防災最前線
「防災最前線」では、様々な防災マニュアルをご紹介していきます。
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福島原発事故で混乱する医療現場をサポートするため、
日本医師会の医療支援チーム「JMAT(ジェイマット)」として
福島県相馬市に派遣された静岡県医師会を取材しました。
静岡県医師会の「JMAT(ジェイマ ット)」が入った福島県相馬市。
身を寄せる住民であふれかえる避難所では、
避難生活に特有の症状が多くみられました。
県医師会理事の田中医師によると、避難所の食事は、
調理不要な加工食品(おにぎり、インスタントラーメ ン)などが多いため、
自然と塩分過多になりがち。高血圧の人はより血圧が高くなり、
むくみがある人はよ りむくみが強くなっていたそうです。
命をつなぐ緊急物資の食料ですが、加工食品ばかり食べ続けないよう注意が必要です。
避難所を見た医師たちが、「避難所にぜひ持っていてほしいと」いうのが、『お薬手帳』です。
患者の慢性疾患の薬の記録(服用歴)が書いてあるため、
応援で派遣された医師が診察した場合でも、患者 の症状の程度、治療歴などが一目瞭然。
長期間、薬で体調をコントロールしてきた人は、特に、お薬手帳が欠かせません。
お薬手帳は、多くの調剤 薬局などで無料で配布しています。
田中医師によると「非常持ち出しのリュックに、①1週間分の持病の薬、
②お薬手帳(コピーでOK)を入れておくと、これほど役に立つものはない」そうです。
福島第一原発周辺の市町では、医療は大混乱だったといいます。
県医師会理事の磯部医師によると「原発から30キロ圏内の避難地域になった
南相馬市(人口約7万人)か ら、大勢の住民が相馬市(人口約3万8千人)に避難し、
相馬市の医療機関がパンク状態にな っていた」
さらに、「原発から30キロの南相馬市に、物流業者が怖がって入って来ない。
会社も従業員を危険な場所 に行かせられないと(南相馬市に)物が入ってこない、
医薬品も入ってこない、物資も入ってこない」という事態に陥っていたということです。
もしも、浜岡原発で福島のような事故が起きたとしたら…
静岡でも起こりうる課題が浮き彫りになりました 。