富士山御殿場口のトレイルステーション 「交流拠点」定着

(2018/7/31 17:00)
マウントフジトレイルステーションで、来訪者と触れ合うスタッフ=31日午前、富士山御殿場口新5合目

 富士山御殿場口新5合目に、開山シーズン限定で設けられる施設「マウントフジトレイルステーション」が正式オープンから5年目を迎えた。当初は登山の情報発信と安全啓発を目的としていたが、最近は来訪者とスタッフが触れ合う「交流拠点」として定着。利用者が増加している。
 富士山が世界遺産に登録された2013年、駐車場だけだった新5合目に登山客を迎える拠点を作ろうと御殿場市などがプレオープンさせた。地元の若手事業主や市が富士山ツーリズム御殿場実行委員会をつくり、14年に正式に開設。スタッフによる登山案内、展示物や映像を使った富士山の紹介を行っている。休憩スペースや手を洗う設備も設けた。
 自由研究を目的にした児童向けツアーを行い、観光や準高地でのトレーニング効果などを研究する学生も受け入れる。子どもや学生がスタッフと親交を深め、友人を連れてリピーターとして足を運んぶようになった。差し入れをする人、登山道の危険箇所の情報を提供する登山客も。14年に3万9千人だった利用者は、17年には6万5千人に増えた。
 機能も年々充実させ、ことしは新たに自転車愛好家が利用できるサイクルステーションやコインロッカーを設けた。今後、着替えられる場所やシャワーを設ける構想もある。
 同委員会事務局長で、プレオープンから企画運営の中心を担うイベントプロデューサーの田近義博さん(38)は、スタッフと来訪者の交流だけでなく「登山者同士が交流する場所として使ってもらいたい」とさらなる可能性を追求する。

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