保護者会で経緯を説明する。
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静岡県私立高入試 平均倍率2・34倍、聖隷クリストファー4・94倍、浜松学院・普通4・72倍
静岡県私学協会は31日、静岡県内私立高の2024年度入試の志願状況を発表した。全日制39校の志願者は2万7294人。募集定員1万1640人に対する平均志願倍率は2・34倍で前年度から0・08ポイント下がった。 倍率が最も高いのは聖隷クリストファー・普通の4・94倍。浜松学院・普通の4・72倍、浜松学芸・普通の4・52倍と続いた。学校別の志願者数は藤枝明誠が最多の1431人で、次いで磐田東の1421人、浜松学院の1321人だった。中高一貫校の不二聖心女子学院、静岡雙葉、静岡聖光学院は原則中学入試のみで、高校の募集はしていない。 学力検査と面接を2月6、7の両日に行い、16日に合格発表を行う
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沼津地区の県立高校の在り方検討 全体構想策定へ議論
沼津地区の県立高の在り方を検討する地域協議会沼駿地区沼津部会が31日、沼津市で開かれた。長期計画に盛り込まれた沼津西と沼津城北の再編をゼロベースで見直すことを受け、地域の県立高のグランドデザイン(全体構想)を来年度初めにも策定する方針を確認した。 これまでの会合で挙がった意見を「学びの変革」「地域との連携」「教育基盤の確立」の大きく3項目で整理。委員からは人工知能(AI)や情報通信技術(ICT)が進む現代社会に対応し、「データの分析力や判断力を育てる教育を」との意見や、「実学の垣根を越えた学校も考え方の一つ」との声が上がった。 池上重弘県教育長は「グランドデザインに盛り込む点を共有できた
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教職員懲戒処分相次ぎ 静岡県教委が臨時校長会 初動対応マニュアル、年内共有へ
静岡県教委は31日、1月に6件の教職員懲戒処分が生じたことから、臨時校長会をオンラインで開いた。池上重弘教育長は、職場関係者からわいせつ事案の報告を受けていながら対応を怠った校長も処分したことを挙げ「極めて重大な事態。児童生徒の人権を守る責任者としての自覚を持ってほしい」と訓示した。わいせつ事案があった際の初動対応マニュアルを作成中で、年内に学校現場と共有する方針を明らかにした。 女子生徒2人にわいせつ行為をした県立高の実習助手は29日、免職処分となった。わいせつ行為の報告を文書で受けた校長は当時、確証が持てないうわさと認識し、事実確認や県教委への報告をしていなかった。池上教育長は「校長の
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返済不要の奨学金 受給者募集 沼津市教委 4月大学入学者対象
沼津市教委は1日から、4月入学の新大学生(短大を除く)を対象に返済不要の奨学金を支給する「育英奨学生」の募集を始める。 市内在住の学業優秀者が対象で、成績や世帯の所得を参考に選考する。支給額は年間12万円で最大4年間。募集は上限10人で7月下旬に結果を通知する。 応募締め切りは4月5日、他の奨学金との併用も可。必要書類を市教委学校管理課に郵送、または直接提出する。 問い合わせは同課<電055(934)4805>へ。
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静岡県教委、教諭ら6人を懲戒処分 わいせつの実習助手免職、事実確認怠った校長減給
静岡県教委は29日、教諭ら6人を懲戒処分にしたと発表した。このうち県立高で女子生徒2人にわいせつな行為を行った30代男性の実習助手を免職、教員から報告を受けていながら事実確認を怠った50代男性の校長を減給10分の1(2カ月)にした。 実習助手は2019年7月から12月までの間、勤務校の女子生徒にわいせつな行為をし、20年1月には別の女子生徒にもわいせつ行為を行った。聴取に対し「1人には恋愛感情を抱いていた。生徒へのわいせつ行為で懲戒免職となった事例を聞くたび、内心びくびくしていた」と話したという。 卒業生から情報提供を受けた教員が23年4月、校長に文書で報告した。だが校長は確証が持てない
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あいさつや鉛筆の持ち方 入学前に練習 海外ルーツの子ども 静岡市葵区でプレスクール
静岡市教委は27日、4月に小学校に入学する「外国につながる子ども」を対象にしたプレスクールを同市葵区の特別支援教育センターで開いた。中国やフィリピンなど海外にルーツがある子ども30人が参加し、学校生活を体験した。 子どもたちは部屋に集まり、日本語指導の教諭からあいさつや椅子に座る姿勢を学んだ。ボランティアの県立大と常葉大の学生からのサポートも受け、友達への自己紹介や鉛筆の持ち方も練習した。保護者に対しては、市教委職員が学校で必要な費用や中学卒業後の進路、相談窓口を紹介した。 プレスクールは対象の子どもが学校生活を円滑に始められることを目指し、2022年度から実施している。全3回で、2月は
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親子でおもちゃカフェ、沼津にオープン 木製で癒やし ママの「あったらいい」を実現
木のおもちゃで遊べるカフェ「SOWERS(ソワーズ)」がこのほど、沼津市五月町に誕生した。母親2人が子育て中に思い描いた「こんな場所があったらいい」を実現。親も子もゆっくり過ごし、楽しみを見つけられる場所として地域に根付きつつある。 93平方メートルの店の約半分を占めるキッズスペースに、スペインの玩具ブランドの人形や岐阜県の木工作家が手がけた手押し車など30種類以上の木製おもちゃを置いた。「木に触れるとリラックスできる」と店主の松浦梨菜さん(31)=同市=。木組みのロフトも子どもに大人気。レイアウトを工夫し、カウンター席はキッズスペースを見守ることができる配置にした。 松浦さんと高校時
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地域活性に新発想、中高生がアイデア競う 静岡で大会、4チーム全国へ
静岡県内の中高生が地元企業とタイアップして地域課題の解決や新たな魅力創出につながるアイデアを競う「静岡カップ」の最終選考が28日、静岡市葵区で開かれ、18校22チームが独創性豊かな案を披露した。常葉大付属常葉中「バルーン」とクラーク記念国際高静岡キャンパス「MITOM」が共にグランプリに輝き、準グランプリ2チームと一緒に全国大会に進む。 静岡県内の学校と企業が協働して地方創生や人材育成を目指す「一般社団法人シヅクリプロジェクト」の主催。1次選考を通過した生徒たちは、発表の仕方や内容に磨きをかけ、この日に臨んだ。 NTT西日本と組んだ静岡市立城山中「ピポン」はアドリブを交えながら、同社の
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袴を寝押しする習慣 皺伸ばし 手入れ欠かせず【近現代 学校制服考⑨】
高等女学校(以下は高女と略称)に通う女子生徒たちの多くが、毎晩寝る前に行っていた生活習慣がある。袴[はかま]を布団の下に敷く「寝押し」と呼ばれる行為だ。全国高等学校の記念誌の明治時代から昭和戦前期までの回想録には、「寝押し」に関する記述が多く見られる。 鳥取高女(現・鳥取西高校)では明治34(1901)年に木綿の海老[えび]茶袴を穿[は]くようになった。そして明治38(05)年から袴の裾上3寸(約9センチ)ぐらいのところに白線を入れたが、これが鳥取高女の伝統と矜持[きょうじ]のシンボルであった。その頃の生徒によれば、「皺[しわ]になり易い木綿の事とて、毎日霧を吹き叮嚀[ていねい]に畳みて、
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氷と雪の世界たんけん 先住民の家どうつくる?【親子の本棚 学校司書 えりすぐり】
寒い朝、水たまりやバケツに氷が張っているとワクワクします。今月のテーマは「氷」。北極圏には、氷と雪でつくった家があるそうです。地球上のさまざまな場所に生まれる氷を研究した中谷宇吉郎の伝記も紹介します。 「『イグルー』をつくる」 木も育たない厳しい自然環境の北極地方では、かつて先住民のイヌイットが氷と雪でできた家「イグルー」で暮らしていました。この本では、今でも猟の時にイグルーをつくるトゥーキルキーさんがつくり方を見せてくれます。 まずは場所を探すところから。いいところを見つけたら、8キロから12キロの雪のブロックを一つ一つノコギリで切りだしていきます。それをドーム型になるよう組み立てま
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演奏や踊り交え、「パパ」が絵本読み聞かせ 静岡市清水区でイベント
静岡市清水区の清水中央図書館は27日、子育て経験のある男性で結成された読み聞かせユニット「パパ’s絵本プロジェクト」によるイベントを同館で開いた。 同ユニットが楽器の演奏や踊りを交えながら絵本を読み聞かせた。参加者はクイズに答えたり、体を動かしてリズムを取ったりしながら親子で一緒に絵本を楽しんだ。 イベントは2003年から実施していて、今回で16回目。今年は感染症対策のための人数制限を撤廃し、コロナ禍前の規模で実施した。
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国内外の大学が入試に活用「国際バカロレア」 概要まとめ【国際バカロレアとは? 静岡県内の導入校、全部取材しました①】
国際バカロレア認定校の加藤学園暁秀高(沼津市)の美術の授業 国際的な大学入学資格が得られる「国際バカロレア(IB)」。耳にする機会が増えたが、いったいどんなものなのか。文部科学省からの委託で普及啓発を担う組織「IB教育推進コンソーシアム」事務局への取材を元にまとめた。(取材は2024年1月) 誕生の経緯 国際バカロレア(IB)はNPO「国際バカロレア機構」(本部=スイス・ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラム。当初は外交官をはじめ国境をまたいで働く人の子どもらを対象にしていた。どんな国にいても質の高い教育を提供し、国際的に汎用(はんよう)性のある大学進学資格を確保
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導入歴20年超 加藤学園暁秀中・高(沼津市)【国際バカロレアとは? 静岡県内の認定校、全部取材しました②】
静岡県内でいち早く国際的な大学入学資格が得られる「国際バカロレア(IB)」を導入した加藤学園暁秀中・高(沼津市)。仕組みや授業の様子を取材した。(取材は2024年1月) どんな仕組み 中学・高校のバイリンガルコースでIBを導入している。学校教育法で定める学校(一条校)として国内で初めてIB認定校となった。基本的には日本の学習指導要領で定められた内容を、国際バカロレアの授業展開で扱っている。多くの授業を英語で行う「英語イマージョン教育」も特徴。 MYP(Middle Years Programme・中1から高1)は2000年に認定校となった。国語、歴史、保健体育、一部数学と音楽の授業
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幼小中高一貫で認定 静岡サレジオ(静岡市清水区)【国際バカロレアとは? 静岡県内の認定校、全部取材しました③】
幼稚園から高校まで一貫して「国際バカロレア(IB)」認定校となった静岡市清水区の静岡サレジオ。仕組みや授業の様子を取材した。(取材は2024年1月) どんな仕組み 幼稚園、小学校、中学校、高校でIBを導入している。2022年に学校教育法で定められた学校(一条校)として国内で初めて、幼稚園から高校まで一貫したIB認定校(園)となった。いずれも日本の学習指導要領(幼稚園は幼稚園教育要領)を満たしながら、世界的な教育法のIBで授業を行っている。 PYP(Primary Years Programme)は幼稚園と、小1から小4までの年代で実施。「私たちはどのような時代と場所にい
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幼稚園で導入 エンゼル幼稚園(長泉町)【国際バカロレアとは? 静岡県内の認定校、全部取材しました④】
国際的な教育プログラム「国際バカロレア(IB)」。学校での導入が多い静岡県内で、幼稚園として認定されている長泉町のエンゼル幼稚園で活動内容を取材した。(取材は2024年1月) どんな仕組み 2020年にIBのPYP(Primary Years Programme)認定園となった。幼稚園教育要領改訂(18年4月施行)の審議が進む中、AIの進化などを踏まえて園内の教育課程を再検討し、世界的に認められる教育法の導入を決めた。 PYPは決められた活動はないため、IBの理念に沿って活動を生み出す必要がある。同園ではIBの理念に則して、幼稚園教育要領を実践する。四つのユニットからな
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学生に100円朝食 静岡県大生が提供 管理栄養士目指す有志6人、レシピも考案
静岡県立大草薙キャンパス(静岡市駿河区)の食堂で23~26日、管理栄養士を目指す食品栄養科学部の2年生有志6人による「朝食を食べようプロジェクト」が行われた。普段朝食を取らない学生にも食べる習慣をつけてもらおうと、学生が調理したおにぎり2個と汁物のセットを1食100円で提供した。 学生は日替わりで健康テーマを設定し、レシピを考案。「免疫力向上」の日にはサケ、ワカメ入りのおにぎりとキノコのみそ汁、「貧血予防」の日は高菜とヒジキ入りのおにぎりとホウレンソウと卵のスープを提供した。午前8時から9時まで各日50食を用意し、いずれも完売で好評だった。友人と食べに来た同学部4年の光川晴香さん(22)は
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シニア世代がコロナ禍の孫育て学ぶ 浜松市浜名区引佐
浜松市浜名区引佐町の市引佐支所で25日、子育てに関わるシニア世代を対象にした「孫育てセミナー」が開かれた。市内の高齢者や子育て世代など30人がコロナ禍の子育てに必要な知識を学んだ。 わんぱくキッズクリニック(同市中央区)の野田昌代院長が講演した。野田院長は、日常的なマスクの着用が子どもの発達に及ぼす悪影響や、リモートでのコミュニケーションによる感情の共有の難しさなどを紹介。「家族で触れ合う時間は大事。子どもをしっかり抱きとめて思いを伝えてほしい」と呼びかけた。 セミナーは同区の児童発達支援センター「根洗学園」が主催した。聖隷クリストファー大看護学部の学生8人も参加し、子どものいる家庭での
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男性育休、手取り10割に 静岡県独自支援へ 中小企業の取得促す
静岡県は2024年度、中小企業の男性従業員が育児休業を取得した場合、手取り収入が実質10割になるよう独自の支援金を支給する方針を固めた。男性の育休取得を促すとともに、育児中の家庭の経済的負担を軽減させるのが狙い。24年度当初予算案に関連費用として1千万円超を計上する。25日までの関係者への取材で分かった。 国は25年度から、育休給付を拡充して手取りを実質10割にする制度を始める。国に先駆けて取り組むことで少子化対策につなげ、仕事と子育てを両立できる環境づくりを推進する。 対象は中小企業に勤める男性従業員。14日間以上の育休取得を条件とし、給付日数は最大28日間とする方向で最終調整している
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地域の誇り醸成へ 教育のあり方議論 沼津市教委が会議
沼津市教委は25日、地元の教育のあり方について議論する総合教育会議を市役所で開いた。頼重秀一市長と奥村篤教育長、教育委員4人が、子どもたちが地域に愛着や誇りを持てる環境作りについて話し合った。 市は昨年実施した市制100周年事業の文化関連イベントを説明。教育委員からは「他地域から移住した親や若者が沼津の魅力を知る機会が必要」「市民文化センターのさらなる利活用を」など、芸術文化の醸成や地域資源の活用方法を述べ合った。 不登校の児童、貧困世帯、児童虐待の現状のほか、子どもの貧困や子育て支援の内容も確認した。制度の活用のしづらさ、子どもが困った時に行ける「第三の場所」の必要性をはじめ、現場目線の意
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全中「悔いなく頑張る」 浜松市教委 激励会 出場5選手抱負
浜松市教育委員会は24日、全国中学校体育大会冬季大会に出場する市内5選手の激励会を中央区の市教委で開き、宮崎正教育長が各選手にエールを送った。 スキー競技(スラロームなど)には積志中3年小西莉朴さん、静大付属浜松中2年串田有さん、北部中1年笹野天汰さんが臨む。いずれも岐阜県や群馬県で練習を重ねていて、串田さんは海外遠征にも参加した。スケートは西部中3年稲勝莉子さんがフィギュア、蜆塚中2年熊谷颯介さんがスピードスケートに出場を予定。ともに市内と愛知県の練習場で技を磨いている。 5人とも雪上、氷上での練習機会確保に努力していて、串田さんは「時間が限られる分、一本一本集中して取り組んでいる」と説明
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部活なくても「サッカーしようぜ」 掛川大東・大須賀に地域クラブ 中学生に競技継続の機会
掛川市教育委員会と市スポーツ協会、掛川サッカー協会は4月、市南部の大東・大須賀地区に新たな地域クラブとしてサッカークラブを創設する。市と市教委が進める部活動改革の一環。地元の中学校にサッカー部がなく競技継続を諦めざるを得なかった生徒の声に応えて、クラブ活動を楽しめる環境を整備する。 市教委は2026年夏までに市内全中学校の部活動を廃止し、地域団体が展開する地域クラブに移行させる方針を示している。サッカークラブの創設は地域移行の先行モデルとの位置付け。市教委によると、県総合体育大会など中体連の大会にも出場可能で、市スポーツ協会が管理・運営を担い、地元スポーツ少年団のコーチが指導に当たる。
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じゃんけんおじさん介抱 土屋君(長田西小5)の行動に謝意 善意に小さな親切実行章
「小さな親切」運動県本部は23日、自宅近くで倒れている男性を見つけ、声をかけて気遣いながら寄り添ったとして、静岡市駿河区の長田西小5年土屋ヒカル君(11)に「小さな親切」実行章を贈った。 倒れた男性は、毎朝、同校の校門の前に立ってあいさつとじゃんけんをして見守り活動に励み、「じゃんけんおじさん」の愛称で子どもたちに親しまれていた鈴木竹重さん。土屋君は昨年11月7日早朝、自宅の窓から倒れている鈴木さんを発見。「大丈夫ですか」と声をかけ、肩を貸して一緒に学校へ向かった。しかし、鈴木さんは途中で再び倒れ、車で様子を見に来た土屋君の母親が鈴木さんを自宅まで送迎したという。 同校で行われた贈呈式で
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静岡県職員採用 早期試験に農業土木追加 理系学生の受験増目指す
静岡県は2024年度の職員採用試験(大卒程度)で、6月の定期試験より早い4月に実施する「早期試験」の対象職種に、新たに「農業土木」を追加する。志願者数が減少傾向にあり、理系や技術系の学生が受験しやすい環境を整えて人材確保につなげる。 早期試験は4月に1次試験を実施し、6月に最終合格者を発表する。23年度に土木、建築、薬剤師の3職種に導入した。理系人材は民間企業との競合が特に激しいため、日程や試験内容を柔軟に設定し、受験者の負担を減らす。早期試験と定期試験の併願も可能。 県人事委員会事務局によると、23年度に早期試験を導入した職種は申込者数が大幅に増加し、前年度に比べ受験倍率が上がった。合
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小学校給食に金属片が混入 静岡市の児童、けがなし
静岡市教育委員会は22日、同市駿河区の中田小で同日提供された給食の麦ご飯の中に縦約10ミリ、横約13ミリの金属片が混入していたと発表した。2年の児童が米を食べようとすくい上げた際に気づいたという。児童にけがはなかった。 市教委によると、麦ご飯は同市が主食を委託する県学校給食会の指定業者が炊飯調理し、食缶に詰めて納品したもの。この業者がほかに提供している市立学校33校で異物の混入は確認されなかった。食缶に破損はみられなかったことから、製造工程を確認するなどして原因や混入経路を調べるよう、県学校給食会に要請したという。 23日以降の給食については製造工場で食缶に詰める前の目視点検を強化するな
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常葉大浜松キャンパス 駅南へ移転発表 浜松市と用地売買仮契約
学校法人常葉大学(静岡市)は22日、JR浜松駅南口近接地(浜松市中央区)の市有地を取得し、常葉大浜松キャンパス(同市浜名区)を移転すると正式に発表した。建設地は高砂小跡地(約9800平方メートル)で、学生と教職員を合わせて2千人近くが中心街周辺に移転する計画。同法人と市は同日、用地売買に関する仮契約を締結した。移転で学生の交通利便性向上、若者の県外流出抑止、中心街周辺のにぎわい創出などの効果が期待される。 現浜松キャンパスの経営、健康プロデュース、保健医療の3学部と大学院健康科学研究科の教育研究活動を原則継続するほか、市民向けの公開講座を開催したり、図書館や食堂、体育館の市民利用を可能にし
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国公立大2次試験の願書受け付け開始 静岡大でも記入漏れなど確認
国公立大の2次試験の願書受け付けが22日、各大学で始まった。受験生は13、14の両日に実施した大学入学共通テストの結果を基に志望校を選んで願書を提出する。締め切りは2月2日。 文部科学省によると、出願を受け付けるのは国立82校の397学部、公立93校の214学部で、募集人員は計約9万8千人。国立49校の142学部と公立24校の56学部は、共通テストの結果で門前払いする「二段階選抜」を予告している。 2次試験の日程は前期が2月25日から、後期が3月12日以降。中期日程は3月8日以降に実施される。 静岡大静岡キャンパス(静岡市駿河区)では22日朝、17通の願書が届いた。担当者が開封し、記入
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放置竹林解消へ一役 小笠北小児童が竹灯籠作り 2月に展示
菊川市嶺田の小笠北小6年生が22日、市内の放置竹林で伐採された竹を使った竹灯籠作りに挑戦した。参加した36人は真剣な表情で竹に穴を開け、自分だけの作品を完成させた。 放置竹林の解消に取り組む市民団体「たねあかり」のメンバーらが指導した。児童は竹にキャラクターや鏡餅など好きな絵柄の紙を竹に貼り付け、絵に沿って電動ドリルで穴を開けた。花柄を選んだ粕谷一華さん(12)は「ドリルの刃の太さを決めるのが難しかった。きれいにできてよかった」と話した。作業後、同団体の塚本隆男さん(72)が放置竹林による土砂崩れなどの危険性を語り、地域が抱える問題を児童に伝えた。 制作した竹灯籠は2月22日から24日ま
