静岡新聞SPORTS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

挑む初陣 浜松開誠館サッカー部(中)技術を磨いてスタイル進化

(2018/12/29 11:31)
リフティングを練習する浜松開誠館高の選手=浜松開誠館総合グラウンド
リフティングを練習する浜松開誠館高の選手=浜松開誠館総合グラウンド

 2005年の創部間もない頃から浜松開誠館が掲げるのは「闘う、走る、粘る」。能力の高い選手が伝統ある強豪校やJクラブの下部組織に流れる中、限られた戦力でどうやって戦うか。青嶋監督は「力の差を補うには、一生懸命やるしかない」とこのスローガンを打ち出した。
 長年の蓄積で開誠館に付いたイメージは、粘り強い守備とハードワーク。泥くさく戦い、07年に高校選手権で決勝トーナメントに進出。12年に初めて4強入りし、常に県内の上位に顔を出すようになった。しかし、全国には手が届かなかった。
 中部勢の壁を破れない理由を、青嶋監督は技術力の差に求めた。「ボールを自由に扱えなければ、ゴールは生まれない。西部の子は明らかにその能力が劣っている」。
 青嶋監督は創部当初、ショートパスで組み立てるサッカーを志した。だが、技術力のなさから断念した経緯がある。ただ、諦めてはいなかった。「ボールを動かしてテクニックでも勝ることはずっと目標にしていた」。試合で生きる技術を選手に身につけさせる方法を探し続け、約5年前に一つの答えにたどり着いた。可動域や筋力、体の動かし方…。「どういう要素が大事なのか明確になり、何となく扉が開いた」。
 浜松開誠館は今季から、リフティング練習を毎日取り入れている。単純な技術力向上だけでなく、股関節の可動域を広げることも目的だ。継続することで、選手たちの浮き球の処理やプレー精度が向上した。山田主将は「届かなかったボールに足が届くようになった」と成果を実感する。新たな練習法を取り入れ、持ち前の泥くささに足元の技術がプラスされた。
 浜松開誠館が挑んだ県大会決勝は、総体を含めて今回で4度目だった。「勝負運がないと言われたこともあったが、おかげで得られるものがあった。簡単に優勝していたら腐っていた」と青嶋監督。進化させたスタイルで中部勢の高い壁を乗り越え、ついに全国切符をつかんだ。

高校サッカーしずおかの記事一覧

スポーツアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

富士ゼロックス・スーパーカップ

川 崎 1 - 0 浦 和 (終了)
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト