<SBS杯サッカー最終日>静岡、チリの守備崩せず

(2017/8/14 08:08)
静岡ユース―U―18チリ 前半38分、静岡ユースの山口(中央)がボールを押し込み1点を返す=草薙陸上競技場

 U-18チリ代表(8) 3(2―1 1―0)1 静岡ユース(3)
 ▽得点者【チ】メネセス(ゲラ)モラレス(なし)ゲラ(なし)【静】山口(山原)
 【評】静岡ユースはチリの決定力と堅い守備に屈した。
 前半はチリに主導権を握られた。11分に先制点を許し、24分には中央をドリブル突破されて追加点を奪われた。
 静岡は前半38分にFKから山口が押し込み1点差とした。後半立ち上がりにも好機をつかんだが相手守備に阻まれた。

 ■「世界との差」で完敗
 チリに勝てば6年ぶりの優勝につながる静岡ユースだったが、勝負の世界は甘くなかった。チリの攻守の切り替えの速さに圧倒されて3失点。鈴木監督(桐陽高教)は「(チリは)強かった。選手一人一人の力強さ、前線の圧力。世界との差を選手、指導者が感じた」と完敗を認めた。
 前半の2失点はボールを奪われた後の速攻からだった。11分は左サイドからのスルーパス、24分はドリブルに対応できなかった。1点差とした後半8分は相手のロングパスに守備陣とGKの連係ミスから失点。センターバックの山口は「(パスの)ボールが思うように伸びなかった。一瞬の判断の遅れが致命傷となる怖さを感じた」と声を絞り出した。
 選手は世界との差を「近い2017・SBSCUP 国際ユースサッカー(最終日)=ようで遠い」と表現した。攻撃で流れに乗った時間帯もあったが、シュートはことごとくはね返された。持ち味の鋭いシュートを出せなかった伊藤稜は「まだまだ努力が足りないことを思い知った」と振り返った。
 チリのロブレス監督が「国際的な選手になる」と名前を挙げた白井主将は「ゴールに向かう姿勢がさらに必要。もっと得点が取れる選手に」と成長を誓った。

 ■チリ、抜群の決定力
 チリは優勝を決める一戦でも落ち着いたプレーで静岡を振り切った。オフサイドを恐れずに守備ラインの背後を狙い、抜群の決定力で3得点。エクトル・ロブレス監督は「決勝としてふさわしい戦いができた」と満足げだった。
 チリ国内のプロでプレーする選手も存在し、日本の選手に比べて体は一回り大きく技術も一枚上だった。組織的な守備からカウンターに結びつけるしたたかさも目立った。
 フル代表は今年のコンフェデレーション杯で準優勝し、FIFA(国際サッカー連盟)ランク7位でブラジル、アルゼンチンなどと並ぶ強豪の仲間入りを果たした。2020年東京五輪に絡んでくるユース世代も日本と静岡に格の違いを見せた。
 ロブレス監督は「(東京五輪の)南米予選はチリで開催する。ぜひ突破したい」と話した。

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