三遠、西宮に惜敗 B1リーグ最終戦

(2018/5/7 13:20)
三遠―西宮 第3クオーター、速攻からレイアップを決める大口=浜北総合体育館

 バスケットボール男子のBリーグは6日、浜北総合体育館などで8試合が行われ、中地区の三遠は90―92で西地区の西宮に敗れた。

 西宮 12勝48敗 92(19―34 21―13 25―24 27―19)90 三遠 25勝35敗

 ■大口、20年勝負にこだわり 引退、指導者の道へ
 引退の花道は自ら切り開く―。今季で20年の選手人生に終止符を打った42歳の大口。序盤に放った3本の3点シュートを全て沈め、ゴール下では果敢に飛び込んでリバウンドを奪い取った。終了間際の逆転負けに、「20年で今日が一番悔しい。やっぱり勝たないと」。試合後の引退セレモニーで、勝負にこだわり続けた大口らしい言葉が口を突いた。
 1998年に三遠の母体「オーエスジーフェニックス」に加入し、チーム一筋を貫いた20年。172センチの小柄な体格を生かして長身選手の隙を突き、ここ一番の勝負強さで何度もチームを救った。この日も速攻からレイアップを決めた直後、すぐにパスカットを狙う“抜け目なさ”は健在。元ヘッドコーチの中村和雄さん(77)は「あれが大口のプレー。これまで何度も助けられた」とまな弟子の活躍をたたえた。
 今春、浜松学院大(浜松市)に新設された男子バスケットボール部の監督に就任した。自身の背番号3は永久欠番となるが、「いつか3番を託せるような選手が出てきてほしい」。新たな夢に向け、指導者としての道を歩み始める。

 ■今季最終戦を飾れず
 試合終了まで残り0・06秒。ミスでボールを失った三遠が土壇場で西宮に逆転され、今季の最終戦を白星で飾れなかった。「今シーズンを象徴するような試合」と藤田ヘッドコーチ。終盤に負傷者が続出し、2部降格の危機にさらされた苦しい今季を振り返るように語った。
 序盤に大口、川嶋らの3点シュートで流れに乗ったが、第2クオーターはシュートが決まらずに追い上げを許す展開。後半も西宮の岡田、バーンズに要所で攻め込まれ、終了間際の連続8失点で試合をひっくり返された。「大口の引退試合を勝たせたかった」という指揮官の思いは届かず、ファンで埋まった浜北総合体育館にため息がこぼれた。
 司令塔の鈴木、大石、センターのモリソンらをけがで欠き、復帰したドジャーやホワイトも本調子とは程遠い。リーグ終盤となる4月は1勝8敗と大きく負け越し、主将の岡田は「チャンピオンシップのプレーオフを目指していたが、気付けば残留争いに巻き込まれていた」という。上位も下位も紙一重の厳しいリーグ戦を勝ち抜くためには、さらなるチームの総合力向上が課題となる。
 

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