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サギ電話の防ぎ方、教えます。絶対にだまされないで。だそうです。

 息子などをかたる「オレオレ詐欺」の被害が静岡県内で続いている。県警によると、今年に入り2月末までに県警が把握した「オレオレ詐欺」は37件。詐欺の事前電話(「サギ電話」)は980件以上あった。

警告機能付録音機型
警告機能付録音機型
チェッカー型
チェッカー型
注意喚起型
注意喚起型
警告機能付録音機型
チェッカー型
注意喚起型


 これらの「サギ電話」は、大半が固定電話にかかってくることから、県警は自宅の電話に詐欺撃退の工夫をするよう勧めている。家族であらかじめ決めた「合言葉」のメモを電話近くに張っておき、家族を名乗る着信では相手に「合言葉」を必ず言わせるのも一つ。近年は迷惑電話とみられる着信を識別して警告したり録音したりするなど、電話機自体に機能を追加する手段も普及してきた。着信番号や「番号非通知」を分かりやすく表示する電話機を使用するなどして、相手が分からない電話に出ない対策もある。

 県警の担当者は「自宅の固定電話に複数の『サギ電話』対策をとることが被害防止につながる」と強調し、電話機への対策を呼び掛けている。(インコ式静岡新聞×静岡県警「ピヨスケの安全安心ふじのくにキャンペーン)
 
 ■ピヨスケが補足します
 このコーナーで何度も取り上げている「オレオレ詐欺」。
 
 警察のお兄さんも、「私は大丈夫!」と胸を張っていた人がだまされたりすると、悲しくなってしまうんだって。

 詐欺の犯人の話術は、皆さんが想像しているよりも巧みだから、ちょっとでも隙を見せると相手のペースにはまって、だまされてしまうんだって。

 だけどね、「詐欺にだまされない方法はある!」って警察のお兄さんは言っていたよ。それはね、何よりも「電話に出ないこと」なんだって。
 
 携帯電話(スマートフォン)を使っていて、「非通知」の電話が来たり「知らない番号」からの電話が来たら、出るのに警戒するよね。自宅の固定電話にかかってくる電話には、この警戒心がなかなか働かないんだって。だから、一度話し出してしまうと、詐欺の犯人のペースに乗せられやすいみたいなんだ。

 被害防止対策として、詐欺の犯人に「合言葉」を言わせるのもいい手なんだけど、やっぱり電話に出ないのが一番。極端な方法と思われるかもしれないけど、よく考えたら、何よりも確実だよね。
 
 必要のない電話に出ないための電話機や、電話に出る前に「詐欺かもしれない」っていう心構えを作ってくれる人形など、いろいろなものが開発されているんだって。

 自分の家族がだまされて悲しい思いをしないために、みんなで検討してみてね。
 
 ■静岡県警から
 迷惑・悪質電話防止装置には、「チェッカー型」「警告機能付録音機型」「注意喚起型」の3種類があります。
 それぞれの機能などを簡単に紹介します。

☆チェッカー型 迷惑・悪質電話防止装置とは、警察や消費者センターで把握した、犯人グループや悪質セールス等が使用する番号を識別する装置のことです。
☆警告機能付録音機型 迷惑・悪質電話防止装置とは、電話をかけてきた相手に、録音する旨を告げる機能、通話内容を録音する機能などを備えた装置のことです。
☆注意喚起型 迷惑・悪質電話防止装置とは、電話の着信音に反応して、女の子の声で特殊詐欺の被害に遭わないように注意するものです。

詳しくは、県警のホームページでご確認ください。
URL: http://www.pref.shizuoka.jp/police/kurashi/sagi/meiwakudennwaboushi/boushisouti.html

オレオレ詐欺は卑劣な犯罪ですが、皆さんの防犯意識で防ぐことができます。
被害の当事者になる方のみならず、周りにいる家族・友人・知人全員で、被害を防ぎましょう!

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