メニュー

検索

土曜はごきげん土曜はごきげん

NOW ON AIR

2013年1月

2013年1月30日 16:41

山田辰美 日々のまなざし

1月26日OA 春風のよう

春風のよう    

 

(爺バカだから言うんじゃじゃないよ

やっぱり、お前は天使だ

幸せを運ぶ天使だ)

 

戸を空けると駆けてくる

目を合わせると晴々と微笑む

お前が笑うと

僕の心の中に湧き出す

あったかいものが

 

お前が笑うと花がぱっと咲くよ

優しい気持ちがはじけて開く

幸せの花は

パパやママだけじゃなく

お店のじいじやばあばにも

犬や山羊にまで届けられる

 

お前は春風のようだ

色あせた風景に花を溢れさせる

駆け回りながら花をこぼす

みんなの顔がぱっと明るくなるよ

春が来たようだ

 

お前の無邪気な好奇心は底抜けだ

何にでも手を伸ばす

何でも口に入れる

狼に微笑みかける赤ずきんのように

お前のことを心配してる

災いに飲み込まれやしないかと

その笑みが曇らないかと

大粒の涙がこぼれないかと

 

お前の楽しい声がが空に溶けて

花の咲きこぼれる季節が来るよ

お前が歩いた後には

あちこちに笑顔が咲きそろうよ

2013年1月30日 16:37

山田辰美 日々のまなざし

1月19日OA 隣の爺

隣の爺

 

民話に登場する隣の爺さん

花咲か爺では殿様の怒りをかった

瘤取り爺では人の瘤までつけられた

鼠浄土でも猿地蔵でもひどい目にあった

決まって隣人の福をねたみ

猿まねして

惨めな想いをするのが落ちだ

 

良い爺さんは善を成して報われる

隣の爺さんは卑怯な真似をして

案の定、因果応報の報いだ

善悪の区別は明快

それが民話の世界だから

隣にだけ訪れる幸運の不合理に

自分の不運さに怒りを覚える

やり切れない哀しみに陥る隣の爺さん

 

羨望や嫉妬はみぐるしいかい

富が偏在する現代社会だよ

ひどい収奪がまかり通る不公平な時代だ

隣の爺さんが巷に溢れているぞ

 

優しさと意地悪な想い

善悪二様なこころが渦巻く

それが人間じゃないのか

 

お前じゃないのか、隣の爺さんは

持てる者がうらやましい

人の不幸に密かにほくそえむ

いじけて苦い想いを味わっただろ

悪人としてお仕置きを食う無様さを

お前は他人事と笑えるのかい

 

2013年1月12日 07:13

山田辰美 日々のまなざし

1月12日OA 初日の出

初日の出

 

夜の重いとばりが静かに静かに動き出した

海と空の裂け目からゆっくりと光明が溶け出していく

淡い朝焼けが新しい一日のページを開いて行くのだ

茜色のフットライトが雲を照らし出す

舞台の整った東の水平線から

やがて神々しい煌めきが現れる

初日の出だ

 

元日の始まりがドラマティックであること

そのことがうれしい

思わず合掌し祈ってしまうのはどうしてだろう

日の本の国に生まれし者の習性なのか

いいや太陽信仰を越えて

この想いはもはや大和民族だけのものではない

地球上のエネルギー全ての拠り所であるお日様

風を起こし、雨を降らし、大地を造形する力

灯を灯し、車を動かし、食を与えるもの

その根源が唯一無二の存在、お日様だ

 

元旦の日の出は特別なもの

翌日の日の出はただの朝日にすぎぬ

そこが日本人のこだわり

それでもいい

この世界の奇跡に感謝し

祈りを捧ぐ心は

この星の理に近づくことだ

 

朝日や夕陽を愛でる心を忘れない

草木を育て花を咲かせるお日様の恵みを讃えたい

嵐も豪雨も感謝の気持ちで受け入れる

与えられた命を精一杯生きる

そんな一年にしよう

 

 

 

2013年1月 5日 08:01

山田辰美 日々のまなざし

1月5日OA どこまで行くの

どこまで行くの                    (1歳5ヶ月)

 

ママの手をすり抜けて

歩く 歩く

どこまで行くの

おりこうさんに座ってなんかいないよ

止める声もきかずすたすた歩く

 

ガラス戸や障子戸を引いて

歩く 歩く

あの部屋この部屋何があるかな

慌てるママをしり目に

家中を駆け抜ける

階段だってあがれるんだよ

 

はいはいから一気に世界が広がった

行く先は気分次第?足次第?

倒れても平気だね

ひとりで起き上がれるんだ

自分の足でどこにでも行けるのが

うれしいんだね

 

お外にはいろんなものがあるよ

風は冷たいけど楽しいな

どこまで行ってもドアはない

おんぶやだっこより

あんよが好きなんだ

自分の想いでどこにでもいけるのが

うれしいんだね

 

世界はどこまで続いてるのかな

何をみつけたの

カラスの真似して

手をぱたぱた駆けだした

おしめの大きなおしりじゃ、お空は飛べないよ

でもいつか

広い世界を飛び回るんだね、きっと