外国人が訪日客ガイド 富士山須走口で、文化やしきたり紹介

(2018/8/1 12:24)
登山前に注意点を話すフジマウンテンガイズのメンバー(左)=富士山須走口5合目

 小山町の富士山須走口登山道で、日本に住む外国人を中心に組織されたガイドグループ「フジマウンテンガイズ」が活動している。主に訪日外国人を対象に1泊2日のツアーを催行する。米国人のポッター・ブレントさん(33)=東京都=が2007年に始め、これまでに6千~7千人に日本の宝の魅力を伝えた。
 日本で生まれ、カナダの大学でガイド技能を学んだブレントさんが語学力と知識を生かそうと、事業をスタート。東京から近く、海外でも知られている富士山を活動の場に選んだ。インターネットで客を募り、山頂まで案内している。グループには十数人が所属している。
 客には思い思いのペースで登ってもらい、先頭と最後尾にガイドが付いて安全を確保する。登山道沿いに生息する花木を紹介したり、歴史文化に関心のある人には富士山が信仰の対象であることや浅間神社の祭神について解説したりする。
 登山の注意点やしきたりは登る前に説明する。特に入念に伝えるのは「山小屋はホテルではない」こと。特に欧州からの来訪者は山中でも快適に宿泊できるイメージを持つため、狭い空間で多くの人が一緒に寝て多少の我慢を強いられると理解を求める。温暖な国からの登山客には、気温が低くなり上着が必要になることを説く。
 利用するのは須走口のみ。「林の中で歩き、自然を感じることができる」とブレントさん。5合目の山小屋の食事がおいしく、下山後リラックスできるのも理由だという。
 初めて登った時は高山病に悩まれされたというブレントさんだが、「登りきった時の達成感は大きい」と富士登山の魅力を語る。共同代表の米国人カミングス・ルークさん(32)=同=は「海外の人にも富士山のルールを理解してもらい、登山を楽しんでもらいたい」と話している。

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