子育てママへ「第3の居場所」 NPOが富士宮にログハウス

(2018/9/11 11:00)
木の温かみのあるログハウスで、親子で交流する母力向上委員会のメンバー=8月下旬、富士宮市野中の「さぁどぷれいすSAN」

 富士宮、富士両市などの母親でつくるNPO法人「母力向上委員会」は9月から、富士宮市野中の民家を活用し、親子で自由に過ごせるログハウス「さぁどぷれいすSAN(サン)」を無料開放するオープンデーを始めた。子育て中の母親に、家と職場以外の“第3の居場所”を提供するのが狙い。同NPOの塩川祐子代表理事(42)は「ほっとできる場所にしたい」と意気込む。
 ログハウスは木造2階建てで、延べ床面積約160平方メートル。引っ越しで使われていなかった民家を知人から借りた。乳幼児連れの母親も気軽に訪れることができるように、ベビーベッドや絵本、おもちゃなどを備え、予備の身の回り品も少量用意した。オープンデーでは、来場者は親子で遊んだり、持参した弁当を食べたりして思い思いに過ごせる。今後は来場者のニーズを踏まえ、産後ケアなど母親向けの癒やしや学びのサービス展開も目指す。
 同NPOは今秋で設立から10年。産前産後の不調を経験した塩川代表が中心となり、母親が自己肯定感を高めて社会とつながることを目的に活動してきた。子育て講座やイベントを年間約40回開催し、子連れで訪れやすい店舗を市とともに認定する「ふじのみやベビーステーション」などの事業にも取り組んできた。
 ただ、これまでの主な活動場所は公共施設。利用時間に制限があり、参加者同士が打ち解けてきた時に講座を終了せざるを得なかったり、授乳やおむつ替えのために講座に集中できなかったりするケースも多かった。新たにログハウスを開放する背景には、子育てに息詰まり、外出先に困っている母親が時間や人目を気にせずにリラックスできる場所をつくりたいという長年の思いがあったという。
 オープンデーは9月11日、10月11日、11月9日、12月11日。開放時間はいずれも午前10時~午後2時。入退場自由で予約不要。問い合わせは母力向上委員会<電0544(78)0741>へ。

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