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浜松西高「新ソング」制作 創立100周年 作詞作曲へ本格始動
浜松西高(浜松市中央区)創立100周年記念事業実行委員会は、事業の一環で「新スクールソング」を制作する。作詞作曲を担当するOBで作曲家の佐藤賢太郎さん(42)がこのほど、同校を訪れ、生徒会役員ら生徒9人とミーティングを行った。 同校の「応援歌」を新たにスクールソングに生まれ変わらせようと、オーケストラ曲や合唱曲の作曲編曲をはじめ、人気ゲーム「ファイナルファンタジー」などゲーム音楽の編曲でも知られる佐藤さんに曲作りを依頼した。 佐藤さんは事前に全校生徒に向け、曲に入れたい言葉などのウェブアンケートを実施。ミーティングでは吹奏楽部や弦楽部の活動状況や、音楽授業の様子などを直接聞き取り、曲のイ
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学問や芸術で活躍「アタミ・ジュニア・グランプリ」 小中高生を表彰
熱海市青少年健全育成市民会議(野田正身会長)は21日、市内の小中学生、高校生の功績をたたえる「アタミ・ジュニア・グランプリ」の表彰式を同市のMOA美術館で開いた。学問、スポーツ、文化芸術、奉仕など各分野で活躍した61個人10団体を表彰した。 スポーツ大会や新体力テスト、漢字・英語検定、書道・絵画コンクールなどで好成績を収めた児童生徒が表彰の対象になった。野田会長は能登半島地震で活動する災害ボランティアの存在に触れ「社会や他人のために貢献できる人になってほしい」と呼びかけた。同会議名誉会長の斉藤栄市長が児童生徒に表彰状を手渡し「さまざまな分野で輝く皆さんを誇りに思う。自信を持って活動を」とさ
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焼津に10代集まる「居場所」 駅前通り商店街に今夏開設 アトリエ、映画館…地元学生アイデア続々
焼津市でコミュニティーづくりなどに取り組む一般社団法人「トリナス」が7月をめどに、焼津駅前通り商店街にフリースペースを開設する。中高生らが自習したり、遊んだり、地元住民と交流したりできる「10代の居場所」となるよう想定している。21日には地元の小学生から大学生が予定地に集まり、改装を前に施設のアイデア出しをした。 フリースペースは、焼津青年会議所の事務所として使っていた区画。建物は2階建てで商店街に面したスペースをはじめ、奥には和室、会議室がある。トリナスの土肥潤也代表理事が昨年末、事務所のオーナーである市内企業から購入した。向かい側にはトリナス運営の「みんなの図書館さんかく」があり、名
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社説(1月22日)離婚後の共同親権 DV対応に万全を期せ
政府は離婚した父母のどちらか一方が親権を行使する単独親権のみを認める現行法を見直し、父母双方が合意できた場合は「共同親権」を可能にする民法改正案を、26日召集の通常国会に提出する方向で調整に入った。共同親権を巡っては、ドメスティックバイオレンス(DV)が続きかねないと懸念する声がある。子どもにとって最善の環境を築くという原点を確認しながら、慎重に議論を進めなければならない。 法相の諮問機関・法制審議会でまとまった改正要綱案の原案では、父母が合意できなければ家裁が共同か単独かを判断する。離婚に際し共同親権を選ぶと、進学や就職、医療など子の今後に多大な影響を及ぼす事柄について、子と暮らす同居親
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本から始まる交流拠点創出促進 長泉町、出版取次大手・日販と協定へ
出版取次大手の日本出版販売(日販)が、本を柱にしたまちづくりを長泉町で展開する。人と文化の交流拠点を創出し、町内に多い子育て世代を中心に、世代間の交流を通じて地域の活性化を目指す。同社は近く、町と包括連携協定を結ぶ。21日までの関係者への取材で分かった。 全国の書店数が年々減少傾向にあるなど出版業界の変革期の中、同社として初めてとなる自治体との協定締結で、地方での商機発掘を図る。人口増が続く同町での取り組みをモデルケースに、将来的には本を生かしたまちづくりを全国に広める考えだ。 同社と町は昨年9月、同町のJR下土狩駅前広場を対象に、本によるにぎわい創出のための社会実験を行った。同社の子
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静岡県内通信制高 高まる需要 通学型、自宅学習型… 多様な学び「社会の要請」 学業以外で能力発揮も
不登校の児童・生徒が増えていることなどを背景に、静岡県内で通信制高校の需要が高まっている。柔軟な教育環境により、学業以外で力を発揮する生徒もいる。 通信制高校は、自宅学習を中心としたリポート提出や面接、テストなどで74単位以上を修得すれば卒業できる。県教委などによると2023年度に公立の静岡中央、県が認可した私立狭域通信制のキラリに通う生徒総数は2642人(23年5月1日時点)、5年間で約400人増えた。2校のほかに全国展開するN高など他県認可の私立広域通信制の参入も相次いでいて、こうした学校を含めて中学卒業後に6%ほどが通信制に進んでいる。 「さあ、エクセルを開いて」「分からない人いる
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伊豆の国市の高校生 アメリカの友好都市生徒とオンライン交流
米カリフォルニア州マリーナ市と昨年夏に友好都市提携を結んだ伊豆の国市は20日、両市の高校生10人による2度目のオンラインミーティングを伊豆の国市役所で開いた。伊豆の国市の生徒たちは前回よりもレベルアップした英語を披露しつつ、異文化を学んだ。 両市の生徒は事前に、昨年行った初回のミーティングの感想や互いの町の紹介などを記した手紙を交換。2度目の交流は身ぶり手ぶりを交えて英会話を楽しんだ。マリーナ市の生徒からは「どんな種類の犬を飼いたいか」「将棋にはチェスのような戦略があるか」などの質問が寄せられ、伊豆の国市の生徒も相手に積極的に質問した。 参加した岡本里桜さん(16)は「手紙を交換したので
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学ぶ喜び 実現するために【思春期の心 支える力 受験③】
学ぶことは本来喜びです。分からなかったことが分かる喜び、できなかった問題が解けていく喜び。受験勉強では勉強が喜びだなどとはなかなか思えませんが。 奈良時代には日本語に母音が八つあったらしいとか、宇宙の果てを探ることで地球の生い立ちを発見することができるなど、さまざまなことに疑問を抱き、考え、分かっていく。学ぶ醍醐味[だいごみ]と喜びは身の回りに限りなく潜んでいます。 学ぶ喜びをどうしたら子どもたちに伝えられるかと、先生方は、教材を考え、教え方を工夫しています。ところが、そうした学校での取り組みがどんなに面白く興味を引くように行われても、入学試験では、大学入学共通テストに見られるように、短
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笑顔で頬張り「再開うれしい」 長泉、学校給食センター復旧工事完了
長泉町学校給食センター内の電柱が物損事故で倒され停電していた問題で復旧工事が完了し、同町教育委員会は19日、町立小中学校全5校で給食の提供を再開した。児童・生徒は年明け以降初の給食を味わった。 南小6年の真野帆加さん(12)は久しぶりに給食を味わい、「再開してうれしい」と笑顔を見せた。担任の浜村征雄教諭(33)は「中止を残念がる子もいた。給食は食育につながるので、復旧してよかった」と安心した様子だった。 クレーン付きトラックによる物損事故は5日に発生した。停電で調理や洗浄ができず、約4300食分の給食が用意できない状態が続いていた。町教委は18日まで、おかずを持参するよう保護者に依頼して
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能登地震で被災の受験生、静岡大が入学検定料免除へ
静岡大は19日、能登半島地震で被災した受験生について、入学検定料を免除または返還する特別措置を講じると発表した。一般選抜や大学入学共通テストを課す学校推薦型選抜など、今後の入試で適用する。 志願者本人か学資負担者が被災した場合、申請を受けて対応する。22日から受け付けを始める出願手続きに関しても、インターネットでの出願や書類の郵送ができない場合はメールやファクスでの提出を認め、在籍校の調査書や卒業証明書などの提出についても、困難な場合は出願期間終了後の提出でも可とする。合格した被災者の入学料や授業料についても免除する独自の制度があり、申請があれば対応していく方針。 大学入試シーズンは13
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友好のホタテ「おいしい!」 北海道森町→静岡県森町へ 給食のシチューに児童笑顔「プリプリ」
森町の森小児童は19日、友好町の北海道森町が全国の学校給食に無償提供したホタテを使ったシチューを味わった。学校を代表して5年1組の児童32人が北海道森町の岡嶋康輔町長とオンラインで交流し、ホタテシチューの感想を伝えた。 岡嶋町長が「皆さんが食べてくれることを漁師さんや加工会社は喜んでいる。ぜひ、楽しんで食べてほしい」と呼びかけると、児童を代表して太田怜斗君(10)が「肉厚のホタテをおいしくいただきます」と答えた。 児童は大きなホタテが入ったシチューを笑顔でほおばった。森月旭杜君(10)は「プリプリだった」、中村綸さん(11)は「柔らかくておいしかった」とそれぞれ感謝した。教室には、森町の
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三島を「絵本のまち」に 読み聞かせ推進、手軽に親しむ 市が方針
三島市はこのほど、市総合教育会議を開き、来年度から「絵本のまち」のブランド化に取り組む方針を示した。心の豊かさや潤いの醸成につながる絵本が身近にある環境を整え、市が目指すウェルビーイングなまちづくりを進める。 同市は、児童文学作家の故小出正吾さんらを輩出した。現在も宮西達也さんら多くの絵本作家が活躍し、家庭文庫や読み聞かせ活動も盛んという。「絵本のまち」として市内外に発信し、市民の精神的な充実や地元愛の向上を図る。 市は取り組みの柱として、読み聞かせの推進や絵本に親しむまちづくりを掲げた。従来の読み聞かせ活動をさらに活発化させ、地元商店に絵本箱を設置してもらい、絵本が手軽に楽しめる環境整
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静岡人インタビュー「この人」 高校生主体のイベントで企画運営を担う 青嶋さくらさん(静岡市駿河区)
静岡県内の高校生が21日にホテルグランヒルズ静岡(静岡市駿河区)で開くイベント「静岡探究コレクション」の実行委員として、昨年10月から準備を進めてきた。上級生として積極的に企画運営を推進する。静岡商高3年。17歳。 ―どんなイベントか。 「探究学習の成果を発表したり、ダンスや合唱、各校の制服を披露する『制服ランウェイ』をしたりと、約10の企画を予定している。県内の18校から集まった約40人の実行委員は、学校や学年の枠を超えて協力してきた。当日は高校生千人を集めるのが目標で、SNSを使ってPRしている。訪れた人も企画側もわくわくするイベントにしたい」 ―なぜ実行委員になろうと思ったのか。
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不登校でも「学校」に行かせるべき?⑦ しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
不登校やその受け皿になっているフリースクール、私立通信制高校をテーマとして取り上げ、「学校」に行かせるべきか、行かせなくてもいいのかを考えてきました。学校教育の本来の役割や意義が浮き彫りになっています。今回も引き続き、キュレーターや読者の意見を紹介します。障害のある子のいる保護者からも投稿が寄せられていて、不登校問題の多様な背景が垣間見えています。 友人との時間 損失どう補うか キュレーター 高木有加さん(長泉町) 1男1女の母。ママ防災塾マモルマムズ代表。レンタルスペース「ママとこどものヒミツキチmorisbase」の管理人。ミッションは「孤独な子育て、ダメ、ぜった
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ネット依存判定 受検低調 子ども指導 システム利用を 静岡県教委 教員らに呼びかけ
インターネット利用の低年齢化が進む中、県教委が提供しているインターネット依存度判定システムの利用が低調だ。2022年度に利用した県内の児童生徒は全体の1割に満たなかった。県教委は学校や家庭でのシステムの利用を呼びかけていて、「判定結果を生かして児童生徒の指導や家庭のネット使用のルール作りを進めてほしい」としている。 同システムは子どものネット依存に対する懸念の高まりを背景に、県教委が手軽に自身のネット利用をチェックしてもらおうと21年度に運用を開始した。県教委のウェブサイトから誰でも受検できる。約50問の設問に答えると、ネットの使い方の再考が必要な「中リスク」や、早急な改善が必要とされる「
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静岡県内公立高校、合格発表は「ウェブのみ」に 掲示板取り止め
春の風物詩が見られなくなる―。3月の県内公立高入試の合格発表について、県教委が各校での合格者番号一覧の掲示を取りやめ、ウェブサイトのみにすることが17日、分かった。新型コロナウイルス禍で人の密集を避けるため、県教委は2021年3月の合格発表時から校内掲示に加え、ウェブを併用してきた。 今年の合格発表は3月14日正午。今年は中学を介さず、結果を確認した受験生は各高校に合格通知書を直接受け取りに行く。学校周辺の混雑や交通トラブルを防ぐ目的があり、本県以外でもウェブのみの公表に切り替えた地域があるという。 高校教育課の担当者は「掲示板の前で合格を喜び合う生徒の姿が見られなくなるのは寂しいが、安
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静岡県内18施設で学年、学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は17日、県内の高校、小中学校18施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計267人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 下田市1施設77人、東伊豆町1施設6人、沼津市1施設14人、御殿場市1施設9人、富士宮市2施設15人、富士市2施設44人、静岡市清水区1施設12人、焼津市2施設20人、磐田市1施設9人、掛川市1施設9人、浜松市中央区5施設52人
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県立高の状況共有 富士地区で協議会 県教委
富士地区の県立高の在り方を検討する地域協議会が17日、富士市の県富士総合庁舎で始まった。県教委をはじめ、富士、富士宮両市の行政や学校、産業界の関係者ら約30人が、教育環境の状況変化や課題を踏まえて地区の現状を共有した。 協議会事務局は同地区の特徴として、普通科の数や私立高に進学する生徒の割合が比較的多いことなどを説明した。他の地区と同様に生徒数は減少傾向で、中学の卒業生は約15年後に35%減る見通しという。 委員からは、地場産業など地域課題を踏まえた人材育成を求める意見などが上がった。「専門性が高まる高校では、たとえ少人数でも学びたいことが学べることが必要」「創立時の精神や目に見えない校
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自然の中での保育 体験会参加者募集 静岡市葵区・森のたまご
静岡市葵区玉川地区を拠点に野外での保育活動などを進めている「自然保育 森のたまご」(野沢さやか主宰)は、5月から始まる短時間預かり型保育に向けた「親子体験会」の参加者を募集している。 同団体は「自然の中で子どもたちの自主性に任せた保育を」と、2019年に活動を開始した。短期間預かり型保育では、同区在住で保育士資格を持つ鈴木由美さん(40)と後藤歩美さん(32)が、子どもたちを見守りながら自然環境を活用したさまざまな取り組みを行う。 親子体験会は1月19日と2月2、16日、3月1、8日、4月12、19、26日の午前9時半~午後1時。2024年度に3歳になる幼児と保護者が対象で、参加費150
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特別賞に高1で逝去、焼津の中野さん 浜松やらまいか文学賞 優秀賞に茨城の石井さん
全国の高校生を対象にした「第2回浜松やらまいか文学賞」(静岡新聞社・静岡放送後援)の審査結果がこのほどまとまり、優秀賞は、いじめやセクハラなどの問題に触れながら、高校生の乙女心を表現した茨城県のS高3年石井彩音さんの「不毛な恋」が選ばれた。 特別賞は2017年に高校1年で亡くなった焼津市の中野祥太朗さんの作品が選ばれた。 文学賞は、浜松市内の文学愛好家らでつくる「浜松文芸フォーラム」(河原みち代代表)が若者に文学の関心を高めてもらおうと主催した。河原代表は「自分の気持ちを文字で表現する機会をつくってほしい」と話した。
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静岡県内10施設で学校・学年・学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は16日、県内の高校、小中学校10施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計314人確認され、学年閉鎖、学校閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。沼津市の高校は患者数が157人となり、学校閉鎖した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 下田市1施設4人、東伊豆町1施設14人、沼津市1施設157人、三島市1施設47人、富士宮市1施設9人、湖西市1施設26人、浜松市浜名区1施設8人、同市中央区2施設28人、同市天竜区1施設21人
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静岡県内3小学校で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は15日、県内の小学校3校でインフルエンザに感染したとみられる患者が計19人確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 下田市1施設7人、東伊豆町1施設8人、浜松市天竜区1施設4人
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大学入学共通テストが終了 静岡県内2会場で試験時間を繰り下げ
大学入学共通テストが14日、終了した。静岡県内では1万4324人が出願し、21会場で受験した。2日目は理科(物理、化学、生物、地学)の基礎科目に4512人、専門科目に5962人、「数学1」「数学1・A」に1万423人、「数学2」「数学2・B」などに9498人が受験した。 同日午前、磐田市のJR東海道線の線路付近で火災が発生し、電車が遅れた影響で、浜松市中央区の静岡文芸大、浜松医科大の2会場で最大50分、数学の試験開始を繰り下げた。受験生471人に影響が出た。
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受験生「家族の協力で」本番舞台に 感染症へ警戒切らさず 大学入学共通テスト1日目
大学入学共通テストが、13日、始まった。新型コロナウイルスは5類に移行したものの、感染状況が警報レベルに達したインフルエンザやコロナ拡大への懸念は今も残る。静岡県内の受験生は感染予防に苦心した日々を乗り越え、支えてくれた家族への感謝を胸に大一番に臨んだ。 清水東高3年の鈴木優さん(18)は「昨年末に弟がインフルエンザにかかった時、親の計らいで弟と自分を隔離してくれたから、今日無事に本番を迎えられた」と話す。同高3年の宇野真帆さん(18)は学校や塾以外はできるだけ外出を控え、「家族もなるべく人混みにいかないよう気を使ってくれた」という。静岡城北高3年内野梨歩さん(18)も、家族でワクチンを接
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失敗乗り越える力育んで 鈴木のりたけさん作「大ピンチずかん」 親子で楽しめて大人気
しゃっくりが止まらない、先生にお母さんと言ってしまった-。誰もが経験するようなハプニングをユーモアたっぷりに紹介し、シリーズ累計100万部を突破した大人気の絵本「大ピンチずかん」(小学館)。作者の鈴木のりたけさん(浜松市出身)は「失敗しても、自分で乗り越える力を育んでほしい」と思いを込める。 絵本は子どもが体験しがちな「大ピンチ」を、レベルの大きさやなりやすさ(発生しやすさ)で分類し図鑑風に収録。対処法や類例も紹介する。 例えば、ジュースの紙パックの差し口にストローが全て入り込んだ「ストローがとれない」は「大ピンチレベル5」、「おべんとうをわすれた」は「レベル72」。 「ストロー」
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子どものネット利用、年代上がるほど依存リスク増 静岡県教委、判定システム 暴力など深刻な影響も
静岡県教委がまとめた児童生徒の2022年度インターネット依存度判定システムの結果によると、小学生、中学生、高校生と年代が上がるにつれてネットの依存リスクが高まる傾向が明らかになった。「朝起きることができない」「学校成績の低下」など影響が深刻なケースもあり、県教委は子どものネット利用に対する点検を各家庭に呼びかけている。 同システムは、子どものネット依存に対する懸念の高まりを背景に、県教委が手軽に自身のネット利用状況をチェックできるようにと21年度に運用を始めた。県教委のウェブサイトから約50問の設問に答える形式。「リスクなし」、ネットの使い方の再考を必要とする「中リスク」、早急な改善を必
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大学入学共通テスト 静岡県内21会場、1万4324人受験
本格的な入試シーズンの幕開けとなる大学入学共通テストが13日、全国の668会場で始まった。出願者は49万1914人で、静岡県内では昨年より556人少ない1万4324人が21会場で臨む。来年からは新学習指導要領に対応して教科・科目が再編されるため、6教科30科目で実施する最後の共通テストとなる。 静岡市駿河区の静岡県立大での試験会場では開始直前まで、受験生が参考書を読み込む姿がみられた。新型コロナウイルスの5類移行に伴い、マスクの着用は個人の判断に委ねられていて、外している受験生も一定数いた。 13日は地理歴史・公民、国語、外国語で、英語はリスニング試験もある。出願者のうち、高校などを今春
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大学入学共通テスト 静岡県内1会場で再開テスト 英語リスニング
