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53年の歴史に幕 島田・伊久身幼稚園、卒園式と閉園式
少子化に伴い本年度末で閉園する島田市の認定こども園伊久身幼稚園は19日、卒園式と閉園式を開いた。最後の卒園生6人が巣立ち、地域住民らが見守る中、53年間の歴史に幕を下ろした。 運営する学校法人島田中央学園の五藤善成理事長は「まだまだこれからも続けていければと思ったが、今は卒園した園児たちが健やかに育つことを願うばかり」とあいさつした。スライドショーでこれまでの思い出を振り返り、在園児を含む全10人でオリジナル曲「なかよしようちえん」などを一生懸命に歌った。卒園した三村伊織ちゃん(6)は「うれしい気持ちと悲しい気持ちでいっぱい」と話した。 同園は山あいの幼稚園として1971年に開園し、これまで
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乗用車と衝突、横断中の女性死亡 島田の県道
18日午後6時ごろ、島田市中河町の県道で、静岡市清水区吉原の会社役員の男性(64)の乗用車と、自転車で道路を横断していた島田市中河町の無職の女性(70)が衝突した。女性は頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。現場は信号機や横断歩道のない交差点。島田署が事故原因を調べている。
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快挙!ギネス世界記録公式認定~静岡県勢の栄光の記録の数々~
静岡県勢がまた快挙です。昨年11月に川根本町で行われた「耐久サッカー」の参加人数がギネス世界記録として公式に認められました。静岡県内では、ここ数年、ギネス世界記録への果敢なる挑戦が行われ、達成されています。2022年以降に認められた記録をまとめます。
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ソフト公式戦、静岡県内初の審判4人全員が女性 全国高校女子選抜で実現
富士宮市の県ソフトボール場(富士山スタジアム)などで行われている全国高校女子ソフトボール選抜大会は17日の第2試合で、4人の審判を全て女性が務めた。女性の審判だけで試合を進行するのは、県内のソフトボール公式戦で初めて。球審を務めた峯田起見さん(50)=静岡市清水区=は「女性の試合を女性が裁くことが当たり前になる未来への第一歩になった」と振り返る。 4人の女性審判が裁いたのは浜松市立と習志野(千葉)の一戦。本塁のクロスプレーは大きなポーズと声でアウトを宣告。きわどいタイミングも堂々と判定し、円滑に試合を進めた。峯田さんは「判定一つで選手の人生を左右するかもしれない責任がある。この奥深さとやりが
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絶滅危惧種「ベッコウトンボ」羽化確認 磐田・桶ケ谷沼
磐田市岩井の桶ケ谷沼で18日までに、環境省の絶滅危惧種に指定されている希少種「ベッコウトンボ」の今季初となる羽化が確認された。 市環境課によると17日午前10時ごろ、地元住民などでつくる保護団体「桶ケ谷沼自然環境保全地域管理運営委員会」が保全活動に取り組んでいる沼の南部で、磐田市の高齢男性が見つけた。3月中の確認は11年連続。地球温暖化などの影響で、羽化が年々早まる傾向にあるという。羽化は4月下旬まで続く見込み。 ベッコウトンボの生息地は国内数カ所で、同市は日本最東端。桶ケ谷沼では、県内で確認されているトンボの種類の3分の2、国内の3分の1に当たる71種が生息している。
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静岡県内に新たな蒸留所、蒸留酒が誕生! その動きのあれこれ。
静岡県内でも珍しいリキュールの蒸留所が下田市で動き始めました。また、沼津市にも新たに蒸留所が生まれ、第1弾として県内産のレモンを使ったクラフトサワーが仕上がりました。日本酒、クラフトビールに続き、新たな名物とするべく関係者の奮闘が続きます。そして、能登半島地震の被災地への働きかけも。最近の蒸留酒を巡る静岡県内での動きをまとめました。
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再審法の改正求め 静岡県議会 意見書可決 「公平性損なう」【最後の砦 刑事司法と再審】
静岡県議会は18日、戦後一度も改正されていない再審法(刑事訴訟法の再審規定)の改正を国に求める意見書案を全会一致で可決した。冤罪(えんざい)被害者の人権救済について、国はもちろん「地方自治体にとっても重要課題」と受け止めた上で、わずか19カ条しかない現行法では再審請求審の適正さが「制度的に担保されず、公平性も損なわれている」と指摘している。 意見書では、捜査機関の手元に残された証拠が再審段階で明らかになり、冤罪被害者を救済する大きな原動力になった事例が多いと説明。だが、証拠を開示させる規定がないため、裁判官や検察官の対応によって差が生じているとした。再審開始決定に対して検察官が不服を申し立て
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知事言動で新たな火種 混乱続き23年度静岡県議会終了 自民との溝 一層深く
川勝平太知事の言動を巡って混乱が続いた2023年度の県議会が終了した。18日閉会した2月定例会は予算案の可決にこぎ着けたが、知事の危機管理姿勢が物議を醸し、「磐田は浜松より文化が高かった」との発言が新たな火種となった。最大会派自民改革会議と知事の溝は深まるばかりで、次期知事選を見据えて議会のさらなる緊迫化は避けられない情勢だ。 ■強硬論 「反省どころかエスカレートしている。一刻も早く混乱から脱却して新しい静岡県をつくりたい」。2月定例会閉会後、記者団の取材に応じた自民会派の増田享大代表は語気を強めた。閉会日直前の知事の「文化発言」には「特定の地域を侮蔑するひどい発言。県民の思いを受けて行動す
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SNSの投資詐欺、被害急増 静岡県内女性1億5000万円超被害
新NISA制度が始まり、政府も投資推奨に力を入れる中、SNSを通じ投資に勧誘する詐欺などの被害が全国で急増、2023年には被害額が特殊詐欺を上回りました。静岡県内でも1億円を超える被害が出ています。LINE、フェイスブック、インスタ、マッチングアプリ…身近に潜むさまざまな「入り口」。被害者の声を含め、現状を深掘りします。
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おいでよ浜名湖花博 開幕まであと4日 見どころや魅力紹介
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が3月23日に浜松市中央区で開幕する。テーマは「人・自然・テクノロジーの架け橋~レイクハマナ デジタル田園都市~」。はままつフラワーパーク(3月23日~6月16日)と浜名湖ガーデンパーク(4月6日~6月2日)の2会場を拠点に、浜名湖周辺の地域資源と先端技術との“融合”を発信する。関係者に見どころや魅力、お勧めポイントなどを紹介してもらった。 ★/★ 好きな花は★。★ --> 東京都/はままつフラワーパークでコンサートを行う浜松市出身の音楽家 好きな花はサクラ。春の穏やかな日に、花と緑に囲まれたは
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掛川市・掛川城下 葛布の伝統、未来へ紡ぐ 若い感性受け入れ進化【わたしの街から】
4月に木造天守復元30年を迎える掛川市の掛川城。城下の商店街には歴史ある店舗が軒を連ねる。掛川城天守閣のふすまに使われているのは、市特産の葛布(くずふ)。芭蕉布(ばしょうふ)、榀布(しなふ)と並ぶ日本三大古布で、江戸時代に産業が栄えた。独特の光沢と丈夫さが魅力だが、現在の織元は城周辺にわずかに残るのみ。歴史ある工芸を次世代につなごうと若手が奮闘している。 修業中の小崎将徳さん(32)は2023年11月、父が専務、おじが社長を務める小崎葛布工芸(同市城下)に入社した。販売員として店頭に立って知識をつけながら、職人としての研さんを重ねている。葛布は、横糸に葛の繊維、縦糸に絹や麻などを用いて織る。
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信号柱に乗用車衝突 一時通行止め 島田市旗指
18日午後10時15分ごろ、島田市旗指の市道交差点で、磐田市のアルバイトの男性(20)の乗用車が信号柱に衝突し、柱が路上に倒れた。信号柱の撤去などで、周辺は約5時間半にわたり通行止めになった。現場は国道1号島田金谷パイパスの旗指インターチェンジから南に約200メートルの直線道路。島田署が事故原因を調べている。
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茶況(3月18日)マルシェで藤枝茶販売 JA大井川
JA大井川はこのほど、藤枝マルシェを藤枝市の蓮華寺池公園イベント広場で開き、来園者に藤枝茶などの農産物を販売した。 400グラム入りの荒茶風緑茶や葉梨地区の「葉梨物語」、瀬戸谷地区の「飲まっかしん」、藤枝かおりのペットボトルといった藤枝茶を並べた。1パック400円の安価で売ったイチゴ「きらぴ香」と、同マルシェで発売した「ふじえだ健やか弁当」の第2弾は人気を集め、即完売した。 (藤枝支局・青木功太)
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茶況(3月18日)国内発祥の地「丸子の紅茶」 都内企業が新商品
地方創生事業などを手がけるAbout Better Place(アバウト・ベター・プレイス、東京都、中川みどり代表)はこのほど、国産紅茶発祥の地静岡市駿河区丸子の和紅茶を広めようと、新商品「丸子紅茶26(にろく)」を開発した。 国産紅茶ブランド「丸子紅茶」の製造技術を確立した村松二六さん(同区)の紅茶を使用。村松さんの紅茶に魅了された中川代表=静岡市出身=が缶やパッケージ制作などをプロデュースした。品種別の「紅富貴(べにふうき)」「紅ふじ」と、村松さんの妻時枝さんの名を冠した「ときえ」の3種。ときえはミルクティー用に独自配合した。 中川代表は「二六さんの丸子紅茶の魅力をより多くの人に知っても
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社説(3月19日)アフガン女性抑圧 教育禁止の即時撤廃を
中学生以上の女子教育を禁じているアフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権は、全34州のうち農村部の約10州で女子学生の公立医大への入学を容認する方針を示した。農村部で深刻化する女性医師不足に対応する例外的な措置とみられる。 アフガンの女性は親族以外の男性と接触を避ける習慣があるため、女性医師の不足は女性の生命や健康に重大で深刻な影響を及ぼす。医療分野に限らず、女子の教育機会を奪うのは、社会に必要な人材の育成を放棄しているのに等しい。国の将来を危うくすることは明白だ。 医大入学の容認は、タリバンの女性抑圧に対する国外の批判を意識したとの見方もある。国際社会は女子教育の禁止を即時に撤廃す
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記者コラム「清流」 出会いが彩る48年
48年間の足跡が凝縮された光景だった。浜松市立高合唱部と、部活の卒業生でつくる合唱団で女声合唱の指導に当たった尾崎亘さん(84)のラストコンサートが同市中央区で開かれた。大勢の教え子が駆け付け、尾崎さんの最後の指揮を目に焼き付けた。 36歳で当時女子校だった同校に赴任し、合唱部の顧問に就いた。定年退職後、一度は合唱指導から離れたが、卒業生からの熱烈な要請を受けて再びタクトをとることを決意した。 ラスト公演では、涙をこらえながら歌う団員の姿があった。締めくくりに同校合唱部で歌い継がれる「落葉松」を披露し、客席にいた教え子もステージに上がって共演した。尾崎さんが自身を振り返って言葉にした「幸せな
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記者コラム「清流」 東部地域で産業観光を
菓子メーカーの不二家富士裾野工場の関係者が裾野市長と会談した際、工場見学の話題になった。市長室の片隅で話を聞きながら小学生の頃、パンや清涼飲料の工場を訪れ、お土産としてもらった商品に心を弾ませた記憶がよみがえった。 静岡市や浜松市での勤務時代、工場を訪れる「産業観光」の話題をたびたび取材したが、東部総局に来てからはほとんど機会がない。一方で、地下水が豊富な東部地域には子どもや家族連れの人気を集めそうな飲食物の製造工場が多く、誘客の潜在能力は秘めている気がする。 現地でしか購入できない限定品があれば、魅力はさらに増すのではないか、など想像は膨らむ。企業の協力が前提になるが、交流人口拡大に向けた
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記者コラム「清流」 おでんは誰のもの?
