浜岡5号機申請「4号合格後」 原発新基準適合審査で中電社長

(2018/1/4 07:30)

 中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)5号機の新規制基準への適合性審査について、中電が4号機の審査合格後に原子力規制委員会に申請する方向で検討していることが分かった。勝野哲社長が3日までに静岡新聞社のインタビューに応じ、明らかにした。東日本大震災後、見通しが立っていない6号機計画については「白紙撤回したわけでない」との考えを改めて強調した。
 5号機の審査について、中電はこれまで適合性審査中の3、4号機に続いて申請するとの意向を示してきたが、より具体的に言及したのは初めて。先行する4号機の審査で2017年、耐震設計の目安になる「基準地震動」や想定される最大の津波高「基準津波」の審査に一定の進展があり、勝野社長は「4号機(の審査)で基準地震動や基準津波が決まってくれば、5号機にも必要な補強を織り込んで、海水流入対策も含めて許可申請をする」と方針を示した。
 5号機は11年5月、政府要請で運転を停止した際、復水器の配管が破断して約400トンの海水が原子炉などに流入し、非常時に冷却するための重要な系統などに腐食が見つかった。中電は個々の機器レベルの健全性評価を終え、機器の取り換えや補修に関する計画を検討している。
 08年に本紙スクープで一気に表面化した1、2号機を廃炉としリプレースする6号機計画は、30年を見据えた長期経営指針となる「経営ビジョン」への記載を見送ってまもなく2年。勝野社長は「いつ着工できるかということすら予見できない段階で、具体的な計画に載せる必要はないということで下ろしているだけ。また計画が浮上すれば、地元の皆さんに必ずご説明する。ただ、まだまだそういう状況でない」と述べた。

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