大学入試センターは13日、大学入学共通テストの英語リスニングを実施した668会場のうち47会場で再開テストを行ったと発表した。 再開テストは機器の不具合や落下、問題冊子の異常などで中断した際に行う。全国で55人が対象となり、52人が受験した。県内では浜松市中央区の浜松医科大(浜松日体高試験場)で1人が対象となり、再開テストを受けた。
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赤ちゃん寝かせる環境整えたい 窒息事故を防ぐ対策大切(静岡県こども家庭課)【親子の相談室】
問 現在、妊娠8カ月です。初めての妊娠・出産なので分からないこともありますが、経験のある友人の話を聞いたり、雑誌やインターネットなどで情報を集めたりしながら、生まれてくる赤ちゃんを迎えるための環境を整えています。産前休業に入り、いよいよ準備も大詰めです。今は、ベビーベッドを用意した方が良いかどうかなど、赤ちゃんを寝かせる環境をどうしようかパートナーと悩んでいます。どうしたらよいでしょうか。 答 これから生まれてくる赤ちゃんのために安全対策を考えているのですね。赤ちゃんを寝かせる環境を整える際の注意点として、就寝時の窒息事故を防ぐ対策が大切です。就寝時には、柔らかい寝具に顔が埋もれてし
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入学前に「日本の学校」体験 焼津市教委がプレスクール 外国ルーツの子対象
焼津市教育委員会の教育センターは、今春に小学校入学を予定している外国にルーツを持つ子どもたちを対象に、日本語や学校生活を体験する「プレスクール」を行っている。昨年12月から今年3月中旬まで7回の講座を開き、給食や掃除などの体験を通じて日本の学校ルールの習得を目指す。 2回目は13日に大井川南小で行い、子どもたちは同センターのコーディネーターから母語の大切さについて学んだ。フィリピンやブラジル、ベトナムにルーツを持つ子どもたち11人とその保護者が参加した。 コーディネーターは母語の重要性について説明し、海外で暮らした自身の経験を紹介しながら、母語をマスターすることで第2外国語をスムーズに習得で
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不登校でも「学校」に行かせるべき?⑥ しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
不登校の子の受け皿になっているフリースクールや私立通信制高校に関して取り上げ、前回からキュレーターや読者の意見を掲載しています。子どもが不登校を経験している保護者からも投稿が寄せられ、「不登校」をどのように捉えるのか、切実な思いや葛藤が伝わってきました。今回もフリースクールや学校の在り方についての意見を紹介します。 義務教育の意義 考えるきっかけ キュレーター 寺子屋たっちゃんさん(静岡市) 私学教育に携わり50年超の人情家。「人は多士済々」。ことし後期高齢者となる まず学校はなぜあるのか? について考えてみましょう。 1 社会的生活を営む上での基礎を学ぶ(国
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13日から共通テスト 静岡県内出願者数1万4389人
大学入学共通テストが13、14の両日、実施される。全国では約49万人が668会場で臨む。静岡県内の出願者数は前年度より633人少なく1万4389人。新型コロナウイルス感染症の法的位置付けが5類に移行して初めての共通テストで、受験生のマスク着用は義務ではなくなった。 13日は地理歴史・公民、国語、外国語の試験がある。14日は理科と数学を実施する。来年の共通テストから教科・科目が再編されるため、6教科30科目で実施する最後の試験となる。 感染症にかかり、治っていない人は受験できず、27日からの追試験の対象となる。過去3回の追試会場は全都道府県に設けられたが大幅に縮小し、今回、県内の受験者が追
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特支卒業後も学びの場を 4月、静岡に「福祉型大学校」複数開校
静岡市内に2024年4月、特別支援学校高等部を卒業した障害のある人などが社会で必要なスキルを身につける「福祉型大学校」が複数開校する。特別支援学校卒業生の主な進路は就職だが、コミュニケーションが円滑に進まずに、職場でトラブルが生じたり早期に離職したりしてしまうケースも少なくない。進路の選択肢を増やすとともに、適応力を養うことが狙い。 障害ある人、進路に選択肢 対人スキルや認知機能養う 同市駿河区馬渕には、教育や福祉分野の勤務経験が豊富なスタッフ4人が中心となり「カレッジまどか」を開く。毎週月曜から金曜と一部土曜に、認知機能や社会性を養うトレーニング、性の健康や安全を学ぶ性教育のほか、家政
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未来の税務、お任せあれ! 城南静岡高3人が税理士試験科目合格 1日4時間勉強、夢へ一歩
静岡市駿河区の城南静岡高の簿記部員3人が、昨年8月に実施された本年度の税理士試験でそれぞれ1科目ずつ合格した。3人は税務や会計にかかわる職業に就くことが将来の目標だといい、夢の実現へ一歩前進した。 3年の高木要さん(18)が財務諸表論(合格率28・1%)に、2年の太田紗由実さん(17)と海野花音さん(17)が簿記論(同17・4%)に合格した。3人は1日約4時間勉強に励み、合格をつかみ取ったという。 試験は必須や選択など11科目あり、計5科目に合格して実務経験を積めば税理士になれる。高木さんは昨年度の試験で「簿記論」に合格済みで「高校在学中に2科目合格できてうれしい。大学進学後は会計士を
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パン祖のパン祭 伊豆の国で13、14日 高校生コンテストに全国20校182点応募
伊豆の国市で13、14の両日に開かれる第18回パン祖のパン祭を主催する実行委員会はこのほど、プレス発表会を市役所で開き、概要を説明した。メインイベントの「全国高校生パンコンテスト」には、全国20校から182点の応募があった。書類審査を通過した22人が当日の実技審査に進む。 コンテストは地産地消(高配合・低配合)、食事パン(高配合・低配合)、カリフォルニア・レーズン、手仕込みの計6部門で作品を募集した。出場者は13日に同市のパン店「ベケライ・ダンケ」で実施する実技審査に進み、14日に同市の韮山時代劇場でプレゼンと表彰式を行う。静岡県勢で実技審査に臨むのは伊豆中央、富士、静岡農の各校の1、2年
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ラグビー楽しい!浜松の保育園で教室 静岡ブルーレヴズ
浜松市中央区のてんとうむし東山保育園で10日、ラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズの育成普及スタッフによるラグビー教室が開かれた。年中、年長園児15人がラグビーの面白さに触れた。 元選手の小池善行さん(44)と藤井達也さん(32)が講師を務めた。園児は列になり、ラグビーボールを頭上や股の間から前後につなぐゲームで楕円(だえん)球の感触をつかんだ。タックルの練習にも挑戦し、スタッフが持つコンタクトバッグにめがけて、思いっきりぶつかった。 年長の加藤政葵ちゃん(6)は「初めてボールに触った。タックルが楽しかった」と目を輝かせた。ラグビーボールが同園にプレゼントされ、藤井さんは「今日のこと
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長泉に電子図書館、24年度開設へ 子育て世代ニーズ合わせ児童書中心
長泉町が県内の町として初となる電子図書館を2024年度に開設することが9日までに、同町への取材で分かった。第1段階として、町が重視する子育て世帯が利用する分野に的を絞り、児童図書を中心に選書。場所や時間を問わずに本の検索や貸し出し、返却が可能になる。図書館の利便性向上と新たな利用者の開拓も視野に入れていて、町は近く正式発表する。 非来館式で、23年8月に開いた町民図書館のホームページ内に開設する方向。利用者は自身のスマートフォンやタブレット端末を活用することで常時接続できる。町は20代後半から40代前半をターゲットに想定し、「育児が忙しい」「図書館へ行くのが困難」という町内の子育て世代のニ
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静岡県内小中学校、冬休み明け初登校 新学期「勉強頑張り、成長したい」
浜松市、静岡市、沼津市など静岡県内の多くの小中学校で9日、冬休みが明け、始業式や校内集会が開かれた。今年の冬休みは17日間前後で、例年よりも少し長め。児童生徒はクラスで正月の思い出や新年の抱負を発表したりした。 浜松市浜名区の浜名小では、児童約690人が登校した。6年3組の教室では、子どもたちが算数などの宿題を提出。担任からの「休みの間は健康に気をつけて過ごせたか」といった問いかけにも元気よく応じていた。学級活動の時間になると、質問が書かれたますに止まりながらすごろく形式で冬休みの思い出を語り合うゲームに興じた。 始業式で校歌の伴奏を担当した袴田京徳君(12)は3学期の抱負について「ピア
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ブレザーで男女区別なく 袋井4中学の制服、統一デザイン発表 24年度から
袋井市はこのほど、2024年度から市内4中学校で統一する新制服のデザインを発表した。中学生と制服メーカーの意見交換や、小学生と保護者のアンケート結果などを踏まえて決定し、男女で区別をしないブレザータイプの制服を導入した。 市内の袋井、周南、袋井南、浅羽の4校は現在、男子が詰め襟の学生服、女子がセーラー服を着用している。しかし、機能性の課題や性の多様性を踏まえ、21年度から4校合同で新制服の検討を開始。市内小中学校の保護者代表や教員らによる「市制服選考委員会」を立ち上げ、意見交換を重ねてきた。 新制服は紺色が基調で、スラックスのみの「1型」とスカートとスラックスを選択できる「2型」を用意
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浜商野球部100周年で式典 名門復活へ、OBら思い新たに
静岡県内を代表する高校野球の伝統校、浜松商高(浜松市中央区)硬式野球部の創部100周年記念式典がこのほど、同区で開かれた。OBや学校関係者ら約130人が節目を祝うとともに、名門復活へ思いを新たにした。 同部は甲子園に春夏通算17回の出場経験を誇る。1978年の選抜大会で初優勝。夏は80、88年大会で8強入りを果たしたが、2000年を最後に甲子園から遠ざかっている。 式典でOB会・後援会の星井広幸会長は「伝統を重んじつつ、新しいスタイルを確立して甲子園を目指してほしい」とあいさつ。78年の選抜優勝に導いた当時の監督磯部修三さん、部長の船川誠さんの2人も登壇し「力をつけて強い浜商を作り上げて
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全国中学校体育大会(全中) 27年度から規模縮小を検討
日本中学校体育連盟(中体連)が全国中学校体育大会(全中)の規模縮小を検討していることが7日、関係者への取材で分かった。少子化に対応するための措置で、2027年度から実施競技や大会参加者数を減らす方針。大会運営の負担を軽減する狙いもある。 中体連は21年度に全国大会の改革を議論するプロジェクトを立ち上げ、少子化や暑熱、運営に携わる教員の負担などを協議している。
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静岡県内受験シーズン幕開け 公立高中等部、私立中で入試
静岡県内の公立高中等部と私立中で6日、2024年度の入学者選抜試験が始まった。新型コロナウイルス感染症の5類移行後初の受験シーズンに入り、3月まで高校や大学の入試が続く。今季の県内はインフルエンザの警報が出ていて、受験生は健康管理に万全を期して試験に臨む。 静岡県教委などによると、公立高中等部3校の受験倍率は清水南1・48倍(受験者数155人)、浜松西2・68倍(同375人)、沼津市立1・38倍(同110人)。初日は総合適性検査と作文を行い、7日に面接を実施した。結果は17日に郵送で通知する。県私学協会によると、県内の私立中は全27校のうち、26校の入試が6日に集中した。 静岡市清水区の
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園児のつぶやき集め半世紀「ねるってまほうだね」「くたびれちゃった」 静岡なかはら幼稚園 保護者「文集は宝物」
静岡市駿河区の認定こども園「静岡なかはら幼稚園」(浅場美千代園長)が、日々の生活の中で子どもたちが発する「つぶやきことば」を保護者とともに“採集”し続け、半世紀が経過した。年1回編集する文集「こころのめ」は第50集を数える。記録された言葉の数々は「保育や子育てをする上で大切な手がかり」(浅場園長)であり、保護者にとっても「かけがえのない宝物」になっている。 「おもしろいことは いいことなんだよ」―。第50集のタイトルになったこの言葉は、4歳11カ月(当時)の女児のつぶやき。お笑い芸人のまねをする女児に母親が「何でまねしているの」と尋ねると、こう答え、「みんながたの
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受験シーズン到来 「合格」にとらわれない【思春期の心 支える力 受験①】
受験シーズン到来です。この時期になると、中高生が不安を抱えて話しに来ます。 「勉強に集中できない」「友達は頑張っているのに自分はそこまで頑張れない」「落ちたらと思うと不安で仕方ない」「今の勉強のやり方でいいのかと不安になる」「些細[ささい]なことが気になって、どんどん不安になっていく」などと言います。 この時期に最も大事なことは集中力です。勉強の成果は、「集中力×勉強時間×勉強内容」です。その集中力を身に付けるのに最も大事なことが休息と睡眠、そして「受験を日常生活の延長」と考える心の持ち方です。 ある年の11月、高校3年生が授業後に声をかけてきました。「(ドスト
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浜松駅南、文教地区に 常葉大移転検討 専門学校も開校、若者集う街へ
静岡市の学校法人常葉大学が常葉大浜松キャンパス(浜松市浜名区)の移転先として検討していることが明らかになったJR浜松駅南側の駅南地区(同市中央区)。これまでは駅に近接する住宅地や商業地の色合いが濃かったが、2023年度に専門学校が新設され、別の専門学校も移転計画を表明するなど、教育施設が集まる文教地区へと移り変わる動きが加速している。常葉大浜松キャンパスの移転が重なれば、多くの若者が集う街として新たなにぎわいが生まれそうだ。 開校60周年を迎える浜松調理菓子専門学校(同市中央区)は23年11月、老朽化に伴う校舎の移転に加え、食を通じて子供から高齢者まで幅広い年代が交流できる場の構築を目指す
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常葉大浜松、駅南口に移転検討 高砂小跡取得へ手続き
静岡市の学校法人常葉大学が浜松市浜名区(旧北区)の常葉大浜松キャンパスについて、JR浜松駅南口近接地への移転を検討していることが31日までに、関係者への取材で分かった。市が売却先を公募した中央区(旧中区)の高砂小跡地の用地取得に向けて手続きを進めている。交通アクセスに優れた好立地とあって、移転が実現すれば、学生の利便性向上に加え、衰退する中心街周辺のにぎわい創出なども期待される。 旧高砂小は駅南口から南東へ約600メートルで、敷地面積は約9800平方メートル。閉校した2008年3月以降、10年以上にわたって跡地利用が課題になっていた。市は地元の要望を受け、教育機関を中心とした跡地利用策を探
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静岡県内の通信制高なのに? 「他県認可」授業料補助受けられず 専門家「公平性に問題」
不登校の子の受け皿として注目される静岡県内の私立通信制高校のうち、他県認可の学校に在学する生徒が県の授業料補助を受けられず、県が認可した私立の通信制や全日制の高校に通う生徒との間に格差が生じている。県は「財源に限りがある」と理由を説明するが、専門家は「公平性に問題がある」と指摘。県内の保護者などから負担軽減を求める声が上がっている。 「全日制と比べて行政の支援が少ないと感じる」。こう話すのは静岡市内にある他県認可の通信制高校に長女が通う保護者。2024年度に高校生になる次女も別の通信制高校に進学を希望していて「2人目は負担感が強い」と明かす。 県によると、年収に応じて国の支援金に上乗せ
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中学生に自分らしい髪形を 静岡県理容組合、冊子で提案
静岡県理容生活衛生同業組合(林敏也理事長)はこのほど、中学生向けに髪形を提案する冊子「好感度アップ 中学生ヘアスタイルセレクション」を発行した。2022年に生徒の生活指導の指針となる「生徒指導提要」が12年ぶりに改訂されるなど、校則の内容が近年注目される中、派手になりすぎずに個性を表現できる髪形をまとめた。 組合加盟店の利用客らをモデルに、髪質や量などに応じ、特別なセットが不要で大人からも好感を得やすいスタイルを複数掲載した。店と客の両者が理解しやすいようカットの工程を示したほか、くせ毛や眉毛に関するQ&Aも盛り込んだ。 県内約1400店舗で配布し、組合ウェブページでも閲覧できる。林理事
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部活顧問「断りたい人の力に」 現役教員、支援団体を設立
部活動は生徒も先生もやりたい人がやればいい―。浜松市西区の市立中学校教諭鴨剛太朗さん(49)が12月上旬、部活動の顧問を拒否したい教員を支援する職員団体「市対部活動問題ユニオン」を設立した。こうした団体は県内初とみられる。約20年の教員生活のうち、未経験の競技など10近くの部活で指導を担った鴨さん。部活が教員の多忙化の一因とみられ、各自治体が「地域移行」などの対策を探る中で「本来の仕事である教科指導、生徒指導に力を注ぎたいという人の力になる」と意気込む。 都内の大学を卒業後、大手保険会社に勤めたが、学生時代に塾講師のアルバイトをしていたときから英語を教えるのが好きだったこともあり、卒業した
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高校生の留学支援拡充 「探究活動」重視の人材育成へ 静岡県教委など24年度新事業
静岡県教委などは2024年度から、県内高校生の海外留学支援を拡充する。このほど、産学官連携組織「ふじのくにグローバル人材育成事業運営協議会」を発足させた。新型コロナウイルスによる行動制限が緩和された中で海外留学の意欲を高めてもらおうと、県教委が力を入れる「探究活動」を伴う留学プログラムを提供し、国際的な視野を持って地域課題の解決を担う人材育成を目指す。 県教委をはじめ、県国際交流協会、県経営者協会、ふじのくに地域・大学コンソーシアムなどが同協議会を立ち上げた。県教委の秋野薫教育政策課長は、海外展開する県内企業の多さを例に挙げ「外国との関わりが当たり前の時代になっている。進学や就職を見据え、
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元日にマラソン、ウオーキング大会 伊豆の国市 午前9時半から
伊豆の国市教育委員会は新年1月1日午前9時半から、第19回元旦マラソン&ウオーキング・ノルディックウオーキング大会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市の狩野川神島公園や長嶋茂雄ランニングロードの周辺で開く。 マラソンは1キロと2.3キロの2コース。ウオーキングとノルディックウオーキングは2キロを歩く。参加無料。受け付けは当日午前8時半から。問い合わせは市生涯学習課<電055(948)1461>へ。
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メタバース、匿名で中高生の参加募集 1月からVR体験プログラム
不登校の子を支援する一般社団法人「プレプラ」(京都府)は来年1月22日から2月18日まで、VR(仮想現実)を活用した居場所支援プログラム「ぶいきゃん」(全13回、いずれも夜間)を開く。不登校の中高生が自宅からメタバース空間に入り、社会参加実現に向けて自分の興味や関心が広がるさまざまな体験をする。定員は20人。参加無料。同法人が1月8日まで参加希望者を募集している。 参加者はゴーグルなど同法人が貸与するVR機器を使い、匿名の3Dアバターとして自宅から仮想空間に参加する。前半は世界の名所を再現した場所を探索したり、VRで活動しているクリエイターや過去の参加者の体験談を聞いたりする。後半は、前半
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浜松市教委 市立中制服 小中生アンケート 必要性認識も機能不満
浜松市教委が27日に公表した市内小学4~6年生と中学生、保護者を対象にした市立中学校の制服に関するアンケートの報告書によると、小中学生と保護者のいずれも約半数が制服の必要性を認識しているものの、機能性や実用性について不満があり、改善を求めていることなどが明らかになった。 制服の必要性を示したのは小学生64・8%、中学生49・2%、保護者67・6%。中学進学前の小学生は制服への期待感が高い一方で、実際に着用する中学生になると、不満が増加する傾向が浮き彫りになった。「制服の悪い点」について中学生は「動きにくい」(55・7%)、「暑さ寒さに対応していない」(34・7%)、「洗濯・手入れがしにくい
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小中学校95%ファクス使用 文科省調査、説明 「メールへ変更を」
全国の公立小中学校のうち業務にファクスを使用しているのは95・9%に上ることが27日、文部科学省の調査で分かった。政府は今月、業務効率化を図るため、2025年度までに学校でのファクス利用を原則廃止する方針を示した。同省担当者は「メールへの変更を促す」と説明している。 調査は校務のデジタル化状況を集計する目的で今年9~11月に実施。公立小中の9割に当たる約2万6千校が回答した。 文科省によると、外部とのやりとりで押印や署名が必要な書類がある学校は87・2%。教職員に対して紙での提出を求めている書類がある学校も95・5%に上った。 給食費といった学校徴収金を現金で集めるのではなく、口座振替
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千本小と第一小 暫定統合を 千本地区連合自治会 沼津市教委に要望
沼津市の第二中校区の小中学校再編を巡り、校区内の千本地区連合自治会は27日、来年度から複式学級の導入が見込まれる千本小を中学校区が異なる第一小に暫定的に統合し、複式化を回避するよう求める要望書を市教委に提出した。一部住民の反対で膠着(こうちゃく)化する再編議論に、地元から風穴をあける動きとなりそうだ。 小池正一会長が、連合自治会を構成する4自治会長と市役所を訪れ、原将史教育企画課長に手渡した。要望書は、全校児童58人と市内で最も少ない千本小児童に「集団で多様な考えに触れる機会を与えてほしい」とし、同じ中学校区の第二小ではなく、隣接する第一中校区の第一小との統合を求めた。統合に伴う教職員の適切
