不審者はどんな人? 見た目に惑わされないでね!―だそうです。
今回は特に、子どもたちに読んでほしいな。警察のお姉さんからクイズを出してもらったんだ。
おうちに小さな子がいたら、ぜひ一緒にやってみてね。まず、このページの画像を見てみよう。
①は、電柱の陰に隠れたマスク、帽子、サングラスの知らないおじさんが、声を掛けてきた写真
②は、電柱の陰に隠れた普通のスーツ姿の知らないおじさんが声を掛けてきた写真
静岡県内で子どもや女性に声をかけたりする変なおじさん(不審者)のうち、多いのはどっちだと思う? 気を付けなければならないのはどっちだと思う?
静岡県内では昨年(2017年)1459件の不審者事案があったんだ。それを警察のお姉さんたちが詳しく分析してみたんだって。
①はサングラスとかで顔を隠しているし、電柱の陰に隠れたりもしているから、いかにもあやしいよね。でも②のおじさんは街でよく見るサラリーマンのようなスーツ姿で、顔も見せているでしょ。「どっち?」と聞かれたら①かな、①が典型的な「変なおじさん」かな、ってボクは思ったんだ。
でも、正解はね…はっきりどちらが多いということはなくて「どっちも」なんだって。警察のお姉さんは「ちょっと意地悪なクイズだったかもしれないけれど、①でも②でも外見に惑わされてはダメ。どんな見た目でも、知らない人から声を掛けられたら気を付けないといけないの。それをみんなに分かってほしいの」と話していたよ。
詳しく調べていくとはっきり見えてくる傾向はね、
○小学生、中学生、高校生の登・下校時に多発している
○約7割が、子どもが一人のときに発生している
っていうことなんだって。
自分を身を守るために、不審者に出会ってしまったら
○大声で助けを求めたり、防犯ブザーを鳴らす
○ダッシュでその場から逃げる
○子ども110番の家に駆け込む
これらのことをできるように心構えをしておこうね。
特に、一人で登下校するときには、気を付けようね!
最後にね、このコラムを読んでくれた大人のあなたへのお願い。身の回りで「助けを求めている」「防犯ブザーを鳴らしている」ことに気付いたら、必ず声を掛けたり、110番したりして助けてあげてほしいんだ。
みんなで安全・安心、住みよい街にしよう!(インコ式静岡新聞×静岡県警「ピヨスケの安全安心ふじのくにキャンペーン)