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2011年10月

2011年10月27日 19:31

山田辰美 日々のまなざし

10月29日OA 読書

読書

 

 

現代は情報化時代だ

獲得する情報の質と量が

自分の思考の深さを決めるという

そのために読書はどれだけ役立つだろうか

読書のだいご味はそんなところにあるのではない

 

本を開くのをやめられないのは

読むことが考えることに限りなく近いからだ

思考の回路をフレッシュにして

身体の血だけでなく

頭の知のめぐりを良くするのだ

 

本はある有能な人間が深く思考した成果である

本の中には知識や情報の他に

思考する過程が息づきとして感じる

書き手の呼吸や鼓動が伝わってくるのだ

その時、自分の魂は著者に魅かれている

書き手のメッセージや感動が

私の心になだれ込んでくる

それは気が付くと自分自身の思想や感性の

一部分となって行くんだよ

 

臆病な人も読書においては大胆になるべきだ

伝染病を恐れるように頑なに避けることはない

自分と異質な思想に感染することを恐がらない

むやみやたら、無差別に本を手に取れとは言わない

時には見知らぬ分野の本も開いてみよう

冒険をするんだ

迷子になりそうになったら本を閉じたらいい

思考は異境の地で育つことを忘れるな

 

異境の地を旅したことのない人生は

素寒貧(すかんぴん)な人生だ

異境の地へ旅する読書は

新しい自分を発見する旅だ

様々な人生を生きる胸ときめく旅だ

 

2011年10月27日 19:28

山田辰美 日々のまなざし

10月22日OA 古民家

古民家

 

 

隙間風の入る窓ガラス

かまどの煙に黒くいぶされた壁や柱

根元が曲がった太い梁ががっしりと

お勝手(台所)とこの部屋を仕切っている

柱にはデビュー当時ののりピーのシール

ここに家族の笑いや生活の音が響いていた

 

古い土壁は傷んでいないのに

合板のベニヤは雨漏りのせいで

べかべかに波打っている

がらんどうの仏壇のくすんだ漆や立派な透かし彫り

ご先祖の仏様も引越しされ、主を失ったままだ

ほの暗い納戸部屋に大きなアシダカグモがいた

でこぼこな土間に転がるざるや升

人が澄まなくなって10年以上が経った

2011年10月14日 20:45

山田辰美 日々のまなざし

10月15日OA 星空

星空

 

  

今日の夜空は薄曇り

ぼんやりと星座が見え隠れしている

でも毎晩現れるその場所に

いつもの星はあるにちがいない

 

晴れの日も

雨の日も

曇りの日も

あるんだよ

 

進むべき道が見えなくなったら

目を閉じて

静かに

心を向ければ

きっと見えてくる

 

心を覆っていた雲も

やがて風に流され散っていく

こがれた星々はそこにきっときらめいている

 

答はいつも自分の中にあるんだよ

 

 

2011年10月 7日 10:30

山田辰美 日々のまなざし

10月8日OA 窓を開けよう

窓を開けよう

 

 

窓を開けよう

思いっきり

あの部屋もこの部屋も

全部開けよう

部屋を仕切っている障子もドアも

みんな開けよう

 

するとたちまち

風が駆け抜けていく

部屋の中のよどんだ空気を

一瞬で吹き飛ばしてくれる

 

なんとなく疲れて

考えが行き詰った時には

窓を開けて風を入れよう

 

気持ちがだれて、しゃんとしない日は

憂鬱な気分を吹き払いたい

そうだ、窓を開けよう