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スマホの基本 高齢者に指南 熱海高生が講師 市教委が教室初開催
熱海高の生徒がスマートフォンの扱い方に不慣れなシニア世代の講師を務める「超初心者スマホ教室」(熱海市教委主催)がこのほど、同市のいきいきプラザで開かれた。電源の入れ方やネット検索の方法、地図アプリの使い方など、基本操作を一から指南した。 熱海高パソコン部とボランティア部の1~3年生28人が講師を務め、60~92歳の受講生40人を教室に迎えた。スマホの機種によってボタンの位置や操作手順が微妙に異なる上、受講生の理解度もさまざま。生徒は受講生のそばに座り、質問に一つ一つ答えながら操作方法を教えた。特殊詐欺の疑いがある不審なメールの注意喚起も行った。 同教室は、生徒のキャリア教育と高齢者の学習支援
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高校教育 全体構想案示す 静岡県教委の小笠地域協、理念や方向性検討
静岡県教委は26日、県立高再編案を盛り込んだ第3次長期計画の再検討に向けた小笠地区の地域協議会第4回会合を掛川市富部の県総合教育センターで開き、事務局が第3回の議論を反映した同地区全体構想案を示した。掛川、御前崎、菊川の3市の教育関係者らが出席し、理念や方向性などについて検討した。 全体構想案は、理念に自律、多様性、持続可能性の3点を挙げた。学校の魅力化や人工知能(AI)やICTの活用、多様なコースの配置などを具体的な方向性として示した。教育基盤について、当面は大幅な生徒数の減少が見込まれないとし、中長期的視点で学校配置や規模を検討するとした。池上重弘教育長は横須賀高と池新田高の統合につい
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浜医大、静大など8国立大 国際競争力向上へ組織 1月発足
浜松医科大や静岡大、名古屋大など東海地域の八つの国立大学が2024年1月9日、連携組織「東海地域・国立大学連携プラットフォーム(C―FRONT)」を発足させる。東海地域全体の持続的な発展に貢献しつつ、大学群としての国際競争力の向上を目指す。同日に名古屋市内で各大学の学長らが出席する会合を開く。 同プラットフォームには浜医大、静大、名古屋大、岐阜大、愛知教育大、名古屋工業大、豊橋技術科学大、三重大で組織する。事務局は名古屋大と岐阜大の大学法人を統合した組織「東海国立大学機構」が務める。 同機構によると、同プラットフォームではそれぞれの大学の法人統合にはこだわらずに共同研究のテーマなどを探り
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いじめ検証へ県外第三者委 湖西市、元生徒側に回答
湖西市立中で2019年に発生したいじめの重大事態について、第三者調査委員会が今年5月に公表した報告書を巡り、市は25日までに、被害を受けた元生徒側が7月に提出した要望書への回答を文書で示した。調査委の手続きに対し、元生徒側が要望した県外の第三者による検証委員会を設置し、文部科学省のガイドラインに沿った調査ができていたかを検証する意向を明らかにした。 調査委は、市教委が21年に重大事態として認定したことを受け発足。今年5月に公表した報告書でいじめを認定し、学校や市教委の対応が不適切だったと結論づけた。一方、元生徒側は報告書に対する所見や市への要望書で、重大事態の調査方法を定めた文科省のガイド
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小学教員競争率 最低 5年連続、22年度試験2.3倍 中高も低迷
都道府県や政令指定都市の教育委員会などが2022年度に実施した公立小学校の教員採用試験競争率(倍率)は、全国平均で21年度より0・2ポイント低い2・3倍となり、5年連続で過去最低だったことが25日、文部科学省の調査で分かった。中高や特別支援学校などを含めた教員全体でも3・4倍で、最も低かった。 文科省は、大量採用時代の教員が退職を迎えて採用が増えたことなどを要因に挙げる。学校現場からは業務多忙化で教職を敬遠する学生が増えたとの見方がある。こうした状況が続けば教員不足や質低下につながり、中教審が働き方改革や給与改善による魅力向上の議論を進める。 自治体別では、小学校で最も低いのは秋田県と大
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「踊り」架け橋 国際交流 清水南高・中 ウクライナのバレエ団と交流
静岡市清水区の清水南高・同中等部は25日、1月7日に同市葵区の市民文化会館で行う公演などのため来日中のウクライナ国立バレエ団との交流会を開いた。同校の生徒計約50人が参加し、バレエ体験や座談会を通じて交流を深めた。 冒頭、ダンス部が同バレエ団のニキータ・スハルコフさんとカテリーナ・ミクルーハさんの前でダンスを披露すると、2人から「そのままでバレエ団と一緒に世界を回れるよ」などと感想が送られ、会場は和やかな雰囲気に包まれた。バレエ体験では基本の動きを2人が実演を交え指導した。 2人を囲み座談会も行った。ウクライナの文化やバレエについての質問が次々に飛び、2人が通訳を介して丁寧に答えていった
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保護者手作りのスケート場で最後の思い出 24年春統廃合、静岡の水見色小
静岡市葵区の水見色小で24日朝、保護者手作りのアイススケート場「山ばとリンク」が完成した。同小は2024年春に中藁科小や清沢小と統合されるため、最後の真冬の伝統行事となる。児童は白い息を弾ませて元気よく滑った。 保護者によるスケート場作りは、児童たちにスケートを体験してもらおうと50年余り続いてきた。ことしも保護者2人が同校敷地内で氷点下を観測した23日夕方から定期的に散水作業を行い、厚さ約1・5センチの氷がリンク内に張り巡らされた。 オープン初日は、同小全児童4人に加え、中藁科小や清沢小、地元の園児ら計7人が参加した。保護者や教諭が見守る中、子どもたちがスケート靴から伝わる氷の感触に歓
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多子世帯無償化 大学授業料、25年度から 対象は40万人
文部科学省は22日、2025年度から始める多子世帯の大学無償化制度を公表した。現行の高等教育の修学支援制度を拡充し、3人以上を扶養している場合は所得制限を設けずに授業料を減免する。新たな対象は約40万人で、必要経費は約2600億円を見込む。 現行制度は低所得層向けに20年度に開始。世帯年収約380万円未満を対象に、授業料減免と返済不要の給付型奨学金の支給をセットで実施し、24年度からは多子世帯や私立の理工農系学生であれば、年収約600万円までに広がる。 多子世帯は25年度から年収にかかわらず、入学金と授業料を減免。低所得世帯の上限額と同様に、国公立は入学金約28万円、授業料約54万円、私
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人気絵本の世界堪能 焼津・こども館 25日まで、読み聞かせや木の首飾り作り
焼津市栄町のターントクルこども館で25日まで、人気の絵本「ピーターラビットのおはなし」シリーズに関連した特別イベントが開かれている。来場した親子連れは、紙芝居の読み聞かせやオリジナルペンダント作りといった企画を体験し、イギリスの自然豊かな地方を舞台にした絵本の世界を堪能した。 1階のこども図書館「えほんと」では、ボランティアが同シリーズの紙芝居を読み聞かせた。子どもたちは配られたウサギの耳を模した帽子を着けて、紙芝居のストーリーにくぎ付けになっていた。 3階の焼津おもちゃ美術館「おもちゃこうぼう」では、木のペンダントを作るワークショップが開催された。参加者はサカキ、ヤマザクラなど四つの樹
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家庭での子どもへの関わり方 四つのポイント【思春期の心 支える力 不登校⑦】
家庭で子どもに関わるときのポイントを聞かれた場合、私は次の4点を話します。 まずは「にこにこ笑って子どもの話を聴くこと」。子どもは、親が向き合って話をしっかり聴いてくれると、自分を一人の人間として大切にしてくれているという安心感を抱きます。話を聴いてくれなかったり、途中で遮られたりすると、自分を受け入れてもらえないとの思いを抱きます。これが重なると、考えを話しても無駄だとか、自分は大事にされていないんだなどと思ってしまいます。だからまずは、ひとまとまり話を聴くことです。親が意見を言いたければその後で話し、さらに「あなたはどう思う?」と問いかけます。このやりとりが子どもに心の安定をもたらしま
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教員の精神疾患休職最多 22年度公立校6539人 文科省調査
2022年度に公立小中高校と特別支援学校で精神疾患を理由に休職した教員は、21年度より642人多い6539人で、過去最多だったことが22日、文部科学省の人事行政状況調査で分かった。全教員に占める割合は0・71%(140人に1人)となる。精神疾患で1カ月以上の病気休暇を取得した人を含めると1万2192人に上った。 近年の精神疾患休職は5千人前後で推移したが、20年度からの2年間で1300人以上増えた。業務の多忙化や保護者らによる過度な苦情といった要因が指摘されている。文科省は「深刻な課題」と受け止め、働き方改革などを推進する。 休職者の年代別は20代1288人、30代1867人、40代1
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さあ冬休み 静岡県内小中学校で終業式 受験生らに感染対策呼びかけ
静岡市、浜松市、沼津市などの小中学校で22日、終業式が開かれた。インフルエンザの警報レベルが継続する中、受験生を抱える中学校では冬休み中に体調を万全に整えた上で勉強するよう呼びかけた。 静岡市は多くの学校が冬休みは1月8日までと、例年よりも長め。同市葵区の安倍川中(冨田恭志校長)では学年ごとに集会を開いた。高校受験を控えた3年生は、冬休み明けの面接指導など進路関連の説明が中心。教員が自己PRの内容整理など、生徒各自が冬休み中に準備すべきことを説明し「長い冬休みを有効活用して」と力を込めた。各クラスでも「新型コロナウイルスなどの感染は受験勉強のリスク」と感染予防対策の徹底を求めた。3年の松本
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全国体力テスト 静岡県小5女子、中2男女が最低更新 コロナ期間の体力減戻らず
スポーツ庁が全国の小5と中2を対象に実施した2023年度全国体力テストについて、静岡県教委は22日、静岡県内公立学校分の結果を公表した。体力合計点の平均は小5女子と中2男女が2008年度の調査開始以来最低を更新した。新型コロナウイルス感染症は5類に移行されたが、休校や行動制限があったコロナ期間中に低下した体力が戻っていない状況が浮き彫りになった。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 全国 コロナ前水準届かず 運動機会がコロナ禍前の水準に戻ったことで、体力合計点はおおよそ下げ止まりの傾向を示したが、21年度からの低調は続いた。中2男女で全国平均を上回った一方、小5男女で全国平
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犬の食事管理アプリ考案 樋口さん(三島南高) ビジネス甲子園でグランプリ カメラで簡単に
三島南高3年の樋口樹音さん(18)=熱海市泉=がこのほど大阪府で開かれた全国高校ビジネスアイディア甲子園でグランプリを受賞した。携帯電話のカメラで食材を撮影すると犬が食べられるかどうか判別できるアプリを考案し「賞をもらってうれしいし、起業も意識するようになった。開発まで自分で手がけたい」と新たな夢を抱いている。 樋口さんは6月から飼い始めた愛犬に、食べていた果物を与えて良いか悩むことが多かった。毎回インターネットで検索し、適量を調べるのも大変だったことが着想のきっかけとなった。考案したアプリは愛犬の種類や体重などを登録して食材の写真を撮ると、適量などが分かる仕組み。愛犬の反応を残すメモ機
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不登校対策に分校設置を議論 島田市総合教育会議「受け皿必要」
島田市は22日、総合教育会議を同市役所で開き、不登校対策について染谷絹代市長や山中史章教育長、教育委員らが議論した。多様な学びの場の確保に向け、不登校に対応した分校や分教室の設置を求める意見が出た。 担当職員が市内の不登校児童生徒数の実態について説明。年々増加傾向で、2022年度は小中学校で過去最多の213人いたことを明らかにした。小学2~3年生、小学6~中学1年生の増加率が高い。原因は不安や無気力、学業不振、人間関係、進級時の不適応などが挙げられるという。 教育委員からは「学校に来ることができない子どもたちの受け皿を多く作る必要がある」「不登校の子どもたちは今の制度ではだめだと訴えてい
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沼津工高生「思い乗せ走る」 マイコンカーラリー全国大会へ
沼津市の沼津工高電子ロボット科3年の小林楓賀さん、平田伯さん、鈴木惺也さんが、27日から長野県で開かれるジャパンマイコンカーラリーの全国大会に出場する。 マイクロコンピューターを搭載した自立型ロボットがコースの白線を読み取りながら、自動運転によって走行してタイムを競う。3人は地区大会を突破。小林さんが知識と製作技術が試されるアドバンスドクラス、平田さんは規定に沿った製作条件で競うベーシッククラス、鈴木さんはロボットに装着したカメラでコースを読み取るカメラクラスで挑む。 3人は20日、沼津市役所に頼重秀一市長らを表敬訪問した。同地区大会を優勝で通過した平田さんは「仲間に支えられたロボット。
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クリスマスの本当の意味は? 静岡サレジオ高、校舎に映像制作 日常への感謝と平和祈る
静岡市清水区の静岡サレジオ高は21日、クリスマス会前夜祭を開いた。本来のクリスマスの意味を理解しようと、生徒会が中心となって映像を制作し、校舎に投影して鑑賞する「プロジェクションマッピング」を実施した。 カトリック系の同高では毎年クリスマス会を開いているが、今年は初めて前夜祭を企画した。同じ敷地内にある幼稚園、小中学校の子どもや保護者ら数百人が集まった。 映像は30分間で、消灯した4階建ての校舎の形に合わせて投影した。前半は聖母マリアの受胎告知や、キリスト生誕の場面をナレーション付きで紹介した。後半はサンタクロースやプレゼント、ツリーなどの映像を軽快な音楽と共に流し、児童生徒を楽しませた
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ヤマハ発動機 静岡県教委人材育成基金に100万円寄付
ヤマハ発動機はこのほど、静岡県教委の「ふじのくにグローバル人材育成基金」に100万円を寄付した。 同社の河合多真美モノづくり人財戦略部長が県庁で池上重弘教育長に目録を手渡した。同社は、同基金を使った高校生の海外インターンシップを海外事業所で受け入れているという。河合部長は「互いに『人を育てる』という同じテーマを持っているので協力していきたい」と呼びかけた。 同基金は個人や団体からの寄付金で運営し、高校生や教員の海外留学や海外研修に役立てる。2022年度末までに1626人が活用した。
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小5男子以外平均超え 静岡市教委 敏しょう性など優れる 体力テスト
静岡市教育委員会は22日、4~7月に小学5年と中学2年の男女を対象に実施した本年度全国体力テストの市平均結果を公表した。全8種目の体力合計点で小5男子は全国平均を下回ったが、小5女子と中2男女は全国平均以上だった。全体に敏しょう性と走る能力が優れる一方、握力が弱い傾向にあることが示された。 8種目の内訳は握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、20メートルシャトルラン(中学は持久走も選択可)、50メートル走、立ち幅跳び、ボール投げ(小学はソフトボール、中学はハンドボール)。 小5男子は敏しょう性と走る能力を調べる反復横跳びとシャトルラン、50メートル走の3種目で全国平均を上回ったが、それ以
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中2女子の体力最低、小5女子は横ばい 小中男子回復 23年度スポーツ庁調査
スポーツ庁は22日、小学5年と中学2年の全員が対象の2023年度全国体力テストの結果を公表した。50メートル走や上体起こしなど実技8種目を点数化した体力合計点は、中2女子が過去最低を更新。小5女子は横ばいだった。男子は小中とも回復したが、新型コロナウイルス禍前の水準には届かなかった。 22年度は小中の男女とも過去最低だったが、スポーツ庁担当者は「コロナ禍の収束で運動機会が増え、男子の体力改善につながった」と分析。女子については「運動の好き嫌いがはっきりと分かれる傾向にあることが影響した」とみている。 体力合計点(80点満点)の平均値は、小5男子52・6点、小5女子54・3点、中2男子41
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不登校でも「学校」に行かせるべき?⑤ しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
不登校の子どもの受け皿になっている静岡県内のフリースクールや私立通信制高校の関係者に3週にわたりインタビューし、一般の人にあまり知られていないフリースクールや通信制高校の活動状況や不登校の子の実情について話を聞きました。現在の学校教育の限界や制度の課題が浮き彫りになりました。今回はキュレーターと読者の意見を紹介していきます。 読者 ひまじんさん(磐田市)67歳 こんなことを言うと怒られそうだが、滋賀県東近江市長の発言を全面的に否定はできない。「義務教育ぐらいは受けさせたい」というのは親としての本音だからだ。 フリースクールを敵視するかのような彼の表現は問題だが、我々の年代はこういう
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沼津第二中校区 学区統合の代案挙がらず 市教委会合
沼津市教委は、第一中校区との統合方針が2021年に白紙化した第二中校区内の学校の適正規模・配置について、改めて意見を募る「学校の未来を考える会」の第2回会合をこのほど、市役所で開いた。児童数が市内で最も少ない千本小で複式学級の導入が来年度見込まれる現状を踏まえ、教育環境の改善策を募ったが、学区統合に代わる具体案は挙がらなかった。 自治会や校区内の第二中、第二小、千本小のPTA、未就学児の保護者らでつくる委員21人が議論した。統合により教育環境の改善を求める保護者からは、学校運営や行事が制約される小規模校の現状を懸念する声があった一方、統合で学校がなくなることを危惧する委員は「まちづくりや防
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採用試験で誤り、4人を不合格に 静岡県、浜松市教委
静岡県教委と浜松市教委は20日、2024年度の教員採用試験1次選考の採点にミスがあり、本来は合格だった受験者4人を不合格にしていたと発表した。対象者には謝罪した上で、2次選考(面接試験)を受けられるようにする。 県教委などによると、中学の数学教諭を目指す人を対象にした7月1日の筆記試験で、誤った解答例を使って採点した。正しい答えを選ぶ数学の問題で正解を二つとするところを、間違えて三つとしていた。 問題は県教委と浜松、静岡の両市教委が合同で作成し、共用していた。採点の誤りにより県教委実施の試験で2人、浜松市教委で2人が不合格となった。合格とした人が不合格となるケースはなかった。 12月1
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高校施設、災害時初動拠点に 自衛隊、静岡県教委に協力依頼文書
自衛隊静岡地方協力本部は20日、災害時活動拠点として県立高校活用の協力を求める文書を県教委に提出した。同本部は南海トラフ巨大地震に備え、初動で最適な活動拠点となる高校施設の確保を進める。 武田恭一本部長らが県庁を訪れ、池上重弘教育長に依頼理由を説明した。大型車両を止められる駐車場や簡易指揮所が設置できるグラウンド、隊員が休息を取れる体育館がある学校は初動の活動拠点として最適と指摘した。県立高校は県内全域にあり、耐震設備も整っているため、即時救援活動の効率化を期待できるとした。 今後、依頼に応じられる高校で調査を進めてリストップし、県の防災計画への反映を求める方針。自衛隊の初動訓練や防災教
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高校生留学支援 国の助成事業に 静岡県教委など産学官連携組織
静岡県教委などが参画する産学官連携組織による高校生海外留学支援事業がこのほど、文部科学省の助成事業に採択された。採択状授与式が18日、県庁で行われ、池上重弘教育長が文科省の担当者から採択状を受け取った。 文科省の「トビタテ!留学JAPAN新・日本代表プログラム」の拠点形成支援事業として2023年度、全国で3件が選ばれた。本県は、県教委や県国際交流協会、県経営者協会、ふじのくに地域・大学コンソーシアムなどで構成する「ふじのくにグローバル人材育成事業運営協議会」を立ち上げ、探究活動を伴う高校生の海外留学プログラムを提供する計画。文科省の助成は25年度までの3年間で、助成金と県教委の基金から留学
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指しゃぶりで歯並び心配 マウスピース型装置で改善も【歯の診察室】
問 40代女性。3歳7カ月の子どもが指しゃぶりをしていて、乳歯の前歯2本が前に出ています。矯正が必要かもしれないと心配です。また、指しゃぶりが続いた場合に、歯にどのような影響が出てしまうのでしょうか。 答 指しゃぶりのピークは1歳半~2歳頃で、吸啜[きゅうてつ]反射の影響で指を吸い始めて習慣化したものや、不安や緊張の解消、心理的欲求不満などが原因として挙げられます。3歳を過ぎると次第に指しゃぶりは減少し、5歳にはほとんどなくなります。そのため、指しゃぶりの頻度や強さにもよりますが、一時的に歯列・咬合[こうごう]不正が生じても、3歳頃にやめることができればその後の成長とともに改善してくるこ
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自転車ヘルメット、どうすればかぶる? 富士・吉原高生徒らワークショップ
