豊漁願い「はんまあさま」 ハマユウの葉で人形作り 東伊豆

(2018/9/11 08:18)
重陽の節句に合わせ、ハマユウの葉で豊漁を願う人形を作る参加者=東伊豆町の東町公民館

 東伊豆町稲取地区で9日、豊漁を願う伝統行事「はんまあさま」が行われた。地元の小中学生らがハマユウの葉で人形を作り、海に流した。
 「重陽の節句」に合わせ、町教育委員会が企画した。東町公民館ではんまあさまの歴史を映像で学んだ後、地元老人クラブの指導で侍(武士)やイカ、サンマ、キンメダイなどの人形を作った。
 長さ30~50センチの葉をはさみやカッターで切り、先端の柔らかい部分は円すい状に丸めて侍に、硬い部分は型紙を使って魚介類の形に切り抜いた。侍の人形には頭部と、刀に見立てた松の葉を付けた。
 「イカやサンマになって戻ってきてほしい」との願いを込め、人形は近くの海岸から海に流した。町立稲取小4年の女子児童は「毎年、参加しているのでうまく作れるようになった」と喜んでいた。
 稲取地区は伊豆半島東海岸の港町。「流れ着いた武士の遺体を手厚く供養したところ、豊漁になった」との言い伝えにちなみ、漁師の家ではんまあさまを受け継いでいる。町教委は1986年からふるさと学級として、体験会を開いている。

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