富士山5合目ヒルクライム 霊峰目指し、こぐ「激坂」

(2018/8/23 11:00)
新5合目に向かって坂を駆け上がるサイクリスト=4日、富士山御殿場口登山道

 富士登山シーズン、国内外からの来訪者でにぎわう富士山5合目。登山者が観光バスなどを利用する四つの登山ルートは、サイクリストたちが攻略を目指す“激坂”でもある。
 4日早朝、NPO富士山ごてんばサイクリングプロジェクトのメンバーが御殿場市内から標高差800メートル超の御殿場口新5合目(標高1440メートル)へ向かった。前半は真正面に富士山を臨む直線を進み、後半は急勾配の連続。「総合力が問われるロードレースで坂の練習は外せない。負荷のかけ方やペース配分を考えながら走ります」。到着した会社員石川勇人さん(47)は充実した表情で汗をぬぐった。
 新5合目に開設されている「トレイルステーション」には今夏、工具などを備えたサイクルステーションも整った。スタッフの飯田昂寛さん(35)は「交通量が少なく、樹林帯の走行も魅力。夏はグループの利用も多い」と自転車人気の高まりを感じている。
 5合目までのタイムを競うヒルクライムレースも盛んだ。本県側ではふじあざみライン(須走口)、富士山スカイライン(富士宮口)を利用する標高差1800メートルの大会などに猛者たちが挑む。
 勾配が比較的緩やかな山梨県側の富士スバルラインが舞台の「Mt.富士ヒルクライム」は国内最大規模。6月に開かれた15回目の大会には、初心者から上級者まで約1万人が参加した。大会実行委の担当者は「(山麓が男子ロードレースの会場となる)東京五輪に向け、富士山というブランドを生かしたコース開拓がもっと進むのでは」と期待する。

 ■おすすめ 御殿場口で御来光
 御殿場口新5合目は自転車登坂のゴール地点としては最も標高が低く、周辺に広がる休養林の散策など幅広い自然体験が可能な場所です。展望台からの御来光と朝日に染まる富士山の姿は格別。「山頂を目指す」だけではない富士山の楽しみ方を提案していきたいと思っています。(飯田昂寛さん)

動画

  • Youtube動画

「伊豆・東部 自転車出会い旅」この他の記事

> 一覧

  • 静岡購読お申し込みは 0120-89-4311

  • 静岡新聞データベース

ニュース記事アクセスランキング

    ニュース特集アクセスランキング

      • スクープ投稿

      • こち高

      • 静岡購読NIE

      • 静岡新聞の本

      カテゴリー'