「仕事帰りのサラリーマンが熱々のおでんを楽しみました」。1日、静岡市の繁華街で行われたおでん祭を取材し、週刊「YOMOっと静岡」用に記事を書いた。 「おでんはおじさんの食べ物か」。冒頭の一文に対し、原稿を確認する上司から指摘を受けた。「まさか」。思わず言ったが、確かに屋台のカウンターで楽しそうに酒を飲むスーツ姿の男性陣を、現場の描写にぴったりと思い原稿に盛り込んだ気がする。結局、子どもたちに誤解を与えないようにと、男女の区別がない「会社員」に直した。 現代は多様性の時代だ。しかし配慮のための言葉の制限を窮屈に感じてしまうときがある。言葉が違えば読者が思い浮かべる情景もずいぶん変わるだろう。制
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静岡人インタビュー「この人」 静岡市二十歳の記念式典実行委員長を務めた 尾平樹優さん(静岡市清水区)
1月3日に静岡市駿河区のグランシップで開かれた同市二十歳の記念式典の実行委員長を務めた。静岡市立高卒、常葉大教育学部2年。20歳。 ―式典を振り返って。 「式典に備え、晴れ着を着るために早起きするなどしたたくさんの人の特別な一日に関わることができてよかった。3千人が参加する規模のイベントを自分たちが主体で準備するというのは、大学生活ではなかなかできない経験。半年間試行錯誤しながら準備してきて、今後の自信にもなった。友人からもねぎらってもらい、やってよかったと思える反応を多くもらった」 ―実行委員長就任の経緯は。 「去年の式典でも実行委員として活動した。一つ年上に当たる実行委員長の背中を見て、
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コラム窓辺 介護は突然に(水野裕央/日本銀行静岡支店長)
その日は突然やってきた。2010年6月の朝、母のパート先からの連絡を受け、実家へ電話をすると数十回のコールの後つながった。聞こえたのは、カタカタという音だけ。実家へ車を飛ばした。 玄関の扉を開けると、倒れている母の姿。その手は電話のコードをつかんでおり、カタカタという音は、必死で電話をとり、何かを伝えるためにコードをまさぐる音と分かった。 脳梗塞だった。当初右半身まひで先行きが不安だったが、1年程度の懸命なリハビリで運動機能は回復した。ただ、失語症と失行の後遺症が残った。 発語、筆談、計算などができず、母の必死な意思表示の声は、私には分からない。私が言うことも完全に理解できていないようだ。突
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大自在(3月19日)青春という字には
〈青春という字を書いて横線の多いことのみなぜか気になる〉。俵万智さんの歌集「サラダ記念日」(1987年)にあるこの歌に共感したことを覚えている。俵さんは当時、公立高の若手国語教師。生徒と同じ目線の姉のようなまなざしが感じられる。 横線とは、取り消し線か、大人からの横やりか、それとも若い心の奥のよこしまな思いか。下手の横好き、横道に入る…。横には負のイメージもある。青春を一直線という若者ばかりではないだろう。古い流行歌は「道にまよっているばかり」と歌った。 「蛇の道はへび」とはよく言ったものだ。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る国会での受け答えに、こんなざれ歌をひねってみた。「
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翠富士、大関・豊昇龍破る 熱海富士は黒星 大相撲春場所9日目
大相撲春場所9日目(18日・エディオンアリーナ大阪)は新入幕の尊富士が小結阿炎を押し出し、初日から9連勝で単独首位を守った。平幕大の里は関脇若元春を寄り切って勝ち越しを決め、1敗を維持。 新大関琴ノ若は関脇大栄翔を押し出して7勝目を挙げた。他の3大関はかど番の貴景勝が翔猿を押し出して7勝目、霧島は小結錦木を寄り切って3勝目。豊昇龍は翠富士(焼津市出身)の肩透かしに屈し、3敗目を喫した。翠富士は4勝目。錦木は負け越した。 熱海富士(熱海市出身)は明生に寄り切りで敗れ、4勝5敗となった。 尊富士を1差で大の里が追い、2敗で貴景勝と琴ノ若、平幕の湘南乃海が続く。十両は朝紅龍と若隆景が1敗でトップに
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スノーボード・三木(浜松いわた信用金庫、掛川市)が帰国 「充実したシーズン」
スノーボードのワールドカップ(W杯)で女子アルペン種目の総合成績で2位に入った三木つばき(浜松いわた信用金庫、掛川市)が18日、今季の試合出場を終えて羽田空港に帰国し「本当に充実したシーズンで、一日一日を大切に過ごせた。成長できた点がたくさんある」と満足感をにじませた。 昨季、世界選手権を初制覇した五輪種目のパラレル大回転では、W杯初優勝を含む2勝を挙げるなど躍進。来季は金メダルを目標に掲げる2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の前年となる。「世界選手権で(パラレル回転と)2種目とも勝ち、W杯でも総合優勝したい」とさらなる進化を期した。
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⚽清水エスパルス 山原「チーム勝たせるプレーをする」 攻撃で躍動
J2清水のDF山原怜音(24)が攻撃面で躍動している。開幕戦で反撃ののろしを上げる同点弾に続き、前節大分戦でも貴重な追加点をたたき込んだ。得点がほしい、ここぞの場面で仕事をやってのける左サイドバックは「アシストでも失点を防ぐでもいいのでチームを勝たせるプレーをする。それがゴールならなおうれしい」とチームへの貢献を強く意識する。 攻守がかみ合い、完勝した大分戦。前半のMF宮本航汰(27)の得点で1-0でリードしながら、なかなか追加点を奪えていなかった後半28分、山原は自陣からドリブルを始めた。相手選手を1人かわすと勢いよく持ち上がり、味方へのパスの選択肢が複数ある中で右足を振り抜いてゴール右隅
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大好きな自然「自らの手で」 水窪町森林組合 永田百香さん【森の守り人 北遠 林業現場から①】
日中にもかかわらず、森の中は暗い。浜松市天竜区水窪町の山中、枝を重ね合うようにして比較的若い樹齢20~30年のヒノキが生い茂り、日の光をさえぎっていた。水窪町森林組合の職員永田百香さん(29)=富士宮市出身=は2月上旬、上司2人と共に30度近い傾斜の山道を跳び歩き、一帯の森林の状態を確認した。中核業務として日々取り組む森林管理の一環。「木が密集すると日が入らず土が弱ってしまう」。全国各地で土砂崩れなどの自然災害が多発する今、危機感を募らせている。災害多発 危機感を胸に 富士宮市内の畜産農家で大自然に囲まれて伸び伸びと育った。1次産業への就業は憧れだった。大学は教員を目指す学部を選択したが、
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「花歴書」植物の魅力愉快に キャラクター、「自己PR」考案 西遠女子学園高生 紹介版手描きで準備【浜名湖花博2024】
西遠女子学園高(浜松市中央区)の自然科学部の部員が「浜名湖花博2024(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)」の23日の開幕に向け、植物紹介版「花歴書」の準備を進めている。はままつフラワーパーク会場の15種ほどの花や木のキャラクターを考案し、ユーモアたっぷりに魅力を発信する。 部員はキャラクターのイラストを手描きで創作し、「自己PR」や「住所」などをまとめている。花の形に特徴のあるカンヒザクラは「下向きで鐘のような形で咲き、濃い紫紅色の花弁をつけるのじゃ」と紹介。乾燥地が原産のリュウケツジュの住所欄には「水はあまりいらないんだが、乾くのもよくねぇんだよな」などと記した。 部員の中川璃乙
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たくさんの思い出 さようなら学び舎 静岡市葵区の2校 清沢小・水見色小 明治以来の歴史に幕
本年度末で閉校し4月から静岡市葵区の中藁科小に統合される同区の清沢小と水見色小は18日、閉校式をそれぞれの学校で行った。両校とも難波喬司市長や赤堀文宣教育長らが出席。児童や保護者、地域住民が見守る中、校旗が返還され長年の歴史に幕を下ろした。 清沢小は1872(明治5)年に開校し、約4300人以上が巣立った。18人となった全校児童に向け、内山真路校長は「なりたい自分に向かってチャレンジしてきた皆さんは、新しい学校でもさまざまな場面で大活躍すると信じている」とエールを送った。清沢地区自治会連合会の前田万正会長は「これからも人生の節目で清沢小や清沢地区を思い出してくれたらうれしい」と話した。5、6
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観光農園の可能性追求 キウイフルーツカントリージャパン(掛川市)/平野耕志代表【キーパーソン・最前線】
循環型農業の実践に軸足を置き、キャンプ場整備や修学旅行の受け入れなど事業の多角化を進める。1月には中南米11カ国の省庁職員らが視察に訪れ、自然循環の仕組みに強い関心を示した。持続可能な開発目標(SDGs)実現に向けた機運の高まりを追い風に、観光農園の可能性を追求している。 ―観光農園を取り巻く環境をどう見るか。 「全国的に経営体は減っている現状。自園への来園者は新型コロナウイルス禍で半数程度まで落ち込んだが、今は持ち直している。売り上げ自体はコロナ前より上がった。新事業として始めたカフェやキャンプ場の寄与もある。新しい取り組みを生み出し続けて発信していく姿勢が大事だ」 ―強みは。 「多品種の
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スズキ 印で鉄道輸送強化 グジャラート工場 引き込み線完成 脱炭素と効率向上
スズキは主力市場のインドで、鉄道を活用した完成車の国内輸送を強化している。西部グジャラート州で進めたインド初の自動車工場敷地内への鉄道引き込み線の設置がこのほど完了し、稼働した。27両編成で一度に約270台運べる。広大な国土を持つインドでトラックによる陸上輸送を状況に応じて鉄道に切り替える「モーダルシフト」を推進し、輸送効率向上とともに、二酸化炭素(CO2)排出量削減や道路渋滞緩和に貢献する。 スズキは2014年から、最寄り駅にトラックで運んだ上で切り替える形で鉄道輸送を利用している。今回はインド政府と連携したインフラプロジェクトの一環で、工場敷地内に直接引き込まれた鉄道線から輸送できる新し
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体験重視「ハンズ・オン」 遊びが「なぜ?」を生む【科学を楽しむ 静岡る・く・る20年㊥】
「もっと速く回そう」「次は反対回りだ」。静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るで3月中旬、市立森下小の児童が、回転する円盤を左右のハンドルで傾けていすの動きを変える「ダブルジャイロ」を体験した。回る円盤に力を加えると、運動を保とうとする力が起きるジャイロ効果を利用した展示。児童らは順番で、何度も動きを試した。 同館の愛称は「みる」「きく」「さわる」というコンセプトに由来する。来館者が展示物に触れ、楽しみながら科学を体験することを重視する方式で「Hands―on(ハンズ・オン)」と呼ばれる。 それぞれの展示のそばには、どのような科学法則に基づくのか解説するパネルはない。考える前にまず展示物で遊んで
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静岡県警人事 組織犯罪対策局長に枝村氏 総務参事官は楠ケ谷氏
静岡県警は18日、警視以下の春の定期人事異動を内示した。発令は4月1日。異動規模は、複数の新設課などを創設し組織改編が大きかった前年と比べて277人減の1748人(警察行政職員を含む)。警視正の異動内示は後日の予定。 本部の参事官級は、総務部参事官に楠ケ谷良巳富士署長、教養課長に田代圭吾下田署長、監察課長に佐々木晴彦生活保安課長、デジタル企画課長に高橋文典伊豆中央署長を起用する。 刑事部門では、刑事部参事官兼生活安全部参事官に白井和幸刑事企画課長が就き、組織犯罪対策局長には組織犯罪対策課長などと兼務で枝村芳宏通信指令課長を起用する。刑事企画課長は太田守教養課長が担い、捜査1課長に高橋宏文牧之
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公園トイレの窓ガラス16枚割られる 磐田市が被害届提出
17日午後5時半ごろ、磐田市富士見町の富士見公園で、男女共用トイレの窓ガラス計16枚が割られているのを市民が発見し、磐田署に通報した。市は18日、同署に被害届を出した。 市都市整備課によると、窓ガラスは床面から約1・7メートルの高さにあり、割れた破片が床に散らばっていた。15日の時点では公園の清掃員が異常がないことを確認していたという。
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【競泳パリ五輪代表選考会】女子200自由形・望月(鈴与)決勝へ 高橋(静岡東高出)は準決勝敗退
競泳のパリ五輪代表選考会第2日目は18日、東京アクアティクスセンターで行われた。主な静岡県勢は200メートル自由形で、昨夏の世界選手権女子800メートルリレー代表の望月絹子(鈴与)が1分59秒88の全体4位で準決勝を突破し、19日の決勝に進んだ。東京五輪男子800メートルリレー代表の高橋航太郎(自衛隊、静岡東高出)は、準決勝で1分50秒71の全体15位に終わり、同リレーでの2大会連続の五輪出場がなくなった。男子100メートル背泳ぎの松本周也(ひまわりNW、伊東高出)は55秒65の予選18位で準決勝に進めなかった。望月「最後は気持ちだけ」 予選10位から修正 24歳がパリ五輪へ勝負のスター
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ゴマフアザラシの赤ちゃん誕生 母親に甘える姿人気 伊豆・三津シーパラダイス
沼津市の伊豆・三津シーパラダイスで17日、ゴマフアザラシの赤ちゃんが誕生した。自然界の海を表現した園内の「自然飼育場」で、かわいらしい姿を見せている。 生まれたゴマフアザラシは雌で、体重7・7キロ、体長は87センチ。生後2~3週間は、成獣とは違った白いもふもふとした毛が残る。母親「ピース」に寄り添ったり、乳を飲んだりして甘える様子が人気を集めている。 18日には飼育員の吉田芹夏さんらが、へその緒の状態を確認し、体の消毒作業などに取り組んだ。吉田さんは「仲間が増えてとてもうれしい。ここでは、大きくなっていく様子や授乳シーンを自然界に近い状態で観察できる」と話した。
