台風25号接近 市民、防災用品求める 24号被害の静岡県西部

(2018/10/5 08:14)
防災用品の販売コーナーで商品を探す買い物客=4日午後、浜松市北区

 台風24号による大規模停電が発生した浜松市や湖西市などの静岡県西部で、電池式ランプや非常食などの防災用品を買い求める動きが広がっている。屋根瓦が吹き飛ぶなど被害を受けた家屋も多く、殺到する修繕の依頼に業者の手も回らない状態。週末には台風25号が本州に接近する見通しで、市民らは「早く備えをしないと」と危機感を強める。
 浜松市北区のホームセンター「カインズ浜松都田テクノ店」では4日、店舗入り口に設けられた防災用品のコーナーに大勢の買い物客が集まった。台風24号で2日間にわたり自宅が停電した同区の女性(62)は「電池でつくランプがないかと。次の台風が来ているので準備を急ぎたい」と商品を手に取った。中区の男性(71)も「水が出ないのも困る」と飲料水や災害用トイレを探した。
 福田典倫副店長によると、懐中電灯と単1形乾電池が一時品薄に。電池式や車載用のスマートフォン充電器、カセットコンロとボンベの需要も高く「防災グッズの売れ行きは通常の4~5倍。非常食を買う人も多く、危機感の高まりを感じる」と話した。
 同市内で4店舗を営業するケーヨーデイツーでも、電池式のランタンや飲料水、防災用品セットなどが売れ、在庫がゼロになる商品もあるという。広報担当者は「9月は通常でも防災意識が高まるが、今年の売れ行きは例年の倍ぐらい」と語る。
 ジャンボエンチョー浜松南店(同市南区)では防災用品のほか自宅の修繕に使う工具や材料を購入するお客も多く、鈴木啓之店長は「台風がまた来ているので早めの準備を」と呼び掛ける。

 ■住民自ら住宅応急措置も 業者の作業 めど立たず
 湖西市新居町の男性(62)の自宅では、強風で屋根の先端部を覆うトタンが飛ばされた。1日朝に業者に修理を依頼したが、4日になっても作業のめどが立たず、雨が降り始めた同日午前から夫婦で修理に取り掛かった。
 近くのホームセンターでビニールシートや安全ベルトなどの道具を購入し、小雨が降る中、はしごを上り、約2時間かけて屋根にシートをかぶせた。
 「今日雨が降るのは分かっていたけど、業者が来てくれるまでこんなに時間がかかるとは思わなかった」と男性。「次の台風で飛ばされないといいけど」と疲れた様子で話した。

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