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2015年4月

2015年4月18日 15:35

てんとう虫

てんとう虫

 

とげとげの体

黒と赤のまだら模様は不気味かい

育ちざかりのオレ様は

バリバリ食べたさ、アブラムシ

小さな悲鳴も上げず

逃げることもできないアブラムシ

カラスノエンドウの先っちょで

いつも仲間と体を寄せ合っている

アブラムシの群れ

け、気に入らねえ

 

そんなに尖ってどうすんのって

おれは早く大人になりたいだけさ

親の喜ぶ点取り虫なんてのにはなりたくない

7点もありゃあいいのさ

勉強ばかりじゃあ

人生につまずいて転倒するぜ

 

アリの奴らのようにせかせか働くのも好きじゃない

地面をはい回るアリきたりの人生なんて

おれはアリとあらゆることに挑戦し

いつでもお天道様に近いてっぺんを目指すのさ

 

そんなこんなで気が付くと

まあるい姿のてんとう虫

若い時はぐれてたけど

今では性格も丸くつややかになりましたよ

でもやっぱり好きな場所は

カラスノエンドウの先っちょ

好きな食べ物は

け、今でもアブラムシだ

 

2015年4月18日 09:50

竹林

竹林

 

竹林は単純だ

竹しかない

竹の稈が無数に林立している

天に向かって真っすぐに伸びる竹・竹・竹

 

表の喧騒が嘘のように

静寂に包まれている竹林

そこは清々しい緑の支配する空間

樹林とは異質な世界

里山の中でも特有な個性の際立つ空間

 

筆で払ったような葉は陽を透かす

白い粉をつけた竹の稈までが青々としている

磨けば光沢を見せる稈

樹木の幹の無骨さはない

雑木林のような生き物の賑わいは感じられない

里山は樹林と草地と竹林で構成される 

竹林には浮世と隔絶された静けさがある

 

竹は樹木のように大きいが太ることはない

草の様に芽生えて伸長するが、

その大きさや硬さは草を超越している

不可思議な形態や生態を持つ神秘な生き物

皮を剥きながら多くの節が一斉に伸びる

大地を割って一本一本、天を目指すが

孤立する個体は一本もない

どれもこれも地下茎で繋がっているのだ

 

涼やかな竹の葉のさやけき

木漏れ日の差す心地良い竹林は人の手に依っている

人と風土によって育まれる心地良い空間

その安らぎ

いざなう静寂の境地

 

 

2015年4月11日 09:40

川の如くに

川の如くに

 

世の中は変わっていく

古い風習は歴史の中で消えていく

新しい文化が次々に現れる

まだ見ぬ未来は見知らぬものに包まれているだろう

世の中は流れ流れてどこへ行くのか

川の如くに

 

人生は流転する

人の生は小さな産声で始まり、

ゆっくりと流れ出す

人と関わり

人と交わり

人を巻き込み

新しい命を産み出し

紆余曲折を経て大きな流れとなる

果てしなく思えるが人生は突然に終わる

川の如くに

 

自分は流れ流れてここにいる

これまで多くの人と関わり

これからも多くの人と混ざり合うだろう

時代という大きな流れに飲み込まれても

ただ一筋の流れとして

煌めいていたい

人々に潤いや慰めを与えたい

自分らしく一日一日を流れて行こう

川の如くに