静大人工衛星搭載、こうのとり打ち上げ成功 浜松キャンパス喜び

(2018/9/24 07:18)
打ち上げ成功を喜ぶ能見公博教授(前列手前から2人目)ら=23日午前3時ごろ、浜松市中区の静岡大浜松キャンパス

 静岡大工学部が開発した超小型人工衛星「てんりゅう」などを搭載した無人補給機「こうのとり」7号機がH2Bロケットで国際宇宙ステーション(ISS)へ向けて打ち上がった23日午前2時52分、同大浜松キャンパス(浜松市中区)でインターネット中継を見守った開発主導者の能見公博教授らは「無事に打ち上がり、ほっとした」と喜んだ。
 てんりゅうは1辺10センチの立方体が2機つながり、内部に宇宙空間放出後に伸ばす14メートルの金属製テープと、テープ上を動かす縦横3センチ、高さ6センチの昇降機を収めている。地上と宇宙ステーションをケーブルで結んで人や物資を運ぶ「宇宙エレベーター」構想の実現に向けて開発された。
 同学部が2016年12月から18年3月まで運用した超小型衛星「はごろも」の後継機で、昇降機まで動かす実験は世界初。こうのとりの27日のISS到着後、高度400キロのISS軌道上に放出し、約1年の運用期間で実験に取り組む。
 同キャンパスでは打ち上げの中継画面を、能見教授や大学関係者ら十数人が見つめた。打ち上げ延期が続いたこともあり、能見教授は「まずは打ち上げが成功して良かった」と安心した様子だった。はごろもの運用では通信に課題が残ったことも振り返り、「放出されてからが本番。教訓を生かし、昇降機をしっかり動かしたい」と話した。開発に携わった同大大学院2年の男子学生(24)も「運用に向け、きちんと準備していきたい」と意気込んだ。

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