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ラブライブ!ラッピングバス運行開始 清水町とコラボ、車内にもイラスト 東海バス
人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」と清水町のコラボ企画による書き下ろしイラストを使ったラッピングバスの運行が18日、始まった。初日は同町のサントムーン柿田川やJR三島駅などを回り、アニメの登場人物と合わせて施した町内の名所入りイラストでPRした。 イラストでは、柿田川公園入り口の写真を背景に主人公のグループ「Aqours(アクア)」のメンバーが笑顔で集合。バス外観のほか、車内の降車ボタンや手すり周辺にもあしらった。 東海バスが運行する。3月中は路線を固定せず、4月からは同公園周辺のエリアを走る路線で運行を予定している。 関義弘町長らが沼津市の大平車庫でラッピングバスを見学。関町長は「
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ムフロンの赤ちゃん9頭誕生 よちよち歩きかわいらしく 裾野・富士サファリパーク
裾野市の富士サファリパークでヒツジの仲間「ムフロン」の出産が相次いだ。よちよちと歩く赤ちゃん9頭が、新たに群れに加わり来場者を和ませている。 7~15日にかけて、雄5頭と雌4頭が誕生した。赤ちゃんは成獣と比べて岩などに溶け込みやすい体色。母親の後を追いかけたり、寄り添ったりするかわいらしい姿を見せている。 広報担当の藤野真希さんは「小さいながらもたくましい姿をぜひ見て楽しんでほしい」と話した。
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静岡県幹部人事 知事公室長に縣氏 南アルプス担当部長に渡辺氏
静岡県は18日、2024年春の定期人事異動(4月1日付)のうち、幹部(部長、局長、課長級)人事を内示した。対象は前年度比40人増の394人で、ほぼ例年並みの規模。重要課題への対応のため、六つの部長級ポストを新設する。県議会から指摘された川勝平太知事との情報共有強化のため、知事直轄組織に新設する知事公室長に縣茂樹人事委員会事務局長を起用。リニア中央新幹線静岡工区の着工を巡り、県が課題とする南アルプスの環境保全策の強化や国のモニタリング会議などに対応する南アルプス担当部長を設け、渡辺光喜くらし・環境部参事(南アルプス担当)が就く。 県議会で答弁者となる部局長など19人のうち、留任は5人で、14人
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中谷氏(旧浜松市天竜区選挙区)が中央区に 県議選選挙区変更でくじ引き 19年ぶり実施
浜松市の行政区再編に伴って変更された同市域の県議選選挙区について、現職の所属議員を決めるくじ引きが18日、県庁で行われ、中谷多加二氏(自民改革会議、旧浜松市天竜区)が浜松市中央区の所属となることが決まった。所属変更は補欠選挙に備えたもので、議員活動への制約はない。 くじ引きの順序を決めた後、中谷氏、市川秀之氏(同、旧浜北区)、阿部卓也氏(ふじのくに県民クラブ、同)、良知駿一氏(同、旧北区)の順にくじを引いた。 一番最初の順番で中谷氏が「中央区」と書かれた棒を引いた。最も中央区から遠い天竜区在住の県議が所属変更となり、会場にざわめきが広がった。市川、阿部、良知の3氏は浜松市浜名区・天竜区選挙区
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ワゴン車と衝突、自転車の男子高校生死亡 袋井の市道交差点
18日午前7時20分ごろ、袋井市愛野の市道交差点で、ワゴン車が磐田市東原の男子高校生(16)の自転車に衝突した。男子高校生は頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。 袋井署は同日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、ワゴン車を運転していた自称東京都東大和市清水6丁目、会社員の男(44)を現行犯逮捕した。同署は容疑を過失致死に切り替えて調べる。 現場は信号機のない交差点。同署が事故の原因などを調べている。
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岳鉄の〝顔〟 高校生が考案 富士の魅力マークに 4月7日まで特別車両運行
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は17日、高校生のデザインによるヘッドマークを取り付けた特別車両の出発式を同市の岳南江尾駅で開いた。4月7日まで運行する。 岳鉄に親しみを持ってもらうために高校生からデザインを募集し、2点を採用した。団体部門の富士見高美術部のデザインは、かぐや姫を思わせる竹を前面に描いた。中心メンバーの田中琥珀さん(1年)は「車両が迫ってくるかっこいい構図を意識した。いつまでもこんな姿を見せてほしい」と話した。 個人部門で選ばれた富士高の佐野日真莉さん(1年)は、東名高速道路上り富士川サービスエリアの観覧車や、製紙工場の情景などを描き込み「富士の好きなところを詰め込んだ。見た人
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門出の日、歌や言葉で感謝 静岡県内小中学校で卒業式
静岡県内の多くの小中学校で18日午前、卒業式が開かれた。新型コロナウイルスの法的位置付けが5類に移行して初めてで、久しぶりに下級生を参列させた学校も。卒業生は恩師や友達、保護者への感謝を言葉や歌に込め、学びやを巣立った。 本年度末で閉校し静岡市葵区の水見色小、中藁科小と統合される清沢小(同区)では、最後の卒業生として6年生8人が在校生や保護者、地域住民らに見守られながら送り出された。 華やかなはかまに身を包んだ卒業生は、一人一人ステージ上で「中学校で頑張ること」を述べた後、内山真路校長から卒業証書を受け取った。内山校長は「皆さんならなりたい自分にきっとなれるはず。清沢小で学んだことを誇りに思
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浜松市が人事異動内示 財務部長に鈴木氏 健康福祉部長は小松氏
浜松市は18日、4月1日付の2024年度定期人事異動を内示した。これまで12年間にわたって国から招いてきた財務部長に、生え抜きで企画財政部門の経験が豊富な鈴木秀司健康福祉部長を起用する。健康福祉部長は小松靖弘中央区長、都市整備部長は浜田輝秀都市整備部次長兼都市計画課長が就く。石坂守啓企画調整部長は政策補佐官を兼務する。 全体の異動対象者は、前年より96人少ない1432人。部長級の退職者が前年より10人少ない4人で、部長次長級の異動対象者は前年の66人から37人へと減ったため、やや小規模な異動となった。 1月1日の行政区再編で3区体制となった区役所はいずれも区長が交代する。中央区長に岡安章宏区
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掛川の人材派遣会社 労働基準法違反で4人を書類送検
日本とフィリピンの多重国籍者と違約金を定めた労働契約を交わして雇い、渡航費などの名目で貸し付けた前借金を賃金と相殺したとして、掛川署などは18日、労働基準法違反の疑いで掛川市満水の人材派遣会社「Live」と同社役員の男ら4人を静岡地検浜松支部に書類送致した。 書類送検されたのは掛川市の会社役員の男(75)、磐田市の無職の男(68)、焼津市の会社員の女(49)、藤枝市の会社員の男(54)。書類送検容疑は、4人が同社の従業員だった2022年9月8日、焼津市内の同社事務所で日本とフィリピンの国籍を持つ10代女性と、労働契約の不履行に対する違約金を10万円と定める契約を交わし、さらに同11月から23
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市民アートお披露目 袋井駅南地区にぎわい創出へ 東京芸大も協力
袋井市は16日、JR袋井駅南側の田端東遊水池公園で、市民が制作過程に携わったパブリックアート作品「ヒカリノミチ」と「ヒカリノクモ」のお披露目会を行った。にぎわいの拠点づくりのため約2年に渡って制作されたアート作品の完成を来訪者が祝った。 アートは2022年度、小中学生を対象に作品のコンセプトやデザインを検討するワークショップを開催したことを皮切りに制作を開始。東京芸術大の教員らが協力して小中学生のアイデアを基に六つのデザイン案を作成し、市民投票で2作品の制作が決定した。 お披露目会には大場規之市長や同大の渡辺五大教授らが出席。市民有志らによる今年の干支(えと)にちなんだ「竜の舞」で完成を祝っ
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人事=スズキ(4月1日付)
バイオガス事業本部長兼バイオガス技術部長 常務役員マルチスズキインディア出向社長補佐豊福健一朗▽常務役員経営企画本部長(経営企画室長)三木利哉▽サービス本部長(品質保証本部品質監理部長)西尾康治▽マルチスズキインディア四輪企画・設計技術統括 マルチスズキインディア出向兼技術戦略本部MBD推進担当藤井辰彦▽監査本部 内部監査部長(内部監査部内部グループ長)高堂英行▽バイオガス事業本部 バイオガス事業部長(機種統括部全体統括グループ専任職)本間忠▽経営企画本部 コーポレート戦略部長(経営企画室構造改革タスクフォースグループ長)大石浩二▽原価・収益企画部収益企画担当主査(コーポレート戦略部収益グル
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スズキがバイオガス事業本部新設 4月組織改定
スズキは18日、インドや日本で展開するグループのバイオガス関連事業を一元管理する「バイオガス事業本部」の新設など4月1日付の組織改定を発表した。 スズキは主力市場インドの脱炭素戦略の一策として、牛糞を使ってバイオガス燃料を製造するプラントを2025年から順次設置する。CNG(圧縮天然ガス)仕様車の燃料販売を通じて普及を目指す。日本でも牛糞を使用してバイオガス発電を手がける合同会社富士山朝霧Biomass(バイオマス)社(富士宮市)に出資、知見を蓄積している。こうした関連事業を一括して管理し、ガス生産に関する技術、事業化のノウハウ確立を目指すとしている。 「サービス本部」も新設し、四輪、二輪を
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袴田さん支援団体 「冤罪」巡る勉強会 主任弁護人が講演 浜松市
現在の静岡市清水区で一家4人を殺害したとして死刑が確定し、再審公判中の袴田巌さん(88)=浜松市中央区=の支援団体は17日、冤罪(えんざい)の原因と対策を考える勉強会を同区の浜松復興記念館で開いた。弁護団の主任弁護人の小川秀世弁護士が講演し、袴田事件について「虚偽の検証調書や実況見分調書などにより事件自体がゆがめられた」と述べた。 小川弁護士は被害者全員に多数の刺し傷があり、誰も逃げられず、隣人が物音を聞いていないとの状況などから「犯人は複数犯で、袴田さんでないことは明らか。事件を正確に把握していれば、本来疑われる余地もなかったはず」と訴え、「捜査機関による故意の違法行為が冤罪の一番の原因」
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静岡県 土砂搬入を白紙撤回 牧之原の民間処分場へ計画 盛り土代執行
静岡市葵区杉尾の砂防指定地に無許可造成された盛り土を県が撤去する行政代執行で、牧之原市の杉本基久雄市長は18日の市議会全員協議会で、県が計画していた同市内の民間残土処分場への土砂搬入を県が白紙撤回したと明らかにした。土砂搬入を巡り、処分場周辺の住民などから不安や説明不足を指摘する声が上がっていた。県は、他の民間処分場への搬入や公共工事での利活用に向けて最終調整している。 市や県によると、県砂防課の担当者が15日、同市に白紙撤回の意向を伝えた。行政代執行は、杉尾地区の約5・1万立方メートルの盛り土のうち、汚染物質が含まれていない約1万立方メートルを3月25日までに牧之原市の民間残土処分場に搬入
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「SNS型詐欺」など静岡県警 連携捜査を加速 組織改編
静岡県警は今春の定期人事異動に伴う組織改編で、交流サイト(SNS)などでつながり「闇バイト」で実行役を募る「匿名・流動型犯罪グループ」の捜査態勢を強化し、戦略的な取り締まりを加速させる。県警少年サポートセンターの体制整備を進めるとともに、少年警察補導員を県の児童相談所(3人)と県教委(1人)に初派遣し、多様化する少年非行などの問題に他機関と連携して対処する。 匿流グループに関連する特殊詐欺の広域的な連携捜査の加速と同時に、刑事部捜査4課を中心とした組織犯罪対策局内に新設班などを設け、専属捜査員も拡充し実態解明などを進める。 インターネットやSNSを悪用した各種犯罪への態勢整備で、サイバー空間
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多重国籍の10代と違約金契約交わす 掛川の会社 書類送検 労基法違反容疑
日本とフィリピンの多重国籍者と違約金を定めた労働契約を交わして雇い、渡航費などの名目で貸し付けた前借金を賃金と相殺したとして、掛川署などは18日、労働基準法違反の疑いで掛川市満水の人材派遣会社「Live」と同社役員の男ら4人を静岡地検浜松支部に書類送致した。 書類送検されたのは掛川市の会社役員の男(75)、磐田市の無職の男(68)、焼津市の会社員の女(49)、藤枝市の会社員の男(54)。書類送検容疑は、4人が同社の従業員だった2022年9月8日、焼津市内の同社事務所で日本とフィリピンの国籍を持つ10代女性と、労働契約の不履行に対する違約金を10万円と定める契約を交わし、さらに同11月から23
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静岡県警外事課長に警察庁から曲渕氏
警察庁は18日、県警外事課長に警察庁警備局外事情報部国際テロリズム対策課課長補佐の曲渕敦氏(44)=警視=が就任する人事異動を内示した。発令は4月1日付。 今春退職する外事課長の吉川靖剛警視の後任になる。曲渕氏は早稲田大卒で、2004年に警察庁に入った。
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ヤマハ発 ダンパー 累計300万本を達成 車体制振 04年から生産
ヤマハ発動機はこのほど、乗用車や二輪車用の車体制振ダンパー「ヤマハパフォーマンスダンパー」の生産が累計300万本を達成したと発表した。 走行中の車体の振動で生じる変形エネルギーを吸収し、熱エネルギーとして発散する部品。2004年にトヨタ車に量産品として初めて導入され、国内四輪・二輪メーカーが製造するスポーツ、高級モデルなどに採用されている。生産は子会社のヤマハモーターハイドロリックシステム(森町)の沼津第2工場で手がけている。 操縦安定性や乗り心地を向上させる独自技術が評価され、これまでに新機械振興賞や自動車技術会賞などで入賞した。取引も拡大していて、コロナ禍に伴う自動車の販売不振があったも
