違法長時間労働58% 静岡、月200時間超残業7件

(2018/9/4 07:43)

 静岡労働局が3日公表した長時間労働が疑われる事業所に対する2017年度の監督指導結果で、監督指導を実施した事業所709件のうち、57・8%に当たる410件で違法な時間外労働や賃金不払い残業などの法違反があったことが分かった。6月に成立した働き方改革関連法では長時間労働の是正が柱の一つになっており、同労働局は是正指導を強化している。
 最も多い違反は、労使協定を超えるなどの違法な時間外労働で35・1%にあたる249件。このうち、残業時間が過労死認定の目安とされる月80時間以上を超えるケースは173件に上った。さらに月150時間以上は22件、月200時間を超えるケースは7件あり、深刻な過重労働の実態が浮き彫りになった。
 賃金不払い残業は34件、長時間労働を行った労働者に対する健康障害防止措置の未実施は54件だった。
 法令違反事業所の業種別状況は、製造業が165件で最多。運輸交通業と商業がともに45件、接客娯楽業が41件と続いた。
 長時間労働については、6月下旬に成立した働き方改革関連法で残業時間に月45時間、年360時間を原則とする上限が設けられた。2019年4月(中小企業は2020年4月)から施行される。

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