自転車に乗る高校生のヘルメット着用率向上を目指す官学連携のワークショップがこのほど、富士市の吉原高で行われ、生徒や関連機関の参加者約20人が有効なアイデアを出し合った。 4月の道交法改正によるヘルメット着用の努力義務化を受け、若者への浸透を図るために企画した。同校生徒会役員のほか、市の担当者、富士署員、交通安全指導員、プロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」の選手らが小グループに分かれて議論した。 同校と富士市立高の生徒約1100人に実施した事前アンケートでは、ヘルメットをかぶっていない生徒が大半を占めた。理由は「みんなかぶっていない」が最も多く、「かっこ悪い」「髪形が崩れる」との回答
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そろばんの副教材 静岡市教委に寄贈 珠算2団体
日本珠算連盟静岡支部(沢田幸子支部長)と全国珠算教育連盟県支部はこのほど、小学3、4年生が算数の授業で使う副教材「たのしいそろばん」を静岡市教委に寄贈した。 市内82校の小学3年生に配布する。沢田支部長らが市役所清水庁舎を訪れ、赤堀文宣教育長に教師用を含む約5500冊を届けた。同教材はそろばんの使い方や指の動かし方、計算方法について絵を交えながらやさしく解説している。 学校教育の教材にそろばんを活用することで計算力や集中力を向上させることが目的。今年で13回目の寄贈となった。
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特別支援学校 教室不足解消、静岡県内道半ば 普通学校との「分離」見直しの声
障害のある子どもが通う特別支援学校の在学者数が全国で増加し、自治体や学校が教室の確保に追われている。県内も同様の傾向で、県教育委員会は施設整備を進めているが、教室不足解消は道半ばだ。他方、国際的には、障害の有無にかかわらず一緒に学ぶ「インクルーシブ教育」が主流に。「学びの場の分離を立ち止まって考え直すべき」と言う声は県内からも上がっている。 文部科学省によると、全国の小中高生などの数は減少する一方、特別支援学校の在学者数は年々増え、今年5月時点で計15万人余となった。県内は5060人で、約20年間で1・8倍になった。増加の大部分を占める知的障害は、2030年度頃がピークになると見込まれて
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子どもの頃から「適塩」慣れよう 静岡県の高血圧対策 給食試食会で保護者にも働きかけ
静岡県は高血圧対策の一環で、子どもの頃から適切な塩分量の食事に慣れてもらう「適塩キッズ育成事業」に乗り出した。家庭での取り組みが重要として、児童だけでなく保護者に対しても減塩や野菜摂取を働きかけるのが特徴だ。薄味の食事を意識付けることで、将来の生活習慣病予防につなげる。 静岡県の健康寿命は男女とも都道府県別で5位と「全国トップクラス」(県健康増進課)だが、脳血管疾患による死亡率の高さが健康課題となっている。県民健康基礎調査によると、1日当たりの食塩摂取量は男性が10・6グラム、女性が9・2グラム。いずれも国の目標(男性7・5グラム未満、女性6・5グラム未満)を上回り、日頃の食生活の適切な塩
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優秀教職員33人表彰 浜松市教委
浜松市教委はこのほど、本年度の優秀教職員表彰式を北区の市教育センターで開いた。学習指導、部活動、発達支援など各分野で模範的な取り組みをする33人に宮崎正教育長が賞状を手渡した。貝谷真紀子佐鳴台小教諭が受賞者を代表し、謝辞と今後の抱負を述べた。 被表彰者は次の通り。 【幼稚園】生熊真希(三方原)柴田めぐみ(北浜中央)坂本浩子(熊) 【小学校】石岡公香(相生)八幡美和(佐藤)森英仁(新津)大石広美(河輪)水元まり子(笠井)小栗志介(豊岡)川合弘志(伊佐見)木下香(和地)鈴木亨(村櫛)磯部真代(与進北)貝谷真紀子(佐鳴台)鈴木美智子(芳川北)梅村友之(舞阪)佐々木麻美(北浜)東条美里(北浜南)岡田
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不登校でも「学校」に行かせるべき?④ 関係者インタビュー【賛否万論】
不登校への対応は小中高校の発達段階で異なります。小中段階の民間の受け皿はフリースクールが中心ですが、高校段階は私立通信制高校が存在感を示しています。県内に拠点を置く私立通信制高校の一つ、つくば開成高静岡校のキャンパス長として不登校の子の支援に長年携わってきた鮫島功さん(50)に、中高生の不登校の実態やその背景、通信制高校の特徴などについて聞きました。 硬直化した制度に課題 鮫島功さん(私立通信制高キャンパス長) コロナ禍で不登校の子が増加しましたが、中高生の不登校の実態を教えてください。 「増加の原因は複合的ですが、コロナ禍で急増したのは、子どもが学校に行かないことに慣れてしまったり、
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若者が意見言える社会に 菊川で「サミット」 参画の場拡大模索、同じ目線で話し合い【NEXTラボ】
4月のこども家庭庁発足と同時に施行された「こども基本法」は、子どもが意見を言ったり、社会的活動に参画したりする機会の確保を基本理念に掲げている。少子化が加速し、社会の中で子どもや若者はマイノリティー(少数派)だ。未来を担う子どもの思いを社会に反映するには、大人の側はどうしたらいいだろうか。 11月中旬に菊川市で開かれた「わかもののまちサミット」。子どもや若者の社会参画の在り方を探ることを狙いに、焼津市のNPO法人わかもののまちが主催した。県内を中心に関東、北陸、関西地方から学生や若者支援団体、行政職員約200人が参加し、各地の活動を共有した。 議論されたのは子どもや若者の社会参画の場を
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静岡県内公立高中等部志願状況 清水南1・49倍、浜松西2・68倍
静岡県教委と沼津市教委は13日までに、県立清水南高と浜松西高、沼津市立高の各中等部について、2024年度入学者選抜の志願状況を発表した。 清水南は募集定員105人に対し、志願者は156人で倍率は1・49倍だった。浜松西は募集定員140人に対し、志願者は375人で2・68倍。沼津市立は募集定員80人に110人の志願があり、1・38倍だった。 3校の入学者選抜は、24年1月6日に総合適性検査と作文、7日に面接を行い、17日に選抜結果を郵送で通知する。
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ジャガイモ専門店開店 浜松・三方原小3年生、特産の馬鈴薯販売 15日まで
浜松市北区の三方原小3年生は13日、同校や地域の畑で栽培した特産の三方原馬鈴薯(ばれいしょ)を販売する「ジャガイモ専門店」を同区根洗町のファーマーズマーケット三方原店で開店した。 初日は3年2組の児童31人が店員を務め、「いらっしゃいませ」と元気よく客を呼び込んだ。社会科の授業でスーパーを見学した際に学んだ袋詰めの方法や、レジで客を待たせない工夫などを実践。地元農家のおすすめレシピや給食の人気メニューなども紹介した。 取り組みはキャリア教育の一環。傷などで販売できないジャガイモをプレゼントするなど、持続可能な開発目標(SDGs)も意識した。鈴木愛里彩さん(9)は「たくさんの人が買ってくれ
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北部4校と統合の島田第一小 児童らが新校舎見学 木のぬくもりたっぷり
島田市内の北部4小学校と島田第一小の来年度の統合による児童増に対応するため、改築した島田第一小の新校舎が11月末に完成した。統合に先立ち、児童らが12日、新校舎や新屋内運動場を見学した。 新校舎は鉄筋コンクリート造3階建て。現在の校舎に隣接し、延べ床面積は約6800平方メートル。昨年6月末に着工し、新屋内運動場と合わせた工事費は約24億4千万円。 電子黒板やプロジェクターを導入し、教育のデジタルトランスフォーメーション(DX)に対応する。校舎の採光や通風にも配慮し、統合する各学校の思い出の品を展示するメモリアルコーナーも設けた。段差などを解消し、バリアフリー化も進めた。玄関などには木材
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部活以外の習い事、中学生46%が経験 湖西市教委 部活巡る調査
湖西市教委は11日、中学部活動の地域連携や地域移行の在り方を議論する推進協議会の第2回会合を、同市鷲津の市民活動センターで開いた。市教委は、小5~中2の児童生徒とその保護者、小中学校の教員を対象に実施した部活動に関するアンケートの結果を報告した。 調査では、中学生の46%が部活動以外に地域での習い事やクラブチームなどでスポーツ・文化活動を行っていることが分かった。「部活動に入って良かったこと」を選ぶ設問(複数回答)は「活動が楽しい」や「友達ができた」などの答えが上位だった一方、「地域での活動で大切にしていること」を選ぶ設問(同)は「技術の向上」が最多となり、生徒が部活動と校外の活動に求める
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企業×地域資源 浜松・可美中生“斬新”新事業 浜名湖浄化/まつり屋台アルミ活用
浜松市南区の可美中はこのほど、地元企業と地域のリソース(資源)を掛け合わせて新たな事業やサービスを提案する取り組みの成果発表会を同校で開いた。県内学校が企業と連携して地方創生や人材育成を目指す「シヅクリプロジェクト」(事務局・一般社団法人シヅクリ)の一環。2年生の約130人が参加した。 四つのクラスごと浜松いわた信用金庫、ヤマハ発動機、エンケイ、中部電力パワーグリッドの4社と組み、7月から少人数グループに分かれて地域の探求活動を始めた。発表会では各社の担当者の前で、協力して練り上げたプランのプレゼンテーションに臨んだ。 ヤマハ発動機と連携したクラスの一部グループは、電動アシスト自転車や
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商店街駆け抜け、沿道から声援 水窪町で小中合同の持久走大会 浜松市天竜区
浜松市天竜区水窪町の水窪小と水窪中は10日、同町内で合同持久走大会を開いた。小中学生37人が商店街を往復するコースを懸命に走り、沿道の地元住民らから声援を浴びた。 水窪小近くの坂道の前からスタートし、小学生は1往復の約1・2キロ、中学生は2往復の約2・6キロを走り、全員完走した。 子どもたちの頑張る姿を見ようと、商店街には保護者のほか、地元のお年寄りも集まった。大きな拍手を送りながら「頑張れ」「腕をしっかり振って」などと応援した。 水窪中の加藤雅嗣校長は「頑張る子どもたちの姿勢を地元の方々に見てもらえるのはとてもうれしい。生徒の励みになっている」と話した。
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年長→小1進学円滑に 学びの基盤つくる「架け橋期」 掛川市教委、指定校で接続検証
幼児教育施設(幼稚園・保育園・こども園など)の年長の5歳児から小学1年生の6歳児にかけての2年間は、生涯にわたる学びや生活の基盤をつくる重要な時期だ。しかし、園と小学校では施設の種類が違うため学びが連続していなかったり、過ごし方が違ったりして子どもが戸惑いを感じることがある。こうした課題の解消を目指し、義務教育の開始前後の2年間を「架け橋期」ととらえ、幼児教育施設から小学校への接続の円滑化を目指す動きが広がっている。力を入れる掛川市の事例を取材した。 11月上旬、掛川市立桜木小で行われた1年花組の生活科の授業「あきのスペシャルたからものランドで、ねんちょうさんをたのしませよう」。児童は数
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「おくるみ」シルクで優しく 細菌の繁殖抑え、速乾 菊川の通販会社考案 助産院も活用
生まれたばかりの赤ちゃんを包み、抱っこや寝かしつけに役立つ「おくるみ」。菊川市を拠点に着物の通販事業を手がける「ブライトネス」(長谷川和代代表)が、シルク素材を生かしたおくるみを考案した。子育て中の社員の声から誕生した商品で、長谷川さんは「赤ちゃんの肌トラブルや寝かしつけに悩むママたちをサポートできれば」と語る。 長谷川さんによると着物の代表的な素材でもある天然繊維のシルクは、細菌の繁殖を抑えて肌を清潔に保ち、速乾性にも優れている。おくるみはニットの製法で編まれているため、伸び縮みしやすく、赤ちゃんを優しく包める。洗濯機の使用も可能で手入れが簡単という。 開発のきっかけは、新型コロナウ
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しずおか新聞感想文コンクール 小中高3部門で18人、8校を表彰
しずおか新聞感想文コンクール(静岡新聞社・静岡放送主催)の表彰式が9日、静岡市駿河区登呂の静岡 新聞放送会館で開かれた。小中高の3部門で入賞した18人と8校を表彰した。 4332点の応募があり、最優秀賞に小曽根杏樹さん(東海大静岡翔洋小6年)、礒部葵衣さん(掛川西中1年)、鈴木愛梨さん(浜松西高2年)が輝いた。静岡新聞を取り扱う販売店でつくる「静新会」の内浦正夫会長、池上重弘県教育長らが各受賞者に賞状や盾を手渡した。 受賞作は地域の防災訓練や認知症患者の支援、シニア雇用などの社会課題をテーマに取り上げ、自身の経験と結びつけながら、課題解決の方策などについて意見、提案した。 審査員長の柴
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夫婦げんかの子への影響は ストレスから暴力や暴言も【親子の相談室】
問 小学2年生の子を持つ母親です。子どもは、1年生のころから落ち着きがなく、最近は自分の意見が通らないと大きな声で騒ぐことがあります。ここ半年ぐらいはささいなことで怒り出し、友達に暴力を振るうこともあります。父母は以前から夫婦げんかをすることが度々ありました。それが子どもに影響を与えているのでしょうか。親としてどのような関わりが必要でしょうか。 お子さんの表れについて心配されているのですね。夫婦げんかの目撃による子どもへの影響ですが、大好きなお父さん、お母さんにちょっとした言い争いがあるだけでも、子どもは少なからずストレスを感じてしまいます。そのストレスから、自分の体や心を守るため、ささ
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ひとり親支援の団体 16日にイベント
静岡市を拠点にひとり親の子どもたちの教育を支援する団体「ままoneアカデミー」(石光代表)は、16日正午からイベント「ままoneアカデミーフェス」を開く。 来季サッカーJ1のFC町田ゼルビアの選手で、故郷の沼津市で社会貢献を目的とした会社を設立した鈴木準弥さんや石代表などが、静岡市駿河区国吉田の事務所で講演する。オンラインでも同時配信する。午後1時から、夢をテーマにイラストなどを描く「ビジョンボード」作りの子ども向けワークショップも行う。 希望者は、ままoneアカデミーのウェブサイトから申し込む。問い合わせは同団体<電050(3662)5788>へ。
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「困った子」は「困っている子」【思春期の心 支える力 不登校⑤】
学校へ行けずにいる小学生が「家にいてもイライラして気持ちを抑えられなくなる。そういうときテレビを見て思いきり笑う。すると少しだけ楽になる」と話してくれました。そのお母さんにお会いすると「息子は本当に困った子です。学校に行かずに家でテレビを見て笑っているんです」とおっしゃいました。子どもは苦しくてたまらない思いを何とかしたくてテレビを見て笑い、その姿をお母さんは「困った子」と捉えてしまうのです。 私は今まで、万引や暴力など反社会的と言われる行為に走る子どもたちに数多く出会ってきましたが、その全てが「困っている子」でした。心の中の葛藤やもがきをコントロールできずに、問題行動と言われる行為に走っ
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不登校 小中生125人 裾野市教委、対策強化
裾野市教育委員会は8日、不登校の状態になっている小中学生が10月末時点で125人いることを明らかにした。増加傾向にあり、学校内外での対策を強化する。市議会12月定例会で岡本和枝氏の一般質問に風間忠純教育長が答えた。 「月に7日以上」または「年間30日以上」欠席している小学生は43人、中学生82人。前年同月より小学生が15人、中学生は2人それぞれ増えた。不登校には含めていないが、欠席数の多い「休みがち」な小中学生も計41人いるという。 市教委はタブレット端末を利用して遠隔で授業を行ったり、登校しても学級教室に入れない子どものために校内に学習支援室を設けたりしている。また、不登校などの子どもたち
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いじめ認知 10.2%増1172件 沼津市教委 前年度比
沼津市教委は7日の市議会文教産業委員会で、2022年度の小中学校のいじめ認知件数は前年度比10・2%増の1172件だったと報告した。市教委は増加要因を「いじめの見逃しゼロを目指し、積極的に認知したため」と説明した。 件数は小学校740件(9・5%増)、中学校432件(11・3%増)。市教委は新型コロナウイルスによる制限が緩和され、学校生活が正常に戻っていることも増加要因とした。 いじめの解消率は小学校40・3%(前年度比8・1ポイント減)、中学校40・5%(同25・7%ポイント減)で県平均(小学校65・1%、中学校62・7%)を大きく下回った。奥村篤教育長は「教職員への不信感が一因となり、保
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湖西中 再編方針固まらず 市教委は複数案で調査へ 検討委会合
湖西市教委は7日、小中学校の統廃合を巡り北部地区に設置した再編検討委員会の第2回会合を、同市の北部多目的センターで開いた。委員は学校の視察を踏まえ意見交換したが、市が2案を示した湖西中の再編方針は委員の意見がまとまらなかった。市教委側は再編後の校舎の配置やスクールバスの運行例を複数案で作成し、2024年度に子育て世代対象のアンケートを行って意見の集約を目指す方針を示した。 市の基本方針は知波田、東の2小を湖西中所在地に統合し、湖西中は小中一体型か岡崎中への統合かを選ぶ内容。子育て世代の委員の一人は、幼稚園の統合を例に「両園の子どもたちが仲良くなり、行事でも互いのいいところを取り入れて経験が広
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しずおか新聞感想文コンクール 最優秀賞に小曽根さん(東海大静岡翔洋小6年)ら
「2023年度しずおか新聞感想文コンクール」(静岡新聞社・静岡放送主催、県教委、県私学協会など後援、静新会協力)の審査結果が発表された。応募総数は4332点。小学生、中学生、高校生の3部門で審査が行われ、最優秀賞には、東海大静岡翔洋小6年の小曽根杏樹さんの「お互いに支えあうために~黄色いハンカチで状況確認~」、掛川市立西中1年の礒部葵衣さんの「認知症サポーターとして私ができること」、浜松西高2年の鈴木愛梨さんの「誰もが受け入れられる未来へ」がそれぞれ選ばれた。 学校賞(団体賞)は応募作品数などを総合的に選考し、小学生の部から1校、中学生の部から6校、高校生の部から1校が決定した。 最
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“最後”の紙すき さみしく楽しく 来春統合の静岡・清沢小児童18人
静岡市葵区の清沢小で6日、全校児童18人が地域に古くから伝わる手すきでの和紙作りに取り組んだ。同校は来年4月、同区の中藁科小、水見色小と統合する予定で、閉校の記念グッズなどの材料として活用するため和紙を作った。 和紙作りは同校で30年以上続くという伝統行事で、寒さが厳しくなる12月に行ってきた。講師を務めたのは同校卒業生の山田芳朗さん(61)、志保さん(58)夫妻。児童たちは和紙の原料であるミツマタとトロロアオイを混ぜた水を入れた水槽に、紙をすく道具「簀桁(すけた)」を慎重に浸し、大小2種類の和紙を次々にすいていった。 前日には準備として、山で採取したミツマタを鍋で煮込んだ後、学校前の黒
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共通テスト49万人出願 1月13、14日 静岡県は1万4324人
大学入試センターは5日、来年1月13、14日に実施する大学入学共通テストの確定出願者数が前回から2万668人減少して49万1913人だったと発表した。静岡県は1万4324人。2025年1月のテストから教科・科目が再編されるため、現行の6教科30科目で実施する最後の試験となる。50万人割れは、大学入試センター試験として行われていた1992年以来。 来春に高校などを卒業見込みの現役生のうち、共通テストに出願した割合は45・2%で過去最高だった。 体調不良で欠席した受験生らへの追試験は来年1月27、28日に東京外国語大(東京都府中市)と京都工芸繊維大(京都市左京区)で行う。過去3回は新型コロナ
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牧之原の小中再編 市教委が意見募集 1月4日まで
牧之原市教委は5日から、小中学校の学校再編に関わる「市義務教育学校施設整備基本構想・基本計画案」のパブリックコメント(意見公募)を開始した。 市は市内10小中学校を再編し、榛原、相良の各地域に小中一貫校(義務教育学校)を新設する方針を固めている。同計画案では学校施設の整備方針や施設計画、配置などの設計に関わる考え方を示し、自宅から学校までの距離に応じた通学手段も盛り込んだ。榛原地域の開校年度は30年度、相良地域は33年度を目標とし、両校を合わせた概算事業費は約205億円を見込んでいる。 22年から有識者や保護者、地域住民による検討会で議論を深めてきた。意見公募を踏まえ来年1月中の策定を目
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中等部併設の静岡県内公立高 24年度定員発表 県教委
静岡県教委は4日、中等部を併設する県内の公立高3校について、2024年度入学者選抜の定員を発表した。 中等部からの進学予定者を除く定員は、清水南普通科30人(中等部からの進学予定者を含む定員は120人)、同芸術科29人(同40人)、浜松西普通科85人(同240人)、市立沼津普通科145人(同200人)。
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はますくヘルパー制度拡充 子育て世帯の負担軽減へ 浜松市議会
吉積慶太こども家庭部長は子育て世帯の負担や不安を軽減するため、子育て支援ヘルパーの利用料を市が補助する「はますくヘルパー」制度の拡充を検討していることを明らかにした。石津氏に対して答えた。 同制度の対象は現在、妊娠中から1歳未満の子供を持つ保護者。食事の準備や洗濯などの家事支援、授乳やおむつ交換などの育児相談といったサービスを市の委託業者が提供し、市が利用料のうち、1時間1050円を負担する。利用は1日2回までの最大4時間。子供が1歳になるまでの利用可能時間は通常50時間以内で、多胎児世帯などは100時間以内となっている。 吉積部長は子供の対象年齢や利用時間の拡大を検討していると説明し「
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白板アート、全国大会入賞 繊細ペン遣い光る 浜松大平台高美術工芸部
