雪対策、タイヤ確認やSNSで発信 国交省沼津河川国道事務所

(2018/2/25 11:00)
各国道に設置した82台のカメラ映像をチェックする職員。24時間態勢で道路状況を監視している=15日午後、国土交通省沼津河川国道事務所

 1月下旬、御殿場市を中心に静岡県東部に降った2014年2月以来の大雪は、陸上交通や物流に滞りが出るなど市民生活に大きな混乱を生じさせた。国土交通省沼津河川国道事務所は、同市や小山町などで交通網が長時間まひした4年前を教訓に、タイヤチェックやSNS(会員制交流サイト)による情報発信を実施。県東部と首都圏を結ぶ国道246号の除雪を優先し、東西ルートを確保した。
 降雪に先立つ1月22日午前10時、日本気象協会は国道1号の箱根峠(函南町)や138号籠坂峠(小山町)、246号(同町)などで5センチ以上の積雪が予想されると発表した。同事務所は雪が降り始めると、同1号や138号の県境付近で除雪やタイヤチェックを開始。車両を1台ずつ停止させ、ノーマルタイヤやチェーン未装着の車にUターンや付近の道の駅などでの待機を要請した。路面の積雪状況については各国道に設置したライブカメラの静止画像を添付してツイートし、冬装備の準備を呼び掛けた。
 降雪が激しくなり始めた同日午後4時ごろには、県東部の東名高速道や新東名高速道の一部区間が相次いで通行止めとなり、国道1号や138号も車の立ち往生などが発生し通行止めに。同事務所は除雪車や融雪剤散布車の配備を国道246号に集中させ、ルートを確保した。
 同事務所の中川哲也副所長は「タイヤチェックに強制力はないが、Uターンしたり待機したりしてくれる人は多くいた。啓発ツイートの閲覧数は1万件以上あり、リツイートも多かったため、ドライバーへの注意喚起につながった」と手応えを語る。一方、課題として「より効率的に除雪するための車両の配備を考えていく必要がある」と指摘した。
 万が一立ち往生した場合の備えについて、日本自動車連盟(JAF)静岡支部事業部の永田泰裕さんは、スタッドレスタイヤやチェーンなどの冬装備が最も望ましいとした上で「毛布や長期間保存できる食料、水、簡易トイレなどを車内に用意しておくと安心」と求める。その上で「天気予報や道路状況を確認して不要不急な外出は控え、災害を回避する行動にも努めてほしい」と呼び掛けた。

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