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今月11日未明、静岡市内で発生した住宅火災において、
現場近くの消火栓の一部が開かず、放水できないという事態に陥りました。
消火栓はなぜ、開かなかったのか―。
検証を進める中、意外な事実が浮かび上がってきました。
今月11日未明、静岡市葵区北で発生した建物火災。火は瞬く間に燃え広がり、住宅2棟を全焼しました。
現場に駆けつけたSBSカメラマンは、混乱する住民の声を耳にしました。
水がない―
あの日、一体、ここで何が起こっていたのでしょうか。
翌日、私たちは真相を追究するため、再び火災現場を訪れました。
住民の証言によると、消防車はたどり着いたものの、一部、消火栓が開かず、水が出なかったといいます。
実際、そうした事実は存在したのでしょうか―。
現場には複数の消火栓があったといいます。
実際の火災現場において、消火栓が開かず水が出なかったのは今回が初めてだということです。
いったいなぜ、そのような事態が起こったのか。問題の消火栓を見せてもらいました。
静岡市消防局によると、消火栓の異常を確認したあと、すぐ近くの貯水槽より水を取って、放水を開始したため、
消火活動に「影響はなかった」といいます。
しかし、隣の家から出た火が燃え移り、家を全焼した小林さんはやりきれない思いを抱えます。
実際、消火栓を開けて水が出るかの機能点検は、実施されていたのでしょうか。
現在、静岡市内に設置されている消火栓はおよそ1万2000基。
毎年、新たに100基ずつが設けられていて、それぞれの位置を把握するだけでも大変な労力だといいます。
さらに、機能点検には困難が伴うといいます。
消火栓は上水道を通じて一般家庭の水道管とつながっており、点検のため少量の水を出すことによって、
古い消火栓などに付着したサビがはがれ落ち、水道水が一時的に濁ることがあるといいます。
しかし、いざというとき、
消火栓が使えないというのは、やはり大きな問題です。
静岡市消防局には消火栓の徹底した機能点検が、
そして、住民側にもそれに対する理解が必要だといえます。
優先すべきは一人ひとりの命です。