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世界の革新的企業 ヤマハが82位選出
英情報会社クラリベイトがこのほど発表した世界の革新的な企業「トップ100 グローバル・イノベーター」に、静岡県内関連ではヤマハが82位で選出された。 世界の発明データを比較分析し、革新力に結びつく指標を用いて各特許アイデアの優位性を評価した。ヤマハは成功率、地理的投資、希少性が評価された。 日本企業は38社が選出され、キヤノンが2位、ホンダが3位などだった。
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遠鉄バス カードタッチ決済、23日から一部で対応
遠州鉄道は18日、クレジットカードを端末にかざして運賃を払う「タッチ決済」サービスを23日から、一部の路線バスなどで始めると発表した。 同日開幕する浜名湖花博の会場への交通手段となる路線バスやシャトルバス計69台に先行して導入する。中部国際空港直行バス「e―wing(イーウイング)」と高速バス「e―LineR(イーライナー)」の全車両も対応する。 他の路線バスと電車は24年度中にサービスを開始する予定。遠鉄タクシーでは7日から、全車両約370台が対応した。 遠州鉄道は2004年に全国に先駆けて独自のIC乗車券「ナイスパス」を導入したが、その後に普及した交通系ICカードが使えず利便性が課題にな
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タイパなスナック 米久が新冷凍食品
食肉・加工食品の米久(沼津市)はこのほど、冷凍食品の新シリーズ「手軽にブランチほっとスナック」を発売した。 社会的な需要が高まっている時間をかけない「タイムパフォーマンス」と、良質な「クオリティーパフォーマンス」を兼ね備えたスナック。もっちりとした生地が特徴で、小腹がすいた時、レンジで温めるだけで簡単に味わえる軽食シリーズとして展開する。 第1弾は「はちみつチーズ風味」と「あんバター風味」の2種類。ともに内容量100グラムでオープン価格。
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産学連携で貢献 研究者3人表彰 静大と浜松いわた信金
静岡大イノベーション社会連携推進機構と浜松いわた信用金庫はこのほど、本年度の産学連携賞の表彰式を浜松市中央区の同大浜松キャンパスで行った。同大農学部の一家崇志准教授(43)ら産学連携で研究を進める教員3人を表彰した。 静大産学連携奨励賞は、カテキン類の含有量を茶葉の遺伝子情報から予測する技術の確立で、効率的な新品種開発に寄与した農学部の一家准教授と、金属疲労破壊を原因とした事故防止へ、表面を改質して長寿命で強い金属の創製に取り組む工学部の菊池将一准教授(42)が受けた。 同信金産学連携大賞は、二酸化炭素(CO2)を化学変換して資源化する研究を進め、学内にカーボンリサイクル技術研究所を設立した
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⚽U―16女子代表に佐野(常葉大橘中)ら
日本サッカー協会は18日、フランスで25日から行われるモンテギュー国際大会に出場するU―16(16歳以下)日本女子代表メンバーを発表した。静岡県勢はMF佐野杏花(常葉大橘中)、岩田琳香(FC時之栖U―15)が選ばれた。
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SNS用い現金だまし取った疑い 菊川署
菊川署は17日、詐欺の疑いで横浜市神奈川区羽沢町、職業不詳の男(27)を逮捕した。逮捕容疑は昨年6月中旬ごろ、SNSに自動車部品を売却する旨の虚偽の投稿をして、菊川市の会社員男性=当時(28)=から現金21万9450円をだまし取った疑い。同署によると、被害男性は指定された口座に購入代金を振り込んだが商品が届かず、同署に被害届を提出した。
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不同意性交の疑い 浜松中央署
浜松中央署は17日、不同意性交の疑いで浜松市中央区萩丘2丁目、契約社員の男(47)を逮捕した。逮捕容疑は同日午前2時ごろ、同区内で20代女性の同意を得ずに性交した疑い。
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車両火災、芝生千平方メートル焼く 御殿場市
18日午前11時20分ごろ、御殿場市板妻の芝畑で、止めてあった同地区の男性(77)の乗用車から出火し、車体をほぼ全焼した。周囲の芝生約千平方メートルも焼いた。御殿場署によると、男性が車から降りている間に何らかの原因で火が出た。男性は消火しようとして右手の指にやけどの軽傷を負ったという。同署などが原因を詳しく調べている。
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インフルエンザ 静岡県内4施設閉鎖
静岡県は18日、県内の小中学校4施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計41人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設15人、富士宮市1施設5人、静岡市葵区1施設11人、同市清水区1施設10人
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東名高速道で車両火災 御殿場市
17日午後10時半ごろ、御殿場市川島田の東名高速道上りで、横浜市の男性(44)が運転するキャンピングカーから出火し、全焼した。車には他に3人が乗っていたが、けが人はいなかった。静岡県警高速隊によると、走行中に異変に気づいた運転手が路肩に停車し、火が出たという。遮音壁にも延焼した。同隊が出火原因などを調べている。火災の影響で現場付近の車線を約3時間半にわたって一時規制し、最大約5キロの渋滞が発生した。
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神社の銅板盗んだ男に1年6月求刑 静岡地裁公判
静岡市駿河区の神社の屋根の銅板を剥がして盗んだとして、窃盗の罪に問われた住所不定、無職の男(51)の論告求刑公判が18日、静岡地裁(谷田部峻裁判官)であった。検察側は懲役1年6月を求刑し、弁護側は保護観察付きの執行猶予判決を求めた。判決は4月5日。 検察側は論告で、2023年11月に逮捕されるまで複数の神社で銅板を盗む行為を7、8回繰り返していたとする被告の手口は「大胆で手慣れている」と指摘。被害に遭った神社では社殿の内部が雨ざらしになり、修繕費も必要となったため結果は重大と強調した。弁護側は「生活困窮が(動機の)根本にある。被告は反省していて再就職にも前向き」と主張した。 起訴状などによる
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希少ウイスキー万引疑い 清水署
清水署は18日、窃盗の疑いで兵庫県姫路市網干区津市場、派遣社員の男(40)を逮捕した。逮捕容疑は昨年10月上旬、静岡市清水区の酒店でウイスキー1本(販売価格30万円)を万引した疑い。希少なウイスキーで、同署は転売目的の可能性があるとみて調べている。
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院長代行に井上顧問 静岡県立総合病院
静岡県立病院機構は18日、県立総合病院(静岡市葵区)院長の小西靖彦氏(66)が31日付で退任し、同病院顧問の井上達秀氏(69)が4月1日付で院長代行に就任すると発表した。同機構によると、院長の後任は調整中で、決定するまで井上氏が代行を務めるという。 県立こころの医療センター(同区)院長の村上直人氏(65)も退任し、新院長に同センター副院長の大橋裕氏(61)が就任する。 井上氏は京都大医学部を卒業し1990年から同病院に勤務。糖尿病・内分泌代謝センター長や診療支援部長、副院長を経て2023年から現職。京都大医学部臨床教授、県糖尿病協会会長なども務める。 大橋氏は浜松医科大医学部を卒業し、島田市
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利用者情報漏えいか 焼津市の深層水脱塩施設
焼津市は18日、市駿河湾深層水脱塩施設(同市鰯ケ島)の利用登録の個人情報約1万5千件が漏えいした恐れがあると発表した。内容は登録番号と登録日、氏名、住所、電話番号。クレジットカードや金融機関口座番号などの情報は含まれていない。 市漁港振興課によると、市が同施設の日常管理運営業務を委託している静岡県水産加工業協同組合連合会で、利用者情報が入ったパソコンから漏えいした可能性があるという。14日午後4時、同連合会の従業員が事務所で脱塩水の給水者約1万5千人の個人情報を管理するパソコンを操作中、ウイルス感染したという表示が出た。表示された電話番号に連絡し、「マイクロソフトカスタマーセンター」を名乗っ
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傷害などの疑い 静岡南署
静岡南署は18日、傷害と暴力行為法違反の疑いで静岡市駿河区有明町、無職の男(57)=銃刀法違反の疑いで逮捕=を再逮捕した。再逮捕容疑は7日午後3時半ごろ、同区内で知人男性に対し、顔を殴る暴行を加えてけがを負わせたり、刃体約30センチの刃物を突き付けて脅迫したりした疑い。同署によると、容疑者は「脅してはいない」と容疑を一部否認しているという。
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静岡県職員人事異動 課長級以上 4月1日付 部長級 局長級 課長級
部長級知事公室長 人事委員会事務局長 県 茂樹デジタル戦略担当部長 くらし・環境部部長代理兼デジタル推進官 山田 琢也危機管理部長兼危機管理監代理 交通基盤部理事=土木技術担当=兼危機管理部理事=防災技術担当= 酒井 浩行経営管理部長 スポーツ・文化観光部理事兼スポーツ局長 鈴木 学くらし・環境部長 くらし・環境部理事=南アルプス環境保全担当= 池ケ谷弘巳スポーツ・文化観光部長 スポーツ・文化観光部部長代理兼デジタル推進官 都築 直哉健康福祉部長 健康福祉部部長代理兼デジタル推進官 青山 秀徳経済産業部長 スポーツ・文化観光部長 村松 毅彦交通基盤部長 危機管理部長兼危機管理監代理 森本
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静岡県職員人事異動 課長級以上 4月1日付 退職
◇…部長級…◇ 増田始己(経済産業部長)勝又泰宏(交通基盤部長)鈴木史朗(中部地域局長)◇…局長級…◇ 伊藤晃(くらし・環境部参事=自然共生担当=)水野和彦(交通基盤部建築管理局長)岩崎泰克(交通基盤部参事=県建設技術監理センター駐在=)金井いすず(出納局次長兼会計総務課長兼デジタル推進官)尾崎元久(企業局参事)手老豊(環境衛生科学研究所長)岩間真人(中部健康福祉センター医監兼中部保健所長)乾正嗣(東部農林事務所長)広瀬聡(浜松土木事務所長)斎藤昌昭(清水港管理局長)◇…課長級…◇ 影嶋圭司(交通基盤部工事検査
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竹林から出火、900平方メートル焼く 伊豆の国市
18日午前11時20分ごろ、伊豆の国市長岡の竹林から出火し、下草など約900平方メートルを焼いた。伊豆中央署によると、同市の男性が付近で伐採した木を燃やしていたという。同署などが詳しい原因を調べている。
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賃金不払い疑いで書類送検 富士労働基準監督署
富士労働基準監督署は18日、労働基準法違反の疑いで、飲食店事業の一葉(富士市米之宮町)と同社代表の男(39)を静岡地検富士支部に書類送致した。書類送検容疑は、同社の従業員1人に対して2021年3月と22年7月の賃金を所定支払日に全額支払わなかった疑い。同署によると、同社は22年12月に経営不振で事業を停止している。
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生活スタイルが決め手【未来は腸内細菌とともに⑧】
食習慣は言うまでもなく腸内フローラの形成に大きく関与します。私たちが食べた物のうち、消化吸収しきれずに大腸に届いたものを腸内細菌が食べ、そして助け合い、競い合いながら複雑なコミュニティーを作っているからです。 人は生まれてすぐ、外からさまざまな菌を取り入れ、それらが腸内で増えることでその人の腸内フローラが形成されます。乳児期にはまず、母乳やミルクに含まれるオリゴ糖を利用しやすいビフィズス菌が増えます。 離乳期以降も食事の影響でフローラは大きく変化し、免疫系が成熟する3歳頃には大人型になります。青年期以降は健康で生活環境も変化がなければ、もう大きく変わらないと分かっています。 人の腸内フローラ
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むし歯のできやすさは遺伝? むし歯菌や食べ物も原因【歯の診察室】
問 40代男性。昔からむし歯に悩まされたことがありません。むし歯ができやすいかどうかは体質や遺伝など、何が関係するのでしょうか。また、今後もむし歯ができにくい状態は続くのでしょうか。 答 むし歯の原因は「歯」「むし歯の原因菌」「食べ物」の三つが重なり合ってできると言われています。むし歯のなりやすさについては遺伝するとの研究結果があるそうですが、むし歯そのものは、両親から直接遺伝するわけではありません。むし歯菌は、生まれたての赤ちゃんの口の中にはおらず、乳歯が生えてくる時点で、むし歯菌が口の中に定着する可能性があると言われています。 しかし、ご両親のむし歯が多くても、むし歯になったことがないと
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浜松市人事異動(4月1日付)退職
退職◇…部長級…◇ (財務部長)石切山真孝(都市整備部長)井熊久人(ウエルネス推進事業本部長)藤野仁(浜名区長)中村公彦◇…課長級…◇ (財務部技術監理課長)山本正孝(健康福祉部天竜健康づくりセンター所長)野沢和好(環境部南清掃事業所長)鈴木章良(学校教育部教育支援課長)影山和則(市民部市民生活課戸籍・住基担当課長)増田晴美(健康福祉部高齢者福祉課医療・介護推進担当課長)鈴木博(中央区副参事)吉田康次(中央区副参事)田中徳治(天竜区副参事)内山浩治◇…区課長級…◇ (健康福祉部福祉総務課専門監)松下晃司(健康
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浜松市人事異動(4月1日付)部長級・次長級・課長級・区課長級・課長補佐級・区課長補佐級・兼務・中央区役所・浜名区役所・天竜区役所
