日中若者、白熱の真剣勝負 藤枝で友好交流卓球大会

(2017/8/12 07:57)
小学男子の部決勝終了後、健闘をたたえ合い握手を交わす鄭禺捷選手(左)と小野耀太選手(右)=11日午後、藤枝市の静岡県武道館

 「ファイト もう一本」「加油(ジャーヨウ=頑張れ)」―。静岡県・浙江省友好交流卓球大会(同実行委員会主催)が開かれた藤枝市の県武道館に11日、両県省の若者らの声援が響いた。決勝トーナメントでは大接戦を繰り広げた末に敗れ、涙を流す同省選手も。真剣勝負を通じ、友情の輪が広がった。
 決勝トーナメントは中学、高校の男女が県勢対決だったが、小学生男女の2種目は手に汗握る日中対決が繰り広げられた。
 小学生男子決勝は小野耀太選手(11)=ファミリー卓球スポーツ少年団=と、鄭禺捷選手(12)=湖州市=の対戦。第1ゲームは白熱した展開だったが徐々に鄭選手が力を発揮し、勝利を引き寄せた。予選から全5戦ストレート勝ちの鄭選手は今大会のため1カ月間、毎日6時間練習してきたという。日本人選手とは初対戦で「球の速さが勉強になった」と振り返った。
 小学生女子の部の沈寧さん(10)=嘉興市=は準決勝で倉田瞳選手(12)=豊田町卓球スポーツ少年団=に接戦の末に敗れ、控室で悔し涙を流した。しかし「チームメートに励まされて元気になった」。3位の表彰台では笑顔をのぞかせた。
 バルセロナ五輪男子ダブルス金メダリストで同省の呂林体育局副局長は閉会式で「静岡県のレベルが上がってきている」と評した。最後までやり抜く精神や、技術のバランスなどが「優れている」と選手をたたえた。
 ■中高生が積極交流 ガールズトークも
 大会会場では、両県省の中高生たちが積極的に交流を図る姿が見られた。英語や身ぶり手ぶりだけでなく、スマートフォンの翻訳アプリを使って意思疎通を図るグループも。大会の主役となった若者たちが新たな友情の芽を育んだ。
 昼食時間のロビーでは、両県省の女子高生約10人が輪になって「ガールズトーク」を展開した。「好きな日本食は?」「好きな遊びは?」などを話題に、楽しげにおしゃべり。自分の名前を中国語で発音してもらい、スマートフォンで録音する日本の選手もいた。
 日大三島高3年の長田美香さんは「中国の選手は英語も上手ですごい。気さくで話しやすかった」と話し、浙江省側の呉程月さん(17)は「日本人と交流したのは初めてだったが、とても友好的だった」と笑顔を見せた。

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