浜松市西区の浜松大平台高美術工芸部の生徒が、教室の黒板やホワイトボードをキャンバスに見立て一面に絵を描く高校生の全国大会「黒板アート甲子園」の白板の部で入賞した。 2年生8人が「光明が差す」をテーマに制作した。悩みをかかえながらも、前に進む姿をホワイトボードに描いた。希望と悩みを白と黒の対比で表現したという。原画を制作した石井ひなさん(17)は「かすれたペン、新しいペンなどさまざまなペンを集めて作品を完成させた」と苦労を語り、部長の松井柚月さん(16)は「みんなで一つの作品を作り上げることができて良かった」と笑顔で話した。 黒板・ホワイトボードメーカーの日学(東京)の主催で、15年に
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裾野市東地区おやじの会、大賞 静岡県、子育て支援で4団体表彰
静岡県はこのほど、先進的な子育て支援活動をたたえる「ふじさんっこ応援大賞」の表彰式を県庁で行い、大賞に「裾野市東地区おやじの会」を選んだ。 おやじの会は2012年から月1回のペースで100人規模のお泊まり会「何にもしない合宿」を実施。小学生をはじめとするさまざまな住民が参加し、世代を超えたつながりを構築している。小田圭介会長(42)は「身近な所から始められる活動。県内の他地域でも参考にしてもらえれば」と話した。 24団体から応募があり、県立大短期大学部の永倉みゆき教授が審査委員長を務めた。優秀賞は「NPO法人泉の会こどもっ家」(静岡市)と「だんぼ楽会創作あそび作家ふくろうず」(浜松市)、
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「適応指導教室」進まぬ改称 文科省が変更推奨も 静岡県内温度差、当事者「自分は不適応なの…」
不登校の子どもの受け皿になっている学校外の公的な支援拠点「適応指導教室」の名称変更が県内で進んでいない。文部科学省は保護者からの「違和感がある」などという声を踏まえて2019年度に「教育支援センター」に変更し「適応指導教室」の使用をやめた。自治体に対しては「改称が望ましい」(同省担当者)としているが、県内では「適応指導教室」を使い続ける市町があり、対応が分かれている。 「自分が不適応だと言われているようだった」。不登校経験のある県内の男性(20)は当時を振り返る。不登校の子を支援する関係者の間には「呼び方が通常の教育体系から外れていることを表している」などと受け止める声も根強い。 「適
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静岡県高校総文祭郷土研究大会 浜名、日大三島が最優秀
静岡県高校総合文化祭の郷土研究部研究発表大会がこのほど、静岡市葵区のアイセル21で開かれた。県内6校の生徒が各地の歴史や文化などを調査、分析した成果を発表し、「公共・政策」分野で浜名高史学部Aが、「歴史・考古」分野で日大三島高地理・歴史部がそれぞれ最優秀に選ばれた。両校は来年夏に岐阜県で開かれる全国高校総合文化祭に出場する。 浜名高史学部Aは、天竜川の治水などに尽力した地元の偉人金原明善による更生保護事業に着目。金原とともに更生保護の仕組みを構築した川村矯一郎の人物像や2人の活動の独自性を追究した。 日大三島高地理・歴史部は、同校が陸軍の跡地に建てられていることから「野戦重砲兵連隊と三島
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通級指導教室新設 2024年度 藤枝市、中学校に
藤枝市は来年度、市内の中学校に学習障害(LD)指導を中心とする発達障害に対応した通級指導教室を新設する。30日の市議会11月定例月議会で、北村正平市長が鈴木岳幸氏(藤のまち未来)の一般質問に答えた。 市教育政策課によると、市内の中学校10校のうち1校のみに1教室を設置し、週20時間程度の指導を予定している。生徒は市内全域から募集し、希望する人数や住居地などを踏まえて開設する学校を選定する方針。教室には発達通級の担当教諭と、市の会計年度任用職員を指導員として配置する。 市は同教室を設けることで、特定分野の学習が困難な生徒への継続的な支援体制の充実を見込む。北村市長は「全ての子どもたちが安心
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子どもの習い事 助成制度を検討 浜松市議会
吉積慶太こども家庭部長は、子どもたちの間で経済的理由から自己肯定感の差が生まれている事態を是正するため、子どもの習い事への助成制度を検討する考えを示した。森田氏に答えた。 市の2020年の調査によると、「経済的理由で習い事に通わせることができない」と答えた保護者の割合は、一般群が4%に対して生活困窮群は23%と高かった。「将来が楽しみである」など自己肯定感を問う質問では、生活困窮群の子どもは一般群の子どもより10ポイント近く低かった。 吉積部長は「家庭の経済状況が自己肯定感に影響を与えている。スポーツや文化活動を通じて才能を伸ばすことで、自己肯定感の向上につながる」と述べ、経済状況にかか
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小中教員8割「携わりたくない」 部活動の地域移行で浜松市調査 保護者6割は加入希望
浜松市教育委員会は29日、小中学校における休日の部活動の地域移行に関する実態調査の概要を中区の市教委で開いた第2回地域クラブ活動協議会で報告した。児童、生徒、保護者、教員らに対する調査で、保護者の約6割は休日の部活動が地域クラブ活動になった場合、子どもの加入を希望すると回答した。一方で教員の約8割は地域クラブ活動の運営にも指導にも携わりたくないと回答した。 小学校4年生から中学2年生の児童・生徒と保護者、教員、吹奏楽連盟加盟団体などの学校関係者約6万1千人が回答した。土、日、祝日の部活動が地域クラブ活動になった場合、参加を希望するのは小学生、中学生ともに約50%。参加したい活動は小学生が
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あんどん上手にできたよ 大谷小児童、静岡大生の手借り
静岡市駿河区の大谷小の3~6年生約50人がこのほど、駿河竹千筋細工のあんどん作りを同校で体験した。大谷・小鹿地区まちづくり検討会議が主催する子ども向けイベント「バンビーノ・プロジェクト」の一環。 児童が地元の伝統工芸品に触れる機会を設けようと、デザインを専攻する静岡大の川原崎知洋准教授ゼミの学生が企画した。駿河竹千筋細工の伝統工芸士杉山茂靖さんの協力で、今回の企画に合わせてオリジナルデザインのあんどん制作キットを用意。児童は杉山さんに竹ひごの組み方などを教わり、学生のサポートを受けてあんどんを完成させた。 5年の馬昊沢さん(11)は「伝統工芸品を作ったのは初めてだったが、上手にできた。家
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地域で子育て推進 県教委、13団体表彰
静岡県教委はこのほど、2023年度の「子供を育む地域活動団体表彰」として、地域で子育て体制づくりを推進する13団体を選出した。 放課後学習支援や職業講話、子育て世代の居場所づくりなどの活動が評価された。受賞団体は次の通り。 三島市立佐野小地域学校協働本部、同市立東小地域学校協働本部、同市立徳倉小地域学校協働本部、同市立北上小地域学校協働本部、同市立南中地域学校協働本部、伊豆の国市立大仁北小地域学校協働本部、島田市大津財産区、放課後子ども教室とんとん(富士宮市)だれでも食堂もぐもぐマツイ学園(御前崎市)葉梨子ども広場運営委員会(藤枝市)子育てサークルぴおーねくらぶ(浜松市)細江文化協会陶芸部(
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4コマ先生、児童笑顔に 黒板に毎日“連載” 磐田・豊岡南小の鈴木教諭「学校に来る楽しみの一つに」
磐田市上神増の豊岡南小に、毎日欠かさず黒板などに4コマ漫画を描き続けている名物教員がいる。鈴木昌英教諭(50)の“連載”は2022年4月に始まり、既に400作を突破した。「学校に来る楽しみの一つに」―。そんな思いを込めた作品は駄じゃれ満載のギャグ漫画。毎朝、登校した児童たちの笑顔を咲かせている。 漫画は、主人公の小学生らが日常生活の中などで駄じゃれを披露する。鈴木教諭は自身が受け持つクラスの教室の黒板に放課後、漫画を描くのが日課だ。本年度は全校児童を楽しませようと昇降口にも紙に印刷した作品を日替わりで掲出している。教え子の4年村上心春さん(10)は「身近なもので駄じ
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24年度奨学生 41人を選考 浜松市教委
浜松市教委は27日の定例会で、2024年度の市奨学生として41人を選考したことを報告した。 大学生と専門学校生の計42人から申請があり、家庭年間所得額の基準を上回った1人を除く全員を採用とした。申請者は23年度よりも5人少なく、採用者は同数だった。 経済的理由で就学困難な学生、生徒に学費の一部を無利子貸与する制度。大学生等は月額4万5千円、高校生等は同3万円を上限に貸与し、卒業後に貸与期間の3倍の年月で償還する。
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元校長鈴木さん 自作絵本を寄贈 浜松市教委に
浜松市中区の元中学校長鈴木平さん(74)がこのほど、自身で著作した絵本「ぼくら雑草ではないよ」(文芸社、橋爪かおり絵)97冊を市教育委員会に寄贈した。市内の小学校に配布する。鈴木さんが中区の市教委で宮崎正教育長に手渡した。 庭で草取りをする親子と雑草が対話する物語。草たちがそれぞれ自分の名前や個性を説明し、果たしている役割を知ってほしいと訴えかける。鈴木さんは「人間の都合で取り除かれてしまう草も大切な働きをしている。自然の中ではみな同じ価値があると感じてほしい」と呼びかけた。 公立中の理科教員や私立中の校長などを務めた鈴木さんは、退職後に絵本の創作に取り組み、市教委に寄贈するのは3作目となる
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目指せ!理想のエコ社会 SDGs、人生ゲームで知ろう 浜松開誠館中・高で研修会
持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした教材「Beyond SDGs人生ゲーム」の研修会が25日、浜松市中区の浜松開誠館中・高で行われた。研修を終えた生徒は、ゲームマスターとして小中学校などに出向き、同教材を活用してSDGsの認知、理解度向上に取り組む。 教材開発は、文部科学省の「SDGs達成の担い手育成推進事業」に採択された金沢工業大(石川県)が取り組む事業の一環で、同大が玩具大手「タカラトミー」などと共同開発した。教材はこれまでに全国の小中学校など約300校以上に無償で配布されている。 億万長者を目指して競い合う従来の人生ゲームとは異なり、参加者同士でカードを集めて協力し「脱炭
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女学生の傘事情 日傘は黒、雨なら唐傘【近現代 学校制服考⑧】
読者の皆さんは、「雨傘唐傘、傘さして、父さん迎えにいきましょう、雨が降る降る日暮れ道、つんつん燕[つばめ]の宙がえり」という歌い出しで始まる、昭和16(1941)年に作られた「雨傘唐傘」(作詞・武内俊子、作曲・河村光陽、歌・河村順子)という童謡をご存じだろうか。4分の2拍子の哀調を帯びた短調の旋律で流行した。 「雨傘唐傘」とは日が照ったときに差す日傘と区別している。両方ともに竹の骨で組まれ、日傘は綿や和紙、雨傘は和紙を貼った唐傘が主流であった。雨傘は日傘と違って雨をはじくため、和紙の表面に油を塗っていた。時代劇で傘張りは浪人の内職の定番である。 洋傘もあったが、高価なことと防水性の問題も
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赤色?光る? キノコテーマの本いろいろ 個性的なキャラクターも活躍【親子の本棚 学校司書えりすぐり】
今月は、秋の味覚の一つでもある「キノコ」がテーマです。いろいろな形や色があり、中には光るキノコもあります。本を読んで、森を探検したいですね。個性的なキャラクターが活躍する物語も紹介します。 「ほしじいたけ ほしばあたけ」 なんともいえない枯れた雰囲気の表紙が味わい深く、子どもたちの心をわしづかみにします。きのこむらの元気なキノコたちがにぎやかにくらしていると、タマゴタケが、がけに落ちてしまいました。ほしじいたけが、ひらりと助けにとびおりますが、ケガをしたタマゴタケをおぶってガケをのぼるのはむずかしそうです。 さて、ほしじいたけはどうするのでしょうか。長持ちしないほしじいたけの力にドキ
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郷土研究、静岡県内高校生が活躍 社会科系部活減少傾向の中
郷土研究部や史学部といった高校の社会科系部活が全国的に減少する中、8月の「全国高校社会科学・郷土研究発表大会」で浜名高(浜松市浜北区)の史学部が最高賞を受賞するなど県内の生徒が奮闘している。研究テーマに対しフィールドワークを重ねる作業は、高校で必修科目となった「探究」の目的にも合致するとして、関係者は魅力や実績を再認識してもらおうとPRに力を入れている。 都道府県の高校文化連盟(高文連)に郷土研究などに関連する事務局があるのは静岡を含む10道県のみで、全国高文連には郷土芸能や日本音楽といった専門部はあるものの郷土研究に関する組織はない。文化部のインターハイと呼ばれる「全国高校総合文化祭」で
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読書感想画コンクール受賞者を表彰 26日まで、静岡県立美術館で展示
指定図書の感想を絵画で表現する第41回県夏の読書感想画コンクール(静岡新聞社・静岡放送主催)の表彰式が25日、静岡市駿河区の県立美術館で行われた。県知事賞など特別賞を受賞した21人に賞状や盾を贈った。 県内の小学生から7739点の応募があり、同市立服織小1年の松田京君、袋井市立袋井南小3年の榑松篤志君、静岡市立大里東小5年の亀山水杜さんが県知事賞を受賞した。学校賞には静岡市立安東小、静岡大付属静岡小、浜松市立可美小の3校が選ばれた。 審査委員長を務めた県教育研究会の見城秀明美術教育研究部長は「本との出合いによる感動は、絵に描くことでさらに広がっていく。これからも感性を磨き、本の世界の楽し
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入賞21人と富塚中を表彰 徳川家康公顕彰コンクール
徳川記念財団は25日、小中学生対象の徳川家康公顕彰作文コンクール(徳川みらい学会共催、静岡新聞社・静岡放送など後援)の表彰式を静岡市葵区の静岡商工会議所で開いた。最高賞の徳川賞に選ばれた掛川市立西中2年の中脇光翔さんら入賞者21人と、学校賞の浜松市立富塚中に表彰状を贈った。 中脇さんの作品タイトルは「家康公が残したタイムカプセル」。現在の掛川市などに残る史跡「高天神六砦(とりで)」を通じて築造した家康の性格や思考を学べるとの内容で、同史跡を「家康公が残した一種のタイムカプセルのような存在」と表現。「『宝物』として大切にしていかなければならない」と結んだ。 同財団の徳川家広理事長や同学会の
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模擬会社で事業企画 駒形商店街の活性化テーマ 静岡・安倍川中で公開授業
静岡県金融広報委員会(会長・水野裕央日銀静岡支店長)の指定を受け、2022年度から金融教育の研究に取り組む静岡市立安倍川中で24日、公開授業が行われた。3年生が数人のグループに分かれて地元の駒形商店街の活性化を見据えた模擬会社を設立し、事業計画や収支見通しなどを発表した。 商店街で託児所を手がける新会社を企画したグループは「ゆっくり買い物を楽しめる環境を提供したい」とコンセプトを示したほか、地元の高齢者を講師とする料理教室で商店に売れ残った食材を活用してフードロス削減につなげる事業も紹介した。 気軽に食べられる手持ちサイズのパンケーキを販売するグループは、キッチンカーで市内のビジネス街を
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全国の逸品「社員」が仕入れ 焼津水産高、模擬会社設立20周年 25日まで販売イベント
焼津水産高(焼津市)の流通情報科生徒でつくる模擬会社「フィッシュパラダイス・魚国」は24日、焼津さかなセンター(同市八楠)で販売イベントを実施した。魚国設立20周年を記念して、全国各地の逸品を集めた「ご当地フェア」を企画。生徒たちが仕入れた商品約40品が並んだ。25日まで。 単独で行うイベントとしては最大規模。「社員」たちはこれまでの販売傾向や焼津さかなセンターの客層を念頭に置いて、日持ちする商品を中心に仕入れた。「ご当地フェア」は北海道、関東、関西、中国、九州・沖縄とブロックごとに仕入れた缶詰やふりかけなどが並ぶ。たこやきやチーズケーキの缶詰といった珍しい商品も販売する。 仕入れ担当の
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台風や大雨...災害時の児童引き渡し、より安全に 浜松の小学校で改善模索
台風や大雨などの災害時に児童を学校から家庭へ安全に引き渡すには―。浜松市内の教育現場で、自然災害時の児童の引き渡し方法について見直しが進んでいる。市教委は4月に学区内のハザードマップ提出を各校に義務付けるなど「防災対策基準」を改定した。学校側はアプリを活用した連絡体制や独自マニュアルの作成によって、保護者や教職員の安全にも配慮した引き渡し方法を模索する。 浜松市では昨年9月に警戒レベル5に相当する「緊急安全確保」の避難情報が初めて出され、家屋への浸水が広範囲に及ぶなど風水害が多発した。学校では児童の引き渡しのタイミングや車での迎えの可否など多くの課題が浮上。市教委は防災対策基準を見直し、大
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赤ちゃんと触れ合い、子育て学ぶ 静岡市駿河区・豊田中で交流会
静岡市駿河区の豊田中で22日、市内在住の乳幼児親子との触れ合いで子育ての実情や命の尊さを学ぶ交流会が開かれた。家庭科の授業の一環で、3年生約30人が0~3歳児や保護者と手遊びなどを通して交流を楽しんだ。 生徒は乳幼児の母親や保健師らの助言を受けながら、赤ちゃんの抱き方やあやし方を教わった。母親が夜泣きなど育児の大変さについて説明すると、生徒は真剣な表情で聞き入った。交流会の最後には、乳幼児親子に家庭科の授業で手作りしたおもちゃをプレゼントし、感謝を伝えた。 3年の石川智美さん(15)は「子育ては『かわいい』だけではない苦労が多くあることが分かった。親が自分にかけてくれた愛情を改めて感じた
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32個人19団体表彰 スポーツ、芸術などで活躍 県教委
静岡県教委はこのほど、スポーツや芸術、学術の分野で顕著な成績を挙げた小中高生ら32個人、19団体を表彰した。県庁で表彰式を行った。 表彰を受けた個人、団体と主な成績は次の通り。 浜名高史学部=全国高校社会科学・郷土研究発表大会最優秀賞▽焼津水産高海洋科学科=全国水産・海洋高校マリンロボットコンテスト総合の部優勝▽吉田明仁(三島中郷西中3)=全国中学陸上競技選手権大会男子400メートル優勝▽三木穂高(静岡中央高4)=全国高校定時制通信制陸上競技大会男子砲丸投げ優勝▽若竹瞬(同3)=全国高校定時制通信制陸上競技大会男子100メートル優勝▽清水彩(榛原高4)=全国高校定時制通信制剣道大会女子個人戦
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フリースクール、経営難や周知不足が課題 静岡県内の小中学校、不登校は1学級1~2人 重み増す受け皿
静岡県内で小中学生の「不登校」が増加する中、不登校の子の受け皿になっているフリースクールの経営難や周知不足が課題になっている。他県では行政が財政支援する動きも出てきているが、本県には補助制度はなく、保護者へのフリースクール情報の提供を拒む公立小中学校もあるという。フリースクール関係者からは行政支援を求める声が上がっている。 県教委によると、公立小中学校で年30日以上欠席(病気は除く)した「不登校」の児童生徒は、直近の統計がある2021年度で8030人(小学校2642人、中学校5388人)。単純化すると1学級に1、2人いる計算になる。また、約2千~3千人がフリースクールを含む関係機関とつな
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不登校でも「学校」に行かせるべき?① 広がる「受け皿」選択肢【賛否万論】
全国的に増加傾向にあり、ネガティブに捉えられがちな「不登校」ですが、従来の「学校」に無理に行かせない選択肢が広まりつつあるとも言えます。その受け皿になっているのが小中学校段階のフリースクールや高校段階の私立通信制高校。フリースクールや私立通信制高校の現状を紹介し、いわゆる「学校」以外の選択について考えます。 (社会部・大橋弘典) フリースクール 自己肯定感高める 小中学校段階で不登校の子どもの受け皿になっている「フリースクール」の定義は決まっていません。学校教育法で定める「学校」(1条校)ではなく私塾と同じ位置付けで法的な縛りはないため自由度が高く、教育方針や活動に幅があります。呼び方
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小中一貫教育で大里中グループ 課題設定力向上へ連携議論 静岡市
静岡市が2022年度から導入した静岡型小中一貫教育の研究指定校になっている駿河区の大里中グループ(大里中、中田小、大里西小)は22日、2年間の活動を総括する発表会を開いた。小中共通で「大里型PBL(課題解決型学習)」に取り組んでいて、3校で授業を公開した。 市内外から教員ら約160人が参加した。大里中2年生は本年度、「京都の魅力」を分析。この日の授業で各自の視点で考えたモデルコースを紹介し、旅行会社社員から批評を受けた。生徒は1年の時に地域と接点を持つ活動をし、3年となる来年度は社会参画を意識した「魅力あるまちづくり」をテーマとするため、2年は土台となる学習の期間と位置付けた。各小学校でも
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ネット依存度判定、高校生半数「リスクあり」 静岡県内、小学生は「ゲーム」、中高生は「動画」
静岡県教委は20日までに、静岡県内の児童生徒約1万6千人が受検したインターネット依存度判定システムの2022年度の結果を公表した。「リスクなし」「中リスク」「高リスク」の3段階で判定され、高校では半数の生徒が中リスク、または高リスクと判定された。ネットの用途をみると、小学生は「ゲーム」が最も多く、中高生は「動画」「音楽」「コミュニケーション(SNSなど)」が多い傾向が浮き彫りになった。 社会教育課によると、同判定システムは希望した学校ごと1万6164人が利用した。高校では2563人が受検し、ネットの使い方の再考を必要とする「中リスク」と判定されたのは47・2%、早急な改善を必要とする「高
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「好き」が集う老若男女 開かれた稽古と交流の場【町道場のいま~かわる柔道界~㊥】