部長級 財務部長(健康福祉部長)鈴木秀司▽健康福祉部長(中央区長)小松靖弘▽都市整備部長(都市整備部次長兼都市計画課長)浜田輝秀▽ウエルネス推進事業本部長(産業部次長兼産業振興課長)松下直樹▽人事委員会事務局参与兼人事委員会事務局長(人事委員会事務局参事兼人事委員会事務局次長)鈴木政儀 総務部参与∧秘書課∨(再任用∧政策補佐官∨)金原栄行=3月31日付次長級 財務部次長兼市民税課長(市民税課長)内山智夫▽市民部次長兼市民生活課長(市民生活課長)大城秀寛▽健康福祉部次長兼高齢者福祉課長(高齢者福祉課長)亀田岳史▽産業部次長兼産業振興課長(産業部参事兼企業立地推進課長)
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棚田にテント張り、里山風景を堪能 菊川「千框(せんがまち)」
菊川市倉沢の千框(せんがまち)の棚田で16日、キャンプイベントが開かれた。棚田オーナー制度登録者や市民ら10組が農閑期の棚田にテントを張り、里山の風景を堪能した。 棚田の保全活動に取り組むNPO法人せんがまち棚田倶楽部が、交流人口の拡大を目的に企画した。地元産の茶葉を使ったほうじ茶づくりや火おこし体験、マシュマロ焼きなどが楽しめるコーナーも設けて約60人をもてなした。 イベントは前年に続き2回目。掛川市から家族4人で参加した鈴木実法さん(40)は「素晴らしいロケーション。炊事場もシャワー棟もないのが逆に楽しい」と話した。
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佐久間ダムや周辺 関係人口拡大探るワークショップ 浜松市天竜区
浜松市天竜区佐久間町の佐久間ダムや周辺地域を生かしたにぎわいの創出を考えるワークショップがこのほど、同区月のレンタルスペース「再生庵」で開かれた。同ダムや中山間地に関心のある市内外の15人が集まり、にぎわいのヒントを探った。 4、5人のグループを作り、人口減少が進む佐久間の課題や関係人口の拡大に必要なアイデアなどを出し合った。「(自然豊かな場所で仕事をする)ワーケーションができる場所を作った方がいい」「若い人が戻れる仕組みがないと地域の維持は難しい」などといった意見が出た。 出席者の一人は、同町浦川地区の豊かな自然環境や古民家に注目した。浜松市は観光産業が豊かな京都と神奈川県箱根町の中間に位
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地球温暖化防止へ、教育活動資金贈る 浜松いわた信用金庫
浜松いわた信用金庫(浜松市中央区)はこのほど、県地球温暖化防止活動推進センター(静岡市葵区)に環境教育活動資金として60万円を寄付した。 贈呈式を中央区の同信金本部で開き、高柳裕久理事長が佐藤博明センター長に目録を手渡した。市内の小学校を対象にした地球温暖化防止の体験プログラム「アース・キッズチャレンジ」などの活動に充てる。 同信金は2010年から同プログラムを支援し、寄付は14回目。
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新品種の桜に名前をつけて 浜松市中央区・はままつフラワーパーク
浜松市中央区のはままつフラワーパークは2022年に園内で見つかった新品種の桜の名前を募集している。メインエントランス外側の建物わきにある早咲きの桜で、「浜名湖花博2024」の開催を記念して名前の公募を決めた。応募は31日まで。 桜は22年春に職員が発見した。同園は、鳥などが運んだ種が育ったと推測する。園内の桜と特徴が異なり、品種を調べた結果、日本花の会から新品種と認定された。ソメイヨシノより10日ほど早く開花し、直径約4センチの大きなピンクの花を咲かせる。カンヒザクラやオオシマザクラ系統の雑種とみられる。 現在二分咲き程度で、美しい花が来園者を迎えている。園内に応募用紙と応募箱が設置されてい
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「カケジョブ」で掛川の企業情報手軽に 市運用開始、セミナーや適職診断も
掛川市はこのほど、就職希望者に市内企業の魅力を発信する企業情報サービス「カケジョブ」の運用を開始した。通信アプリLINE(ライン)を使い、企業検索や適職診断、セミナー情報の配信など地域密着型サービスを展開する。LINE版とウェブ版を用意し、各企業の先輩社員のコメントも発信する。 利用にはLINEの友だち登録が必要になる。スマートフォンで手軽に情報収集できる利点があり、ウェブ版では全登録企業の確認も可能。登録企業は58社、コメントを寄せた先輩社員は82人で、随時更新して拡充する。市産業労働政策課によると、これまで市には地元企業を紹介する媒体がなく、大学や学生から情報を求める声が寄せられていたと
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農業施策や支援 国に要望書提出 浜松市認定者協
浜松市認定農業者協議会(野沢正敏会長)は18日、農林水産省で坂本哲志農相と面会し、適正価格での農産物取引や地域農業の担い手育成など農業施策に関する要望書を提出した。 要望書では、燃油や資材価格の高騰に伴い農産物の生産コストが増加し、適正な利益の確保が難しくなっていると指摘。農業者が一定の価格決定権を持てる仕組みづくりや資材購入への支援を求めた。担い手確保策や鳥獣被害対策についても盛り込んだ。野沢会長は食料安全保障の観点を踏まえ「農業を守らずして国民をどう守るのか。海外では国予算で収入保障をしたり、農産物を買い取ったりする事例もあるので検討してほしい」と訴えた。 坂本氏は「しっかり現場の意見を
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掛川市・袋井市病院企業団人事
掛川市・袋井市病院企業団は18日、4月1日付の人事異動を内示した。 ◇中東遠総合医療センター 【副院長級】がん総合診療センター副センター長兼化学療法センター長(医務局長)副院長兼外科診療部長兼消化器外科診療部長兼消化器病センター長兼IVR・画像診断センター長京兼隆典▽がん総合診療センター副センター長兼緩和ケア支援センター長(がん・緩和ケア支援センター診療部長)副院長兼麻酔科診療部長兼手術センター長内山智浩▽副院長兼臨床研究管理室長(院長補佐)小児科診療部長岩島覚▽副院長兼医務局長兼臨床研修センター長(院長補佐)循環器内科診療部長兼心血管内治療センター長兼ICU・CCUセンター副センター長兼地
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死亡事故再発防げ 細江署が現場診断 浜松市浜名区都田町の市道
細江署はこのほど、浜松市浜名区都田町の市道(都田テクノロード)で2月15日に発生した交通死亡事故の現場診断を実施した。同署や行政、地元自治会などの関係者約30人が安全対策を話し合った。 事故は午後6時10分ごろ、信号機のない片側2車線の直線道路で発生した。軽乗用車とミニバイク、乗用車の3台が絡み、ミニバイクの女性が亡くなった。 参加者は事故の概要や現場の形状を確認。上り坂が終わり車両の速度が回復する地点として、「速度に関する注意喚起の看板を設置する」などと事故防止策を提案した。「外灯の数を増やすべき」などの意見も挙がった。
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学生ら多様な業界理解 就活へ 13社合同説明会 浜松市中央区
2025年春卒業予定の大学生や専門学校生らを対象にした「しずおか仕事図鑑 合同企業説明会」(静岡新聞社主催)が17日、浜松市中央区のアクトシティ浜松で開かれた。 静岡県西部を中心に製造や小売り、運送業など13社がブースを出展した。学生は本格的な就職活動が始まるのを前に、多様な業界の理解を深めた。 企業の担当者は仕事内容や福利厚生、将来に向けた取り組みなどをPRした。学生が「勤務地の希望は通るのか」と質問すると、担当者は「できるだけ希望を反映させている」などと答えた。 参加した女子大生は「知る機会がなかった業界を知ることができて勉強になった」と話した。
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掛川市人事 企画政策部長平松氏 理事も 総務部長に都築氏、女性管理職最多
掛川市は18日、4月1日付の人事異動を内示した。全体の異動規模は前年より11人多い246人。企画政策部長の平松克純氏が理事を兼ねるほか、総務部長に都築良樹協働環境部長が就く。協働環境部長には赤堀純久生涯学習協働推進課長を起用する。 60歳超の職員8人が定年延長し、それぞれ希望する異動先で経験や資格を生かす。女性の管理職登用は28人で、比率は前年度比2・7ポイント上昇の20・7%。過去最多を更新した。 ◇市長部局 【部長級】理事を兼ねる 企画政策部長平松克純▽総務部長(協働環境部長)都築良樹▽協働環境部長(生涯学習協働推進課長)赤堀純久▽産業経済部参与を兼ねる 産業労働政策課長溝口尚美▽都市建
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2027年度の黒字化目指す 市立湖西病院が経営強化計画
湖西市立湖西病院は18日までに、2023~27年度の病院経営強化プランを策定した。昨年11月に稼働を開始した地域包括ケア病棟の病床拡充などにより、27年度に経常利益の黒字化を目指す収支計画を盛り込んだ。23年度に約8億7600万円に上った市の一般会計からの繰入金は、27年度に7億6千万円まで削減を見込む。 市内の病院による役割分担では、同病院が急性期から回復期、民間の浜名病院が回復期から慢性期を担う。浜松市の浜松医療センターとも機能分化や医療従事者の派遣で連携するほか、地元の浜名医師会や市消防本部などとの連携も強化する。 病床は、現行の急性期病床54床と地域包括ケア病棟の回復期病床47床を、
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おむつなど4品目資源化 掛川市長に提言書 ごみ減量推進会議
ごみを燃やさずに資源化する仕組みを検討する掛川市の「おむつリサイクル・ごみ減量推進会議」はこのほど、紙おむつや製品プラスチックなど4品目の資源化の方向性をまとめた提言書を久保田崇市長に提出した。 提言では、使用済み紙おむつは資源化する方法の研究を継続し、製品プラスチックは市民の利便性と回収効率向上に配慮した分別収集方法の検討をすることを求めた。生ごみは発生量を抑え、民間事業者を活用した液肥などの販路の確保、剪定(せんてい)枝や落ち葉は地域、資源化事業者への効果的な支援策の検討を要望した。 同会議の守屋輝年雄委員長は「市民らが自分事として捉えられるような施策を展開するべき」と語った。久保田市長
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盛り土監視、いじめ防止の対応強化へ 増員や新ポスト 浜松市
浜松市は18日、2024年度定期人事異動の内示に合わせて盛り土監視やいじめ防止など懸案の課題に対応する部署の体制強化を明らかにした。 25年度の盛り土規制法運用開始を見据え、土地政策課に盛土対策担当課長を置き、同課長を含めて課員を3人増員して不適切な盛り土への迅速、的確な対応を図る。いじめ問題第三者委員会の対応強化のため、教育総務課と指導課に各1人増員する。 4月のこども家庭センター設置に伴い、旧7区の区域に1人ずつ統括支援員を配置する。母子保健や虐待相談をはじめ、センターの業務を統括する。一方、現在5人体制の区再編推進事業本部は再編施行を受けて廃止する。 課長級以上の女性管理職は27人とな
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脱炭素や人材育成 8分野で包括連携 浜松市、サーラGが協定
浜松市とサーラコーポレーション(サーラグループ、本社豊橋市)は18日、「元気なまち・浜松」実現に向けた包括連携協定を締結した。市役所で中野祐介市長と神野吾郎社長兼グループ代表CEOが協定書に署名した。 カーボンニュートラル推進のための研究会開催や専門人材育成、スタートアップ(新興企業)と地域産業の融合、学校教育への民間活力導入など、8分野20項目を盛り込んで幅広い分野での連携を図る。 同グループはこれまでも災害時のエネルギー供給や文化施設のネーミングライツ取得といった取り組みで市の施策に協力してきた。グループとして自治体と包括連携協定を結ぶのは初めてで、中野市長就任後に市が企業と同協定を結ぶ
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「野球は平和つくる」友成氏、アフリカ現状紹介 東部公立高リーグ
静岡県東部の公立高校9校の野球部が加盟する独自リーグ「リーグビースト」はこのほど、一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J―ABS)の友成晋也代表理事を招いた講演会「アフリカに野球を―もうひとつの甲子園」を函南町文化センターで開いた。 友成氏は「野球のチカラでアフリカと日本の未来を創る」を理念に掲げる機構の取り組みや成長著しいアフリカの現実について語った。誰でも打席に立って平等にチャンスが与えられるため「バッターボックスが好き」と答えたガーナで出会った少年とのエピソードを紹介。アフリカでの野球振興に携わる約30年間の経験から、野球は民主主義を広め、人づくりに役立ち、平和をつくる力があると
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沼津香陵LCが献血 J3沼津ホーム戦に合わせて
沼津香陵ライオンズクラブは16日、沼津市の愛鷹広域公園で献血活動を行った。 サッカーJ3アスルクラロ沼津のホーム戦に合わせた取り組み。献血車が待機する中、メンバーが看板を掲げて来場者に協力を呼びかけた。
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ウクライナを、平和を学ぶ 裾野南小で避難者が特別授業
裾野市の南小でこのほど、特別授業「ウクライナを学ぶ日」が開かれた。ロシアによる侵攻を受け、日本に避難しているウクライナの大学生と音楽家が、全校児童247人に平和の大切さを伝えた。 大学生のトロンプチン・ニキタさん(20)はアニメや音楽の影響で14歳から勉強しているという流ちょうな日本語で、ウクライナの文化や風土を紹介した。侵攻が激しくなってから「当たり前だと思っていた学校に通う、友だちと遊ぶといった日常が当たり前ではなくなった」と強調。「楽しさや豊かさ、自由の礎には平和がある。ウクライナを通じて平和について考えてほしい」と呼びかけた。 チェロ奏者のトルマチョブ・グリブさん(30)はウクライナ
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沼津商議所女性会 保育所に絵本を寄贈
