「ちきゅう」南海トラフ掘削計画 人類初の挑戦、研究者が解説

(2018/9/27 08:42)
南海トラフ研究の最新状況や掘削プロジェクトについて研究者が解説した特別講演会=26日午後、静岡市駿河区のホテルセンチュリー静岡

 清水港を事実上の母港とする地球深部探査船「ちきゅう」を使って10月から南海トラフ巨大地震発生帯のプレート境界到達を目指す大規模海底掘削が紀伊半島沖で始まるのに合わせ、「海のみらい静岡友の会」(事務局・静岡商工会議所)は26日、プロジェクトに携わる一線の研究者を招いた特別講演会を静岡市駿河区で開いた。
 「南海トラフ巨大地震はどこまで明らかにされたか」をテーマに、研究者3人がプレート境界を目指す人類初の挑戦の背景や意義を説明。10年以上にわたる一大プロジェクトの集大成に向けた意気込みを話した。150人超が詰め掛け、熱心に耳を傾けた。
 10月10日の出港を控え、東大地震研究所地震火山情報センターの木下正高教授は「ようやくこの瞬間が来た。地震予測に新たな一石を投じられれば」と抱負を述べ、東京海洋大の木村学特任教授(東大名誉教授)は「成功すれば、日本だけでなく世界の人々の生命財産を守る知見が得られる」と意義を話した。
 海洋研究開発機構(JAMSTEC)地球深部探査センターの倉本真一センター長は「人類初のプレート境界の試料をおそらく来年3月ごろには皆さんも目撃できる。その喜びを分かち合いたい」と言葉に力を込めた。

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