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2017年3月

2017年3月25日 06:57

山田辰美 日々のまなざし

ペイフォワード

ペイフォワード

喜んでくれてありがとう

人の役に立つこと

縁もゆかりもない誰かに親切にすること

そのことで自分の心が癒される

ペイフォワード

人は誰かのためになりたい

そのことに気付いていない人も多くいるけど

見返りを期待しないで人に尽くすことだ

大丈夫、やってごらん

ペイフォワード

生きている歓びはどこから来るの

多くの人は自分の夢や野望を目指して生きている

そこからしか達成感や充実感は生まれないと思っていた

でも自分の欲望から返って来るものは

満たされない想いや飢餓感ばかりだ

ペイフォワード

他者への奉仕、無償の善意

相手に何も求めないこと

人の喜びを自分の喜びとする

人の嬉しそうな表情が自分の心を晴れやかにする

清々しい想いが心を満たし始める

生きている証しは周りの人たちの笑顔だ

それが生きる歓びになる

ペイフォワード

喜んでもらってなんぼの人生

求めるのではなく信頼されることの歓び

支配するのではなく奉仕することの歓び

何も求めないこと

喜んでくれてありがとう

それが嬉しい

それが幸せ

2017年3月18日 06:13

山田辰美 日々のまなざし

顔なしの探し物

顔なしの探し物

透明な存在であるボク

そんな風に自分のことを表現した少年A

他者と生活感を喪失したまま

孤立した魂が犯した恐ろしい事件

不気味な気分が日本中の子どもにひたひたと広がった

少年Aに共感する子ども達がある日突然、キレる

見知らぬ人を突然襲う子どもの暴力

そこにどんな意味があるの

その衝動はどこから生まれたの

「顔なし」はいつでも自分を探している

家族の中でもクラスの中でも

自分がいなくても何も変わらない感じ

見て欲しいのに誰も自分をふり返らない

何かしてあげたいのに誰も自分を頼りにしない

喜怒哀楽の表情を見失ったまま生きて来た

気が付くと足元から透明になっていたんだ

いじめられる者も透明になりたいと思う

淋しくて虚しくて自分を消したい

透明になれば仕返しだってできる

曖昧な態度の傍観者も飲み込んじゃうぞ

現代という豊かな時代

日本という物の溢れた社会

その中で君は何に飢えているの

貧しい国の子どもは腹ペコで学校にも通えないが

家族を支える仕事や役割が与えられ、目は輝いていた

素足でふるさとの大地にしっかり根っこを張っていた

この国はどこかが間違っている

豊かさも自由も君には幸いをもたらさない

液晶の画面からは答えは返ってこないよ

名前で呼び合う仲間の中で自分を見つけていくんだ

人や地域との関係をもっと結ぶことで、手応えを感じろ

人に向かって行けば自分が見えてくる

もう透明なんかじゃないから

2017年3月11日 06:38

山田辰美 日々のまなざし

闇と光

闇と光

(宮沢賢治「銀河鉄道の夜」)

大地が躍り、

大きな波が襲って

暗闇がこの国を支配した

目覚ましい経済成長を遂げた豊かな国は

70年ぶりに闇夜を迎えた

地響きのような慟哭だけが静寂をやぶっていた

痛みでうめき、不安で啜り泣き、

底冷えに震え咳き込む

昼は惨状を呆然と眺め

夜は寒さと闇にふるえた

「僕、もうあんな闇の中だってこわくない。

きっとみんなの本当のさいわいを探しに行く。

どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んでいこう」

ジョバンニのいう「本当のさいわい」とはなんだろう

混乱と失意の中で僕たちは仲間をたぐり寄せ

仲間のぬくもりに励まされて

新しい日本の再生に向かって立ち上がろうとしている

科学と経済が生み出した大物量の世界

それらは今、虚しい瓦礫と化している

「本当のさいわい」は

物や金の豊かさを競うような社会にはない

闇の中で目を凝らすと

小さいけれど美しい星たちが見えるように

暗い災厄の中で

「本当のさいわい」の在りかが探り出せるような気がする

自然の巡りと共に生き、

こころの絆や信頼で結ばれ

人の品性や誇りを大切にした懐かしい日本に

今、光とぬくもりを感じている

2017年3月 3日 00:22

山田辰美 日々のまなざし

母よ

母よ

母よ

中一の時

「逆境に負けるな

忍耐は無駄ではない

高潔な志を持ちなさい」

そう僕に教えてくれました

僕はいじめに負けず、

生徒会で活躍できました

母よ

この年になって思い出される母の言葉

誠意の通じない相手

自分勝手な思い込みを振りかざして

力で押さえ込もうとする権力者

弱い者を追い込む卑劣漢

どの世界にもいるんですね

でも僕は負けません

母よ

「憂きことの なおこの上に 積もれかし

限りある身の 力試さん」

この詩をあなたは教えてくれた

僕のことを認めてくれたことがうれしかった

苦境に立つ度に

いつも心の中で

この生き方でいいですねと

あなたに語りかけていた気がする

母よ

大丈夫です 僕は負けません

僕を諭してくれた言葉は

あなた自身を支えていたものだと気付いています

久しぶりにあなたのことを思い出しました

僕はよく似ています

本当は泣き虫のあなたに