[9月8日放送]

海底に眠る特攻兵器「海龍」

2015年10月21日 22:21

下田港から250mの沖合で8月、水中調査会社がある発見をしました。
Movie[20151021-211836].jpg

水深35mの海底から見つかったのは「海龍」。昭和19年、戦況が悪化する中、本土決戦に備え開発された特殊潜水艇です。今回見つかったのは、配備の途中で座礁した船体でした。
Movie[20151021-211806].jpg
以前、熱海市の沖合から引き上げられたこともあり、その船体は広島県呉市の大和ミュージアムに展示されています。
Movie[20151021-211946].jpg
今回見つかった海龍と同じ部隊に所属していた元乗組員・浦了さんは戦争末期、海龍での特攻を志願しました。「海龍は青春だった。今回の発見で当時に戻ったよう」と語ります。
Movie[20151021-212146].jpg
一方、下田市の海龍の部隊に配属されていた嶺川敏雄さんは「こんなものでアメリカに勝てると当時は思ったのかと、反戦の材料にしてほしくない」といいます。
Movie[20151021-212208].jpg

「海の墓標として静かにしてほしい」。70年の時を経て見つかった海龍に、複雑に交錯する元乗組員の誇り。戦争を知らない世代には簡単に理解できない深い思いがあります。
Movie[20151021-212502].jpg