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2013年4月

2013年4月27日 08:04

山田辰美 日々のまなざし

4月27日OA 嵐の後

嵐の後

 

 

嵐の吹き荒れた後の空は

とてもきれいだよ

平安な心にたどり着くために

たくさんの苦難が必要なんだね

 

嵐に耐えた樹木には

力強い根張りが育つ

強い人になるためには

たくさんの挫折が必要なんだよ

 

嵐の過ぎ去った後に

柔らかな花びらを広げる可憐な花

優しい人になるには

幾度もの哀しい想いが必要なのかな

 

安心していいよ

過ぎ去らない嵐などないから

 

2013年4月18日 20:57

山田辰美 日々のまなざし

4月20日OA 歌が好き

歌が好き

  

写真の中のお前は

およだをいっぱい流してる

風が大好きだった

1歳になると音楽に合わせて踊りだした

眩しいほどにあどけない

そのきらめきは

写真なんかじゃ残せない

 

音楽が流れると

全身でリズムを刻む

歌に合わせて

大きくうなずきながら

節毎に声を出したね

いつの間に切れ切れの言葉を

メロディに載せている

今はもう、ひとりで歌えるんだ

 

お前は楽しく生きていけるよ

「ぞうさん」も「アイアイ」も「散歩」も

お前の心とともにあるからね

歌を忘れたカナリアの

哀しさなんて知らない方がいい

寂しさなんかいらないよ

 

おはようの挨拶も

はーいのお返事もできるよ

いないないばあやにらめっこのあっぷんぷん

ジャンケンポンだってできるんだ

お前の人に向かう力はすごいよ

いつかきっと知るんだね

みんなで歌う喜びを

 

2013年4月13日 08:27

山田辰美 日々のまなざし

4月13日OA 巣立ち

巣立ち

 

 

ある日突然殻に籠もって

夢を枕に眠り続けた

 

ずいぶん長いこと夢の中にいた気がする

ミイラのような殻の中で

時折体を揺すりながら

吹き付ける風が柔らかくなった

だから

そろそろ目をさまそうと思っていた

 

背中が縦に割れて

窮屈な殻からやっとこさ出てきた体には

鮮やかな模様のついた大きな羽があった

新しいスーツもネクタイもまだ

馴染まないけど

背筋を伸ばして羽ばたかなければ

 

友だちが笑っている

大人になったの

夢をむさぼっていた幼い体を

あちこちに脱ぎ散らかしていたのに

 

お母さんも大変だよね

私は次の風に乗って

巣立ちます

 

夢に抱かれるのではなく

新しい夢をつかむために