市民のスマホ、児童ら見守り 磐田市が11月に2社と実証実験

(2018/10/24 07:45)
実証実験で使用する小型発信機と専用アプリ搭載の保護者用スマートフォン=磐田市役所

 磐田市は民間企業2社と連携し、IoT(モノのインターネット)技術を活用して児童と高齢者を見守るシステムの実証実験を11月に市内で始める。市の防災メール配信サービスを利用し、呼び掛けに応じた市民個人のスマートフォンを連動させて一斉捜索するという国内初のシステム構築を目指す。
 NTTコミュニケーションズとSBS情報システムが協力する。実験には、見守られる側の市内2地区の小学生と高齢者計約150人のほか、見守りと捜索の担当としてスマホを持つ保護者や家族、一般市民ら約500人が参加する予定。11月中旬から12月まで計4日間の日程で行う。
 市は認知症の高齢者の捜索や児童が関連した事件事故での即時対応を想定する。実験参加者は全員が事前に市の防災メールに登録し、市は捜索事案の発生をメールで一斉に通知する。
 協力する市民のスマホは専用アプリの起動によりセンサー機能が搭載され、児童と高齢者が携帯する小型発信機の電波を自動受信できる。受信した位置情報はサーバーを経由し、別の専用アプリを搭載した保護者や家族のスマホに送信される。捜索者側のスマホに電波の受信情報は通知されず、保護者側のスマホも発信機の識別番号の事前入力を必要とするなど、プライバシーに配慮した。
 固定型センサーも市内の公民館に当たる交流センターや店舗など約50カ所に設置予定で、スマホを使った“移動型センサー”と併用での捜索網を試験運用する。小型発信機は約30グラムの電池式で電波の到達距離は最大約300メートル。

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