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2012年9月

2012年9月29日 07:55

山田辰美 日々のまなざし

9月29日OA 木に登ってごらん

木に登ってごらん

 

木に登ってごらん

いつもより高いところから見渡すと

見慣れたはずの風景が違ってくる

心がほぐれると

ずっと遠くまで見えてきて

おおらかな気分になる

普段、狭い世界しか見ていなかったことに

気付くはずだ

 

草むらに腰を下ろしてごらん

視線を下げて

大地に視線を下げてみるだけで

不思議な世界が見えてくる

小さな声や賑わいが聞こえてくる

小さくても大切なことに

気付くかもしれない

 

自分の居場所を変えてみてごらん

ちょっと遠回りでも

いつもと違った道を歩いてみるだけで

たくさんの初めてと出会う

新しい発見がうれしい

初めての光

初めての風

新しい自分が見えてくるかもしれないよ

 

2012年9月22日 00:07

山田辰美 日々のまなざし

9月22日OA 学校のメダカ達

学校のメダカ達

 

メダカの学校はどこ

寄り添い群れ泳ぐメダカ達はどこにいる

そうっと覗いてみてごらん

そうっと覗いてみてごらん

田植えをした後の田んぼ

日当たりの良いため池

流れの緩やかな小川

みんなでつうい、つういと泳いでる

 

学校の教室に置かれた

ガラス水槽の中のメダカは

小競り合いを始めてる

大きなメダカが小さなメダカをつつきまわす

里の水辺で仲良く寄り添うメダカ達が

狭い水槽に閉じ込められると

なぜか始まる争い

 

意地悪メダカを水槽から出してしまおう

しばらくすると他のメダカが攻撃を始める

なぜだろう

メダカも子どもも仲間と群れたがるのに

怒りの感情を発生させるのは何だろう

置かれた環境が争いを産むのかな

 

今の学校は子どもにとって閉ざされた水槽なのか

それなら広い野山に解き放とう

学校という世界から子ども達を引っ張り出して

広々とした空の下、自然の世界に解き放とうよ

やがて仲間外れも陰湿ないじめもなく

元気な子どもの群が野山を駆け廻るだろう

2012年9月15日 08:06

山田辰美 日々のまなざし

9月15日OA 命の海

 命の海

 

湾の奥に広がる穏やかな海

波も風も静かだ

ゆっくり呼吸して

広い海に体と心をゆだねてごらん

 

海の世界へようこそ

ゆらゆらと海に漂い

力を抜いて海と一体となる

落ち着いたら

水中に目を凝らしてごらん

 

海中に展開している

息をのむような不思議な世界

岸辺からすぐの場所に

生き物に満ちた驚異の世界が広がっている

いきなり無数の小魚の群に包まれて

驚いたかい

 

海はいつでも僕らを歓迎している

極彩色のベラはダンスを踊る

瑠璃色のスズメダイは群れて岩場を廻る

岩陰にひしめいているのがムラサキウニ

イソギンチャクは見えない流れに触手を揺らしている

鏡のような体色で海にとけ込む魚の群が行き過ぎる

 

目を見張る生き物の織り成す世界

海はなんて個性的な命を抱えているんだ

ずっと昔からそうだった

これからもずっとそうだろう

そこは陸上生物の遠いふるさと

僕らの体内を巡る血潮は昔の海水だった

 

海に溶けあって

海の豊かさを体感することは

この星の神秘と自分の命に出会うこと

2012年9月 8日 08:01

山田辰美 日々のまなざし

9月8日OA ハンカチ

ハンカチ

 

疲れた

へとへとだ

ぼろ雑巾のようだ

 

無我夢中になって取り組んだ

出来の如何については

自信はないが

めいっぱいやった

評価なんて気にしていない

存分にやるだけだ

 

やれることはやり切った

人のために良く働いた

喜んでくれることがうれしい

やりがいを感じる

心地よい疲れだ

 

ポケットから取り出したハンカチは

くしゃくしゃになっている

手を拭き、汗をぬぐっているうちに

折り目も輝きも失っている

開いた花が萎れるように

くったりとうずくまるハンカチ

 

お疲れ様

お前もやり切った

手洗いしてアイロンをかければ

しゃきっとしたお前に蘇る

 

お風呂とビールで

俺もやる気が蘇る

お疲れ様って

2012年9月 1日 07:56

山田辰美 日々のまなざし

9月1日OA 小さな勇気

小さな勇気

 

一粒の小さな種を見て

豊かな稔りを 想像できないように

あどけない赤子に

荒れ野を開拓する力強さを期待できないように

悲惨な今日が希望に満ちた未来へと

繋がることが信じられないだろう

 

私たちの予想をはるかに超えて

世界はダイナミックに動いて行く

 

幾つもの奇跡がこの世界を作って来た

愛し合ったふたりから新しい命が生まれること

新しい命が光となって辺りを明るくすること

 

信じあえる仲間の絆が信頼の渦となって

次々に仲間を巻き込み大きな輪になること

たとえ意気地なしや弱虫でも小さな勇気を持ち寄れば

大きなうねりとなって不正に立ち向かえること

 

同じ夢をみんなが見ることで、社会や時代の価値観を創り出すこと

何もせずに、評論家を気取っていても何も変わらない

私たちは時代の当事者なのだ

明日の社会を作るのは自分たちなのだ

楽天的でもなく、悲観的でもなく

今の自分たちの選択した小さな一歩から、

明日が作られていくに気付こう