沼津商工会議所女性会(大田香奈子会長)はこのほど、絵本20冊を沼津市の大平保育所に寄贈した。 収集したアルミ缶のプルタブを換金して購入費用に充てた。大田会長が市役所を訪れ、「私の子どもも保育所にお世話になった。ぜひ多くのお子さんに読んでほしい」と新井光子所長に目録を手渡した。新井所長は「子どもたちは絵本が大好き。大切に使いたい」と感謝した。
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富士でSDGs理解促進イベント 学生起業家・山田さん講演
持続可能な開発目標(SDGs)の理解促進を目的にしたイベント「ハチドリフェス」が16日、富士市のホワイトパレスで開かれた。 メイン企画として学生起業家で途上国への支援活動を行う山田果凜さん(22)が講演した。山田さんは沖縄県でカフェを営み、売上金を発展途上国に寄付している。インドやルワンダの貧困問題について、同国の孤児院や教育現場を訪れた経験を交えながら語った。「経済活動の枠にとらわれず、より良い社会の実現のためにできることを探してほしい」と来場者に呼びかけた。 静岡県東部を中心に活動し、SDGsの浸透を図る任意団体「ハチドリラボ」が初開催した。着物を着た車いす利用者によるファッションショー
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「声」テーマに多彩な体験 31日、長泉で町民参加型イベント
長泉町文化センターベルフォーレは31日午後1時から、町民参加型イベント「ベルフォーレボイスフェス」を開く。参加無料。 「声」がテーマ。メインは中高生の吹奏楽部の演奏に合わせて歌うコンサート(午後3時開演)。大声コンテストやボイスエクササイズ、自分の声で話すAIなど「声」にちなんださまざまな体験もできる。 昨年から始まった同センターと各団体(行政、商工、企業、文化芸術、学校など)の連携イベントで、春と夏に開く。 問い合わせは同センター<電055(989)0001>へ。
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災害備え、足元の水源「大切」 被災者招待ツアー計画 GW三島が現地の状況報告 能登半島地震
能登半島地震で被災した子どもや家族を招くツアーを計画するNPO法人グラウンドワーク三島(三島市)が16日、事前調整のために訪れた被災地の状況を伝える報告会を市民文化会館で開いた。関係者が大規模地震発生を想定した日頃の備えの重要性を伝えた。 4日に石川県珠洲市を訪ねた渡辺豊博専務理事は、現地で配備されていた揚水ポンプや自家発電機について住民が使い方を知らず稼働できなかったといい、井戸や湧水も生かせなかったと説明した。三島市に残る水源の存在を把握して活用できるよう準備する重要性を訴え「足元にある大事な物を大切にしないといけない」と話した。 同行した市福祉応援大使の河合孝彦さんは、高齢者や子どもの
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「備蓄徹底、自助へ準備を」能登地震で現地支援職員 南伊豆町役場で報告
南伊豆町などは18日、能登半島地震の被災地支援に取り組んだ町職員らによる報告会を町役場で開いた。備蓄の徹底を呼びかけ、自助への準備の必要性を町民に強く訴えた。 総務課防災室主事補の杉山将さん(23)は石川県穴水町で避難所の運営業務に携わった。住民要望を町に伝える役割などを担ったという。多忙も相まって、電波不良で通信アプリによる細やかな内容の伝達と対応には苦慮することになると指摘した。 避難所では特に水とインスタント食品が不足したと振り返り、各家庭で少なくとも3日分の備蓄が必要だと説いた。「避難所運営の中心だった若い世代から順番に退所する」とし、高齢者が残されて運営が困難になるとの課題が浮き彫
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芝浦工大、熱海に教育拠点 22日オープン 学生ら幅広く利用
芝浦工業大は22日、2027年に迎える創立100周年の記念事業として、JR熱海駅近くに教育研究拠点「熱海セミナーハウス」を開所する。在学生のゼミ研究やサークル活動の場として活用するほか、学生の家族や卒業生、教職員など幅広い層が利用できる。 熱海セミナーハウスは、日本通運の旧保養所「健光荘」(熱海市咲見町)を改修整備した。鉄筋コンクリート造り6階建て。食堂、研修室、図書コーナー、屋上ガーデンに加え、天然温泉の大浴場とサウナ室などを備える。宿泊定員90人。JR熱海駅から徒歩6分。 開所に先立ち行われた式典で、芝浦工業大の鈴見健夫理事長や斉藤栄熱海市長、地元の町内会長らがテープカットで祝福した。
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御殿場・かつまたファーム 新商品「金賞」を市長に報告
御殿場市の農産物生産販売「かつまたファーム」が開発した「富士山麓謹製 ごちそうピクルス」が本年度のふじのくに新商品セレクション(県主催)で金賞に輝いた。勝亦健太社長がこのほど、市役所を訪ね、勝又正美市長に報告した。 ごちそうピクルスは富士山麓で旬の時期に収穫した色とりどりの野菜を優先的に使用している。「グリーントマトとオリーブ」「大根とゆず梅かつお」など基本は7種類。保存料を使わずに瓶詰めの加熱処理などの工夫で賞味期限を半年以上に延ばし、旬の時期に過剰供給となって価格が暴落する野菜も仕入れて使うことで需給バランスの調整に一役買う。見た目のかわいらしさにもこだわった。勝亦社長は「農業の課題を解
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新教育長に勝俣氏 小山町
小山町議会3月定例会は18日の最終本会議で、3月末で任期満了となる高橋正彦教育長の後任に、御殿場中校長兼県教育委員会教育部地域学校総括監の勝俣純氏(60)=同町菅沼、写真=を任命する人事案に同意した。任期は4月1日から3年。 勝俣氏は同町出身で二松学舎大卒、鳴門教育大大学院を修了している。北郷中校長や同町教育委員会教育部こども育成課専門監兼学校教育班長、御殿場市教育委員会教育部教育監兼学校教育課長兼教育指導センター所長などを歴任した。 高橋氏は2021年4月から教育長を務めた。「教育の営みに終わりはなく、生涯学習の活動も大切。皆さまには今後もこれらに対する応援や励ましをお願いしたい」とあいさ
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富士宮市立病院、家族の面会再開 新型コロナで原則禁止
富士宮市は18日の市議会2月定例会一般質問で、市立病院の入院患者と家族の面会制限を同日から解除したと明らかにした。稲葉晃司氏(無会派)への答弁。 同病院は新型コロナウイルス感染拡大を受けて2023年8月9日から面会を原則禁止してきた。望月哲也病院事務部長は「感染状況を注視しつつ面会できる範囲を広げていきたい」との見解を示した。
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「温水プール事業」予算案修正動議 議長裁決で否決 小山町議会
小山町議会3月定例会は18日、最終本会議を開き、2024年度一般会計予算案など町提出の22議案を可決して閉会した。同予算案を巡り「温水プール基本計画および関連事業」に計上された500万円の削除を求める修正動議が発議され、議長裁決で否決された。 発議したのは平野正紀氏ら6人。平野氏は「広く町民に意見聴取がされておらず議論も不十分。不必要な設備も作ろうとしている。施設建設費やその後の維持管理費もかさむ。町民の暮らしや福祉、防災などに重点を置くべき」と述べた。 込山正秀町長は学校プールを集約するとともに、町民も通年利用可能な利便性の高い温水プールの整備を目指している。2月26日には町民を交えた温水
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長泉町、新マンホール披露 下水道整備開始35年記念 最優秀・秋山さんのデザイン採用
長泉町は18日、下水道整備開始から35年を記念した新デザインのマンホールをお披露目した。「あなたのイメージする長泉町」をテーマに募集したデザインの中から、最優秀に選ばれた秋山友紀さん(24)=同町下土狩=の案を採用した。 新デザインは富士山のほか、町章の鼓、大いちょう通りのイチョウの木、鮎壺の滝、町の木と花のモッコクとサツキの6種類を着物柄にアレンジした。調和がとれるよう六角形に配置。4月以降、歩道で実施する下水道工事の際に設置される。 町役場で開かれた表彰式で秋山さんは「長泉のイメージが他市町の人に伝わればと思いデザインした。自分の絵が入ったマンホールの実物を見て感動した」と喜んだ。秋山さ
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伊豆市人事 産業部長に大路氏 危機管理監 大村氏
伊豆市は18日、4月1日付の人事異動を内示した。対象者は156人で、規模は例年並み。産業部長は大路弘文産業部参事、危機管理監は大村俊之建設部長が務める。 主な異動は次の通り。 【部長級】総務部長兼コンプライアンス担当部長(産業部長)井上貴宏▽産業部長(産業部参事=伊豆市産業振興協議会へ派遣)大路弘文▽建設部長(総合政策部地域づくり課長)山口吉久▽危機管理監(建設部長)大村俊之 【課長級】総合政策部地域づくり課長(産業部農林水産課長)小川正洋▽総務部土肥支所長(建設部用地管理課主幹)池田亮哲▽市民部市民課長(市民部税務課参事)小柳出伸幸▽産業部農林水産課長(産業部観光商工課長兼昭和の森会館支配
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まちづくり戦略課や産業振興課など新設 西伊豆町
西伊豆町は18日、4月1日付の人事異動を内示した。新規採用を含む対象者は66人。まちづくり課と産業建設課を再編し、まちづくり戦略課、産業振興課、建設課を新設した。 主な異動は次の通り。 【課長級】総務課長(企業課長)村松圭吾▽まちづくり戦略課長(まちづくり課長)長島司▽産業振興課長(健康福祉課長)渡辺貴浩▽建設課長(産業建設課長)久保田寿之▽企業課長(まちづくり課主幹)居山繫▽健康福祉課長(総務課主幹)鈴木一博▽環境課長(環境課主幹兼生活衛生係長)土屋智英 【主幹級】総務課主幹(健康福祉課主幹兼福祉係長)植松英樹▽まちづくり戦略課主幹兼情報管理係長(総務課主幹兼情報管理係長)山本直輝▽産業振
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裾野市教育長に風間氏再任 市議会
裾野市議会は18日の2月定例会最終本会議で、風間忠純教育長(72)を再任する人事案に同意した。任期は4月1日から3年間。 市は少子化に伴い、小中学校再編や中学校の部活動地域移行などを進めている。風間氏の豊富な経験を生かし、現在進めている教育改革を継続する。 最終本会議は同人事案を含む21議案をいずれも原案通り可決、同意して閉会した。2024年度予算執行については議員提出の決議案を可決した。 市は老朽化に伴い、老人福祉センターの閉鎖を決め、同センターで実施していた無料入浴サービスを公設民営温泉に移行する。対象を老人クラブに限っていることもあり、決議では高齢者福祉施策の対象を広く全般にするよう求
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沼津市議会、予算案など37議案可決で閉会
沼津市議会2月定例会は18日、最終本会議を開き、2024年度各種予算案など36議案を原案通り可決した。地方自治法改正による議員の兼業規制緩和を受け、議員発議で追加上程された議員の請負状況公表に関する条例案も可決し、閉会した。
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富士宮市議会 当初予算案など13議案可決で閉会
富士宮市議会2月定例会は18日、最終本会議を開き、2024年度一般会計当初予算案など13議案を可決したほか、ゲノム編集食品の表示などの検討を求める意見書提出を可決して閉会した。パンデミック条約の草案および国際保健規則改正にかかる情報開示に関する陳情は不採択とした。
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「理事追加」項目削除 富士市の給与条例 退職者登用、理由不明瞭
富士市議会総務市民委員会は18日、市職員の給与に関する条例の改正案を14日に続いて審査した。市の重要課題の解決に向けて部長職などの退職者を登用する理事職について、条例改正案で示された追加項目を削除する修正案を可決した。 委員が提出した動議は「理事を設置する理由が不明瞭で必要性を理解できない」として、部長職に次ぐ給与で理事を置くことに反対した。市側の説明によると、理事は部単独で解決が難しい案件を扱い、他部や関係機関との調整に当たるポスト。専門性のある外部の人材や、市の施策に通じた部長職の経験者を想定していた。 14日の審査では「天下り先になる」「ポストがやみくもに増えるのでは」などと疑義が相次
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副市長に山脇氏 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会は18日の3月定例会最終本会議で、副市長に県市町行財政課の山脇裕之課長代理(51)を選任する人事案に同意した。4月1日付で任期は4年。県に帰任する磯崎猛副市長の後任。山脇氏は「県職員としての経験を生かし、市政発展のため誠心誠意努力する」と述べた。 山脇裕之氏(やまわき・ひろゆき)1995年、県採用。総務課総務班長を務めた後、2020年4月から22年3月まで地域総合整備財団に派遣された。
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蘇峰会書道展55人を表彰 静岡
第47回蘇峰会県書道展(蘇峰会、静岡新聞社・静岡放送、駿府博物館主催)の表彰式が17日、静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館で開かれた。 審査委員長の大石大梅県書道連盟会長が、最高賞の徳富蘇峰賞に選ばれた鍛治沢一政君(静岡長田北小2年)ら6人をはじめ、大賞を受賞した55人に盾を手渡した。作品を多数寄せるなど活発な5団体に団体奨励賞を贈った。 大石会長は「日頃の成果が発揮された、審査員泣かせの素晴らしい作品ばかり。今後も練習を積んで書道を継承してほしい」と講評した。 徳富蘇峰賞を受賞した鈴木真麻さん(浜松学芸高1年)は小2から書道を続けているといい、「こんなに大きな賞をもらったのは初めて。先生に
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静岡大、26日に社会人セミナー 参加募る
