コーチングで母親応援 対話重ね父親行動促す 静岡

(2017/9/26 11:00)
イベント会場のスタッフと、講演内容を確認する宮入学さん(左)=8日、静岡市葵区の番町市民活動センター

 妻の妊娠を機に一昨年、前職を退職して家事と育児に専念した静岡市葵区の宮入学さん(53)が食品会社で働きながら「お母さん応援コーチ」として、コーチングのスキルを生かした座談会を開いている。異業種の専門家と結成した「しずおかスマイルプロジェクト」として30日に市内で初の子育て支援イベントを開き、講演する。
 契約社員から正社員に登用された埼玉県の職場を離れ、2015年5月に妻の実家のある静岡市に移住した。同年10月に長男が誕生。夜間授乳など不慣れな育児や家事に追われ、夫婦で疲弊したという。
 前職では、管理職として人材育成を担当。相手に自発的な思考や行動を促すコーチングの資格も取得した。企業の第一線で働いた経験と、子育てに専念した経験。「両方の視点を持つ自分だからこそできることがあるはず」と子育て支援活動への意欲が芽生えた。
 長男が1歳になった昨秋に一念発起し、母親や子育てに関心のある男性を集めた座談会を不定期で開催。参加者と対話を重ね、一人一人の目標を整理し、自発的な行動を促してきた。
 男性座談会に参加した静岡市駿河区の会社員山口拓巳さん(27)は「男性も当事者意識を持ち育児参加できると実感した」という。
 イベントでの講演に向け、宮入さんは「母親には育児を抱え込まないよう、父親にはできることがたくさんあると伝えたい」と話す。

 ■30日にセミナー
 助産師や精神保健福祉士などでつくる「しずおかスマイルプロジェクト」は30日午前10時から、静岡市葵区の番町市民活動センターで、宮入さんの講演や子育てのグループ相談会を行うキックオフセミナーを開く。参加費は一家族千円。
 申し込み、問い合わせは同プロジェクト事務局<電080(2627)9453>へ。

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