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2012年1月

2012年1月27日 16:41

山田辰美 日々のまなざし

1月28日OA すごい奴

すごい奴  (柏原2012箱根)

 

いるんだね

期待を一身に受けて

逃げもせず

言い訳もせず

プレッシャーに自ら挑んでいく

そんな奴がいるんだね

 

あえぎあえぎ首を振り

苦しみぬいて

厳しい坂道を攻めていく

追い抜くべきライバル校はもはやいない

去年の自分と競っているのか

過酷な状況の中で

もてる力を存分に発揮する

濃紺の風は自分と向き合い疾走する

 

今日の走りに至るまで

幾つものレースがあった

スランプの底であえいだこともあった

どれだけ練習に汗を流しただろう

どれだけ苦悩の涙を流しただろう

何を背負って走るのか

母校の誇り、出身地福島の期待

それとも自分の誓い

君はあえぎあえぎ坂を攻め

ひたすらに時間差を広げ

そのまま往路のテープを切った

 

いるんだね

さわやかに

さりげなく

やり遂げるすごい奴が

2012年1月20日 22:16

山田辰美 日々のまなざし

1月21日OA 太陽

太陽

 

太陽の光は

地上の全ての物に無差別に

その慈愛を平等に与え

全ての物たちを生かしている

 

誰に対しても

分け隔てしない

それが自然の恵み

 

太陽の光は

人を温かく照らす

人を冷徹に非難しない

無言で進むべき道を示す

 

自分自身を振り返ると

つまらぬ恨みやこだわりに囚われている

この心の曇りを取り除けば

やがて日の光が

雲間から差し込んで

光に包まれるだろう

 

太陽の心をもてば

清々しくのびやかに

自分の善意を

自分のやさしさを

素直に発揮できるだろう

2012年1月14日 09:08

山田辰美 日々のまなざし

1月14日OA 自分を信じる勇気

自分を信じる勇気

 

飼いならされた像がロープで杭につながれている

杭など訳なく抜く力があるのに何もしない

 

像は子どものころからつながれていた

小さかったので力がなく、

あがいても逃げ出すことはできなかった

 

像は大きくりっぱに育ったのに

思い込みにとらわれ続けている

自分には大した力はないと思い込んでいる

 

打ちのめされた悔しさや失敗の惨めさは

挑戦する勇気を奪ってしまう

 

ある人は自ら限界を設けて

本来の力を発揮できずにいるのだ

 

いつまでもあの時の君じゃない

昔はできなかったけれど

今はできるかもしれない

 

憧れや目標に向かって踏み出すために

自分を信じることから始めよう

2012年1月 5日 17:25

山田辰美 日々のまなざし

1月7日OA 災厄を乗り越えて若者は育つ

災厄を乗り越えて若者は育つ

 

未曾有の大震災

想定外の大津波

福島第一原発の失態

私たちの文明は試練の時を迎えたのだ

メディアを通して伝えられる惨憺たる状況

家を流され親族を探しさまよう人の群れ

寒さと飢えに震える人々

悲惨な状況を伝える報道がメディアを支配し

お笑いやスポーツなどの娯楽番組は影をひそめた

それでも何の実感も危機感もないまま

享楽を求めて無邪気にじゃれ合う若者たち

東海地震の恐怖を抱える私達にとって、

それは決して他人ごとではないのに

 

子どもは自立し

やがて社会を担っていく

若者に社会形成者としての自覚があるだろうか

平和で豊かな社会は自動的に与えられるのではなく

多くの努力と奉仕によって、手に入れるものだよ

みんなが大切な判断を見誤ると、

そのつけが近未来の社会を襲う

これまでの歴史がそうだったように

 

愛する郷土や日本の未来は

君たち若者に委ねられている

次世代の担い手となる青少年たちよ

大人はそんな風に君たちを育ててきただろうか

そして、君たちにその覚悟はあるだろうか

 

災厄は人を試すと言われる

日本は試練の時を迎えた

人々は苦しみに耐え、希望を忘れずに生きている

世界中の人々は日本を高く評価した

「秩序ある日本人」

「我慢強い日本人」

「モラルの高い日本人」というもの

日本人として胸を張りたいが、

身近な若者の能天気な振る舞いが気になる

青少年よ、目覚めて欲しい

果たすべき役割に気付くのだ

日本の再建に向けて頼られる人になろう

まずはこの国の望ましい姿を想像するのだ

 

今こそ、身近な自然や生活を見つめなおし、

この国の未来に対して

自分の意見を持つべきだ

大丈夫だよ

災厄を乗り越えて若者は育つのだから