静岡大は26日午後1時から、同大静岡キャンパスで開く「社会人リカレントセミナー」の参加者を募集している。同大で開講中のリカレント教育講座の一環。 中小企業の活性化などをテーマに、アサギリ(富士宮市)の簑威頼代表取締役が「地域循環共生圏(ローカルSDGs)における地域と中小企業の役割」、松葉倉庫(藤枝市)の松葉秀介代表取締役が「社会課題を自社の力に変える思考」、山崎製作所(静岡市清水区)の山崎かおり代表取締役社長が「オープンファクトリーから考える」と題した講演を開く。 会場参加は先着50人で、オンライン参加もできる。参加料は3千円。申し込み、問い合わせはメール<shizuoka.recurre
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静岡県警人事異動(4月1日付)参事官級 所属長級 管理官級 警部級
参事官級◇…異動…◇総務部参事官 富士警察署長 楠ケ谷良巳会計課長 厚生課長 鈴木 一宏警務部付 サイバー犯罪対策課長 戸塚 浩之教養課長 下田警察署長 田代 圭吾監察課長 生活保安課長 佐々木晴彦デジタル企画課長 伊豆中央警察署長 高橋 文典生活安全部参事官兼生活安全企画課長 浜松東警察署長 松本 一勝人身安全少年課長刑事部兼務 警備課長 竹田 一則サイバー犯罪対策課長 人身安全少年課長刑事部兼務 本間 章浩地域部参事官兼地域課長 焼津警察署長 酒井 孝一通信指令課長 磐田警察署長 田中 尉公刑事部参事官兼生活安全部参事官 刑事部参事官兼刑事企画課長 白井 和幸生
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運送業者 BCP策定を 静岡県トラック協 防災セミナー開催 静岡市
静岡県トラック協会はこのほど、京都大の鎌田浩毅名誉教授を講師に招いた防災セミナーを静岡市駿河区の県トラック会館で開いた。運送業者など会員ら約200人が出席し、南海トラフ巨大地震や富士山噴火をテーマに災害対策を学んだ。 鎌田名誉教授は南海トラフ巨大地震について、想定被害額が東日本大震災のおよそ10倍となる220兆円に及ぶと説明。同地震が富士山噴火を誘発する可能性にも触れ、火山灰や溶岩流によって新幹線や高速道路が寸断された際の物流への影響を指摘した。 各会員事業者らに対し、社内に防災担当者を置き、事業継続計画(BCP)を策定することも促し、「今から備えることで皆さん一人一人が助かり、家族や従業員
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傘巡る思い出 感動作文全国最高賞 静岡城内中の増田さん
静岡市葵区の城内中2年増田好美さんの作文「長傘にこめられたもの」が「第37回感動作文コンクール」(上広倫理財団主催)で最高賞となる文部科学大臣賞を受賞した。増田さんがこのほど、市役所清水庁舎を訪れ、赤堀文宣教育長らに受賞を報告した。 受賞作は、何度貸しても必ず手元に戻ってくる母の傘にまつわる思い出をつづった。受賞報告で増田さんが作文を朗読し、赤堀教育長は「優しさの連鎖が家族にも他の人にもつながっていることが感じられ、心が温かになった」と伝え、受賞を祝った。増田さんは「賞の重みに応えられるよう、身が引き締まる思い」と感想を語った。 同コンクールは子どもたちに日常の体験での感動を見つめ直し、文章
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華麗にステップ 前田バレエ学苑とSBS学苑静岡校、練習成果披露
SBS学苑静岡校クラシックバレエ講座(静岡市駿河区)と前田バレエ学苑清水スタジオ(同市清水区)は17日、合同で春のコンサートを同市葵区のしずぎんホールユーフォニアで開いた。 前田バレエ学苑を主宰する前田藤絵さんらの指導を受ける幼児から20代までの生徒約70人が登壇。色鮮やかな衣装に身を包み、「リゼット」「ジゼル」「海賊」といった古典など約20演目で日頃の稽古の成果を披露した。連続のターンや華麗なステップに、会場から大きな拍手が送られた。
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家康ゆかりのミカン「存在知って」 藤枝・蓮華寺池公園内に移植
藤枝市は18日、同市の蓮華寺池公園内にある徳川家康ゆかりのミカンの木を園内のハナショウブ園付近に移植した。公園の新たな観光スポットとして市民にPRし、来園者の増加につなげる。 家康が自ら植樹したと伝わる駿府城公園(静岡市葵区)にある県指定天然記念物「家康手植えの蜜柑(ミカン)」の原木から枝分けした小枝が、1999年に史跡田中城下屋敷(藤枝市)に植樹された。2016年に同市のボランティア団体「蓮華会」が田中城の小枝を接ぎ木し、「孫蜜柑」として園内で育てていたが、植樹場所などを理由に市民の認知度が低かった。 市花と緑の課と地元の造園会社、同団体の関係者が協力して、高さ約4メートルの木を植えた。同
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特殊詐欺未然防止 大賀さんに感謝状 清水署
携帯電話で通話しながらATMを操作する高齢女性に声をかけ、特殊詐欺被害を未然に防いだとして清水署はこのほど、静岡市清水区のパート従業員大賀ルツさん(47)に感謝状を贈った。 大賀さんは2月15日午後0時半ごろ、同区上原のイオン清水店ATMコーナーで、携帯電話で通話しながらATMを操作する高齢女性を見かけた。「最初は電話の相手が家族かもしれないと思い声をかけるのをためらった」というが、敬語で話している様子から家族ではないと感じ、操作時間が長引いたことでATMの取引がいったん中断された際に「大丈夫ですか」と声をかけた。女性が「電話の相手が分からない」と話したことや、相手の電話番号が非通知であるこ
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創業45周年に感謝 島田市社協などに寄付 大和住宅
島田市の不動産会社「大和住宅」は17日、同社の創業45周年を記念し、市内4団体に寄付金10万~20万円をそれぞれ贈呈した。 寄付されたのは、市社会福祉協議会、NPO法人未来クリエート21、島田ねこむすび、市身体障害者福祉会。市内で開いた「感謝の集い」で、大石光雄専務が4団体の代表に目録を手渡した。社会福祉活動などに活用される予定。
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牧之原市人事 大河活用推進室、新設 特産物管理を再編
牧之原市は18日、4月1日付の人事異動を内示した。組織体制を大幅に見直し、管理職(課長以上)の半数が異動した。市ゆかりの偉人田沼意次が登場する大河ドラマを地域振興につなげようと「大河ドラマ活用推進室」を新設する教育文化部の部長には竹内英人氏を起用。第3次総合計画の推進に向けて企画政策課を設置するほか、茶業の活性を多様な特産物と一体的に進めるため、お茶振興課をお茶特産課に再編した。 主な異動は次の通り。 【部長級】市民生活部長(建設部長)前田里芳▽福祉こども部長兼こども家庭センター長(福祉こども部長)桜井康章▽建設部長(建設部参事兼建設課長)池田武▽教育文化部長(企画政策部参事兼秘書政策課長)
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静岡市教育委員に黒川氏の選任案 市、市議会に提出へ
静岡市は18日、市教育委員にフリースクール運営黒川彩子氏(43)を新たに選任する人事案を19日の市議会2月定例会最終本会議に提出すると議会運営委員会で報告した。 黒川氏は特別支援教育相談員として市教委学校教育課勤務などを経て、2020年5月から葵区にフリースクール「きみのスペースまんま」を開業した。米国ニューヨーク大卒。4月23日付で任期満了になる杉山節雄委員(68)の後任で、任期は4年。 最終本会議ではこのほか、22年9月の台風15号で被災した大井川鉄道の全線復旧早期実現のために国、県、周辺市町が具体的に取り組むことを求める意見書を議員発議で提出する。 議会運営委員会では4月25日に4月臨
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静岡市初、民間主導「地域バス」 長田地区実証運行 路線発表 4月1日から
静岡市駿河区長田地区で4月から、市内初となる民間主導の「コミュニティバス」の実証運行が始まる。同地区の自治会や企業などでつくる運営準備会は18日、運行の目的や住民のニーズに基づいて決定した路線などを発表した。 同バスは、免許を返納した高齢者など地元住民の移動手段を確保し、地域を活性化することが目的。準備会によると、運行便はJR安倍川駅発を1日25本(丸子左回り9本、同右回り7本、JR用宗駅行き9本)、用宗駅発安倍川駅行きを10本運行する。利便性向上のため、これまでバス路線ではなかった狭い道も巡るという。通勤通学や帰宅に合わせ、運行時間は午前7時ごろ~午後7時ごろとした。住民の通院や買い物だけ
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ツバキ1200本、開花リレー 藤枝・玉露の里で「まつり」
藤枝市は17日、同市岡部町の玉露の里椿(ツバキ)園で「椿まつり」を開いた。新型コロナウイルス禍と天候不良の影響で5年ぶりの開催。来場者は園内の斜面を歩きながら、ツバキの花や茶畑の景観を楽しんだ。 園を管理する「岡部つばきの会」の蒔田延雄会長(91)によると、園内には300~400種類の約1200本のツバキが植栽され、今月下旬に見頃を迎えるという。品種によって開花時期が異なるため、冬から春にかけて色や形、大きさの違いを楽しめる。 市制施行70周年とサッカーのまち100周年を記念し、「友の浦」と呼ばれる品種の高さ約1メートルの幼木を新たに植樹した。蒔田会長は北村正平市長と共に土をかけ、「無事に大
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ステージや出店 西焼津駅前に活気 豊田地区でフェスタ
焼津市のJR西焼津駅南口の公園で17日、「とよだフェスタ2024」(市豊田地域まちづくり推進協議会主催)が開かれた。コロナ禍の影響に伴う中止期間を経て5年ぶり。地元保育所の園児たちによるステージイベントや飲食、物販の出店が並び、地元住民でにぎわいを見せた。 公園内の特設ステージでは、ゆりかご保育所の園児たちが鳴子を鳴らしながら踊り、組み体操も披露したほか、焼津市の歌謡グループ「しんえがおスターズ」がご当地ソング「焼津黒はんぺん」を歌った。公園近くの区画を歩行者天国にした会場では、おでんやしらす丼の飲食店などが出店した。
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静岡県人事 定年延長で役職定年導入 7割残留、3割自主退職
18日に内示された2024年春の静岡県幹部定期人事異動は、23年度から導入された公務員の定年退職年齢の段階的な引き上げにより、24年3月末時点で60歳の幹部職員の計108人が定年延長の対象となった。管理職の上限を60歳とする役職定年導入により、7割が班長級として内部にとどまる一方、民間への再就職などを含めて自主退職する職員は約3割に上った。 3月末時点で60歳の職員数は部長級17人、局長級18人、課長級73人、班長級以下は約100人。課長級以上108人のうち、役職定年で4月以降も班長級として勤務するのは部長級14人、局長級9人、課長級56人の計79人。部長級3人を含めた29人は退職する。 役
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立民が北村氏推薦 藤枝市長選
立憲民主党県連は18日、静岡市内で幹事会を開き、任期満了に伴う藤枝市長選(5月19日告示、26日投開票)で、5選を目指す現職北村正平氏(77)の推薦を決めた。自民党県連も北村氏の推薦を決定している。
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87議案原案通り可決 知事への決議も 静岡県議会
静岡県議会2月定例会は18日、最終本会議を開き、一般会計に1兆3160億円を計上した2024年度一般会計当初予算案や23年度一般会計2月補正予算案、4月18日に任期満了を迎える出野勉副知事の後任に元県地域外交監の増井浩二氏を起用する人事案、池上重弘教育長を再任する人事案など県提出の計87議案を原案通り可決・同意して閉会した。 川勝平太知事に対して県外の大規模災害時にも責任ある行動を求める決議案も可決した。能登半島地震を受けた1月4日の中部9県1市の首長連絡会議に欠席した川勝知事の対応などを問題視し、最高責任者の自覚と責任ある行動▽県当局は危機管理を重要政策として知事に助言▽近隣県での大規模災
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「責任を意識し全力で取り組む」 副知事予定の増井氏 静岡県議会
18日の静岡県議会2月定例会最終本会議で人事案が同意され、4月19日付で副知事に就任する元県地域外交監の増井浩二氏が県議会閉会後に登壇し、「県職員と退職後に大学で働いた経験を最大限に生かす。県政の発展と県民生活の向上のため、副知事の責任を常に意識して全力で取り組む」とあいさつした。 県議会で過半数を占める最大会派自民改革会議と川勝平太知事の対立が深まる中での就任となる。増井氏は本会議場の県議に向けて「知事の指導と、県政の大切なパートナーである県議会の皆さんのご支援、ご協力をいただき、精いっぱい副知事の責任を果たして参りたい」と述べた。
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副市長に堀越氏 裾野市議会同意
裾野市議会は18日、副市長に国土交通省不動産・建設経済局建設市場整備課長補佐の堀越崇志氏(32)を選任する人事案に同意した。副市長は元総務省官僚の及川涼介氏(29)と堀越氏の2人体制になる。 市は道の駅や新東名高速道スマートインターチェンジの開設を計画中で、国交省官僚の堀越氏は社会基盤整備と観光戦略の立案、推進などを担う。任期は4月1日から4年間。 堀越崇志氏(ほりこし・たかし)2015年、国交省入省。近畿地方整備局建政部計画管理課長などを経て、22年7月から現職。東京大法学部卒。群馬県出身。
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ふじのくに県民クラブ・大石県議=浜松市中央区= 会派離脱の意向
静岡県議会第2会派ふじのくに県民クラブの大石哲司氏(71)=浜松市中央区=が18日、同会派を離脱する意向を固め、会派所属議員に伝えた。4月以降、退会届を正式に提出する見通し。 大石氏は取材に、浜松市の遠州灘海浜公園篠原地区への新野球場整備などを巡り、「政策面で一致できない部分があった」と説明。今後の所属会派や議会内での立場については、「知事を突き上げる側にはいかない」と話した。 大石氏は13年の県議補選で初当選。4期目。
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元同僚 懲役2年と2年2月を求刑 静岡地裁公判