静岡市駿河区の高松中学校。平日の午後7時ごろ、柔道場に道着姿の老若男女が集まり始めた。一目見て、他の道場と比べて明らかに子供より大人の数が多いことが分かった。 同所を拠点に活動するのは2019年に設立された駿河柔心会。道場主の植田秀さん(62)が約2時間の稽古の間、穏やかなまなざしを送り続ける。 少年主体の道場が多い中、老若男女が稽古できる場を提供したい-。かつての自分の指導者の考え方に共感し、六段昇段を機に団体を立ち上げたという。 植田さんは中学3年で一度柔道から離れた。再開したのは31歳の時。「自分も強かったわけではなく、18年くらい柔道とは無縁の生活をしていたほど。だから弱い者の
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「リトルベビー」子育て課題共有 静岡でセミナー、当事者が支援訴え
早産などにより小さく生まれた低出生体重児や家族が抱える課題について考える「次世代を守る! 赤ちゃんの今と未来の健康セミナー」(日本家族計画協会など主催)が3日、「世界早産児デー」(17日)に合わせて静岡市駿河区で開かれた。本県は小さく生まれた赤ちゃんのための母子手帳「リトルベビーハンドブック」が全国に広がるきっかけをつくった“先進地”。全国から当事者サークルの代表者や医療、母子保健関係者など約100人が集い、交流を深めた。 「人の励ましもつらく、情報もない。真っ暗闇に突き落とされた感覚だった」。2006年に第2子を452グラムで出産した登山万佐子さん(53)=福岡
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「ロイロノート」普及、急拡大 ICT活用、授業支援システム 伊豆の国出身の兄弟が開発
伊豆の国市出身の兄弟が創業したソフトウエア会社「ロイロ」(横浜市)が開発した、ICTを活用した授業の支援システム「ロイロノート・スクール」の導入がコロナ禍を機に、全国の学校で急拡大している。静岡県でも全市町の約半分にあたる17自治体が導入。学校現場ではICT端末と同システムを活用した効果的な教育の模索が続いている。 ロイロノート・スクールはタブレットを活用し、生徒や教員同士で対話型授業を実現するためのツール。ノートの添削や課題のやりとり、子ども同士の意見共有、調べ学習、動画撮影、資料配布、発表用の資料作成など多目的に活用できる。 同社によると、コロナ禍に伴う全国一斉休校をきっかけに、学校
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静岡県立農専大が初の学祭 農産物直売やステージ 2020年4月開学
磐田市富丘の県立農林環境専門職大・短期大学部で19日、初の大学祭「豊穣祭」が開かれる。2020年4月の開学以来、コロナ禍で中止を余儀なくされてきた大学祭の開催が4年目にして実現する。学生らは「これまで我慢してきた分、大いに楽しみ、盛り上げたい」と意気込んでいる。 目玉は、前身の農林大学校時代から引き継いだ学内産農産物の直売。学生たちが生産したメロンやサツマイモ、キャベツ、ミカン、ガーベラなど20品目以上を販売する。各コースや学生サークルごとに、畜産物や野菜を使ったグルメ、加工品などを提供する模擬店も並ぶ。学生らの学習・研究成果を披露するポスター展示や、ステージパフォーマンスなども予定する。
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成績は「価値」ではない(蔭山昌弘/スクールカウンセラー)【思春期の心 支える力 不登校③】
不登校で相談に来た中学生の話です。「学校でクラスの仕事を率先してやっても、勉強の成績が悪いと親からも先生からもできないやつだと思われてしまう。自分が全否定されるみたいで将来に希望が持てない」「勉強を頑張って偏差値の高い高校に入れって言われるけど、そういう高校に入れるのはクラスの中でも一部。だから自分は駄目だという思いをずっと持って生きて行くのかと思ったらぞっとした」 一方、小学校の時から塾に通って勉強を頑張り、社会人になった教え子は「社会に出てみると、責任感とか行動力とか発想力とか、人としての力が評価されるのに、どうして子どもの頃にあんなに成績を気にして点数に振り回されていたのかと不思議な
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静岡大成高が受賞 「地方の時代」映像祭
全国各地の優れたドキュメンタリー映像作品を顕彰する「第43回『地方の時代』映像祭2023」の贈賞式が18日、大阪府吹田市の関西大で開かれ、グランプリにNHKの「立つ女たち 女性議員15%の国で」が選ばれた。茨城と長崎の市議選に立候補した2人の女性に密着。地方政治への関心の低さが生む問題が指摘される中で、仕事や育児をしながら政治に挑む難しさを浮かび上がらせた。静岡県関係では、高校生(中学生)部門優秀賞に静岡大成高の「84歳のビデオグラファー」が選ばれた。
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掛川文学賞、高校生が選定 遠未真幸さんの作品に決定
掛川市の市民選書委員の推薦図書5冊から高校生が1作品を選定する2023年度の「高校生が選ぶ掛川文学賞」の選考会議が市中央図書館で開かれ、市内4校を代表する高校生選考委員13人は遠未真幸さん著「おかげで、死ぬのが楽しみになった」(サンマーク出版)を選んだ。主人公の成長や読書から得られる気付きを重視した。 選考は予定時間を1時間以上も超過し、5冊の読後感や主題について意見を交わした。田宮和華さん(16)=掛川東高2年=は「今を楽しむべきとのメッセージが読み取れる」と理由を説明した。林直生さん(17)=掛川工高2年=は「最初に推した本とは違うが納得感はある。ほかの委員の考えに興味があった」と話し
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どうぶつの絵コンクール 特別賞12人、静岡で表彰式
第42回どうぶつの絵コンクール(静岡新聞社・静岡放送主催、富士サファリパーク協賛)の表彰式が18日、静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館で開かれた。 画面いっぱいに2匹のアリクイを描き最高賞の県知事賞を受賞した浜松市立和田小1年の渡辺太晴君をはじめ、特別賞に選ばれた12人が出席。静岡放送の谷口智康代表取締役などから賞状と記念品を受け取ると、保護者からは温かい拍手が贈られた。渡辺君は「アリクイは子ども新聞やテレビで見て興味を持った。賞状をもらえてうれしい」と喜びを語った。 コンクールには約2万4千点の応募があった。特別賞と金賞、銀賞の計112点は、12月1日から来年3月31日まで、富士サファリ
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地産地消やロス減を 高校生が提言 静岡市内6校参加
静岡市の高校生が脱炭素社会の実現に向けて提案する発表会(同市、静岡鉄道主催)が18日、同市駿河区のグランシップで開かれた。「カーボンニュートラルに向けて私たちにできること」をテーマに、市内6校の約30人が学校や家庭など身近な脱炭素の取り組みを紹介した。 城南静岡高のチームは家庭でできる脱炭素として、食材の地産地消の推進を提案した。カレーの食材に全て県内産を使った場合、県外産と比べて輸送にかかる二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に削減できると説明。実際に県産の食材でカレーを作り、「味は変わらずおいしく、環境にもいいので(地産地消が)お勧め」と強調した。 このほか、清水桜が丘、静岡市立、駿河
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青少年健全育成 功労者4人表彰 三島市教委など
三島市教育委員会と市青少年健全育成会は15日、青少年健全育成セミナーを市民生涯学習センターで開き、スポーツ指導者や学校ボランティアなど青少年の健全育成に長年携わった功労者4人を表彰した。 表彰されたのは、朝香敏和さん(梅名自治会)、斉藤敦さん(佐野バレーボールスポーツ少年団)、三浦太さん(市PTA連絡協議会)、吉田稔子さん(同)。地元自治会や市PTA連絡協議会などから推薦を受けて選ばれた。 参加者は表彰式後、JR三島駅南口駅前であいさつ運動を行った。
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SNSへの親子の生活投稿、慎重に 子どもの気持ち見極め大事【NEXTラボ #変わる暮らし】
多くの人がSNS(交流サイト)を利用する現在。子育てや子どもとの生活についての投稿が盛んになる一方、子ども自身が成長とともに拒否感を示したり、情報の悪用が心配されたりするなど、リスクの再認識が求められている。子どもの不利益にならないために親にどんな認識が必要か。経験者や有識者と考える。 誰もが知る名画を模写したどこかほほ笑ましい絵画作品で人気を博す親子アートユニット「アーブル美術館」。県内を拠点に2人の子どもたちと10年以上にわたって活動してきた藤原晶子さん(47)は、ウェブ上での子どもの情報発信について試行錯誤してきた。 作品を多くの人に見てもらおうと、活動開始と同時期にブログを始め
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「誰でも通園」不安の声 有識者、態勢整備訴え 静岡県内保育士「現場任せ」「手いっぱい」
国が検討している子育て世帯の支援策「こども誰でも通園制度」に対し、県内の保育士から不安の声が上がっている。保護者の就労要件を問わず、未就園の生後6カ月~2歳なら誰でも保育施設を定期利用できる仕組みだが、労働環境が改善されない中で新たな園児を受け入れることに現場の抵抗感は強い。有識者は「十分な受け入れ態勢を整えなければ現場の多忙感は増し、いわゆる不適切な保育にもつながりかねない」と懸念する。 「保育士の配置基準も賃金水準も変わっていない。現場任せだ」。静岡市の保育園に勤める50代女性保育士は、ため息をつく。子どもは1歳半ごろから自我が芽生え、意思表示をするようになるとされる。女性は「『イヤ
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盗撮、窃盗の教諭免職 静岡県教委が処分 事故起こした女性は減給
静岡県教委は16日、教諭3人を懲戒処分にしたと発表した。このうち女児を盗撮した男性教諭(25)と、窃盗容疑で逮捕された男性教諭(32)を免職とし、交通死亡事故を起こした女性教諭(50)を減給10分の1(6カ月)とした。 盗撮した男性教諭は県東部の小学校に勤務。7月19日、教室にスマートフォンを設置し、水泳の授業を終えて着替える女子児童を撮影した。女子児童がスマホを見つけ、動画を確認して発覚した。男性は学校と地元教委の聴取で、故意ではなく録画が作動したと主張していたが、警察の聴取で初めて盗撮を認めた。「教室内で盗撮できる立場にいることに気づき、好奇心から撮影した」と話しているという。 学校
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焼津市教委「学校福祉部」発足半年 子どもの課題に 迅速なサポート 専門家助言 改善、相談増
学校生活に課題を抱える児童生徒やその家庭への支援に向け、焼津市教育委員会が本年度新設した「学校福祉部」が改善例を増やしている。教職員に加えて各分野の専門スタッフを配置し、心理面、医療面、経済面などからサポート体制を敷くことで効果を上げる。 学校福祉部は子どもの学校生活をサポートする「子ども支援課」、家庭をフォローする「家庭支援課」で構成する。体制を部に格上げし、常勤職員はほぼ倍の14人とした。不登校や自傷行為、校内の問題行動、いじめなど、学校や保護者からの相談を受けて、対象の子どもや家庭にあった支援を展開する。 これまでは担当職員だけで対応してきたが、心理師や保健師、社会福祉士らが一緒
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スマホ・ネットの家庭内ルールどうしてる?⑥しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
スマートフォンやネットの家庭内ルールを巡る「賛否万論」。前回まで、保護者による管理「ペアレンタルコントロール」の必要性に加え、子ども自身が利用の長所と短所を学ぶことや親子間の会話の重要性などについてさまざまな意見が寄せられました。家庭内の方針に委ねられる場面が多い分野ですが、ネットに起因する犯罪被害を防ぎ、コミュニケーション手段としてより有用に活用するため、ネットリテラシー教育の大切さは高まっています。今回もしずしんキュレーターと読者の声を紹介します。 どう使うか、全ては心根次第 キュレーター 寺子屋たっちゃんさん(静岡市) 私学教育に携わり50年超の人情家。「人は多
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「小さな親切」作文コンクール 荒川さん、溝尻さん知事賞
「小さな親切」運動県本部の第11回作文コンクール(静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞者がこのほど、決まった。最高賞の知事賞に小学生の部は浜松可美小4年の荒川美和さん、中学生の部は浜松引佐南部中3年の溝尻圭さんが輝いた。 「小さな親切」と「私の心のワクチン」をテーマに、県内の小中学生から2583編が寄せられた。 荒川さんは、学校生活で困っているときに、友人からもらった手紙で勇気を得たエピソードを披露。小さなさりげない親切が誰かの悲しみを救う大切さをつづった。 溝尻さんは、バス降車時に転倒し負傷した高齢者を、ボーイスカウトの経験を生かし手際よく介抱した事に触れ、正しい知識と相手を思いやる気持
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⚽元Jリーガー青嶋さん 園児にサッカー指導 浜松市北区・細江保育園
浜松市北区細江町の細江保育園で16日、元Jリーグ清水エスパルス選手で浜松開誠館高サッカー部監督の青嶋文明さん(55)を講師に招いたサッカー教室が開かれた。年中、年長園児50人がサッカーボールに親しみ、競技を楽しんだ。 子どもたちは青嶋さんの指導を受け、ボールを使った遊びやドリブルなどに取り組んだ。ミニゲームでは、得点が入ると青嶋さんとハイタッチして喜んだ。安間晴志郎ちゃん(6)は「ゴールを決められてうれしかった。次はリフティングがうまくなりたい」と笑顔を見せた。 現役引退後の20年以上前から毎年同園でサッカーを教えている青嶋さんは「指導者としてスタートした時からお世話になっている。原点に
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読書県しずおか 4校2団体表彰 静岡県教育委員会
静岡県教委は14日、2023年度「読書県しずおか」づくりの優秀実践校・団体として、子どもたちの読書活動推進に取り組んだ4校2団体を表彰した。 優秀実践校に選ばれたのは袋井市立袋井北小、浜松市立北部中、県立掛川工高、県立浜松特別支援学校。優秀実践団体は磐田おはなしとわの会(磐田市)、ねこバス(静岡市)。小中学校での読み聞かせ、本のプレゼンテーション大会「ビブリオバトル」や朝読書の実施などの活動が評価された。 県庁で行われた表彰式で、各代表が表彰状を受け取った。池上重弘教育長は「本の面白い世界に出合えば、子どもたちはのめり込んでいく。皆さんの取り組みを広げていきたい」と述べ、活動に感謝した。
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2025年度に統合 原田小と原谷小 掛川市
掛川市教育委員会は14日夜、2025年4月に原田小(同市原里)を原谷小(同市本郷)に統合すると明らかにした。原野谷中(同市寺島)を加えた小中一貫校整備に先立ち、2小学校を再編する。少子化で複式学級が発生することを見越した対応。 小中一貫校整備に向けた検討委員会の初会合で示し、地域住民代表が了承した。市教委によると、児童数は原田小が55人、原谷小は220人。24年度にスクールバスの準備やカリキュラムの調整、原谷小の校舎改修などを進める。 原野谷中学区では、28年4月の開校を目指して、小中学校が同一校舎に入る施設一体型の小中一貫校整備に向けた準備が進む。市と市教委は、原野谷中校区を皮切りに市
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男性育休取得率改善、21.8% 静岡県内22年度 25年度目標、30%に
静岡県内の有識者でつくる県男女共同参画会議(委員長・白井千晶静岡大教授)はこのほど、県庁で会合を開き、第3次男女共同参画基本計画(計画期間2021~25年度)の成果指標に対する進捗(しんちょく)状況を確認した。男性の育児休業の取得率は目標値を上回ったものの、委員からは人手不足に悩む中小企業でも取得しやすくするための具体策を求める意見が相次いだ。 同計画は、男性の育児休業の取得率を19年度の6・5%から24年度までに13%に引き上げることを目標にしている。県雇用管理状況調査によると、22年度時点で21・8%と目標値を上回った。このため、県は25年度の目標値を30%に上方修正する方針を示した。
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登校拒否を考える会 11月19日、静岡市葵区で例会
登校拒否を考える会・静岡は19日午後1時半から、静岡市葵区の市民文化会館で例会を開く。 不登校の子や保護者、学校関係者が悩みや思いを語り合う。参加費は大人500円、子ども無料。問い合わせは芹沢幸枝代表<電054(246)7202>へ。
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花沢城、石脇城の「御城印」販売 歴史民俗資料館など 焼津高書道部 制作協力 巨大作品パフォーマンスも
焼津市歴史民俗資料館は11日、花沢城、石脇城を訪れた記念の証しとなる「御城印(ごじょういん)」の特別版第2弾の販売を始めた。和紙にそれぞれの城に関連する武将のイラストをあしらった特別デザイン。中央の文字は焼津高書道部の生徒が毛筆で書いた。 第2弾は生徒たちの力強い文字の横に、花沢城は武田信玄と今川義元、石脇城は北条早雲のイラストを添えた。同資料館と市観光協会で販売している。 販売初日には花沢地区で御城印の販売イベントが催され、制作に協力した同校書道部の生徒たちが巨大書道パフォーマンスを披露した。7人の生徒はそれぞれバランスを取りながら、筆を使って力強い文字を書いた。 3年の鈴木茉奈さん
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トヨタ会長、児童乗せドリフト 裾野深良小、水素車をデモ走行
トヨタ自動車は13日、自動車と環境に関する出前授業を裾野市の深良小で開いた。6年生約50人にカーボンニュートラルについて説明するとともに、ドライバーとしてレースに参戦する豊田章男会長が二酸化炭素を排出しない水素エンジン車のデモ走行を披露した。 豊田会長はレース仕様の車に代表児童を乗せ、タイヤを横滑りさせるドリフト走行を実演。グラウンドに置いた2本のポール間を「8の字」を描くように走った。児童には「多くの会社が作った3万点の部品を組み合わせると、車ができる。トヨタだけではできない。みんなも得意分野で活躍しながら力を合わせ、楽しい未来を作ってほしい」と呼びかけた。 トヨタガズーレーシングカン
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子育て会議委員募る 下田市教委
下田市教委は「市子ども・子育て会議」の新たな委員を募集している。関連施策の推進へ市民から幅広く意見を募る狙い。 市内在住で子育てや、子育て支援活動の経験、意欲、知識があり、平日昼間の会議に参加できる満20歳以上が対象。任期は2024年1月から2年間。年5回程度の頻度で会議を開き、現委員の任期満了に伴い2人ほど募るという。 所定の応募用紙を提出して申し込む。12月11日必着。申し込みや問い合わせは市教委<電0558(23)3929>へ。
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不登校「誰かとつながる場」を メタバース登校で出席認定/空き教室を支援ルームに 埼玉・戸田市の先進事例
不登校の児童生徒が、年々増え続けている。文部科学省の10月の調査発表によると、2022年度は全国で29万人(前年度比22%増)と過去最多を更新。静岡県内では17%増の9640人となり、小学校での増加傾向が強かった。不登校をめぐっては「問題行動ではない」との社会理解がつくられつつあるものの、居場所の選択肢は少ないのが現状だ。「学校は行けるけれど、教室までは難しい」「学校以外の場所が良い」「自宅に居たい」―。さまざまな思いを抱えた子どもたちが、どこにいても「誰か」とつながれるよう、多様な居場所の選択肢を提供している埼玉県戸田市の取り組みを取材した。 パソコン上に昔のテレビゲームのような画面が
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思い出のランドセル 1年生の背中に リユース事業開始 浜松市中区・曳馬社協
浜松市中区の曳馬地区社会福祉協議会が創立20周年を記念し、同地区を対象にランドセルのリユース事業を開始した。使わなくなったランドセルを譲り受け、同地区の希望する新1年生に届ける取り組み。「6年生の背中から1年生の背中へ、地区内でランドセルをつなぐリレーに参加してほしい」。同社協はこんな思いを込めて、協力者や利用希望者を募っている。 小学校卒業後、家に眠ったままになっているランドセルを有効活用し、福祉のまちづくりにつなげようと企画した。口コミレベルで協力を呼びかけたところ、現時点で十数個が集まった。若干の傷はあるものの、きれいな状態を保っているものばかり。再利用する際は、さらにクリーナーや
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インフルエンザ 子どもの異常行動に注意 「飛び降りようと」「外に走り出す」 施錠や見守りで対策を
インフルエンザにかかった子どもの異常行動に気をつけて―。静岡県内では今シーズン、1日当たり約3300人の患者が推定され、その8割を10代以下が占める。重大事案は全国で年間50~80件程度あり、長年この重大事案を分析してきた国の調査データからは、抗インフル薬の服用にかかわらず飛び降りなどの事故が起きる可能性がうかがえる。識者は「子どもの誰にでも起きる可能性を想定しておくべき」とし、見守りや就寝環境のチェックを呼びかけている。 国の調査グループが分析した2006年以降の15年間のデータによると、異常行動は「突然立ち上がって部屋から出ようとする」「興奮して窓を開け、ベランダから飛び降りようとす
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【第2章】学校の防災③ 登下校時に津波の恐れ どこに避難? 家族と決めて【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る 防災しずおか】
