原子炉冷却機能の喪失想定 浜岡原発で重大事故訓練

(2018/3/9 12:45)
中部電力は浜岡原発4号機の重大事故を想定した緊急事態対策訓練を実施した。東日本大震災からまもなく7年を迎える中、緊急時への対応力強化を確認した=9日午前、御前崎市佐倉の浜岡原発

 中部電力は9日、東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故を踏まえ、浜岡原発(御前崎市佐倉)4号機の重大事故を想定した緊急事態対策訓練を現地や名古屋市の本店で実施した。多重化した原子炉の冷却機能がすべて失われたと想定し、原子炉格納容器の破損を防止する手順を確認した。
 機器に何らかのトラブルが生じ原発の単独災害が起きたと仮定し、訓練者には訓練内容を明かさないブラインド方式で進めた。
 4号機の中央制御室を模したシミュレータ室では、警報音が鳴る中、運転員が計器を指さしながら原子炉の状況を確認し運転操作した。別棟の緊急時対策所では、参集した要員が同室や本店と連絡を取り合い事故状況の把握や対応の検討、敷地周辺の放射線の測定などに当たった。
 東京電力福島第1原発事故を受けて配備した交流電源車や送水ポンプ車を使って、原子炉建屋にホースを接続し注水する訓練も行った。緊急事態対策訓練は重大事故への対応力強化を目的に年2回行っている総合訓練の一つ。600人以上が参加した。

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