静岡県勢、金メダル5個 アジア大会、団体競技で活躍

(2018/9/3 08:03)
アーチェリー混合リカーブで初代王者に輝いた杉本智美(左)と古川高晴=ジャカルタ(静岡新聞社臨時支局・宮崎隆男)

 【ジャカルタ=静岡新聞社臨時支局・木村祐太】2020年東京五輪の前哨戦に位置付けられたジャカルタ・アジア大会が2日、閉幕した。静岡県勢は14競技に36人が出場し、金5、銀5、銅8の計18個のメダルを獲得。団体競技を中心に活躍し、2年後の舞台を見据える選手たちは確かな手応えを得た。
 サッカーは男子が銀メダル、女子が金メダルに輝いた。東京五輪世代のU―21(21歳以下)で臨んだ男子は1次リーグから接戦を勝ち上がり、決勝ではオーバーエージ枠のフル代表を擁した韓国と互角の勝負を演じた。DF立田悠悟(清水)は7試合中6試合にフル出場。センターバックとして守備陣を支え、韓国との決勝では孫興民(トットナム)らの攻撃をはね返した。FW旗手怜央(順大、静岡学園高出)も攻撃面で存在感を放った。女子はDF三宅史織(INAC神戸、JFAアカデミー福島出)が全5試合にフル出場し、2大会ぶり2度目の頂点に貢献。MF阪口萌乃(新潟、藤枝順心高出)の高い技術も光った。
 ソフトボールは渥美万奈、山崎早紀(ともにトヨタ自動車、常葉菊川高出)、河野美里(太陽誘電、飛龍高出)の主力野手3人が5連覇を支えた。今後も厳しい選手間の競争を勝ち抜き、五輪競技として復活する20年東京のメンバー入りを目指す。
 アーチェリーは初出場の杉本智美(ミキハウス、浜松商高出)が躍動した。女子リカーブ団体で日本の銅メダルに貢献し、新種目の混合リカーブは古川高晴(近大職)とのペアで初代王者に輝いた。「いろんな方々が見てくれる中で結果を残すという夢がある。ジャカルタは見に来られなくても、東京なら」と杉本。照準は2年後に合わせている。飯田純士(東京ガスエスネット、静岡市出身)らの水球男子は決勝でカザフスタンに惜敗し2位。河村美幸(シャンソン化粧品)らのバスケットボール女子は3位に入った。
 個人競技ではスポーツクライミングの藤井快(TEAM au、浜松日体高出)が男子複合で銀メダルを獲得した。予選、決勝ともに最初のスピードで出遅れたが、続くボルダリングとリードで盛り返す地力と勝負強さはさすがだった。
 陸上の県勢は銅3個とやや寂しい結果。男子の飯塚翔太(ミズノ、藤枝明誠高出)は200メートルで6位と表彰台に届かなかったが、アンカーを務めた1600メートルリレーでは気迫の走りで3位に貢献した。混成競技では男子十種の中村明彦、女子七種の山崎有紀のスズキ浜松AC勢がともに銅メダル。山崎は社会人1年目の23歳。今後の成長が期待される。
 20年東京五輪で本県が開催地になる自転車トラックは、団体追い抜きで一丸尚伍、近谷涼(ともにチームブリヂストンサイクリング、三島市)らの男子、鈴木奈央(日本競輪選手会静岡支部、星陵高出)らの女子がいずれも銅。近谷は男子4000メートル個人追い抜きでも銀メダルを獲得した。ボート男子かじなしペアの大塚圭宏(NTT東日本、沼津工高出)、高野勇太(NTT東日本)組は3位に入った。
 非五輪競技でも県勢の活躍が光った。パラグライディングのクロスカントリー団体は広川靖晃(ネットフラワーズ、御前崎市)らの男子が金、平木啓子(スカイ朝霧、富士宮市)らの女子が銀。ソフトテニスは尾上胡桃(日体大、浜松市出身)らの女子団体が優勝した。

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