南海トラフ地震が起きれば、多くの小中学校体育館が避難所になる。空調やトイレなどの設備は十分か。南海トラフ地震臨時情報が発表された場合、学校活動は休止するのか。第2章では自主防災会会長の東海駿河さん(71)やその家族と共に、学校の防災課題を点検していく。 ある平日の午後。小学1年の東海竜洋君(7)は学校を終えて自宅へ歩いていると、地面の揺れを感じた。「地震かな」。立ち止まっていると防災行政無線の放送が流れた。「津波注意報が発表されました。海岸付近の方は注意してください」 「えっ、どこに逃げればいいの。あっ、そうだ!」。学校も自宅も津波浸水想定区域内にある竜洋君は、ランドセルに入れてあった
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親はどっしりと見守る(蔭山昌弘/スクールカウンセラー)【思春期の心 支える力 不登校②】
わが子が学校へ行かなくなったとき、ほとんどの親御さんが「どうして?」と考え、「どうしたの?」と子どもに尋ねます。子どもが体調不良を訴えた場合は「今日は休んで明日行けばいいよ」と言いますが、「分からない」などと言われると心配になり、欠席が続くと「困った。どうしたらいいでしょうか」と学校に相談します。 カウンセラーとして、親御さんにお会いしてみると、ほとんどの方が「こうなってしまったのは私の育て方に問題があったのでしょうか」とおっしゃいます。そこで「子育ての過去は振り返らないようにしましょう。良かれと思ってやってこられたのですから、自分を責めないでください。それよりこれからどうするかを一緒に考
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ワンオペ育児で子どもにイライラ 電話窓口などで悩み吐き出して【親子の相談室】
問 共働き2児の母です。平日は夫の帰りが遅く、放課後児童クラブと保育園に子どもを迎えに行き、帰宅してから家事・育児を一人でこなしています。仕事で疲れている上に時間に追われて家事をしている時に、子どもが遊びに夢中でやるべきことをやらなかったり、きょうだいげんかをしたりするとイライラして大声を出してしまいます。また傷つくような言葉をぶつけたり、怒りが収まらずに無視してしまったこともあります。よくないと分かっていても気持ちが抑えられません。どうしたらよいでしょうか。 答 仕事に育児に大変な思いをしているのですね。一人で子どもと向き合っていると、疲労感や孤独感にさいなまれ心に余裕がなくなってし
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声の大きさやテンポを工夫 子どもの読みたい気持ち優先 読み聞かせのこつ 絵本作家・朗読家の北島さんに聞く
親子のふれ合いの時間として大切にしている人も多い絵本の読み聞かせ。ただ、「忙しくて読むのが大変」「上手に読んであげられない」など、悩みを抱える人もいるのでは。「1秒で子どもたちの反応が変わる!! また読んで欲しくなる読み聞かせ」の著書があり、絵本作家で朗読家の北島多江子さん(51)=浜松市西区=に、読み聞かせの時間をより楽しく豊かにするためのこつを聞いた。(生活報道部・大滝麻衣) ―北島さんが考える読み聞かせの魅力とは。 「親子で、お話の世界を一緒に旅することができるところです。冒険の中でワクワクしたりドキドキしたりして絵本を閉じた後、現実世界は変わらなくても、子どもの気持ちには変化が
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沼津中央高創立100周年 生徒ら歌やダンスで祝う 市内で記念式典
沼津中央高(沼津市)は10日、創立100周年の記念式典を同市民文化センターで開いた。生徒や学校関係者ら約850人が節目を祝った。 同校は1924年に沼津精華女学校として開校。94年に校名を沼津中央高と改称し、男女共学となった。 鈴木照彦校長は「今後も建学の精神を守りつつ、時代とともに進化してさらなる飛躍を目指す」とあいさつした。秋鹿研一理事長は「グリーンアンモニアとSDGsの未来」と題し、二酸化炭素(CО2)を排出しない燃料として世界で注目されているグリーンアンモニアを紹介した。 卒業生でシンガー・ソングライターのフルヤトモヒロさんが登場。吹奏楽部や手芸部、軽音楽部とともに演奏やファッ
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不適切保育発覚の浜松の施設、事業譲渡検討 24年4月めど
10月に不適切保育が発覚した浜松市西区の大平台わかくさ保育園が、保育士の確保の見通しが立たないことを理由に、来年4月をめどに事業譲渡を検討していることが10日、関係者への取材で分かった。 同園が保護者に配布した文書によると、現在の保育士らに来年度の勤務の意向を確認したところ、複数の保育士が退職の意思を示したという。新規の保育士確保も困難な状況であることから、同園は現在の施設で在園児の保育を継続するため、運営母体変更の検討が必要だと判断した。 同園では0歳児を担当する保育士が複数の園児に対し、食べ物を無理に口に入れたり大声で呼び捨てにしたりしていた不適切保育が発覚した。同園はこの保育士の解
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「クールチョイスinしずおか」小学生対象に電車、バス無料 脱炭素へ意識高揚 静岡鉄道、期間内1日限定
静岡鉄道(静岡市葵区)は18日から、二酸化炭素(CO2)排出量が少ない公共交通機関の利用を促し、脱炭素への市民意識高揚を図るイベント「クールチョイス in しずおか」を実施する。市内の小学生を対象に、18~26日の土日祝日のうち、任意の1日限定で静鉄電車と市内路線バスの運賃を終日無料にする。 児童約3万2千人に、電車とバスで利用できる「1日フリー乗車券」を学校を通じて配布する。期間中は各地で各企業や団体と連携した環境啓発イベントを実施し、にぎわい創出を図る。初日は同市駿河区のグランシップに約40団体が集まり、環境関連のワークショップなどを展開する。 同社の担当者は「将来を担う子どもたちが
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スマホ・ネットの家庭内ルール どうしてる?⑤ キュレーター/読者の意見【賛否万論】
スマートフォンやネットの家庭内ルールについて、前回までに寄せられた投稿には、「親もけじめをつけた使い方を」「使用による怖さを伝え、子の自制を促す」といった保護者への注意喚起を呼びかける声の一方、「もはや体の一部。徹底的に使ったら」や「今の時代、スマホやネットが使えない方が問題」と活用することに対するメリットに注目する意見もありました。今回も引き続きキュレーターと読者の意見を紹介します。 衝突恐れず 子どもと対峙 キュレーター 松浦静治さん(島田市) 任意団体Study Like Playing代表。20年間の小中学校教員生活の後、早期退職して地域で子どもを育む活動を実
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⚾「野球しようぜ!」 大谷、日本の全小学校にグラブ寄贈へ インスタで発表
米大リーグ、エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平(29)が9日、自身のインスタグラムを更新し、日本国内の全小学校約2万校に三つずつ、計約6万個の子ども用のグラブを寄贈すると発表した。 大谷は「野球しようぜ!」と記した文字や、段ボール箱にグラブを詰めた写真を投稿。「野球を通じて元気に楽しく日々を過ごしてもらえたらうれしい。このグラブを使っていた子どもたちと、将来一緒に野球ができることを楽しみにしています」とつづった。 大谷と契約するスポーツ用品メーカーによると、各校に贈られるグラブは小学校低学年用のサイズで、右利き用が二つ、左利き用が一つ。12月から来年3月までをめどに
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ロケット開発の社長招き講演会 静岡大成中・高120周年
静岡市葵区の静岡大成中・高はこのほど、創立120周年を記念し、北海道赤平市でロケット開発に取り組む植松電機の植松努社長を招いて講演会を開いた。同校の生徒や保護者ら約700人が聴講した。 植松社長は「思うは招く 夢があれば何でもできる」をテーマに、自身が過去に直面した苦悩を交えて話をした。他人からの評価や前例がないことなどを理由に自分の可能性を否定しないよう生徒に呼びかけ、「『人と違う』はすてきなこと。失敗は大切なデータとして次につなげて、自分の好きなことや夢を追い続けてほしい」と激励した。 2年の杉山翼さん(16)は「夢は一つに絞らなくていいと聞いて前向きになれた。これからの進路も『どう
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小中学生理科研究プレゼン 最優秀に山下さん(浜松篠原小)、大石さん(静岡大付属浜松中)表彰
静岡県や浜松市、静岡大などでつくる「トップガン教育システム協議会」はこのほど、小中学生理科研究プレゼンテーションコンテスト(静岡新聞社・静岡放送後援)の審査と表彰式を浜松市中区の浜松科学館で行った。最優秀賞には浜松篠原小5年の山下瑞喜さんと、静岡大付属浜松中1年の大石康介さんが選ばれた。 山下さんは「カラスが熱中症にならない秘密」を研究した。大石さんは3Dプログラミングの知識を生かし「自然界のフラクタルをpython(パイソン)で描く アマミホシゾラフグの不思議」を発表した。 木村雅和協議会会長は「山下さんは素朴な疑問にいろいろな観点から調べた。大石さんは発想力が素晴らしかった」と評価理
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室内遊具体験会 下田白浜小で11日
下田子育て支援ネットワークは11日、小学生らを対象に室内遊具の体験イベントを下田市の白浜小で開く。参加無料。 同ネットは市や市社協などで組織。跳躍器具やバランス台を用意するほか、工作の体験コーナーも設ける。小学生までの子どもが対象で未就学児は保護者の同伴が必要。 午前10時から午後3時まで(正午から1時は休憩)。体育館用の上履きや靴用の袋を持参する必要がある。問い合わせは同ネット<電0558(22)2216>へ。
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職人直伝ピカピカ泥団子 掛川・こども園 根気よく磨き上げ
掛川市下土方のきとうこども園で9日、5歳児48人が光る泥団子づくりに取り組んだ。県左官業組合中遠支部の職人13人が全面的に協力し、左官の技術が詰め込まれた光沢がある泥団子に仕上げた。 土壁に使われる材料を丸めた芯をクリーム状のしっくいでコーティングし、何色もの塗料を塗り重ねた。空き瓶の口を当てて円を描くように根気よくこすり続けて、大理石のような模様とつやを備えた泥団子を完成させた。 園児は、磨き込むほどに輝きを増す泥団子に興味津々。富井達浩支部長は「左官という仕事を知ってもらいたい思いはあるが、一番は子どもの笑顔のため。喜んでもらえてうれしい」と話した。 (掛川支局・高林和徳)
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高校生のキャリア教育に 静岡新聞社発行、県教委に地元企業ガイド
静岡新聞社は8日、県内の高校生向けに発行した地元企業のガイドブック「Futureしずおか」を県教委に寄贈した。 冊子はA4判140ページ。県内の企業や大学など約90団体の協力を受け、仕事の内容や若手社員からのメッセージを掲載している。冊子には高校生のキャリア教育に使えるワークシートも収録した。自分自身の長所や好きなことを再確認したり、進路を考えたりする際に役立ててもらう。昨年よりも紹介団体がさらに充実し、20ページ以上増加した。 約4万部を発行し、県内の公立高、私立高の約130校で2年生を対象に配布する。県庁で行われた寄贈式で、冊子を受け取った池上重弘教育長は「これだけの情報を一覧で見ら
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12月、ひとり親相談会 静岡市葵区、焼津、藤枝
ひとり親を支援する団体「シングルペアレント101」(静岡市葵区)は12月、県中部で、ひとり親家庭向けの無料相談会を開く。 相談は「離婚前後」「家計」「子どもの発達」「住まい」の4分野で、二つまで選ぶことができる。同団体のほかファイナンシャルプランナーや公認心理師、居住支援法人の関係者など、離婚家庭の支援経験がある専門員が対応する。 会場は15日静岡市葵区、16日焼津市、17日藤枝市。全会場無料託児あり。希望者はシングルペアレント101<メールsingleparent101szk@gmail.com>へ事前に申し込む。
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市内小中学校の全特別教室に空調 27年3月までに 浜松市議会
市は市民文教委員会で、2027年3月までに市内小中学校の全特別教室に空調設備を整備する方針を明らかにした。 整備対象は空調設備が設置されていない129校の理科室や音楽室、図書室、家庭科室などの798教室。24年12月に事業を開始し、2年4カ月をかけて全教室に整備する。予算規模は90億円程度を見込んでいる。今後は39年3月までの維持管理を含めた事業者の募集・選定を行う予定。 文部科学省の調査によると、県内公立小中学校の普通教室の空調設置率は100%だが、特別教室は36・8%にとどまっている。
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向陽学府小中一体校 磐田市、実施設計完了 学び促す開放空間
磐田市は6日、市内の向陽中、大藤小、向笠小、岩田小を統合し、施設一体型で整備する「向陽学府小中一体校」の実施設計が完了したと発表した。現在の向陽中の敷地に建てる新校舎棟には図書館機能を持つ開放的なスペース「ラーニングセンター」を設け、児童・生徒の学びを促す。 新校舎棟は鉄筋コンクリート4階建て、延べ床面積1万1530平方メートル。子どもたちの交流拠点と位置づけるラーニングセンターと27学級の普通教室に加え、多目的教室などを設ける。地域と学校の連携拠点として木造平屋建ての「みんなの家」を新設するほか、放課後児童クラブや地域、福祉の連携室も置く。一部の既存施設は改修して使う。 一体校化で通学
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晴れ舞台はアウトレット 引退の3年生、温かい拍手に笑顔 御殿場高吹奏楽部が演奏会
御殿場高吹奏楽部はこのほど、御殿場市の御殿場プレミアム・アウトレットで演奏会を開いた。新型コロナウイルス下に入部した3年生3人にとって同部での最後の晴れ舞台。多くの買い物客からの温かい拍手を受け、笑顔で卒部を迎えた。 3人はコロナ下で活動が制限される中で腕を磨いた。これまでの頑張りが報われるようにと同施設を運営する三菱地所・サイモンが協力。買い物客が殺到する3連休初日、集いの場でもある噴水広場前に舞台を整えた。 1~3年生の計13人と教員が「アンパンマンのマーチ」「演歌メドレー」など幅広い年齢層が楽しめる演奏を繰り広げた。歌唱を付けたり、部員のソロパートを設けたりするなど構成もひと工夫。
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反戦の思い貫いた記録 元高校教諭の塚本さん遺稿集を発刊、仲間が編集
ロシアのウクライナ侵攻やパレスチナ問題、軍備増強を推し進める中国の動向など国際平和に緊張と不安が漂う中、生涯を通して反戦を訴え続け6月に急逝した元高校教諭、塚本清一さん(享年81)=藤枝市=の遺稿集が発刊された。3章仕立てで全175ページに及ぶ冊子には、教壇や地域でひたすらに平和を願い歴史を伝え続けた真摯(しんし)な思いが込められている。 塚本さんは太平洋戦争が勃発する1941年に御前崎で生まれた。戦後の米国占領下を経験して進学した静岡大教育学部の学生時代が60年安保闘争と重なり、社会変革の機運を痛感する学生時代を過ごした。卒業後は高校の社会科教諭として静岡県内各校で教えた。初任地の松崎
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小山町教委こども未来課 町長部局に移す方針 24年度
小山町の町長や教育長、教育委員らが意見を交わす町総合教育会議が6日、町役場で開かれ、現在は町教育委員会の一組織「こども未来課」を2024年度から町長部局に移す方針が示された。中学の部活動の地域移行や町立学習塾の開設なども議論した。 町によると、こども未来課はこども園や児童福祉などに関する事務を所管している。いずれも町長権限の事務で、町教委事務局の職員による補助執行という形にしているはずが、実際は教育委員会に町長権限を移す「委任」状態になっていることなどから見直す。 こども園は教育要素を多く含むため、教委の意見を聞き町長を権限者に運営する。町は「保育教諭にも混乱が生じないようにする」と説明した
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藤枝など「道の駅」 簡易授乳室を改良 利用者不安受け施錠扉
日本道路建設業協会はこのほど、道の駅に寄贈している段ボール製の簡易設置型授乳室を改良したと発表した。出入り口をカーテンでふさいでいたが、「施錠できないと不安」と訴える利用者の声を受け、新たに施錠できる扉を付けた。本年度中に藤枝市の「宇津ノ谷峠上り」など全国43施設へ届け、寄贈済みの7施設の授乳室も改良できるという。 協会によると、授乳室は幅約1メートル、奥行きと高さ約2メートルで強化段ボールを使用。子育て支援の一環として、授乳室が整備されていない道の駅を優先し9月から寄贈を始めていた。ただ交流サイト(SNS)に不安の声が寄せられた。 改良版は、スライド式の鍵が付いた扉のほか、施錠の有無で
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不登校 回復への道筋は千差万別(蔭山昌弘/スクールカウンセラー)【思春期の心 支える力 不登校①】
不登校(年間30日以上の欠席)の子どもが増えています。特に中学で著しく、昨年度の文部科学省の調査によると、生徒総数の6%(19万人余)に上り、10年前のほぼ倍です。 私がカウンセリングで会う人のうち不登校は毎月30人くらいですが、ほぼ全員が「原因不明」です。「きっかけ」に当たるものはさまざまですが、「原因」は本人にも分からない場合が大半です。なぜ行けなくなったのか自分でも分からないのに、周りから「どうして行けないのか」と聞かれ、答えられずに苦しんでしまいます。だから「原因探しはしない」を対応の第一歩と考えています。 私は「まずは心と身体を休めてパワーを取り戻そう」と話してから、「きっかけ
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英語「聞く」「話す」向上 湖西岡崎中、実践と振り返り 反復で上達
静岡県内中学生の英語の課題として全国学力テストの結果から浮かんだ「聞く」と「話す」能力の向上。中学の学習指導要領「外国語」には「授業は英語で行うことを基本とする」と記されているが、現場ではどんな授業が行われているのか。能力向上の工夫とは。英語の授業に力を入れる湖西市立岡崎中を取材した。 「Let’s talk in English.You can make mistakes.(英語で話そう。間違っても大丈夫)」。10月上旬、中村圭太教諭(40)の呼びかけで始まった3年生の授業。地震発生時に避難所でALT(外国語指導助手)が安心して生活できるように情報を伝える―という想定で、生徒
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韓国記者 勉強と部活両立に関心、静岡東豊田中を取材
日韓の学校スポーツ文化の差異を取材しようと韓国日報(ソウル市)の劉大根[ユデグン]記者(41)が10月19日、静岡市駿河区の東豊田中を訪れた。劉記者は「文武両道を目指す部活動を取材し、勉強する子とスポーツする子が明確に分かれる韓国に文化の違いを紹介したい」と話した。 東豊田中を今年卒業した韓国籍男子生徒の父親が日本の部活動を紹介する書籍「部活の話」を韓国で出版したことを受けて、同校を取材先に選んだ。劉記者は体育館やグラウンドなど書籍で「設備が充実している」と評された校内を探索し、教諭らに部活動の数や金銭負担の多寡、運動と勉強の成績の相関など質問を重ねた。 県内のサッカー部人気に関心を示し
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新聞記事選び発表 スピーチ力磨く 伊豆・土肥小中一貫校 バトル形式、スクラップも活用
伊豆市の土肥小中一貫校の児童生徒が、興味を持った新聞の記事を選んで1分間で紹介する「新ブリオバトル」に取り組んでいる。バトルを企画するなどNIE実践指定校として同校の新聞教育を推進する増田弦己教諭(27)によると、「人前でのスピーチが苦手」といった課題解消のために新聞を活用したという。子どもたちがニュースに触れ、意見を持つ契機をつくり出している。 新ブリオバトルは5~9年生が対象で、地方紙や全国紙から記事を一つ選ぶ。記事について選んだ理由や感想、訴えたいことなどを発表する。発表を聞いた児童生徒は「声の大きさや強弱」「内容の分かりやすさ」「その記事に興味を持ったか」の3項目をそれぞれ5点満
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校内養蜂の蜂蜜どうぞ 藤枝北高生、4日文化祭で販売 瓶詰めに特製ラベル
藤枝北高食品サイエンス部の生徒は、4日の文化祭に向けて、校内で飼育するミツバチから採取した蜂蜜の販売準備に取り組んでいる。今春に採取した蜜は計46キロ。文化祭では150グラムの瓶詰め商品「フラワーハニー~藤北のめぐみ~」を1本千円(税込み)で売る。 昨年度、民間研修で浜松市北区の長坂養蜂場に出向した同校の伊東鋭次教諭(40)が、学んだ技術とノウハウを生徒に還元するために、本年度から学校敷地内に養蜂の準備を始めた。「藤北はちみつプロジェクト」と題し、生徒は伊東教諭の指導を受けながら、ミツバチが蜜を集めやすい環境作りや女王蜂の観察と管理などを行ってきた。 生徒は1日、デザインしたラベルを瓶詰
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廃棄食材使ったカレー提供 静岡・飲食13店舗 生徒ら野菜仕分け
小売店で発生する廃棄食材を使ったカレーを、静岡市内の飲食13店舗が提供する「Yummy(闇)カレー祭」(静岡新聞社・静岡放送主催)が11月の毎土日に開催される。売れ残りや規格外品の活用を通じて食品ロスを考えようと、昨年度に開催したイベント「静岡まかないフードフェス」の第2弾。 スーパーの店頭には置けないが、まだ食べられる野菜や果物を選別し、飲食店に毎週届ける。選別には、食品ロスをはじめとした社会課題を学ぶ高校・大学生が携わる。 1日、同市葵区のしずてつストア流通通り店で、市立高1年生4人が、店舗を運営する静鉄ストア(同区)担当者の助言を受けながら、売れ残ったジャガイモやタマネギ、葉物野菜
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焼津・清流館高で授業料の徴収誤り 県教委が謝罪、返金
静岡県教委は2日、焼津市の清流館高で授業料475万2千円の徴収誤りがあったと発表した。 県教委によると、生徒96人に対する授業料の10月31日の口座振替で、5カ月分の授業料として1人当たり4万9500円を引き落とすところ、誤って10カ月分の9万9千円を引き落とした。事務担当者の電算処理にミスがあったという。 保護者から学校に指摘があり判明した。県教委は関係する保護者に謝罪し、速やかに返金手続きを行うとしている。