メニュー

検索

土曜はごきげん土曜はごきげん

NOW ON AIR

2012年11月

2012年11月24日 07:59

山田辰美 日々のまなざし

11月24日OA 子どもが変だ

子どもが変だ

 

 

自然が変だ

守らなくては危ないという思いで活動した

日本人が豊かさを求めてひた走ったおよそ50年の間に

大切なものをたくさん失った

生き物たちのにぎわい、

鮮やかに巡る季節

ふるさとならではの景観

失ってしまうにはあまりに惜しい

気が付くと自然保護に熱中していた

 

子どもが変だ

へなへなに腑抜けてやがる

そのくせ、ため口で生意気

無邪気な感動はどうした

子どもらしい目の輝きはどこへ行った

世界が分かったつもりでいるのかい

無垢な驚きやのめり込みを取り戻せよ

不思議や生き物に対する感動や興味はこんなものかい

 

やっぱり子どもが変だ

真っ直ぐに立てず大人にもたれ掛る甘えた奴が目立つ

大人しいだけで無気力、心を動かさないしらけた子ども

軟弱でへなちょこ、

そのくせ減らず口をたたく小賢しいガキ

 

歪んだ大衆社会の中で

子どもらしさが

 

のびのびとしたパワーが奪われてしまった

何とかしないとろくな大人にならない

気が付くと環境教育にのめりこんでいた

 

子どもらよ野山を駆け巡れ

不思議や生き物を見つけ出せ

仲間と体を張って遊べ

腹を減らせ、飢えよ

そして存分に食え

へとへとになって泥のように眠れ

 

奴らが興味津々で前のめりになって

無邪気に目を見張る表情はいいな

挑戦したくてうずうずしてやがる

眉が上がった顔はあほ面で河童のようだけど

命やふるさとに向けた眼差しはきらきら輝いている

自然大好き

不思議大好き

ふるさと大好き

ふるさとに根を張り、

好奇心を全開にして、

逞しく育っていけ

 

 

 

2012年11月17日 08:23

山田辰美 日々のまなざし

11月17日OA ティンク

ティンク

 

妖精は活き活きときらめいている

燃えるような一途な心で飛び回る

こぼれ落ちるきらめきは

夢を信じる者に勇気を与える

 

妖精の体は小さいから

たくさんの想いを抱えることができない

ひとつの想いにとらわれて

毎日を過ごしている

ピーターを好きという

想いだけで

身も心もいっぱいだ

 

人の気持ちは思うに任せない

想いがとげられないと

むくれてしまう

ジェラシーの炎で身を焦がす

 

愛されることが元気の元

愛する気持ちできらめいている

2012年11月 3日 07:45

山田辰美 日々のまなざし

11月3日OA もったいない

もったいない

 

物が豊穣に溢れる世界では伝わらない概念

貴重な資源を有意義に使う日本の心

古くて新しい生活哲学

それが「もったいない」

 

森からもらった土を耕し、水を引き

行く度も手をかけた末に収穫するおこめ

それでも豊凶はお天気次第だから、百姓は祈りを忘れない

日本人の主食はおいしい

藁やもみ殻、糠までも活かしきる

藁しべ一本で長者になったお話が伝えられる国

ご飯を残すのは「もったいない」

 

物の本体を表す勿体という言葉

重々しく尊大な様を表している

「もったいない」は畏れ多い、かたじけない

さらに、無駄にするのが惜しいの意味

「もったいない」の表は物的・経済的損失を惜しむ気持ち

裏には物やそれを作った人への感謝の気持ち、

無駄にした時の慙愧の嘆きがある

 

お蚕や綿を育てて得た繊維を紡いだ糸

糸を織りあげた布から丹精込めて着物ができる

縫い糸をほどけば元の反物に戻る

仕立て直されて親から子へと伝えられる

染め直され鮮やかさが蘇る

破れても擦り切れても、修繕し

端切れとなっても、雑巾やお手玉になるまで使い切る

活かし切らなければ「もったいない」

 

価値あるものを無にすることは無念だ「もったいない」

手間や時間をかけて物を作る日本人

気持ちを込めて作り上げられた物たち

慈しみ育まれた命たち

これらを大切にしないと申し訳ない「もったいない」

無駄にしたらやりきれない、情けない「もったいない」