JR浜松駅、開業130年 記念企画で盛り上げ

(2018/9/1 08:17)
開業130年を迎える駅の在来線ホームに立つ中村友則駅長=31日午前、JR浜松駅駅

 現在のJR東海道線が敷設され、浜松駅が開業してから1日で130年を迎える。県内で最初に開業した鉄道駅は今、1日当たりの乗車人員が3万7千人を超える一大拠点。記念のロゴマークやスタンプを駅独自に作り、商業施設も特別展を企画するなど、駅を挙げた盛り上げを図る。
 現在の東海道線浜松-大府(愛知県)間は、県内の同路線で最も早い1888(明治21)年に開通した。浜松駅と同時に馬郡(現舞阪)、鷲津の各駅も開業。浜松より東側が開通し、駅ができたのはその後。東京と大阪・神戸方面が直結したのは翌年のことだ。
 郷土史研究家の神谷昌志さん(88)=浜松市中区=によると、当初は今より南寄りの別ルートが検討されたが、地元の陳情で浜松駅は浜松宿の中心に近い現在の場所になった。神谷さんは「鉄道の開通後はにわかに周辺が発展し、中心街が形成されていった。駅がなかったら今の浜松の街はない」と話す。
 街とともに歴史を重ねてきた駅や鉄道に改めて目を向けてもらおうと、JR東海浜松駅は駅員によるプロジェクトチームを結成。記念イベントの企画とともに、ロゴマークとスタンプを作製した。浜松名物のウナギ、ピアノと汽車をモチーフにしたスタンプの図柄は、女性駅員2人が自ら考案した。
 130年間に駅長を務めたのは52人。JR発足後16代目の中村友則駅長(57)は「長い間、駅を守ってきた人たちがいるからこそ今の駅があると、責任の重さを感じる。130周年に合わせて駅の利用を促進し、地域活性化につなげたい」と語る。

 <メモ> 浜松駅の開業130周年記念スタンプは9月1日から10月14日までの期間限定。期間中の土曜と日曜の午前9時~午後4時に限り、同駅在来線改札口付近に置き、押印できるようにする。9月16日には記念セレモニーを開催。同22日からは駅構内などを回るクイズラリーも実施する。浜松駅ビルの商業施設メイワンは、9月3日から11月16日まで記念イベント「鉄道展」(入場無料)を館内で開催する。パネルや資料の展示で、都市発展の中心的な役割を担ってきた駅の変遷を紹介し、歴史を振り返る機会にする。

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