浜岡原発、放射性物質漏えい 床に粒状の堆積物

(2018/1/19 07:42)
放射性物質を含む堆積物が見つかった現場=18日午後、御前崎市佐倉の浜岡原発(中部電力提供)

 中部電力は18日、浜岡原発(御前崎市佐倉)の廃棄物減容処理装置建屋2階で、放射性物質を含む粒状の樹脂の堆積物が床に広がっているのが見つかったと発表した。原子炉施設保安規定の基準の2倍以上の濃度で、同規定に基づき人の立ち入りを制限した。昨年5月にも同様のトラブルが発生し、11月に原因と対策を公表したばかり。外部への影響はないという。
 中電によると、堆積物は作業員が同日午前11時ごろ、空気を浄化するフィルターがある装置(放射線管理区域)内で点検時に見つけた。床の排水升の周囲に約80センチ×約130センチの範囲で広がっていた。放射性物質の濃度は1平方センチ当たり105ベクレル。規定で人の立ち入りを制限する基準の40ベクレルを超えた。樹脂は原子炉の水を浄化する際に使われたとみられる。
 浜岡原発では昨年5月、同建屋地下2階で放射性物質を含む樹脂の堆積物が計5カ所の排水升の周囲に広がっているのが見つかった。中電は、樹脂の処理過程で手順ミスがあり樹脂が本来向かうべきではない配管に入って滞留し、気圧差で排水升から吹き出したと結論付けた。関連を含め、堆積した原因を調べる。
 中電は国のほか、安全協定に基づき県、浜岡原発から31キロ圏に入る計11市町に通報した。

 ■はなはだ遺憾 御前崎市・柳沢重夫市長の話
 昨年5月のトラブルについて原因と再発防止策を11月に受けた。それが冷めやらぬうちに今回のトラブルが発生し、はなはだ遺憾。原因を徹底的に追及し、確実に必要な現場措置を実施してほしい。

 ■再発防止求める 静岡県・杉保聡正危機管理部長の話
 昨年5月にも類似するトラブルが起きたばかり。現時点では同じ原因で起きたのかどうかは不明だが、引き続き再発防止を中電に強く求めていく。

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