遠州軍、平成最後の「国盗り」完勝 県境で峠の綱引き合戦

(2018/10/29 08:06)
平成最後の合戦に勝利した遠州軍=28日午後0時20分ごろ、静岡、長野県境のヒョー越峠

 浜松市天竜区水窪町の「遠州軍」と長野県飯田市南信濃の「信州軍」が互いの“領土”と威信を懸けて戦う「峠の国盗り綱引き合戦」(静岡新聞社・静岡放送後援)が28日、県境のヒョー越峠で開かれた。遠州軍が2本先取の完勝を収め、平成最後となる合戦を大将の鈴木康友市長の胴上げで締めくくった。
 3本勝負の1本目は、スタートを成功させた遠州軍が“速攻”を仕掛けた。わずか約30秒で引き切り士気を高めた。メンバーを入れ替えて引き手10人の合計体重が軽めの構成で臨んだ2本目は粘りの綱引きを展開。前半を耐えて後半で自陣に引き込み、2分間の長期戦を判定勝ちした。
 主力の「みさくぼ綱引倶楽部」の高木嘉則代表(50)は勝因を「ひとえに練習の成果」と語る。スタートの反復練習や長期戦を想定した比較的時間の長い引き合い練習などが奏功したという。4年ぶりの勝利に「正直、『今回負けたら』というプレッシャーもあった。みんな本当によく粘ってくれた」と喜びをかみしめた。
 「国境」を示す立て札が長野県側に1メートル動かされた。遠州軍の通算成績は14勝17敗となった。国盗り綱引きは1987(昭和62)年に両地域の商工会青年部の交流行事として始まった。平成に入り、全国的に知られるイベントに成長。過疎化が進む地域に活気をもたらしている。

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