静岡市葵区のホストクラブで働いていた男子大学生への強制わいせつなどの罪に問われた元同僚の男(23)、男(30)、男(30)の3被告の論告求刑公判が18日、静岡地裁(谷田部峻裁判官)であり、検察側は男(23)、男(30)に懲役2年2月、男(30)に同2年を求刑した。弁護側は無罪や執行猶予付き判決を求めた。判決は男(23)、男(30)が4月8日、男(30)は同15日。 起訴状などによると、3被告と別の同僚の計4人は共謀して2023年5月1日、同区のホストクラブ店内で、男子大学生の体を押さえつけてわいせつな行為を繰り返し、スマートフォンで動画撮影した。9月6日には同区のホストクラブ従業員寮の浴室で
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人事=はごろもフーズ(4月1日)
品質保証部分析室長兼務を解く 同部製品表示・規格室長吉永渉
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きょうの富士山 3月18日午前10時20分ごろ
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浜名湖殺人事件 証拠隠滅の疑いで19歳女逮捕 湖西署捜査本部
湖西市の浜名湖畔で袋井市の通信制高校2年の男子高校生(17)が溺死させられたとされる殺人事件で、男子高校生が殴られるなどした傷害容疑に関する証拠を隠滅したとして、湖西署捜査本部は17日までに、証拠隠滅の疑いで、住所不定、無職の女(19)=フィリピン国籍=を逮捕した。一連の事件での逮捕者は6人になった。 静岡県警によると、女は、傷害、監禁、殺人の疑いで捜査本部に逮捕、再逮捕された浜松市中央区佐鳴台、無職の男(21)と同区の無職の男(18)=フィリピン国籍=の2人に加え、監禁の疑いで逮捕され、静岡家庭裁判所浜松支部に監禁などの疑いで送致された17歳の少年3人と顔見知り。男子高校生が同区の友人宅ア
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今週の予定(静岡・全国)【3月18日~3月24日】
3月18日(月) ▽グリコ・森永脅迫事件の発生から40年▽ロシアによるクリミア半島併合から10年▽静岡県議会2月定例会最終本会議▽静岡県人事異動発表・課長級以上▽静岡県警人事異動内示▽静岡県内の小中学校卒業式▽金融政策決定会合(〜19日、日銀)▽1月の機械受注統計▽2023年4月の東京都江東区長選を巡り、公選法違反(買収など)の罪で在宅起訴された前江東区長の初公判(東京地裁)▽民主主義サミット(~20日、ソウル)▽国連安全保障理事会で「核軍縮・不拡散」をテーマにした公開討論会(米ニューヨーク、上川陽子外相が出席)▽野球 選抜高校大会(~30日 、甲子園)3月19日(火)▽沼津市防災会議▽日銀総
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【D自在】玉露を「しずく茶」でおいしく
もちろん、わが家には急須がある。驚くことに、それは〝少数派〟らしい。静岡県が昨年度首都圏で行った調査に、自宅に急須があると回答した人は34%(男性の26%、女性の42%)に過ぎなかった。50代は男性の41%、女性の60%。20代は男性の18%、女性の26%。想像以上に「お茶っ葉離れ」は進んでいる。 日本茶の王様とも呼ばれる高級茶が玉露だ。自分でいれたことはなかったが、静岡茶市場(静岡市葵区)が先月開いた「茶いちばまつり」で急須を使わない玉露のセルフ試飲を体験した。茶葉は注ぎ口のある小皿に盛られ、湯ざましに入った湯と杯くらいの湯飲みとともに黒い盆に載せられて運ばれてきた。低温の湯を一度湯飲みに
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視座(3月18日)改善進まぬ静岡県の男女格差指数 働く環境の整備急務
都道府県別の男女平等度を政治、行政、教育、経済の4分野で分析した2024年の「都道府県版ジェンダー・ギャップ指数」が公表され、静岡県は政治が全都道府県中16位、行政32位、教育37位、経済は42位だった。前年に比べ、政治、行政、教育はほぼ横ばい。前年に全国最下位だった経済はやや上昇したものの、東京、名古屋の中間に位置し、全国10位の人口を有する県としては深刻に受け止めるべき結果だろう。 特に経済分野の低迷は、本県の主要課題である人口減少に密接に結びついていると考えられる。かねて本県は、就職や進学を契機にした若年女性の県外流出が多いと指摘されている。少子高齢化の進展で人手不足が顕在化する中、大
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⚾くふうハヤテ、開幕3連敗 オリックスに1―7 プロ野球2軍ウエスタン・リーグ
プロ野球2軍ウエスタン・リーグのくふうハヤテベンチャーズ静岡は17日、ちゅ~るスタジアム清水(静岡市清水区)でオリックスと対戦し、1―7で敗れ開幕から3連敗となった。 19日からは同スタジアムでソフトバンクとの3連戦に臨む。◇3回戦=オリックス3勝(12時30分、ちゅ~るスタジアム清水)オリックス010000420―7100000000―1くふうハヤテ[勝]エスピノーザ1試合1勝[敗]藤本2試合1敗▽三塁打 茶野▽二塁打 杉沢、佐野、野口▽盗塁 瀬井▽失策 佐野、大里、B・バスケス▽暴投 平間▽与死球 奥田域(大里)▽試合時間 3時間5分
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初期農耕の多様性、日韓比較で解明期待 静岡で国際シンポ 研究成果を意見交換
静岡市駿河区の市立登呂博物館で16日に開幕した、日韓の初期農耕文化研究の連携や遺跡間交流の促進を図る国際シンポジウムは最終日の17日、静岡大登呂農耕文化研究所の主催で両国の大学教授らを招き、「農耕空間の多様性と弥生農耕の形成」について最新の研究成果を意見交換した。 同研究所所長の篠原和大教授は、弥生時代は稲作だけでなくアワやキビなどの畑作が多くの地域で複合的に営まれていたことが研究で分かってきたと説明。また稲作と畑作の割合は地形や環境などによって遺跡ごとに多様であったとし、「同じように稲作と畑作が同時に行われていた韓半島(朝鮮半島)の農耕文化と比較研究することで、分かることもあると思う」と期
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【競泳パリ五輪選考会】女子400自由形・望月(鈴与)3位 初日は代表内定ならず 大木(飛龍高)は予選敗退
競泳のパリ五輪代表選考会は17日、東京アクアティクスセンターで開幕し、女子400メートル自由形の望月絹子(鈴与)は4分9秒18の3位で、代表内定はならなかった。その他の主な静岡県勢は400メートル自由形の男子で、昨年の全国高校総体を制した大木優瑠(飛龍高)が3分56秒51の34位、女子の高遥香(城南静岡高)は4分17秒22の17位だった。望月「いい泳ぎ」 社会人初の4分10秒突破 初日でいきなりの五輪内定こそならなかったが、パリへの流れはつくった。女子400メートル自由形の望月は4分9秒18をマークし、社会人になって初めて4分10秒を突破。800メートルリレーの代表入りを懸けた200メートル
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アニメ「ヒロアカ」とコラボ 静岡鉄道がラッピング電車運行 出発式に山下大輝さん
静岡鉄道は17日、人気テレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」のキャラクターがデザインされたラッピングトレインの出発式を静岡市葵区の同社運転運輸営業所で開いた。主人公緑谷出久役の声優山下大輝さん(34)=浜松市出身=が参加し、静岡県内外から来場した約200人と運行を祝った。 主要キャラクターをそれぞれ配した7種類の電車を6月16日まで運行する。式では緑谷出久のラッピング車両がお披露目され、車両の中から山下さんが登場。「中づり広告も全てアニメ仕様で壮観。作品愛を感じるデザインを楽しんで」と話した。来場者は実際に乗車し、一日駅長に任命された山下さんの合図で出発した貸し切り運行を楽しんだ。 期間中は
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東レアローズ、5季ぶりプレーオフ進出 VC長野に3―1 バレーボールVリーグ
バレーボールのVリーグは17日、沼津市総合体育館などで行われ、V1男子の東レは地元でVC長野とレギュラーラウンド最終戦を戦い、3―1で勝って18勝18敗、6位でファイナルステージ進出を決めた。東レのプレーオフ進出は5季ぶり。立ち上がりは攻撃がかみ合わず第1セットを落としたが、その後はミドルブロッカー西本圭吾の速攻を織り交ぜてリズムを取り戻し、3セットを連取した。パダル・クリスティアンも強打で21得点とけん引した。ミドルブロッカー西本 執念の16得点 東レのミドルブロッカー西本の執念が、チームを5季ぶりのプレーオフに導いた。日本代表の高橋をはじめ“ミドル王国”の東レにあ
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⚽なでしこリーグ1部 静岡SSUボニータ、ドロー発進 昨季覇者オルカ鴨川と1―1
サッカー女子プレナスなでしこリーグ1部は17日、第1節5試合を行った。静岡SSUボニータはホームで昨季覇者のオルカ鴨川と対戦し、1―1で引き分けた。 ボニータは前半40分にMF土屋佑津季のクロスをFW山本心が押し込んで先制した。後半7分に右サイドを抜け出され、同点に追いつかれた。復帰の本田監督 チームの伸びしろに期待 8日前に復帰が発表されたばかりの本田監督率いる静岡SSUボニータが、昨季覇者相手に価値ある勝ち点1を手にした。指揮官は「伝えたいことを伝え切れていない中でも勝ち点を引っ張り出した。修正しながら成長していく」とチームの伸びしろに期待した。 左サイドハーフに入ったMF土屋が特徴のス
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⚽筑波大のMF角 ジュビロ磐田に来季加入内定
J1磐田は17日、筑波大3年のMF角昂志郎(21)の2025年シーズンからの加入が内定したと発表した。 東京都出身の角は166センチ、66キロ。FC東京ユースを経て筑波大では10番を背負い、得点とアシストを量産しチームの勝利に貢献している。世代別日本代表にも名を連ね、昨年はU―23(23歳以下)代表も経験。ドリブルやトラップ、パスなどの基本技術が高いプレーヤーという。 クラブを通じ「幼い頃から抱いていたプロサッカー選手になりたいという夢を、この歴史と伝統のあるジュビロ磐田でかなえることが大変うれしい」とコメントした。
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彼岸の入り、先祖に感謝 静岡・愛宕霊園に家族連れの姿
彼岸の入りの17日、静岡市葵区の愛宕霊園では、多くの家族連れが墓参りに訪れ、先祖の墓を丁寧に清めた後、花や線香を手向ける姿が見られた。 同区の石ケ谷美早子さん(69)は、娘の仁木聡子さん(38)、孫の紬葵さん(8)、琴葉さん(6)と来園。平穏に暮らせていることに感謝し「いつも見守ってくれてありがとう」と墓前で手を合わせた。(写真部・小糸恵介)
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俳句揮毫の竹短冊 桜並木に200本飾り付け 松崎・大沢地区
松崎町大沢地区の那賀川沿いの桜並木に17日、春や松崎を題材にした俳句が揮毫(きごう)された竹短冊約200本がお目見えした。「大沢温泉桜祭り竹短冊つるし」と題して1946年から続く地区の行事で、今回で79回目。住民約40人が早朝に集まり、つぼみの膨らみ始めた枝に竹短冊を飾り付けた。 川沿いの桜並木約1キロにわたって5月上旬まで設置され、3月下旬に見頃を迎える桜との共演を楽しめる。全国の78人から304点が寄せられ、入賞作などが飾られている。 最高賞の松崎町長賞に選ばれた伊東市の野口清美さんの「スキップのどの子も春の風になる」や、地元の子どもたちの「風なびき川も桜に染まってる」などの句を見ること
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浜松市立、桐陽ともに敗退 全国高校女子ソフトボール選抜大会
第42回全国高校女子ソフトボール選抜大会第2日は17日、富士宮市内で行われた。3年ぶり7度目出場の浜松市立は、走者を置きながらも要所で1本が出ず、習志野(千葉)に0―5で敗れた。初出場の桐陽は、前回覇者の須磨ノ浦(兵庫)に無安打に抑えられ、0―10で五回コールド負けした。▽2回戦浜松市立0000000―0習志野 010211×―5(浜)大竹、稲垣、山崎、大竹―浦山(習)庄司―杉山▽二塁打 坂口、寺嶋(習)▽暴投 山崎(浜)▽試合時間 2時間4分須磨ノ浦25030―10桐陽 00000―0(5回コールド)(須)藤原―宮元(桐)池谷―伊藤▽本塁打 若菜(須)▽三塁打 山中(須)▽二
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浜岡原子力館でイベント 家族連れでにぎわう
中部電力浜岡原発を紹介する施設「浜岡原子力館」(御前崎市佐倉)で17日、春の親子向けイベントが開かれ、朝から多くの家族連れでにぎわった。 屋外では汽車を模した乗り物の乗車体験やアトラクションが人気を集め、手を振りながら楽しむ子どもや記念撮影する保護者らの姿が目立った。なぶら御前太鼓の迫力ある演奏も繰り広げられ、来場者を魅了した。館内でも簡易的なインテリア工作やクイズラリーなど多彩な企画を設けた。
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佐々木さん(日大三島)5位 三島で全国高校将棋女子選抜大会
第28回全国高校将棋女子選抜大会(日本将棋連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が17日、三島市の日大三島高で開かれた。福岡女学院(福岡)1年の上田茜さんが優勝し、静岡県勢は日大三島2年の佐々木香歩さんが5位に入った。 東京や大阪、青森など全国から31人が出場し、トーナメントで熱戦を繰り広げた。 同時開催された全国高校将棋女子記念兼加藤康次杯には29人が出場し、倉敷青陵(岡山)2年の長森朱音さんが頂点に立った。
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治水豊作願い舞奉納 焼津で「藤守の田遊び」
大井川の治水と1年の豊作を願う国指定重要無形民俗文化財の神事「藤守の田遊び」が17日夜、焼津市藤守の大井八幡宮で奉納された。 神事は稲作の開墾から田植え、刈り入れまでの様子を表現する25番の演目と舞台を鎮める「番外」で構成。藤守の田遊び保存会の会員らによる笛、太鼓の音色が響く中、伝統に従って未婚の地元男性が舞を繰り広げた。 演目「徳太夫」では、「ショッコ」と呼ばれる飾りをかぶった徳太夫が口上を述べた後、舞台中央で田を耕す青年の労をねぎらう様子を表現した。 平安時代の頃に始まったとされる田楽で毎年3月17日に奉納している。