2012年5月
2012年4月
2012年3月
2012年2月
2012年1月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年9月
2011年8月
2011年7月
2011年6月
2011年5月
2011年4月
2011年3月
2011年2月
2011年1月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年9月
2010年8月
2010年7月
2010年6月
2010年5月
2010年4月
2010年3月
2010年2月
2010年1月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年9月
2009年8月
2009年7月
2009年6月
2009年5月
2009年4月
2009年3月





月曜シリーズ「コレってどうなの?」です。
近年、日本平動物園のように大改装をしたことで人気を集めているところがある一方で、
全国的には経営の苦しい動物園が非常に多いのが現状です。
浜松市動物園も例外ではありません。
静岡市の日本平動物園です。
シロクマ・ロッシ―で大人気の猛獣館299に続き、
今年、フライングゲージが新しくなりました。60億円掛けての再整備が効を奏し、
去年は76万人の客を集めました。
一方、浜松市動物園の白クマ・キロルも人気ものですが、動物園の経営は日本平のようには
うまくいっていません。街なかからバスで40分。浜松の動物園は舘山寺にあります。
およそ15ヘクタールの園内では、117種類、397頭が暮らしています。
動物園を知り尽くした獣医の牧野さんに案内してもらいました。
「浜松といえばここですか?」
「ゴールデンライオンタマリン」
「サルですか?」
「この動物は浜松でしか見られない」
とても貴重な生き物がいる動物園ですが、入場者数の減少が止まりません。
ピーク時には115万人も訪れましたがいまではその1/3です。
「目の前で見たいとか触ってみたいといった、昭和58年当時のコンセプトとは全く逆のニーズになっていて、
時代のニーズに乗り遅れているのが入園者減に繋がっている」
では、どんな動物園がいいのか?来場者に聞きました。
「北海道みたいにお猿さんが自由に飛んでいるのとか見てみたい。昔風なので」
どんな動物が見たいですか?
「コアラ」
「私も新しい動物。パンダ?みてみたい!」
多くが新しい動物を望んでいます。しかし、現状は厳しいのです。
「昔はもっといた気がしましたが」
「両親死んで1頭に」
「ちょっと寂しい」
「早くお嫁さんを」
「買うときりんはどのくらいするんですか?」
「アメリカだと2000万円」
他にも人気の動物が死にましたが、補充できていません。購入に使えるお金はわずか200万円だからです。
「(去年は)歳入が9000万円、歳出が5億5000万円で市の持ち出しは4億6000万円。
ここ5年とっても毎年4億円前後の持ち出し(赤字)」
人件費とえさ代など維持管理費で支出の8割を占めます。
この慢性的な赤字体質に行革審のメスが入りました。
「会社でいえばじきに潰れる」
「魅力的な動物もいない」
やはり赤字が続く隣のフラワーパークと一体化して経営の効率化を図れというのです。
「赤字であっても市民が納得できるのなら問題ない。でも、聞いてみると浜松の動物園は
大したものがいないと評判が良くない」
行革審からは広すぎる敷地の縮小や職員削減などの意見が出ています。
しかし、動物の飼育などは一朝一夕にはいきません。
「買ってくるとまだ小さい」「もっと大きくしてから。安く買って大きく育てて」
「えさ代もバカにならない」「切り詰めもしています」
さらには動物たちの遊び道具や説明板も自分たちで作りました。
先週末から始まったナイトZOOには多くの人が訪れました。
金をかけずとも出来ることはまだまだありそうです。
「展示方法は同じものを目指してはいないが、動物にも客にも職員にもいい動物園に」
厳しい経営状況にある以上、浜松が旭山や日本平のようにはなれません。
自分たちの強みは何なのか?まずはそれを必死に探しだすことが人が集う動物園になるための
第1歩だと思います。