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<東京五輪再び 県勢メダリストの思い(3)>松永共広さん

(2013/9/12 09:19)
まつなが・ともひろ 幼稚園年長でレスリングを始め、ジュニア時代から活躍。北京五輪のフリースタイル55キロ級で準優勝した。沼津学園(現飛龍)高―日体大出。全日本男子専任コーチ。焼津市出身。東京都大田区在住。33歳。
まつなが・ともひろ 幼稚園年長でレスリングを始め、ジュニア時代から活躍。北京五輪のフリースタイル55キロ級で準優勝した。沼津学園(現飛龍)高―日体大出。全日本男子専任コーチ。焼津市出身。東京都大田区在住。33歳。

 2月の国際オリンピック委員会で五輪から除外される競技の候補となり、思いもよらず、“危機”に直面したレスリング。結果、継続実施が決まったが、「五輪のレスリング」の意味をこんなに考えた日々はなかった。

 ―採用決定まで、苦しい7カ月間だった。
 「世界中のレスリングの関係者が団結し、署名をはじめ、できる限りの活動に取り組んだ。国際レスリング連盟が即座にルール改正したのもその一つ。観客に分かりやすく、見応えのある試合が増えた。五輪競技から外されてしまえば、国や企業は援助の資金や活動を縮小し、レスリングが低迷する危険があった。子供たちの夢と目標がなくならないで良かった」

 ―レスリングにとって、五輪とは。
 「最大の目標。『世界王者を目指す』という点では世界選手権もあるが、五輪は規模や盛り上がりが全く違う。注目度も高い。アマチュア競技としては非常に大きな意味を持つ。レスリングの人気や認知度は、五輪を通じて上がってきたのだとも思う」

 ―あらためて、レスリングの魅力を。
 「まず、相手を投げたり、倒したりする大技。しかし、プロレスと違って、よく見るとレスリングにはバックを取られないよう敵の攻撃をかわす巧みな技にも面白みがある。粘ってこらえる相手の体をどう返すか。レスリングは相手の体、動きをどうコントロールするかという競技。子供たちにその楽しさを教え、体験させたい。静岡県内は指導者、保護者、子供たちが本当に熱心。五輪でメダルを取る選手がもっともっと誕生してほしい」

 ―指導者として迎える五輪への抱負は。
 「昨年5月で現役の一線を退き、現在はコーチングを学んでいる。今後もナショナルチームで指導していきたい。次のリオでも、東京でも、自分が関わった選手が、五輪で活躍する姿を近くで見届けたい。そのために常に指導法を磨き、自分も成長していく必要がある」

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