TeamBuddy
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 「TeamBuddy(チームバディー)」は、静岡新聞SBSが行政や企業と連携し、いつも身近にいて県民一人ひとりをサポートする相棒のような存在になりたい、という思いを込めたプロジェクトチームです。防災について「知る、学ぶ、備える、守る、つなげる、シェアする、つたえる」活動に取り組んでいます。
 59年前、伊豆半島などを襲った狩野川台風―。半世紀以上前の災害を風化させまいと、台風を題材に演劇に取り組む劇団がいます。10年以上前からこの活動を続ける意義を松井清高代表に伺いました。
OurBuddy#12

しずおか防災人郷土の災害 演劇で語り継ぐ義務感

劇団DAN代表 松井清高さん 当時、勤めていた中学校の活性化、生徒の居場所づくりを目的に演劇活動を始めた。9月16、17日には、「狩野川台風」の三島公演を4年ぶりに開催する。

郷土の災害 演劇で語り継ぐ義務感

狩野川台風が起きたとき、まだ3歳だった。出身地の沼津市の狩野川流域もひどい被害だった。消防団員だった父親からは「御成橋(おなりばし)に駆け付けて救助用のロープを垂らしたが、流されていく人をただ見送るしかなかった」と聞かされた。

劇団DANを立ち上げたのは12年前で、学生やお年寄りのアマチュア団員と伊豆の国市を拠点に活動している。狩野川台風をテーマにすることは、大切な家族の命を落とした住民を思うと重過ぎる内容で、個人的にも抵抗があった。ただ、台風からそれなりの時間もたち、地元で起きた大きな自然災害を伝えなければという義務感が強くなって挑戦することにした。

主人公の少女が、狩野川を襲った激しい濁流によって大切な家族や恩師を一晩で奪われるという物語。東日本大震災や熊本地震でもそういう被災者はいたと思う。台風の恐ろしさだけではなく、災害を乗り越えていく主人公のたくましさを丁寧に描いている。

いくつかの演目をやっているが「狩野川台風」だけはほかの公演とは意識が違う。一人でも多くの方に見ていただき、防災への意識を高めてもらいたい。そして劇を演じる子どもたちにも約60年前に起きた災害をしっかりと学んでほしい。

台風や豪雨被害は絶えないが、公演を通じて来場者に日常にある幸せの大切さを実感してもらえればうれしい。

【メモ】 狩野川台風/1958年9月26日夜、伊豆半島を通過し、狩野川流域に大きな被害をもたらした。死者・行方不明者は853人に上った。伊豆の国市には狩野川史料館があり、台風による被害などを伝えている。

劇団DAN代表 松井清高さん
劇団DAN代表 松井清高さん
三島公演に向けて意気込みを語る出演者や松井代表ら
三島公演に向けて意気込みを語る出演者や松井代表ら
本番に向けて練習に励む出演者
本番に向けて練習に励む出演者

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