静岡新聞SPORTS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

<東京五輪再び 県勢メダリストの思い(5)>鈴木孝幸さん

(2013/9/14 06:56)
すずき・たかゆき 北京パラリンピック競泳男子50メートル平泳ぎで金メダル。ロンドンでも2大会連続で競泳選手団主将を務め、東京招致では「アンバサダー」として活躍。浜松市の障害者水泳教室ぺんぎん村で水泳を始めた。同市北区出身。東京都在住。26歳。
すずき・たかゆき 北京パラリンピック競泳男子50メートル平泳ぎで金メダル。ロンドンでも2大会連続で競泳選手団主将を務め、東京招致では「アンバサダー」として活躍。浜松市の障害者水泳教室ぺんぎん村で水泳を始めた。同市北区出身。東京都在住。26歳。

 2004年アテネから3大会連続でメダルを獲得した。生まれつき四肢欠損の障害があるパラリンピアンはそれでも思う。どうすればアスリートとして見てもらえるか―。7年後を夢見る後進にも、自分にも、自らの限界と闘う覚悟を求める。

 ―パラリンピックの注目度が増している。
 「昨年のロンドン会場の一体感は素晴らしかった。“障害者”ではなく“アスリート”として見られていると感じた。テレビCMのキャッチコピーは『ミート・ザ・スーパーヒューマン(すごい人に会いに行こう)』。外に出ると子どもに記念写真を撮ってほしいと囲まれたり。過去にはなかったことだった」

 ―国内の競技環境も変わってきたか。
 「世界と比べ、国などの支援体制がもう少し充実すればと思う。国内のトップ選手にも遠征費や練習場の確保に苦労し、公園を使う人がいる。自分も一般のプールを利用しているので飛び込みの練習ができず、混んでいれば練習メニューを変更せざるを得ない。世界には大手スポンサーが付くプロもいるが、日本で競技を続けるには学生の時に必死に成績を残し、それをアピールして就職し、会社の理解を得るしかない」

 ―選手がやらなければいけないことは。
 「選手自身がまず、アスリートとしての自覚を持つべき。自分たちの意識が変わって初めて、『障害者の大会』ではなく『アスリートの大会』として見てもらえる。責任は大きくなる。結果が出なかった時のバッシングも厳しくなるが、そうなった時に、『心のバリアフリー化』も実現するのでは」

 ―自身も東京大会を目指すか。
 「7年後は33歳。やれない年齢ではない、かな。国内で行われる大会は観客がほとんどいないので、自分に対する大声援を感じながらレースをしたという経験がない。日本で、大歓声の中で、レースがしてみたいと思う。静岡からも(パラリンピックメダリストの)河合純一さんや自分に続く若手が出てきてくれたらうれしい」

県勢メダリストの思いの記事一覧

スポーツアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
試合がありません
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト